仕事でも、勉強もそうだけど、100%の状態で力を注ぐと、壊れちゃうの。
仕事は全力でしなくていい
頭の中で繰り返したり、実際に声に出して言ってみてください。
すごい波動が出ますよ。
お金が欲しいなら、何度も言うけど仕事を一生懸命やることです。
ただし、働きすぎて病気になってしまう人も少なくない。
「納期に間に合わせなくてはいけない」
「早くライバルに差をつけなくては」って、
必死になって仕事をして、体を休めるのも忘れてしまうんだね。
仕事漬けになっちゃうと、「休みたい」と思うだけで罪悪感を持ったり、「もっともっとやらなくては」って自分を追い込んでしまうものです。
よく聞いて欲しいんだけど、「人は7割で満点」なんです。
実力を10割り出すの火事場だけで十分。
仕事でも、勉強もそうだけど、100%の状態で力を注ぐと、壊れちゃうの。
脳がショートして、その後バリバリ働けなくなってしまうんです。
それにね、全力で仕事をしている人って、悲愴感が出ちゃうんです。
幸せには程遠い人に見えてしまいます。
また、そういう人が作るものって、なんか窮屈で売れないんだよね。
だから、
仕事は全力でしなくていい
いや、むしろ全部の力を出し切らないで欲しいのです。
7割で仕事して、あとの3割は余力として残しておくといい。
7割が一番効率よくて、人にとってもちょうどいい力加減なんだ。
疲労感も少ないから、他のことにも目を向けることができるんです。
それにね、遊ぶことも大切だよ。
おでっさん達にもよく言うんだけど、遊びが足りないと、仕事も楽しくできなくなる。
一人さんの場合、ちょっと足を延ばして新小岩から千葉方面へドライブに行き、神社巡りをしたり、美味しいものを食べたりする。
それだけで、心が豊かになるんです。
また、最近ではお弟子さんと大衆演劇に行くの気分転換になっています。
お弟子さん達も忙しい仕事の合間に、ディズニーランドで行ったり、とにかく毎日を楽しんでいます。
実はこういう場所で、今までにない仕事のアイデアが浮かんだりするんだよね。
学校は
楽しくないなら
行かなくていい
一人さんは中学校出て、すぐに働き始めました。
勉強が好きではなかったし、早く社会に出たかった。
「高校ぐらい出ておかないとだめだよ」
って、知り合いの人にも説得されたけど、言うことを聞かなかった。
このように、義務教育しか受けていない一人さんだって、大富豪になれる。
だから、
学校は楽しくないなら行かなくていい
って言いたいんです。
もちろん、学校に行かない方がいいって言ってるんじゃないんだよ。
学校に行きたくないなら、無理をして行く必要はないって言ってるの。
手に職をつける、芸術家になる、一人さんのように実業家や商人になる。
いろんな道があるからね。
お役人になりたい、研究者になりたい、大企業で働きたいという希望があれば、いい大学行った方がいいよね。
それなりの学歴も必要です。
大学へ行けば成功できるという人の考えも正しいし、一人さんみたいに早く社会へ出たほうが勝ちだと思っている人も正しい。
唯一絶対の答えはないの。
もっと言えば、全部の答えが正しいんです。
一人さんの場合、高校で3年間、大学で四年間の時間を潰すより、7年早く社会に出た方が早く成功すると思っていました。
すると、同級生が大学を出た頃には、すでにかなり豊かになっていたんです。
全てが当てはまるわけじゃない。
でも、信じる道で、それぞれの成功を追いかけたらいいんです。
ただね、これだけは言えます。
人生は上に行くか、横に行くか、下に下がるか、三つの道しかない。
成功する人は上に上がっていくんだね。
成功したければ、上に上がる道を選ばなくちゃいけない。
今、どの道を進んでいるか、簡単にわかる方法を教えましょう。
上に進んでいれば、ワクワクして楽しくなる。
横に進んでいると、退屈する。
下に落ちていると、惨めになる。
学校は楽しくないなら行かなくていい
一人さんはいつも自分がワクワクして、楽しいことをしてたから、上に上がっていったんだと思いますよ。
結婚はしなくてもいい
「世間体が気になるから、仕方ない」
「人にどう思われるか分からないから、やらない」
いわゆる常識を気にして、自分の心に正直でない行動をすることがあるよね。
でもね、世間の目を気にしていると、楽しく生きることはできないんです。
結婚もその一つだよね。
今や結婚という形式にとらわれなくてもいい時代になってきた。
だから、望んでないなら、
結婚はしなくてもいい
って、一人さんは思う。
一人さんのお弟子さんの舛岡はなゑちゃんは、『この先、結婚しなくてもずるいくらい幸せになる方法』って本を書いていますが、家のお弟子さん達は結婚していなくても本当に幸せなの。
仕事は充実して、趣味を持って、仲間と楽しく毎日を過ごしている。
そういう人は、結婚していようが、していまいが幸せなんです。
女は思いっきり好きな仕事に打ち込めるし、男は自由に女性と遊べる。
もちろん、好きな人がいるなら結婚したっていいんだよ。
ただ、相手に幸せにしてもらおうという結婚は絶対うまくいかないよ。
独身でいる時でも幸せを感じている者同士が、結婚すべきなんです。
「魂の成長」にならないような結婚なら、する意味がない。
それから、相手が嫌になったら、世間体を気にせず、離婚すべきです。
嫌な相手と一緒にいて、楽しいことはないでしょ?
運気が悪くなるだけだよ。
何より自分を大切にすることで、運は開けていくんです。
時代はどんどん変わっている。
それもいい方向へ向かってるんです。
世間では、結婚しない人が増えると人口が減るって大騒ぎしてるけど、これだけ出生率が下がるのは、神様が「もう人を増やさなくていいよ」と言っている証拠。
高齢者も元気に働く時代になってきたので、国は成り立っていけます。
結婚はしなくていい
そう言っていると自由な気持ちになれるよね。
ただね、結婚しないとできないことがある。
それが不倫です。
これを体験したかったら、一度結婚するのも悪くはないよね。
困ったことは起こらない
一人さんは神様が大好きです。
と言っても宗教団体に入っているわけではありませんよ。
私たち日本人は、空や海、山など、この世に存在するすべてに神を見て、大切にしていたのです。
それと同様に、一人さんはあらゆる神を信じています。
そしてね、何があっても神様は私たちを愛してくれると確信しています。
でも、勘違いしないで。
一人さんみたいに「神様を信じろ」って言ってるんじゃないよる。
一人さんはそういう人間だと言いたいだけです。
さて、今、大変な思いや苦労している人がいる。
渦中にいる人にとっては、受け入れがたいことかもしれないけど、困っていることは、実はね、この「神様の愛」によるものです。
神様はずっと、私たちのことを天から見て、よくしてあげよう、よくしてあげよう、もっとよくしてあげようとしているんです。
苦しめようとしてるんじゃないんだ。
よくなるチャンスを与えて、次もさらに良くなるチャンスを与えているだけなんです。
自分に起きている様々な問題は、自分を向上させようとして、神様が与えてくださったもの。
自分の魂をバージョンアップさせてくれる階段だと思えばいいかな。
だからね、
困ったことは起こらない
というわけなんです。
例えば、他人に迷惑をかけるような自分勝手な人は、神様の愛により、人間関係でも仕事でもうまくいかないようになっているんだよ。
友達が自分から去っていったり、仕事を失ったり、「寂しいな」「困ったな」ということが次々と起こるんです。
そういう経験をして、「こんな自分ではダメだ」と気が付いて、魂が成長していくのです。
ソクラテスには口うるさい悪妻がいましたが、このような妻を持ったおかげで、「悪妻を持てば哲学者になれる」という名言が生まれました。
ソクラテス悪妻のおかげで、人間性が磨かれて、哲学者としてバージョンアップしたんだよね。
一見すると困ったことが、自分をより豊かに幸せにしてくれる階段なんです。
そして、神様は乗り越えられるような試練しか、人間には与えません。
しかも、試練とセットで開運の扉も必ず用意されています。
困った事が起きた時は、「魂を成長させるチャンスだ」と思うことですよ。
追伸 運がいい人に困った事は起こらない
一人さんは昔から、「困ったことは起こらないよ。
もし困ったことが起こったら、それは学ぶ時が来ただけだよ」と言っていました。
それと同じで、運がいい人にとって、運が悪いという現象は起こらないのです。
起こる出来事全てが必然であり、学びなのですから。
だから私はいつも、何が起きても「これでよくなる。
だからよくなる。さらに良くなる」と思っています。
ただやはり、何が起きてもそう思えるためには日頃からの訓練が必要です。
日頃から物事を否定的に考えている人がいきなりプラス思考にはなれません。
だから笑顔であったり、人の悪口を言わないことであったり、天国言葉を言うことであったり、そうやって常に意識して訓練していると起きる現象へのとらえ方が変わり、さらには起きる現象そのものまでもが変わっていくのです。
人の心は弱いのです。
それと、人の心は放っておくと楽をしようとしたり、サボろうとしたりします。
だから、日頃から意識して訓練することが大事なのです。
中には「やってるけど、うまくいきません」という人がいるのですが、それはまだ訓練が足りてないのです。
あの剣豪、宮本武蔵は「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」という言葉を残しています。
剣の天才と言われた宮本武蔵でさえ、日々の鍛錬を欠かさなかったのですから、私たちはもっと鍛錬を積まないといけませんよね。
かといって、一人さんが教えてくれる、運を良くするための鍛錬は、そんなに厳しいものではありません。
逆に、一人さんは「楽しみながらやるんだよ」と必ず言います。
自転車も、いくら乗り方を教わっても実際自分で乗ってみないと乗り方は身につきません。
でも、一旦身につけば、後は意識することなく自転車に乗れるようになります。
是非皆さんも楽しく、「これでよくなる。だからよくなる。さらに良くなる」で、何があっても「運がいい」と思える自分になってください。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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