私の同僚に利益を独り占めにしようとする人がいます !!
それで、メロンちゃんは、その人との関係はどうですか?
私は第一印象が良かったんですが、今は距離を取っています !!
こんにちは、Greenです。今回は人間は三つのタイプに分けることができとういう「GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代」の本の内容を紹介します。
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍
- 作者: アダム・グラント
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2014/03/04
- メディア: Kindle版
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3つのタイプ
- ギバー → ギバーとは人に惜しみなく与える人
- テイカー → 真っ先に自分の利益を優先させる人
- マッチャー → 損得のバランスを考える人
この3タイプです。
この3タイプ、どのタイプの人が最も成功するでしょうか?
ここでいう成功とは、 裕福な暮らしができたり、 人間関係に恵まれて、幸せな人生を送るということです。
もちろん答えはギバーです。
反対に最も惨めな生活を送ってしまうタイプはどのタイプでしょう?
こちらもギバーです。
これは著者のアダムグラント博士が、 10年かけて調査して研究した結果によって明かされた科学的な事実です。
なぜこのような結果になったのでしょうか?
まずはテイカーから見ていきます。
テイカーは自己利益が最大の関心ごとであり、 他社利益には興味がないというタイプの人達です。
そうすると、彼らが一番利益を独り占めする感じにならないでしょうか。
しかし現実はそうではなくて、 その理由というのはマッチャーがいるからなのです。
このマッチャーのタイプの人達は、与えられれば、与え返します。やられたら、やり返す人たちのタイプなんです。
だけど、自らは最初のアクションを積極的に起こさないタイプの人達です。
マッチャーにとって、最も許せないことは、何かといえば、 与えられれば、与えられる話のテイカーの存在なんです。
マッチャーは、その信念によって、テイカーに仕返しをするんです。
とはいえ、 マッチャーは最初の行動を起こしません。 相手の行動によって、 態度を変える戦略を取るので、 意思決定のスピードがすごく遅いんです。
結果的に最も成功している人にはなりません。
自己利益への関心
最後にギバーについてなんですが、 ギバーには二つのタイプがいます。
最も成功するタイプのギバーと、逆に最も成功から離れた惨めな ギバーが存在します。
どっちのギバーはも他者志向ではあるんですが、 成功するギバーと、失敗するギバーの大きな違いは、 自己利益への関心があるかどうかで決まってきます。
成功するギバーは、他者志向でもあり、 なおかつ、自己利益にも関心を寄せることができます。
一方で自己犠牲的なギバーは、 こっちは失敗するギバーなんですけれども、他社利益を優先してしまって、自己利益を後回しに考えるんです。
従って、テイカーによって、搾取されがちなんです。
成功するギバー
成功するギバーの特徴について見ていきます。
結論からいえば、成功するギバーの最大の特徴は、 常に win-win の関係を目指し、 例えば具体的な話として、 自分ともう一人のパートナーの2人で何かの仕事を達成した場合を考えます。
全体で利益が10%ある場合、 テイカーの人は、 その中のうち9とか10を持って行こうとするんです。
マッチャーの人は、5ずつ分け合おうとします。 そして自己犠牲的なギバーは、 自分は1とか2を受け取って、 パートナーに大部分を譲ろうとしてしまって、消耗していきます。
最後に成功するギバーについてなんですが、 彼らがどうするかといえば、 どうにか協力して、 この10というパイをどうにか大きくできないかと常に必死に考えるんです。
(パイとは分けあうべき利益などの全体。また、分け前。)
つまり二人の長所をもっと活かして、 パイを10にするのではなくて、20を目指すんです。
その上で協力してくれて、本当にありがとう。 君がいなければ 、こんな成果は得られなかった。
その20のうちの8ぐらいを自分が受け取って、 残りの12をパートナーに 受け取ってもらうというような行動を取るのが成功するギバーなんです 。
つまり何を言いたいかと言えば、 どんな人のもとに、人が集まるかということです。
どこに人が集まる
成功するギバーの人のもとには、たくさんの人が集まるんです。
そして自分のこのことを好んでくれるたくさんの人の中から、 たくさんの集まってくれた 人の中から、 自分と同じ ような成功する スタンスや 考えを持った人と 良好な人間関係を築いていくことで、 彼らは成功していくんです。
パイを大きくして win-win を目指す人たちは、 いわゆる、類は友を呼ぶみたいな感じです。
集まって自分たちのパイを、50でも100でも1000にでもしようとする人たちなんです。
返報性の原理 マラソンでは効果絶大
彼らは成功しますよね、チャンスは全てギブから生まれるんです。
短いスパンで見れば、確かにテイカーの人たちは 、利益を多く分取りますが、 長い目で見れば、 ギバーが得をするということなんです。
人間には返報性の原理というのがありまして、 与えられれば、何かをお返ししたくなるようにできているんです。
人間は1個体としてはとても弱い存在なので、 他の個体と協力をして、 何万年も絶滅せずに繁栄することができてきました。
その過程の中で、 コミュニティでの人間関係を良好に保ち、 生き残ってこれたのが、私たちの先祖にあたります。
大半の人は、この返報性の原理に当てはまっていて、 与えられたら、何かお返しをしたくなるようにできているんです。
つまりギバーは100 M 走では意味はないですが、 マラソンでは効果絶大ということができます。
もちろん私たちの人生は、100 M 走ではなくてマラソンですよね。
著者によると1人1タイプではなくて 、テイカー、マッチャー、ギバー という三つのタイプは、 必ずしも1人の人間が1つのタイプを持っているということではないんです 。
その人の置かれた状況や役割によって、タイプが変化するんです。
例えば家族や親しい人と一緒にいれば、自分はギバーになりますし、 職場ではマッチャーになるという感じです。
結局はどの人間関係でも繋がっているので、 いつなんどきでも、ギバーになる方が良いですね。
第一印象
第一印象についての話もすごく面白いんですが、 第一印象が良いのは、 この三つのタイプのうち、どのタイプだと思いますか?
実はこれは、テイカーの人たちらしいんです。 テイカーの人たちは、 部下に対しては、非常に支配的になるんですが、 上司に対しては、非常に従順で、恭しい態度をとるんです。
有力者と接する時は、テイカーはまさにペテン師です。 そのため有力者はテイカーに好印象を抱きます。
ドイツの心理学者のトリオさんによれば、初対面で一番好印象を持たれるのは、 権利意識が強く、 人を利用したり、操作したりする傾向のある人ですね。
SNS のアイコン
テイカーを見分ける方法は、 SMS のアイコンを見ることによって、テイカーを見分けられることがあるかもしれないんです。
その方法というのが、 SMS のアイコンで、 自撮りの写真をアイコンに設定しており、 かつその画角に対して、顔の比率が大きければ大きいほど、 テイカーの割合が高いという研究結果が出ています。
まとめ
自分さえよければ良いと思う人は、 結局成功しないんです。
成功するギバーの特徴というのは、 常に win-win の関係を目指して、パイを大きくすることを 目指す人たちのことです。
自分はギバーだったから成功できたと思うと言っていた人がいたんですが、決して計算してギブするのは 、よくないんですね。
計算してギブするのはだめです。
人というのは、直感でそういうのが分かります。 本物のギブ、心の底からギブをすれば、 ちゃんと相手の心に伝わりますから、 ちゃんと相手の心に伝わります。大丈夫なんです。
本物の ギブ を受け取ったという人は、自分の心の中にずっと残り続けて、 その人というのは何か自分に良い情報をくれたりします。
長い目で見れば、そういうことをしてくれるから、チャンスが多くの舞い込んで来るんです。
いかがでしたでしょうか、単純にギバーの方が、自分の 人生が楽しく楽しく送れると思うんです。
まだ紹介していない部分がたくさんあるので是非読んでみてください。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。