
ひとりさんとの最初の出会い
豊かな心で人を信じる力
心の豊かな社長さんたちとは対照的に、その頃の私は劣等感の塊で、本当に心が貧しかったなと思います。
それを最もよく表しているのが、一人さんとの出会いのエピソードです。
私が東京に引っ越してきた年に、はなゑ社長は「トムソーヤ」という名の喫茶店をオープンしました。
そして、そこにある紳士がお客さんとして訪れるようになったのです。
それはもちろん、斎藤一人さんです。
日曜日にお弟子さんたちとテニスに行くと、その帰りはみんなでトムソーヤに行って食事をする。
これがお決まりのコースです。
そこに一人さんが現れて、みんなにいろんな話をしてくれる。
そのようなことがたびたびありました。
一人さんの話を聞いているお弟子さんたちはみんな、「すごい」「楽しい」と感動しています。
でも私はと言うと、「この人、何言ってんの?」という感じでした。
否定的な私には、超肯定的な一人さんの言ってることがちんぷんかんぷんで、何を言ってるのかわからないのです。
そしてめちゃめちゃかっこよくて、いつもにこやかそうで、楽しそうで、着ている服も上品で、常にみんなを楽しませている一人さんが、あまりにも今の自分とかけ離れた存在だったので、どこか反発していたのかもしれません。
だから一人さんが、「今度、観音参りに行くから一緒に行かないかい?」と聞いてくれていても、「いえ、僕はお金がないからいいです」と断っていました。
今考えると、ありえない答えですよね。
その頃トムソーヤでは、おっさん達以外の他のお客さんも一緒に、一人さんの話を聞いていました。
一人さんはまだ公然納税者番付に名前が載る前でしたし、もちろん本も出していなければ、全く有名ではありませんでした。
そんな一人さんの言うことを心から信じて、その教えを実行できたお弟子さんたちと、同じように話を聞いても信じられず、実行もできなかった私は他の人たちとの違いは、やはり、「豊かな心で人を信じる力」だと思うのです。

環境が心を豊かにする
金銭的に裕福じゃなくても、物質的に豊かじゃなくても、心は豊かになります。
心が豊かだとゆとりが生まれ、それが優しさや素直さにつながるのだと思います。
私の場合は物質的な貧しさから、心までも貧しくしてしまい、やがてそれが劣等感となって、心から素直さを失わせていたのです。
だから一人さんの話を素直に聞くことができず、逆に劣等感から反発していました。
そんな私が変われたのは、お弟子さんたちのおかげでした。
お弟子さんたちが私をトムソーヤに誘ってくれると、そこには一人さんがいる。
一人さんの楽しい話にお弟子さん達が笑顔で頷き、驚き、感動してる姿を見ていると、私も信じてみようかなって思えてくるのです。
お弟子さんたちと一緒にいると全てを包んでくれるので、自分が劣等感を持たずに済むのです。
それは、お弟子さんたちの優しさがそんな環境を作ってくれていたのです。
とにかくお弟子さんたちの存在が大きかったのです。
それまでの私の環境は、同年代がお金持ちの子供ばっかりだったため、常にその人たちと自分を比べて、自分で自分自身に劣等感を植え付けていました。
さらに家の中で「うちは貧乏だから・・・・・・」と何度も聞かされているうちに、「貧乏け」が当たり前になってくる。
でもお弟子さんたちの心が豊かだから、私は自然と劣等感を感じずに済んで、それが徐々に当たり前になって行ったのです。
そうして本当に徐々にですが、私は一人さんが話すことを聞けるようになってきました。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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