人生で一番大切なのは、「今ここ」をどう生きるかなんだよ。
この星に生まれてきたなら、最高に楽しく生きようね。
あなたの中に神がいる、私の中にも神がいる
はなゑ どうせ、全て神様はお見通し、っていうとさ、一人さん。
神様って上の方から自分を見てるって、みんな思っちゃうと思うのね。
一人さん そうか、そうかもな。
あのな、嘘をついて他人をだまくらかすことはできるけど、人には良心というものがある。
この良心は絶対、騙せないんだよ。
試しに、君、嘘をつき通してみな。
良心が出てきて、君の胸が苦しくなってくるから。
それが、自分の中に神がいる証だよ。
みんなの中に神がいる。
この神を、内神と言うんだけど。
この内神を、本当の自分、分魂、真我、超意識と呼ぶこともある。
で、自分の運勢も何も、自分の中にいる、この神が決めるんだよ。
今の話、分かりづらいか？
いや、分かんなくても、そうなんだよ。
あなたの中に、神がいる。
だから時々、人ってね、自分が弱いなと思った時にね。
「真実を知ると強くなる」
って、聖書の中の言葉があるんだけど。
どうせ、お腹ん中まで、全部見透かされてんだよな、内神に。
そのことが分かると内神、悪いことを考えたり、人をいじめたりだとか、悪い行いはしなくなるもんだよ。
だって、あなたの中の神はあなたのすべてをいつも見ていて、そのことで、あなたの未来や運勢が決まってくるんだからな。
いや、分かんなくてもいいんだよ、そうなんだから。
愛弟子S 一人さん、あの、一つ、質問があるんですけど、いいですか？
一人さん いいよ、質問って何だい？
愛弟子S 神様には人格がない場合と、ある場合があると思うのですが。
天之御中主様や大日如来、ヤハウェ、要するに、創造主としての絶対神というのは、どっちですか？
はなゑの心の声 えっ、なんで今、内神の話をしているのに、そんな、とんちんかんな質問するのかな？
一人さん んー。この答えを教える前に、みんなに言っておかなきゃいけないな。
まずね、みんなが第一に覚えとかなきゃいけないのは、あんまり不思議なことに近づきすぎちゃだめだよって、ことなんだよ。
今をよりよく生きることが最優先
一人さん 不思議な世界は楽しいから、俺も嫌いではないの。
ただな。人生で一番大切なのは、「今ここ」をどう生きるか・・・・・・そういうことなんだよ。
昔の人はな、太陽が地球の周りを回ってるもんだと、ずっと思っていた。
地球が太陽の周りを回ってることなんて知らなかったけど、そのことで誰も困っていなかったんだよ。
絶対神も、それと同じ。
あの世の事や絶対神のことを知らなかったって、本当は俺たち、全然平気なんだよ。
そのことより、人格を持ってるかどうか、そればっかり考えて仕事が手につかなくなって、挙句の果てに、ノイローゼになったとか。
そっちの方が困るんだよ。
それよりも、俺たちは、今をよりよく生きなきゃなんない。
これをどっか、頭の片隅に置いてもらって。
じゃあ、今から質問の答えを言うからね、いいかい。
宇宙に中心にたった一つ、「大霊」と呼ばれるものがある。
それが、果てしのない宇宙を創造した絶対神。
で、この大霊は「愛と光」の塊と言うか、「愛と光」の海のような存在なんだ。
愛弟子S 「愛と光」の海、ということは、人格がないということなんですか？
はなゑの心の声 まだ、そこにこだわる。
一人さん そうだよ。
だからキリストや釈迦みたいな、人間の形をしてないの。
ただ、この宇宙には「宇宙的正義」というものがある。
宇宙的正義というのは、例えば前世であなたがいいことをすると、あなたにいいことが起こる、来世にね。
前世に悪いことをしてたから、今世、悪いことが起きる。
もし、この宇宙が「無」だとしたら、人間は強けりゃ、何をやったっていい、ということになっちゃうの。
だけど、現実はそうじゃないよな。
やっぱり、愛のある行動とってる人の方が、いい思いをして、だんだん幸せになっていくもんなんだよ。
はなゑ 絶対神が、人格があるかどうか、私には分からないんだけど。
あなたがどう生きるかは、あなたの中の紙がいつも見てるのね。
あなたが「愛と光」として生きているか、いつでも親切で明るく生きてるかどうか。
それを神は見ていて、あなたの波動にちょうどいい人生を作ってくれてるの。
一人さん これから先の千年は魂の時代だから、今も気づいた人から、善に向かうスピードがどんどん加速してるんだ。
だから、これからは、だんだん、だんだん、人殺しも減ってきたり、少しずつ世の中ってよくなっていく。
既に今だって前と比べたら、少しずつ、少しずつ、確実に良くなっているんだよ。
福祉が行き届いていないって話があるみたいだけど、ちょっと前までは、福祉なんか、なかったからね。
はなゑ 今は、病院の受付で保険証を出せば、治療にかかった費用の7割を国が払ってくれるけど、元は保険証とかって、なかった。
一人さん うちのお袋の若い頃やなんかは、全部患者が払っていたし、年金もなかったんだよな。
戦国時代はね、斬られて死んだら終わりだったの。
江戸時代は、殿様が来たら、みんな地面に這いつくばってなきゃいけなかった。
おしんの頃はね、米を作ってる人が米を食えなかっただろ。
だから歴史を勉強したら、世の中が確実に良くなってるって、誰だってわかるんだよ。
それを、実際にことが起きていないのに、勝手に不安な未来を想像してビクビク怯えてるって、おかしいんだよ。
ちゃんと歴史を見てごらん、って。
歴史を見るって、鎌倉幕府は何年にできた、とか、じゃないの。
先人たちは、大変な思いをして生きてきたことがわかればいいの。
こんなことを言うと、おかしいけど、日本という国はホームですでも太ってる国なんだよ。
よその国じゃ普通、餓死者が出たなんて話、今でもザラだよ。
だけど、ちょっと前まで、おしんみたいな人が沢山、この国にいたんだよ。
それが今じゃ、「モテたいから、痩せなきゃ」とかだから。
会社の健康診断で「痩せろ」って言われる人が大多数を占める。
これって、すごいことだよな。
それから、今、神は世界を貧困から救おうとして、まず中国が豊かになったんだけど。
中国って今、人口、何億ぐらいだっけ？
愛弟子一同 13億？ もっとかな？
一人さん ともかく、何送っていう膨大な数の人間が飢えから救われたんだよ、中国は。
そうすると、今度はインドが豊かになって、インドから飢えがなくなる。
だから本当に、少しずつ、少しずつ、良い方へ向かってるんだよ。
それを、悪い方、悪い方に考えて、
「このままいくと、お先真っ暗」
とかって思っちゃう人がいたら、確実にその人は歴史を勉強してない。
上っ面の歴史しか勉強してないんだよ。
いいかい、人類はずっと、だんだん良くなってるの。
こういうとおかしいけど、徳川家康だって、テレビ、見たことないの。
時の将軍、徳川家康だって、扇風機、持ってなかったんだよ。
それが、俺たちは、家にクーラーがあるんだよ。
徳川家康より豊かに暮らしていて、俺達、そのことへの感謝はを忘れてるよな。
あれ？
質問と違う話になってきちゃった。
何を話してたんだっけ？
愛弟子一同 「宇宙的正義」です。
一人さん あぁ、そうだ、そうだ。
この宇宙は、絶対に「無」ではないの。
「無」でないから、「宇宙的正義」というのがある。
その程度、知ってれば十分なんで。
分かったかい？
不思議なことをこれ以上、知ろうとしちゃだめな。
今、この世を生きてる俺達にとって、より重要なのは、この現実のことなの。
一勝一回のこの人生を、どうやったら、よりよく生きられるか・・・・・・。
はなゑ 自分が「愛と光」として生きて、どれぐらい神に近づけるか、ですよね、一人さん。
追伸 人は明かりの灯っているところに集まる
「人の心に灯をともす」という話です。
これは、魅力的な人間になるために必要不可欠なことだと、一人さんはいっています。
もうなくなっちゃったけれど、マザー・テレサって人がいたんだよ。
彼女は、インドの奥地へ入って行って、死ぬ直前の人にも一生懸命尽くす。
その様子を見た人たちは、いつも彼女に、この人たちは助からないのに、どうしてそんなに一生懸命看病するんだ、みたいなことを言うんだよ。
そんなことをしても無駄だって言いたいわけだよね。
でも、彼女は自分のしていることが無駄だとは考えないの。
だけど、死ぬ直前にでも愛情を注いで、その人たちが、
「生まれてきてよかった」って思う。
その気持ちで、魂の故郷へ帰ってもらいたいって、考えていたんだよ。
実際、俺たちは死ぬ3日前の人間を相手にしていないよね。
だったら、今、目の前にいる人に愛を出していこうよ。
それで、人の心に灯をともして行こうよ。
「私には愛はありません」
っていう人もいるけれど、それは違うよ。
俺たち人間は、神様の愛と光でできている。
誰にでも愛はあるの。
ただ、そのことに気づいていないだけなんだよ。
愛を出すって、大したことをするわけじゃないの。
ただ、
「生まれてきてよかったね」って、言いたいよね。
空は青いしね。
花は咲くしね。
適当に雨も降ってくるしね。
俺たちが暮らしているところは最高の場所だよ。
ちょっと前に生まれていたら大変だよ。
爆弾が降ってた。
今じゃ、雨くらいしか降らないじゃないか。
おしんの世界に生まれたら大変。
ここにいる人の半分ぐらいは身売りされていたよ。
だけど、そういう時代にも吉原へ遊びに行っていた奴がいたの。
身売りされるって事は買う人がいることなんだよ。
あながち、全員が悪かったということではないんだよ。
でね、この地球というのは、考え方の違う人間も仲良く暮らせるところなの。
みんな、本当、考え方が違う。
個性も違うの。
それは神様が与えてくれたものだから、良い悪いはないの。
正しいとか、正しくないとかってないの。
だから、
「私は幸せ、あなたも幸せ。よかったね」なの。
でも、そういうことは、自分が幸せだから言えるんだよね。
幸せじゃない人は、なんで産んだんだ、みたいなことを言うの。
頼んで産んでもらったわけじゃない、とかって。
だけど、そんなことを言うのはよそうよ。
俺たちは、その親を選んで生まれてきたんだから。
親がどうの、スタイルがどうのって、いいじゃないか。
みんな、その顔、そのスタイル、ここがいいって生まれてきたの。
自分で勝負するしかないの。
「あと、10CM足が長かったら」
って言ったって、長くはならないんだから、しょうがないよ。
自分より足が短いやつを探すぐらいのことしかできないだろって。
あのね、幸せって気づきなの。
自分が幸せだということに気がつかないと、いつまでたっても幸せになれない。
そうなると、自分の心に灯がついてないから、人の心にも灯をともしてあげられないんだよ。
満たされていることに気づかないから、イライラしたり、怒ったり、悩むの。
そういう時に人間っていうのは、毒を吐くんだよ。
商売をやっていても、夫婦仲が悪い、誰か従業員がイライラしている。
そうすると、その人から毒がでる。
その毒が部屋の空気を重くするの。
そこに来た人は、その空気に触れて、
「重いな、何か嫌な雰囲気だな」
って、感じるんだよ。
だから、用件をさっさと済ませて、慌てて帰っちゃう。
そういうのはアワビとり現象って言うの。
海女さんが海に潜ってアワビを取ったら、慌てて海面に出ていくあれなんだよ。
で、そう思ったら、そこへ行かなくなるんだよ。
だけど、生まれてきて良かったと思い、今ここが最高だと思っていると、心に灯がともる。
その灯で、人の心に灯をともす。
みんな、ここは闇夜だと思っているから、明かりがあると嬉しいの。
自分の心に灯をともしてくれたら、この人にまた会いたいと思うの。
観光旅行って何ですかって言うと、昔は浅草の観音様に行くとか、心の暗がりを晴らしてくれるのが観光だったの。
だから、毒を出しているか、明かりを灯しているかで、人間の吸引力っていうのは全然違うの。
人はね、明かりがあるところに長くいたいの。
何日でもいたいと思うんだよ。
誰かから、そう思われるのってハッピーだよね。
商売抜きにしてハッピーだよね。
俺はそれを言ってるの。
だから、自分の心に灯をともそうよ、人の心にも灯をともそうよ、って言ってるの。
だから、この親で良かったと思い、この日本に生まれてよかったと思い、この時代に生まれてきてよかったと思うんだよ。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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