あなたのことを裏切る人もいるけれど、その人は「例外」です。
例外が出てきたからといって、信念を変えてはいけないのです。
- 吉田松陰は、全ての弟子の可能性を心から信じた
- たとえ裏切られても、「人を信じる」という信念は変えない
- 「僕ちゃんならできるよ」。母の言葉を信じて、ここまで来た
- 人間は風船と同じ。ガスを入れ替えれば、上昇できる
吉田松陰は、全ての弟子の可能性を心から信じた
吉田松陰は私塾をやっていた時に、下級武士の子や百姓の子に学問を教えて、素晴らしい人材をたくさん育てました。
その頃、上級武士の子供は、「藩校」っていう学校に通っていたんです。
でも、下級武士の子供や貧しい百姓の子供は、学校に行けなかったんです。
吉田松陰は、どんな田舎の子だろうが、どんな貧しい百姓の子だろうが、全員、
「君ならできる」
そう思って、育てたんです。
明治維新を起こしたのは、全員が下級武士でした。
この人たちが、どういう気持ちで明治維新を起こしたのか、分かりますか?
「ふざけるな!」という気持ちです。
下級武士たちは、いくら努力したって、いくら才能があったって、下の者は上に上がれなかったんです。
この制度のままでは、国が駄目になってしまう。
強国の属国になってしまう。
その制度に「ふざけるな!」という気持ちで革命を起こしたんです。
恵まれて育った家老の息子が、この国をひっくり返したいと思って、明治維新を起こしたんじゃないんです。
下級武士たちは、命がけで起こしたんです。
吉田松陰より優れた学者って、山ほどいるんです。
でも、その優れた学者より、吉田松陰の方が有名なんです。
「吉田松陰のすごいところって、どこですか?」って言うと、弟子を信じる気持ちなんです。
吉田松陰は、弟子たち全員を、「君ならできる!」「あんたならできる!」って信じていました。
弟子たちは、その吉田松陰の言葉を信じて、その吉田松陰の言葉を信じていきました。
吉田松陰の私塾から、立派になった人が何人も出ました。
その結果、「素晴らしい弟子をたくさん育てた」ということで、吉田松陰自身も有名になったのです。
吉田松陰にも、奇跡が起きたんです。
たとえ裏切られても、「人を信じる」という信念は変えない
これから人を育てようと思うなら、
「君ならできる!」
「あんたならできる!」
と、相手を信じる気持ちがないとできません。
「この人、本当にできるかしら・・・・・・」「こんな成績じゃ、ダメよね・・・・・」なんて思っていたら、育てられないんです。
これから学ぼうという気持ちを持っている人には、「君ならできる!」って何度も行ってあげてください。
そして、一つ言いたいのは、たとえ自分が信じていたとしても、中にはその信頼を裏切るようなことをする人も出てくるということです。
キリストのことを裏切った、ユダみたいな人が出てくるんです。
だからといって、「人を信じること」をやめたらダメなんです。
キリストもユダに裏切られたけど、だからといって信念を変えて、「人を見たら疑いましょう」とは言いませんでした。
最後まで弟子達の事を信じたのです。
あなたのことを裏切る人もいるけれど、その人は「例外」です。
例外が出てきたからといって、信念を変えてはいけないのです。
「僕ちゃんならできるよ」。母の言葉を信じて、ここまで来た
教育者や指導者になる人は、
「君ならできる!」
相手のことを信じて、いつも、そう言ってください。
私も、学校の成績が非常に悪かったです。
でも、学校の先生が何と言おうが、私の母親が、
「僕ちゃんならできるよ」
と、いつも言ってくれたんです。
その母の言葉を信じて、ここまで来たんです。
私も、お弟子さん達に、「君ならできる!」と言い続けました。
そうしたら、みんな、商売もできるようになったし、講演もできるようになったし、本も書けるようになったんです。
これからも、新しいお弟子さんが入ってきたら、私はその人を信じて、
「君ならできる!」
と言い続けます。
私も、もう一度、気愛を入れて、一生懸命に教えて行きます。
日本が変わるまで、顔晴っていきます。
人間は風船と同じ。ガスを入れ替えれば、上昇できる
私がお弟子さん達と出会った頃、商売の経験がある人は、誰もいませんでした。
恵美子さんは、元々指圧師でした。
はなゑちゃんは、お客さんが来ない、暇な喫茶店を経営していたんです。
みっちゃん先生は、心身の調子を崩して、仕事をお休みしていました。
誰も商売の経験もないし、まして経営の経験などなかったんです。
そんなお弟子さん達に、私は、
「私の言う通りにやったら、経営者になれるよ」
「絶対、成功できるよ」
と言い続けてきたんです。
なぜ、そんな風に言えたと思いますか?
私は、あることを知っていたからです。
「その人の中身を変えたら、いくらでも上昇できる」ということです。
人間って、風船と同じなんです。
風船は、中にガスが入っていても、空気が入っていても、水が入っていても、見かけは丸く膨らんでいます。
でも、水が入っている風船は、地面に転がっているだけで、絶対に上昇しません。
ガスが入っている風船は、空高く飛んで行きます。
それと同じなんです。
例えば、みっちゃん先生は、昔のみっちゃん先生と、見た目はそんなに変わりません。
昔の同級生と10年ぶりに道で出会っても、「あっ、みっちゃん」って声をかけられるでしょう。
でも、みっちゃん先生の中身は、昔と今とでは大きく変わったんです。
中に入っているのも入れ替えたんです。
風船は、中に水が入っていれば、地面に転がっているだけ。
でもガスを入れれば、空高く飛んでいく。
みっちゃん先生は、自分の中にガスを入れたんです。
先ほど、みっちゃん先生が持っている『人を動かす』の本を見たら、18回読んだという印がついていました。
私が「7回読みな」って言って、7回読み終わった後も、みっちゃん先生はまだ読み続けて勉強しているんです。
みっちゃん先生は黙々と努力をしたんです。
こうした努力の結果、みっちゃん先生の中身にガスが入って、今経営者として成功しているんです。
中身も変えないで、「成功したいんです・・・・・・」「強運になりたいんです・・・・・・」って言っても無理ですよ。
風船の中に、水や石ころが入っているのに、空高く飛んで行きたいと言っているようなものですから。
自分の中身を入れ替えない限り、上昇することはできないんです。
そして、お弟子さんの中身を変えるお手伝いをしてあげるのが、お師匠さんの役目なんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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