育った家庭や環境は関係ない。
それをどう捉えるかで、その後の人生は変わってくる。
貧乏の家に生まれたらお得!?
うまくいかない結婚なら別れればいい、ということを踏まえての質問になります。
家庭のあり方を考えてみた場合、両親が幸せにしている家庭の方が子供の教育にはいいわけですよね?
例えば、子供が苦労している両親を見て育った場合には、その子も、やっぱり同じように苦労するような子になってしまうのかなと思ったりするのですが・・・・・・。
斎藤一人さん
あのね、親は親の都合で苦労しているんだよ。
だから、子供は親の苦労とは関係ないんだ。
例えば、俺の実家は、戦後の時代に子供が7人もいた家だったから大変だったんだ。
だけど、日銭に困るようなことはなかったから、親がいつもお小遣いをくれていたんだよ。
だから、普通の人がお小遣いを5円とか10円とかもらう時代に、俺は20円とか30円とかもらえていたんだ。
子供の頃からお金持ちだったんですね。
斎藤一人さん
そうだよ。実は、俺の両親は忙しすぎて子供たちの相手ができないから、子供達にはお小遣いを与えることでごまかしていると責任を感じていたらしいんだ。
でも、俺にしてみれば、親はうるさく言わないし、お金は貰える市で子供時代はすごく幸せだったんだよ。
弁当だって親から作ってもらえないけれど、「弁当代だよ」って50円とか100円とか貰えるんだ。
その弁当代から、20円でご飯を買って、30円をお小遣いに回したりしてね。
子供なのに、すごい豊かな生活をしていたんだ。
だから、親の苦労と子供の苦労が違うんだよ。
そこをごっちゃにしたらだめだよね。
そうなんですね。
ちなみに、小さい頃のそんな家庭環境も、今のひとりさんの心の持ち方みたいなものに影響を及ぼしていると思いますか?
斎藤一人さん
及ぼすというよりも、子供の頃から、自分はただツイているとしか思えなかったんだよ。
俺の人生にツイてないことは起きないからね。
でも、俺が育った環境だって、普通の人だったら別の味方になったと思うよ。
例えば、親が構ってくれなかったからつまらなかったとか、子供時代は親が忙しくて寂しい思いをしたとか言って、全て悪い方に取ってしまう人もいるだろうね。
それはあり得ますね。
斎藤一人さん
でも、家の兄弟の中でも、俺みたいに出世してお金持ちになったのは俺しかいないんだよ。
当然ながら、同じ過程で同じように一緒に育ったんだけれどもね。
なぜかと言うと、俺は他の兄弟とは考え方がまるっきり違うからなんだよ。
自分たちに降りかかっている現実は同じでも、それをどう捉えるか、ということで全てが変わってくるんだ。
俺は中学しか出ていないことだって、よかったとさえ思っているんだよ。
もちろん、こんな俺だから、大学に行ったとしても、それはそれでいい選択だったと思えるだろうね。
だから、どんな家庭に育ったとしても、環境のせいなんかじゃないんだよ。
もし、家が貧乏だったとしても、それがお得なことだと思えばいいんだよ。
だって、貧乏だったら失うものは何もないよね。
お金がないなら、あとはただ得るだけなんだもん。
一銭もなかったら、10万円だって大金になるんだよ。
考え方次第で人生は大きく変えられるものなんですね。
一人さんはそんな風に考えるから、常に成功が大成功しかないんですね。
育った家庭や環境は関係ない。
それをどう捉えるかで、その後の人生は変わってくる。
鬱になったら鬱を味わえ!?
ちょっと話は変わるのですが、昔から「病は気から」と言うじゃないですか。
これに関しても、やはり「思いは現実になる」ということですよね。
斎藤一人さん
そういうことだね。
でも、俺なんか病気をしてしまって、最近こうやって手が震えたりするんだ。
でも、こうなったことでさえも、いいことが起きると思っているからね。
これだってお得なことだと思えるかどうかなんだよ。
例えば例えば、鬱になった人がいるとしよう。
その場合、その人はうつを治そうとしてはいけないんだよ。
「この落ち込みがいいんだ」と自分で思えるようにならなきゃ。
「この落ち込みから何かが生まれるんだ」っていうくらいのことまで思えるような自分になることだね。
それは、どんな自分でも、とことん受け入れるということですか?
斎藤一人さん
そう。鬱になってしまったから陽気なことを考えなきゃとか、無理して早く治さなくっちゃということじゃないんだよ。
人間っていうのは、心が外に向いていることもあれば、内に向いていることもある。
どちらかと言うと、心は内側に向かっている方がいいかもしれないくらいだよ。
そんな状態でいることからしか学べないこともあるんだから。
そうですよね。つまり、困難な中にあっても、それを全て学びだと思えるようになればいいんですね。
斎藤一人さん
そして、その学びに愛があるのか、それは肯定的な学びになるのか、と思えるようになることだね。
でも、誰もが一人さんのような考え方ができればいいんですけれども、そうでないのが問題なんですよね。
斎藤一人さん
もし、俺のようになりたかったら、ただ自分が愛の塊だと気づけばいいんだよ。
あなただって、愛のかたまりなんだよ。
愛のかたまりなんだからあなたからは愛しか出てこないんだ。
あえて、何もする必要はないんだ。
何もしなくても、愛しか出てこないんだから。
では、自分が愛の存在であると意識をする必要もないんですね。
斎藤一人さん
そう。俺たちは、神の愛と光でできているから、愛になる必要もなければ、光になる必要もない。
もう、そうなっているんだから。
それなのに、ほとんどの人は不安を抱えて生きているからね。
はい、自分が愛のかたまりと思えるところか、不安を抱えて生きているのがほとんどの人ではないでしょうか。
斎藤一人さん
そして、その不安が恐れを生んでしまうんだ。
なるほど。だからこそ、僕たちはただ愛のかたまりだということに気づけばいいんですね。
斎藤一人さん
そういうことなの。愛のかたまりなの。
僕たちは、愛のかたまりからできている。
だから愛しか出てこない。
お金をたくさんあげられることが幸せ!?
うちの母親って、僕が毎月の生活費として渡しているお金を周りの人に全部あげちゃうんです。
それで結局、母親本人はお金がいつも手元にないから、買うべき物も買えないということになってしまっているんです。
母親の場合は、常に人のことがさきで自分のことが後回しになるんです。
こういう場合はどうしたらいいのですかね?
斎藤一人さん
母親ってこの世界に一人しかいないじゃない?
お母さんはあなたを産んだ人なんだよね。
はい。
斎藤一人さん
それだけでもう偉大なんだよ。
だから、そんなお母さんが必要とするだけのお金をあなたが稼いじゃえばいいだけの話なんだよ。
例えば、親からお金のことで迷惑をかけられたりして、それだっていいんだ。
じゃあ、俺が親の代わりに何倍も稼げばいい、という風に思えるよね?
考え方ひとつで変わるんだ。
やはり、こういうことも、考え方次第なんですね。
僕は、母親はもうちょっと自分自身がお金を使うようにすればいいのにと思っていたんです。
斎藤一人さん
お母さんは自分がお金を使うよりも、人にあげた方が楽しいんだよ。
だから、そうなるんだよ。
はい。間違いなくそういうタイプですね。
斎藤一人さん
だから、あなたが働くしかない。
そうなるわけですね。
僕がもっと稼いで母親にもっとお金を渡せばいいんだ。
斎藤一人さん
そう。一度あげたお金は、本人が好きなように使えばいいんだよ。
もう、相手のものだからね。
例えば、毎月10万円あげているなら、お正月に一回、まとめて100万円あげる方が、お母さんはきっと喜ぶだろうね。
なるほどですね。
では、来年のお正月は100万円くらいあげてみようかな。
斎藤一人さん
子供の頃、親からお小遣いをもらうと嬉しかったよね。
だから、今度は親にお小遣いをあげられることが嬉しいことなんだと考えるんだよ。
それも、倍の額を上げられるようになるということは、自分もお金持ちになれているということだし、自分だって豊かな気持ちにもなれるよね。
とはいっても、無理はしないことだよ。
無理なく倍あげられるようになることだね。
お金は魅力的な方へと流れていく。
お金を払う方も、受け取るほうも豊かな気持ちだと経済は回ります。
お金は魅力的な方へと流れていく。
お金を払うほうも、受け取る訪問豊かな気持ちだと経済は回る。
子供時代からの習慣を大切に
一人さんは、子供時代から「思いは現実になる」を信じてきた人だ。
だからこそ、「全ての思いを現実に出来る」と言う、今の一人さんがあるのだ。
そういう意味において、子供の教育において大切になるのは、「思いは現実になる」ことを両親が意識して子育てに取り入れることだと思う。
学校の成績や社会で判断される評価などは表面的なことであり、その子供の本質とはあまり関係ないことを、まずは、子供を育てる立場にある両親が認識することが大切だ。
そこで、子育てにおいては次のようなことを重視すると良いのではないかと思う。
- 自分の思い次第で人生は切り開ける
- 思いを引き寄せるためにも、ポジティブな言葉遣いをする
- 豊かさは相手から奪うものではなく、無限にあるものを自分のものにする。
これらの一生使える三つの要素を子供達にずっと是非伝えて欲しいですね。
追伸 問題が起こった時が魂を成長させる時
私たちは魂を成長するために生まれ変わるとき、自分が最も成長しやすい環境を選んで生まれてきます。
例えば貧乏の家に生まれた人は、貧乏な方が魂の成長に役立つんです。
その人の魂が成長しやすいような親を選んで生まれてきて、そこにはまた魂の成長に役立つ兄弟がいたりするの。
そして会社に行けば、そこには魂の成長に役立つ部長とかがいるんです。
そういう人が、なんでこんなに怒るんだろうっていうぐらい怒ったりするんだよ。
それで、何で人が人生に失敗するかと言うと、理由はひとつなんですよ。
キリストは「迷える子羊たちよ」って言ったんだけど、自分が魂を成長させて、大霊の元に帰るということを忘れてしまっているの。
問題が起こった時って八方塞がりで逃げ道がないように思うんだけど、上は空いているんだよね。
つまり、魂を成長させて上に行けばいいんです。
だから、問題が起こったら魂が成長するのにはどうすればいいかを考えればいいの。
借金だらけの人がその方が魂の成長がしやすいんだよ。
なぜかって、お金のない人って必ずお金の悪口を言ってるの。
「人生は金じゃない」とかって言うんです。
お金がない人は、お金がなくてもいじけないっていう修行なんです。
これって凄く難しい修行なんだよ。
お金持ちは、お金があっても威張らないっていう修行だからね。
つまり、お金持ちになったからといって言われることなく感謝して生きるのが、その人にとっての魂の成長なんです。
けれど、商売の才能があってお金儲けしたからといって、それで天の神様は褒めてはくれません。
例えば、いつも怒ってばかりいる郵便局の局長より、いつも笑顔で「おばあちゃん、元気」とかって人にやさしく、明るく仕事をしている郵便配達員の方が、局長より役職は下でも、神様的には〇なんです。
自分に嫌なことがたびたび起こるとしたら、それは魂的に成長しない解決策を取ってるからなんだよ。
だから何かあった時には、「これで魂的に成長する解決策って何だろう」って考えればいいんだよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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