「使命」とは、最終目的のことなんだよ
仕事は「使命」ではない
仕事が好きな人っているんです。
私も仕事が大好きです。
私のそばに来る人も仕事が好きなの。
だけど、俺達、
仕事が「使命」ではないんだよ。
私の知り合いに、
編集者さんがいるんですけど、
その人も「仕事が大好きだ」って言うの。
この一冊を世に出すとなったら、
土日も関係なく、「が-」って、
一心不乱に仕事して、それが快感らしいんだよね。
その人が
「本を作ることが、自分の使命です」
って言った時、
「ちょっとだけ違うよ」
って、私は言ったのね。
「が-」って仕事しているのが、
「あなたの使命」ではないんだよ。
仕事が終わってから、
一杯飲むのが「使命」なんだよ。
思いっきり働いた後の、
ビールがうまいんだよって言いたいの。
なぜなら、
思いっきり働いた後のビールがなかったら、
その人、壊れちゃうんだよ。
わかるかい?
人間って、
そういう風に、
神様が創ったんだよ。
簡単に言うとね、
何のために仕事をしているのか、なの。
「使命」とは、最終目的のことなんだよ。
だから、その編集者の人が、
「仕事が楽しくて楽しくて、しょうがない」
というのは、事実なの。
だけど、あなたは何のために
仕事をしているんですか?
突き詰めて考えて行った時に、
思いっきり働いた後のビールを
その人は楽しみにしているんだよ。
一つの仕事を終えたとき、
「旅に出かけたいなあ」って。
その人は夢見てワクワクしているんだよ。
それが、その人にとっての「使命」なの。
だから、「が-」って、
仕事ができるんだよね。
わかるかい?
斎藤一人さんの「使命論」
例えば、私のお弟子さんの一人、
みっちゃん先生の場合。
みっちゃんには最近、
ご贔屓にしている役者さんがいます。
恋川純弥さんという、
各地の舞台で活躍している役者さんで、
「大衆演劇界のスーパースター」として
知られる役者さんです。
その、純弥さんの大ファンなんです。
みっちゃんにとって、
純弥さんの舞台を見るのは楽しくてしょうがない。
いついつ純弥さんの舞台が、
どこそこの劇場であるんだなって。
考えるだけでワクワクしているんです。
純弥さんの舞台を観ることが、
みっちゃんにとって「使命」なんです。
「使命」とは、
その人にとってワクワクして、楽しいことなんです。
だから、釣りが自分にとって、
ワクワクして楽しいことだとしたら、
その人にとって釣りは「使命」です。
釣りをするのって、
餌代や、釣竿を買うのに
お金がかかるじゃない?
だから、釣りが楽しいからといって
仕事をしないでいると、釣りもできなくなる。
「釣りをするには、
ちゃんと仕事をしてお金を稼がなきゃ」って。
そんなことがわかるのが「使命」なの。
同じく弟子のはなゑちゃんの場合は、
自分がきれいになることが「使命」です。
はなゑちゃんには、
綺麗になるためにサプリを飲んだり、
しょっちゅう美容室に行ったり、
ネイルサロンに行ったり、
洋服を買ったり、
いろんなことをします。
はなゑちゃんが、
「自分の使命」に素直に、忠実になると、
美容室が助かり、洋服屋さんが助かり、
いろんな人が助かるんです。
ところで「あなたの使命」は何ですか?
もう一度、言いますよ。
自分が楽しくてワクワクすることが「使命」です。
「使命」は誰にでもあるんです。
実は、それが立派につながっている
暑い中、寒い中でも変わらず
一生懸命、働いて
お金を稼いで競輪をやる。
競輪が当人にとって、
本当に楽しいことなんだとしたら、
それは「使命」です。
なぜなら、自分が楽しんでやっている、
それが「使命」だから。
そして、「自分の使命」をやっていると、
知らず知らずのうちに
人の幸せに協力していることになるんだよ。
例えば、
競輪が「使命」だっていう人は、
競輪場でお金を落とすと、そのお金は
各自治体が行う事業に使われたりするんだよね。
だから「使命」というのは、すごいんだよ。
だけど、みんなが思っているような。
立派なものではないんだよって。
このことが分かった時、
「他人の氏名」に対して
「なんだ、そんなのは」
とかって言えないよな。
だって、俺の「使命」も
立派じゃないんだもん。
もちろん、
法に触れるようなことは、
しちゃいけないんだよ。
日本は法治国家だからね。
でも、法律に触れず、
その人がワクワクして
楽しいことをしているんだとしたら、
それは、その人の「使命」なんだよ。
「他人の使命」のことを
「くだらない」とか、
言っちゃいけないんだよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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