神は、正当なる努力を求めるんです。
努力のない成果は、悪魔の誘いですよ。
強運な人は、眠れないことも利用する
松下幸之助さんって、夜、なかなか眠れなかったそうです。
眠れない時は、その時間を利用して、ずっと仕事のことを考えていたそうです。
眠れないからって、ノイローゼになっちゃう人と、億万長者になっちゃう人がいるんですね。
どうせ眠れないんだったら、「どうしたら、もっと仕事がうまくいくだろう」って、考えればいいんです。
眠れないことを利用するんですよ。
神様からどんな人も平等に、一つの体と、1日24時間という時間を、与えられています。
それなのに、こんなに差がついちゃうのって、どうしてだと思いますか？
毎日、少しずつ、違うことをしているんですよね。
毎日、少しずつでも本を読んで勉強している人と、無駄に過ごしている人。
自分のことを「小学校しか出てないから、駄目だ」って思う人と、「小学校しか出ていないから、学ばなきゃいけないんだ」って思う人。
人生、全然、違ってくるんですよ。
微差が、大差に、なってくるんですよ。
何もしてない人ほど、「そんなに努力するの、大変でしょ？」って言うんです。
大変じゃないんですよ。
ちょっとずつ、何かすればいいだけのことなんですよ。
私は仕事のことを考えるのが、大好きなんです。
だから温泉に行っても、仕事のことを考えています。
本当に、仕事が大好きなんです。
きっと松下幸之助さんも、旅行したり、温泉に行ったりしても、仕事のことを考えてたと思いますよ。
仕事のことを考えるのが、楽しいんです。
同じように与えられた時間の中で、「俺は何をやってもダメだ」と思うか、「どうしたらもっと上手くいくかな」って考えるか。
それだけの違いなんですよ。
どうせ考えるなら、「どうしたらもっと上手くいくかな」って考えてみませんか？
必ず神様が、何らかの方法で、いいアイデアを出してくれますよ。
何か、閃くとか。
誰か、応援してくれる人が出てくるとか。
これは、誰にでもできることです。
新しいことに挑戦すると勉強になるし、面白い
私は新しいことに挑戦するのが好きです。
新しいことに挑戦すると、面白いほどうまくいかないし、間違いも多いものです。
それを、改良して、改良して、いいものに作り上げていく。
これがなんとも楽しいのです。
そのことを知っていると、人が間違いをしても笑って許せるし、成功した時はともに喜び合えます。
なんともシンプルな考え方ですが、この考えが「強運」を呼ぶのだと、私は思っています。
「うまい方法」なんて考えちゃだめ。足をすくわれるよ
何度も言っていますけど、強運になるには、「自分の手の届くところに、全力を注ぐ」。
それしか、ありません。
そうすると、次の展開が必ず出てきます。
そしたら、また次に上がればいいんです。
そうやって、一生涯、登りっぱなしなんですよ。
「一つ上、一つ上」って上がっていくんです。
それを二歩も三歩もいっぺんに上に上がろうとするから、落っこっちゃうんですね。
私はこれからも、やり続けますよ。
「なんか、うまい方法ないかな？」なんて、考えちゃだめ。
うまい方法が出てきた時には、大概、足をすくわれます。
上手い方法で、万が一、うまくいっちゃったら、また次も「うまい方法はないかな？」って考えるようになっちゃいます。
そして、どんどん、危ない方向へ転がっちゃう。
それより、確実な方法を考えましょう。
世間の人は、「斎藤一人さんだから、何か特別な方法、教えてくれるんじゃないかな？」って思っているかもしれません。
残念ながら、そんなの、ないんです。
逆に、そんな方法があるって言われたら、絶対信じちゃいけません。
実は私は今日、純ちゃんの手助けに来たんです。
そしたら、成り行きで、私がCDを作ることになっちゃった。
でも、やるからには、一生懸命やるんです。
このCDを、一生懸命、作ります。
そしたら、編集者さんが喜んでくれたり、この話を聞いてファンの人が喜んでくれたりするんです。
それが一番いい方法なんです。
皆が喜ぶ方法を選ぶのが、強運なんです。
だから純ちゃんのために手助けに来たこと、編集者さんのために喋ったことが、強運に繋がるんです。
「よく、強運の一人さんには、努力はいらないんですか」って、聞く人がいるんですけど、努力はいるんですよ、山ほど。
努力のない成果があったら、いけないんです。
神は、正当なる努力を求めるんです。
努力のない成果は、悪魔の誘いですよ。
努力のいらない、うまい話に飛びついて、稀に一時的に良くなることもあります。
でも、あくまで「一時的」。
それを続けていくと、どんどん人生が傾いていきます。
だんだん、人生が、悪い方に行くんです。
「なんか、おかしいな・・・・・」
「だんだん苦労が続くようになってきたな・・・・・」
と言っているうちに、おかしな方向に行っちゃうんです。
だから、努力のいらない、うまい話は「悪魔の誘い」。
見抜ける人は、「この話は、おかしい」ってすぐわかる。
ところが普通の人は、喜んじゃうんです。
「悪魔の誘い」には、絶対に乗ってはいけません。
お弟子さん達は、斎藤一人が無名の頃から信じてついてきた
私のお弟子さんのことを「一人さんのお弟子さんになれるなんて、良かったですね」「運がいいですね」っていう人がいます。
でも、そうじゃありません。
私のお弟子さん達は、私が無名の頃から、私の事を信じて、ついてきてくれたんです。
例えば私が、「この本、いい本だから、7回読んでごらん」って言ったら、みんな一生懸命7回読んだんです。
今、私がこの講演で、「この本、7回読むといいですよ」って言ったって、読まない人は大勢います。
でも、お弟子さん達は、私が無名の頃から、言われた通りにやってきたんです。
みっちゃん先生なんかにも、「みんなの役に立つから、人を褒めることを勉強しな」って言ったら、黙々とやり続けてきました。
だから、正当な努力を、きちんとしてきたんですよ。
努力なくして、手に入れたものは、ないんですよない。
私と知り合いになったら、努力しなくても、何かが手に入ると思っている人がいるようです。
でも、それは、全然違いますよ。
私は、そういう考えは、あまり好きではありません。
努力なくして手に入れたものなんて、「悪魔のプレゼント」と同じなんですよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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