つまり、自分に起こった出来事を全て受け入れられる人こそ、本当に運のいい人なのです。
原因と結果の法則
私は最近、自分自身の人生という空間を楽しんでるなって感じることが、すごく多くなりました。
誤解を恐れずに言えば、自分の思ったことが叶うスピードがどんどん速くなり、必要なものは全て引き寄せられてくるのです。
それはまるで、自分が作った物語をそのまま生きているようであり、願えば全て叶う想念の世界で生きているような感じです。
もちろん現実として、大阪から新小岩に行くためには飛行機や新幹線に乗って羽田空港や東京駅まで行き、そこからタクシーや電車に乗り換えないと辿り着けません。
魔法使いや超能力者ではないので、念じるだけで目的地に着けるということはもちろんないのです。
ただ、不思議と移動には困りません。
一年中、北は北海道から南は沖縄まで飛び回っている私ですが、飛行機や新幹線の座席が取れなくて困ったということはほとんどありませんし、約束の時間に遅れそうな時、いつも混んでいる道がすごく空いていたりとか、運がいいとしか言いようのないことがしょっちゅう起こるのです。
結局、自分に起こる出来事にはすべて、原因があり結果があります。
トマトの種を蒔いたらトマトがなり、きゅうりの種を蒔いたらきゅうりがなります。
茄子の種を蒔いたらメロンがなったということはないんです。
だから、運がいいということは、良い種を蒔いたからこそ、いい実が運ばれてきたということなのです。
さらに言えば、自分に起こる出来事って全て、自分が蒔いた種が実を結んだ結果です。
つまり、自分に起こった出来事を全て受け入れられる人こそ、本当に運のいい人なのです。
だからこそ、自分の人生を生きている人ほど、「自分は運がいいんだ」って言えるのではないでしょうか。
運がいい人に困った事は起こらない
一人さんは昔から、「困ったことは起こらないよ。
もし困ったことが起こったら、それは学ぶ時が来ただけだよ」と言っていました。
それと同じで、運がいい人にとって、運が悪いという現象は起こらないのです。
起こる出来事全てが必然であり、学びなのですから。
だから私はいつも、何が起きても「これでよくなる。
だからよくなる。さらに良くなる」と思っています。
ただやはり、何が起きてもそう思えるためには日頃からの訓練が必要です。
日頃から物事を否定的に考えている人がいきなりプラス思考にはなれません。
だから笑顔であったり、人の悪口を言わないことであったり、天国言葉を言うことであったり、そうやって常に意識して訓練していると起きる現象へのとらえ方が変わり、さらには起きる現象そのものまでもが変わっていくのです。
人の心は弱いのです。
それと、人の心は放っておくと楽をしようとしたり、サボろうとしたりします。
だから、日頃から意識して訓練することが大事なのです。
中には「やってるけど、うまくいきません」という人がいるのですが、それはまだ訓練が足りてないのです。
あの剣豪、宮本武蔵は「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」という言葉を残しています。
剣の天才と言われた宮本武蔵でさえ、日々の鍛錬を欠かさなかったのですから、私たちはもっと鍛錬を積まないといけませんよね。
かといって、一人さんが教えてくれる、運を良くするための鍛錬は、そんなに厳しいものではありません。
逆に、一人さんは「楽しみながらやるんだよ」と必ず言います。
自転車も、いくら乗り方を教わっても実際自分で乗ってみないと乗り方は身につきません。
でも、一旦身につけば、後は意識することなく自転車に乗れるようになります。
是非皆さんも楽しく、「これでよくなる。だからよくなる。さらに良くなる」で、何があっても「運がいい」と思える自分になってください。
成功法則の問題点とは?
運が良くなってくると、思った事や願い事が実現するスピードがどんどん速くなってきます。
そんな時に注意しなければならないのは、おごりです。
いろんなことがうまくいきだすと、つい「私はすごい」とか「これが本当の自分の実力なんだ」と思ってしまいます。
自分に自信を持つことは良いことですが、こんな時におごりが出てくのだと思います。
だから、うまくいっている時ほど、周りに対しての感謝の気持ちや、おかげさまでその気持ちを強く持つようにしましょう。
それと、何を叶えたいか、何を願うかということも、とても重要です。
世間で言われている成功法則は、「叶えたいことをより具体的に願いなさい」と勧めます。
でも一人さんは、「願い事ってあまり具体的にしちゃだめだよ」って言ってたことがあります。
その意味は、人間が想像できることって限りがあるけど、神様の想像力には限りがありません。
つまり、神様は私たちに願った以上の運を運んで来てくれるのです。
それと、願ったことが必ずしも、その人の人生にとってプラスになるとも限りません。
逆に、もっと学びになるようにと、願い事とは全く違う事が運ばれてくることもあります。
先日、出版社の方から、「最近、自己啓発や成功法則のことを書いた本が売れないんです」ということを聞きました。
これは書く側にも、読む側にも問題があると思います。
つまり、本当の成功法則って正当なる努力とセットでないとダメなんです。
そうした努力もなしに運が良くなって成功するっておかしいんです。
それで、成功法則の本を読んでもうまくいかない人って、それが私利私欲だったり、自分のことしか考えてなかったりするんですよね。
そうではなくて、人のためにがんばろうとか、人の喜ぶことをしようとした人が成功するんです。
ワクワクするのでも、それが私利私欲でワクワクしているのと、人のお役に立って喜んでもらうことが嬉しくてワクワクしているのとでは違うんです。
私利私欲ではなく、他人の幸せを祈り出したら、間違いなくあなたの運勢は好転します。
運がいい人の一番の特徴
運のいい人の特徴は、やっぱり一番が素直さだと思うのです。
素直でないと運ばれてきたものに気づけないし、受け取ることもできません。
私は周りの人達からよく、「恵美子社長は一人さんに出会えて運が良かったですね」と言われるのですが、一人さんと出会ってる人は私以外にも沢山います。
大事なのはその運に気づき、活かすということです。
一人さんの弟子たちはみんなそれぞれ個性的ですけど、みんなとにかく性格が良いし素直なんです。
だからこそ、一人さんの弟子になることができたのです。
素直さは大切なことですが、誰の言うことでも素直に信じれば良いというものではありません。
そこには、正しいことを見抜く眼力も必要とされます。
一人さんも「師匠は一人だけで十分だよ」というように、
誰彼構わず言うことを聞くのではなく、「この人だ」と思った人の言うことを素直に聞いて、ずっとやり続けるというのが大事です。
勉強グセもそうですが、いくら勉強する事が大事だからといって、いろんな人の講演会に行っては、「あの人がこう言っていたから・・・・・・」とコロコロと考え方を変えるのはよくありません。
メンターや師匠をたくさん持つことに利点はあるのかもしれませんが、返って行動や考え方が定まらず、中途半端になってしまっては意味がありません。
今、あなたに色々と教えてくれている人は、本当に成功者ですか?
もし、その人が楽しそうじゃなく、幸せそうじゃないとしたら、その教えは間違っているかもしれませんね。
私は一人さんのことを「この人だ」と思って最初から信じていましたし、一人さんのことが大好きでした。
そして何よりいつも明るく、楽しさが溢れていたので、一人さんの言うことは全部素直にやってこられました。
それが幸運を掴んで上昇気流に乗ってきた、最初の運命の扉だったと思います。
何が起きても「ツイてる」と言える人
運のいい人って結局、自分に何が起こっても、「ついてる」と言える人です。
例えば、朝、家を出るときに靴の紐が切れました。
この時、「朝から縁起が悪い」と思ったり「朝から靴の紐が切れるなんてついてないなぁ」と思う人は、ただの運の悪い人です。
これが、「ああ、出かける時でよかった。
これがもし出先だったら大変なことになってた。
ついてる!!」と言える人は運がいい人です。
その後、新しい靴に履き替えて出かけました。
すると、肩にポタッと何かが落ちてきました。
よく見ると、それは鳥のフンです。
これも「クリーニングに出したばかりのスーツに鳥のフンが着いたよ。
ついてないなぁ」と思えば、それはただの運の悪い出来事です。
でもこれが、「鳥のフンでよかった。
これが石だったら大怪我してたし、頭に当たったら死んでたかもしれない。
ついてる!!」といえば、機嫌よく出かけることができます。
そして帰りに切符を買おうとして財布を探すと、鞄の中にありません。
そこで途中で落としてしまった事に気づきます。
そんな時、「なんてついてないんだ!!中には今月の全財産が入ってるのに!!」と落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、「命まで落とさなくてついてる!!
念のためにすぐにカード会社と銀行に連絡して、警察と落とした可能性のあるお店に電話してみよう」とすぐに行動した方が現実的ですし、財産だって見つかるかもしれません。
さらに家に帰るとまた嫌なことがありました。
今日1日、ついてないと思える事ばかりが起こります。
もう、何と言えばいいかも思いつきません。
そんな時でも、「ああ、想像もできないぐらいついてる!!」と言いましょう。
ついてないと思えることが起こった時、その事実は変わらなくても、
「ついてる!!」
と言えた瞬間に、そのことに負けてないんです。
だからその後に起こる出来事が変わるのです。
それに、人は思っていることよりも口に出したことが実現するんです。
例えばお蕎麦屋さんに行って、ざるそばが食べたいなーと思っていても「カツ丼ください」って口に出すと、出てくるのはカツ丼です。
でも、原理はそれと同じなんです。
追伸 運をつかむ3つのクセ
それは一に素直、二に勉強癖、三に行動癖だと一人さんは言います。
私は一人さんに「本を読みなさい」「本を読みなさい」とずっと言われ続けてきました。
私は小さい頃から行動癖が人1倍あった分、勉強癖がなかったんですね。
「誰かに教わらなくても自分の力でできる」と思っていて、人に教わるということを、どこかで嫌だなと思っていました。
だけど一人さんの、ある一言で変わりました。
「恵美子さんくらい行動癖のある人が、本を読んだら凄いことになるよ」
この言葉でその気になった私は、本を読むようになりました。
そして勉強したことを頭に出てから行動すると、体験することが1つ1つ変わっていきました。
するとその先にあったものは、湧き上がる知恵やアイデア、これだったんです。
更に知恵が集まってくると次は、いざというときに「これ」と決められるような眼力が養われていきました。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きも御座いません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。