よく縁日なんかで、いろんな風船を売っていますね。
テキ屋さんの専門用語で、風船のことを「ちか」って言います。
人をワクワクさせる「浮きちか」になろう
中に水が入っていて、子供達がポンポン手で叩く水風船を、「水ちか」って言います。
空気が入っていて、タコとかいろんな形をしている風船を「つりチカ」と言います。
中にガスが入っていて、ふわふわ浮いている風船を、「浮きちか」と言います。
縁日では、テキ屋さんの元締めの人が、誰が、どこで、何を売るか全て決めるんです。
これを「わりふり」って言います。
その「わりふり」の人が言うには、「水ちか」の隣で「浮きちか」を売ると、「浮きちか」ばかり売れてしまうそうです。
水に浸かっている「水ちか」と、ふわふわして、今にも飛んでいきそうな「浮きちか」が並んでいると、子供は「浮きちか」のほうを欲しがる。
「浮きちか」の方が、なんかワクワクしたものを感じるのでしょう。
私たちも、人がワクワクするような、「浮きちか」にならなくてはいけません。
自分の中に「成功の波動」というガスを入れて、魅力的になって上昇していくんです。
いくら成功法則を勉強して、それを人に話したとしても、その話が面白くて魅力的でなければ、人は喜ばないんです。
例えば「まるかん」の商品でも、お客さんの病気を予防できるだけじゃなくて、心まで楽しくなっちゃうような商品を、私はお客さんにも特約店さんにも提供してあげたいんです。
自分のことを考えてみてください。
「俺は、水ちかなんだろうか。それとも、つりちかなんだろうか。それとも、浮きちかなんだろうか・・・・・・」と。
どの風船も、それぞれに、素晴らしい役目があると思います。
でも、手を離したら落っこちて割れちゃう「水ちか」より、ずっと紐で吊るされている「つりちか」より、やっぱりどこまでも上昇していく「浮きちか」の人生の方が、ワクワクして楽しいのではないでしょうか?
自分の中に、どこまでも飛んでいけるようなガスを入れてあげましょう。
そのガスが「学ぶ」ということなんです。
自分の本の売れ行きより、その人を助けたい
私は、本を何冊も出しています。
でも、お弟子さん達に、「一人さんの本、読みな」って、勧めたことはめったにありません。
「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を7回読みな」って言っています。
その人が『人を動かす』を読んで、成長してくれれば、私は嬉しいんです。
自分の本が売れることなんかよりも、その人を助けたいって、私は真剣に思っているんです。
あの本を読んで、中身を変えてほしいんです。
自分の中身を入れ替えれば、あらゆる悩みはなくなります。
私が「『人を動かす』を7回読みな」って言うと、「えっ、7回もですか」っていう人がいます。
でも、7回読むのって、そんなに大変でしょうか?
大学に入って卒業するのって、四年かかります。
膨大な学費もかかります。
でも、『人を動かす』を7回読むと、大学に3回入ったくらい、役に立つと私は思います。
お金も一冊の本代だけ。
こんなにお得な勉強方法はありません。
私は今までに、何千冊と本を読んできました。
でも、『人を動かす』以上に良い本って、ありませんでした。
この本は、全ての事の「基本」なんです。
『人を動かす』を何回も何回も読んで、「基本」を身につけた時、斎藤一人さんの本に書いてあることの奥の深さがわかるでしょう。
「ああ、こういう深いことを言っていたんだな・・・・・・」って。
「人を動かすこと」を学んだら、必ず実践してください
『人を動かす』は「人を動かす」っていうタイトルだけど、本当の意味は、他人を動かすための本じゃないんです。
人って、あなた自身のこと。
あなた自身を動かすための本なんです。
例えば『人を動かす』には、「相手の自己重要感を高めよ」っていうエピソードが出てきます。
自己重要感というのは、「自分は価値がある人間なんだな」って思う気持ちのことです。
「相手の自己重要感を満たしてあげること」が、人を動かすポイントなんです。
日本では、相手の自己重要感を大切にする習慣が、あまりなかったんです。
江戸時代は身分制度がはっきりあって、身分が上の人間が、下の人間を、こき使っていたんです。
その次は、学歴社会になりました。
戦争中は、軍人が威張っていて、言うことを聞かない人がいると、平気でビンタしました。
でも、いま上司が部下のことをビンタしたら、訴えられるでしょう。
社長が怒鳴ってばかりいたら、社員がいなくなるでしょう。
今、相手の自己重要感を高めることが、本当に必要とされているんです。
相手の自己重要感を高めるのは、褒めることだったり、他にも、工夫次第でいくらでもできます。
例えば、人にちょっとしたものをプレゼントします。
大してお金をかけなくてもいいんです。
マグカップに文字を書いて、レンジで焼きつけると、文字が剥がれ落ちないようになるペンが売られています。
100円のマグカップに、「〇〇さん、生まれてきてくれて、ありがとうございます」って書いて、お誕生日の人に配る。
100円あれば、10人の人を、喜ばせることができるんです。
まずは自分が動くんです。
人を喜ばせて、相手の自己重要感を高めるんです。
「私は、動くのが好きじゃないから・・・・・・」とか、「人見知りだから・・・・・・」とか、そんなことを言ってる場合じゃありません。
これから、空高く上昇していきたいと思っているなら、あなたが動くしかないんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。