私、仕事帰りの電車の中で、高齢者の方が席を譲れと、怒鳴りつけてる光景を見たんです!!
皆さんは、コンビニ、飲食店で突然キレだす高齢者の方を見かけたことはないですか。
こんにちは、Greenです。今回は今なぜ高齢者の怒りが爆発するのか、3つのポイントで考えていきます!!
私は傍聴裁判によく行くのですが、高齢者による犯罪が目立ちます。
高齢者による犯罪が20年前と比べると4倍になっているデータも有ります。
2025年には、国民の3人に1人が65歳以上になるといわれています。
その高齢者の方がなぜ怒りを我慢できないのでしょうか。
アンケート調査によりますと年齢とともに感情のコントロールが難しくなっているという人が3割に達しているんです。
怒りの背景
年を重ねるにつれて「怒り」のコントロールが難しくなる現象は実は脳科学者の間では、以前から自然なこととされています。
「怒り」の感情は、脳の「大脳辺縁系」というところで作られます。
その「怒り」を抑制する役目を果たすのが、「前頭葉」です。
ところが前頭葉は、年齢とともに機能が低下することがあります。
怒りを抑える力が弱まり、感情が制御できなくなるというのです。
知らない間に『前頭葉』の働きが衰えて、感情の抑制ができなくなっています。 “脳は知らない間に衰えている”、これを自覚することがとても大切です。!!
脳梗塞を患った場合は脳の血管が詰まってその先の組織に酸素や栄養が届かず、脳神経細胞が死んでしまう。そのせいで感情や衝動を抑制できなくなります、これを「脱抑制」と言います。
脱抑制とは、「状況に対する反応としての衝動や感情を抑えることが不能になった状態」のことを指す。 すなわち、患者は外的な刺激に対して衝動的に反応したり、内的な欲求を制御することができず本能のおもむくままに行動したりする。
前頭側頭型認知症の初期の可能性もあります!!
人生の節目
専門家は、退職などでこれまでの人間関係が大きく変わる時に怒りを感じやすくなると指摘します。
(退職後は)年功序列が崩れてきて能力主義ということなので、高齢者が昔、年上の人に接していたやり方を、今の若者たちはやってくれないと思ってしまう。
なぜ自分がやってきたように接してくれないのか。
過去と現在のミスマッチ、糸の引っ張り合いが起きているから、(高齢者は)非常に不安定な状況に置かれているといえるのではないでしょうか。
家庭内の権威低下
女性の立場が弱く、男性に逆らうことが困難であった時代には、理不尽かつ無愛想で、家事などしない夫にも、仕方なく耐えていた妻が、今は黙っていない。熟年離婚で放り出される者、家族に相手にされず、有り余る時間を一人持て余す者があふれてい
顧客本位主義
感情労働が営業上有効と気づいた企業は、職員に「お客様の王様扱い」を強制します。この結果顧客が感情労働を当然視し、尊敬を強要する心理が広まります。また、すべての人が王様になるなら、すべての人が召使にもなることに注意が必要です。顧客の立場で王様の扱いを要求する一方、自分が働く際は、召使の感情労働を強いられます。この振り幅を繰り返すうち、心が金属疲労を起こします。プライド過剰な高齢者では、特にストレスが大きく、時に心が破断します。
60才を過ぎても、スポーツをする人は多いですね、つまり体力があって、前頭葉の老化が始まってる人が、攻撃性が増すことは、簡単に想像できます、気がつけば、暴力や犯罪の危険性もあります!!
まとめ
さてこれらが組み合わさるとどうか。体力はあって、職場にも家庭にも自己肯定の場がない高齢男性が、感情労働の蔓延する世界を彷徨します。高齢者の抱える「満たされぬプライド」の程度が、一世代前に比べ、格段に高いことは想像に難くないんです。かくて赤の他人に無理やり敬意を要求し、態度が許せない、と言ってキレることになるんです。
カッとなった時、『6秒待つ』のが大事だということです。 この6秒という時間は、前頭葉が怒りを抑制するのに必要な時間としていて、この時間を過ぎると、怒りがある程度収まるとされているんです。 老いも若きも、怒りすぎてもいいことはありません。 怒りすぎには皆さんご注意ください。!!
(参考文献:クローズアップ現代、東洋経済)
以前に記事にしたことのある、アンガーマネジメントです、読んでみて下さい!!
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