逆に相手の不幸を願う言葉を発すれば、それは相手に届くかもしれませんが、自分にもその不幸がおりかかります。
他人を呪って殺そうと墓穴を掘る者は、その報いで自分のための墓穴も掘らなければならなくなる。 人に害を与えれば結局自分も同じように害をうけることのたとえ。 人を祈らば穴二つ。 人を呪えば身を呪う。
- 「ついてる」ことがなくても「ついてる」と言ってみる
- 「天国言葉」を使うと、いいことが起こる理由
- 言葉のエネルギーを上手に活用すれば人生は思うまま
- 「天国言葉」を上手に使いこなすための三つのコツ
- あなたの行動がすぐさま変わる「感謝してます」
- 追伸 本当に言霊の作用ってすごいですよ
- 追伸 手っ取り早く幸せになる魔法!
「ついてる」ことがなくても「ついてる」と言ってみる
「天国言葉」「地獄言葉」を知っていますか?
「天国言葉」は言えば言うほど人生が楽しくなりますし、
「地獄言葉」は言えば言うほど嫌なことを引き寄せます。
あなたはどちらの言葉をよく使いますか?
言葉の大切さはご理解いただけたと思いますが、では実際にどんな言葉を使えばいいのでしょうか。
簡単に言えば、自分の心が明るくなったり、楽しくなったり、嬉しくなったりする言葉で、周りの人も同じような気持ちになれる言葉を使えばいいのです。
とはいっても、なかなかそういう言葉が思い浮かばない人もいます。
そういう人はまず、次のような「天国言葉」を言うようにしましょう。
愛してます
ついてる
嬉しい
楽しい
感謝してます
幸せ
ありがとう
許します
それと同時に、次のような「地獄言葉」を言わないようにすることも大切です。
恐れている
ついてない
不平不満
愚痴・泣き言
悪口・文句
心配事
許せない
「天国言葉」をたくさん言っていると、また言いたくなるような、幸せなことがたくさん起きるようになります。
逆に「地獄言葉」を言っていると、もう一度こういう言葉を言ってしまうような、嫌なことを引き寄せてしまうのです。
「天国言葉」は、思っていなくても口に出して言うことが大事
「天国言葉」を使う時に大切なのは、思っていなくてもいいから、口に出して言うということです。
例えば、「ついてる」という言葉を言うのでも、「ついてる」と思える出来事が起こるまで待っていたらなかなか言えませんよね。
それよりまず、思っていなくてもいいから口に出して言う。
そうすると、不思議と「ついてる」と思えることが起きるようになるのです。
聖書にも「はじめに言葉ありき」とあります。
私たちは言葉にしたものを認識します。
逆に言えば、言葉にできないことは認識できません。
それが例えカタチのないものであっても、その概念を言葉にすることで、その存在を認識することができるのです。
- 「天国言葉」を使えば、いいことが自然と引き寄せられる
- たとえ思っていなくてもいい。口に出して言い続けること
- 言い続けると、また言いたくなるような出来事が起こる
「天国言葉」を使うと、いいことが起こる理由
言うだけで人生が思い通りになるなんて、信じられない・・・・そんなふうに思っているかもしれませんね。
そこで、言うだけで楽しい気持ちで満たされて、「いいこと」が起こる仕組みをご紹介します。
それではなぜ、「天国言葉」をたくさん使っていると、また言いたくなるようないいことが起きるようになるのでしょうか。
これには様々な理由があります。
まず、「天国言葉」を言っていると、幸せ物質と呼ばれる脳内ホルモンの一種であるセロトニンが分泌されます。
セロトニンは精神を安定させる働きがあるので、不安やイライラした気持ちを和らげてくれるのです。
何か嫌なことが起こってイライラしたり、不安な気持ちを引きずっていると、体は硬直し、血液の循環が悪くなります。
そんな状態では実力も発揮できませんし、あなたの魅力も半減してしまいます。
「泣きっ面に蜂」や「弱り目に祟り目」といった諺があるように、悪い状態はそのままにしていると、さらに悪い状態を引き寄せてしまいます。
つまり、「天国言葉」をいつも言っていると、良い事が起こればその状態が長続きし、悪いことが起こっても、すぐに切り返しができるようになるのです。
脳が足りないものを補おうとする機能を利用する
また脳には、足りないものを補おうとする機能があります。
体に栄養が足りないと、その栄養を補える食べ物を無性に食べたくなります。
それと同じことが、「天国言葉」を言っていると起こるのです。
例えば、「幸せだなぁ」と言っていると、脳は一番幸せな瞬間の感覚を覚えているので、そこに足りないものを無意識に補おうとします。
「ついている」という場合も、いつも「ついてる」と言っていると、脳は無意識に「ついてること」を探してます。
つまり、言っている状態に足りないものを、脳は勝手に探したり、無意識に補う行動をさせようとするのです。
- 「天国言葉」を使うと脳に幸せ物質が分泌されて、不安やイライラが和らぐ
- 不安やイライラが解消されるといいことが起こる
- 脳には足りないものを補おうとする機能がある
- その機能を利用して「ついてる」「楽しい」状態を作り出そう
言葉のエネルギーを上手に活用すれば人生は思うまま
会話をすると元気が出たり、どーんと落ち込んだりすることがありますよね。
言葉は単に意味を伝えるだけでなく、言葉に宿るエネルギーを伝える役割も果たしています。
言葉を上手に使う方法とは?
古来から日本人は言葉をとても大切にしてきました。
それは言葉にも命が宿ると信じていたからです。
それが「言霊」の所以です。
この言霊の作用の中でも、最も強力な言葉を集めたのが「天国言葉」なのです。
逆に、幸せに対して最も版作用が強いのが「地獄言葉」です。
言霊自体に良い・悪いという区別はありません。
だから、どんな言葉にも霊的な力を宿らせることができます。
相手の幸せを願う言葉を発すれば、相手に幸せが届くだけでなく、自分にも願ったものが返ってきます。
逆に相手の不幸を願う言葉を発すれば、それは相手に届くかもしれませんが、自分にもその不幸がおりかかります。
まさに「人を呪わば穴二つ」なのです。
さらに言えば、呪いは「のろい」ので、相手にその呪いが届く前に自分がその言霊の毒で不幸になってしまいます。
言霊は波動であり、エネルギーそのもの
言葉には何がしかの力が宿るメカニズムについては、「波動」という見方で説明することができます。
現代物理学の基礎である量子力学が示すとおり、すべての物質は「波」という性質を併せ持っています。
それは目に見える物質だけでなく、空気や光や音といったものも同じです。
言葉も人間の口から発せられた音であり、全ての言葉にはそれぞれ固有の波動が存在します。
波動は「波の動き」であり、エネルギーそのものなのです。
私たちが何気なく言っている言葉自体がエネルギーとなり、自分を励ましたり、相手を元気にするのです。
でも、その言葉の使い方によっては、自分の元気を減らしたり、相手を傷つけたり、エネルギーを奪ったりもするのです。
だから、私たちは普段から使う言葉には気をつけて、どうせ使うのなら自分にも相手にも良い「天国言葉」を使い、「地獄言葉」は使わないようにしましょう。
- 言葉のエネルギーは言った本人にも返ってくる
- 「地獄言葉」を使えば、自分も相手もエネルギーが減る。「天国言葉」を使えば、自分も相手も幸せになれる
「天国言葉」を上手に使いこなすための三つのコツ
「天国言葉」をたくさん言いたいと思っていても、時には気持ちがついていかないこともあるでしょう。
愛に溢れた「天国言葉」を上手に言うための習慣についてご紹介します。
「天国言葉が大切なのは分かっているのですが、嫌なことがあるとつい、地獄言葉を言ってしまうのです」とか、
「怒っている時に天国言葉が言えません。
こんな私はダメでしょうか?」といった質問を受けることがあります。
大丈夫です。
そんなあなたのために、「天国言葉」を言うための三つのコツを教えます。
まず第一のコツは、先にも言いましたが、思っていなくてもいいから口に出して言う事です。
嫌なことがあって心の中では「ついてないなぁ」と思っても、とりあえず口に出して「ついてる」と言うのです。
第二のコツは、プラスのことを探して「天国言葉」を言うことです。
たとえば道を歩いていて転んで膝を擦りむいたら、「骨折しなくて良かった。
膝を擦りむいただけで済んで、ついてる」と言うのです。
何かで失敗したら、「うまくいかない方法が分かって、ついてる。次は改良してうまくやろう」と言えばいいのです。
「地獄言葉」を使っても、最後に必ず「天国言葉」をつけるとうまくいく
そして第三のコツは、最後は必ず「天国言葉」を言うことです。
どんなに「地獄言葉」を言ってしまっても、最後に「天国言葉」を言えばいいのです。
人が言う言葉では、最後に言った言葉が引き寄せられます。
例えばタクシーに乗って「新宿に行って下さい」と言っても、「やっぱり、新小岩に行ってください」と言うと、タクシーの運転手は新小岩に向かいますよね。
それと同じなのです。
「終わりよければすべてよし」と言いますが、最後に「天国言葉」で締めれば、そのことが次に続きます。
とにかく最後は「天国言葉」で締めるようにしていると、それまではすぐに「馬鹿野郎」と怒鳴っていたのが、「バカだなあ」となり、「もう、しょうがないな」と、言葉がどんどん柔らかくなっていきます。
そうやって少しずつでも「天国言葉」を言う習慣を付けていけば、いつのまにか「地獄言葉」を言う機会も減って、自然と「天国言葉」が出てくるようになるのです。
ちなみに、一人さんは「天国言葉」の達人なので、口にする言葉のすべてが愛に溢れています。
私も日々、一人さんのような「天国言葉」の達人になれるように、精進しています。
- 気持ちがマイナスの時も、「ついてる」と言ってみる
- 「地獄言葉」を使ってしまった時は、最後は「天国言葉」で締めくくるようにする
あなたの行動がすぐさま変わる「感謝してます」
「天国言葉」の中で、最もオススメなのが「感謝してます」です。
実際にあった体験談をもとに、相手の記憶に残り、即効性があって効果も高い、この言葉の魅力をご紹介します。
八つある「天国言葉」の中で、私が一番よく使う言葉は「感謝してます」です。
これは実際にお礼などをいう場面に使うだけでなく、「おはよう」とか「こんにちは」といった挨拶がありに「感謝してます」という言葉を使っています。
「銀座まるかん」に電話をかけたことがある人はご存知かもしれませんが、私たちは、「感謝してます。銀座まるかんです」と言って電話に出ます。
この「感謝してます」という言葉は、相手の記憶にとても残る言葉なのです。
先日もこんな事がありました。
東京でタクシーに乗った時、私は用事があって携帯で電話をかけました。
そして話が終わると、ドライバーさんが、「お客様を以前にも乗せたことがあるのを今、思い出しました」というのです。
そこで、なぜ思い出したのかを聞いてみると、「お客さんが電話で「感謝してます」というのを聞いて、いい言葉を話す人だなぁと思って、それがすごく記憶に残っていたんですよ」と言ってくれました。
こういうことは一度や二度ではありません。
私は仕事で出張することが多く、連絡を取るのも移動しながら携帯電話を使うことがほとんどです。
ただ、飛行機の中では携帯での通話ができませんし、新幹線の中でも周りの迷惑になるので使えません。
歩きながらというのも危ないので、どうしてもタクシーに乗った時に電話する機会が増えます。
そのため、このようにタクシーに乗った時に「感謝してます」という言葉を聞いて、「お客さんのこと、覚えてますよ」と言われる機会がすごく多いのです。
「感謝してます」で売り上げが倍増したおがちゃん
私の知り合いで、一人さんの教えを実践して大成功をした経営者におがちゃんがいます。
おがちゃんは居酒屋経営に行き詰まっていた時にひとりさんとの本と出合い、そこで「ひとりさんがもし、居酒屋を経営したら」というコンセプトでお店を変えました。
それが大成功し、現在は居酒屋だけでなく、酒屋や米屋の経営も手掛けて成功しているのです。
そのおがちゃんが、「数ある一人さんの教えの中で、一番即効性があって成果が凄い」と言って実践しているのが「感謝してます」なのです。
それまでお店では、お客様に対して「ありがとうございますと」は言っていたのですが、そこに「感謝してます」を加えたところ、売上が倍増したそうです。
このように「感謝してます」は、相手の記憶に残るだけではなく、その行動までも変えてしまう力があるのですね。
- 相手の記憶に強く残る「感謝してます」
- 「 感謝してます」は、数ある一人さんの教えの中でも最も即効性があって、絶大な効果を誇る魔法の言葉
追伸 本当に言霊の作用ってすごいですよ
一人さんによると、言葉には「言霊の作用」というのがあって、一度言った言葉は、もう一度繰り返して言わなければならないそうです。
つまり、「馬鹿野郎」と言ったら、もう一度「馬鹿野郎」と言わなきゃいけない現象が起きるし、「ありがとう」「感謝してるよ」と言うと、もう一度「ありがとう」「感謝してるよ」と言いたくなる・・・・・、良い現象が起こる。
「そんなこと・・・・・」と、鼻で笑う人がいるかもしれない。
私だって、初めて言われた時は、「また、そんないい加減なことを言って」と思いました。
でも、振り返ると確かにそうなんです。
一人さんと出会う前、私は会社の愚痴や上司の悪口をいつも言っていました。
で、一度言い始めると、止まらないんですね、これが。
「信じられないよな、あいつ、あんなところでミスして」
と言い始めると、
「そういえば、この間、経理の〇〇もね・・・・・」
と、もう止まることを知らない。
楽しい話や人を褒める話なんて、そういう時は出てこないんです。
逆に楽しい話をしている時は、愚痴や悪口なんて出てきません。
あれって、言霊の作用だったんですね。
この話を聞いてから、できるだけ地獄行きの言葉を言わないように気を付け、天国行きの言葉を口にするように心がけました。
天国行きの言葉を使っていると、自分の顔も笑顔になるし、周りの人も笑顔になる。
良い事が起きる感じになってくるんです。
「感じ」だけじゃありません。
みんなが助けてくれるようになるから、自然に「ありがとう」「感謝してます」という言葉を口にしたくなる。
毎日が楽しくなってくるんです。
本当に言霊の作用って、凄いですよ。
追伸 手っ取り早く幸せになる魔法!
私がひとりさんの弟子になると決めてすぐの頃に、ひとりさんから、こんなことを言われました。
「まゆみちゃん、人に優しくする前に、自分に優しくするんだよ」
「・・・・・・? ひとりさん、人に優しくするんじゃなくて、まず自分に優しくするなの?」
「そうだよ。まず自分に優しくするなの。
まゆみちゃんは、自己重要感っていう言葉を聞いたことがあるかい?」
「自己重要感? 言葉は聞いたことがあるよ」
「そうか。覚えておくといいよ。
人は誰でも、この自己重要感を渇望してるんだよ。
自分は価値のある人間なんだっていう気持ち、これがないと生きていけないくらい、渇望しているんだ。
自己重要感が満たされていないと、どうなるか分かるかい?
誰か他の人から褒められたり、チヤホヤされていないといられないとか、自分より弱い立場の人に、威張ったり怒鳴ったりするんだよ。
中には、相手から同情を引くような話をしたり、行動をする人もいる。
病気になっちゃう人までいるんだよ。
そうやって、人からエネルギーを奪って、自己重要感を満たそうとするんだよ。
でも、本当は自己重要感って、自分の心にあるものだから、自分自身でしか、満たすことができないんだよ。
だから、自己重要感は、自分のことを嫌っていたり、愛していない人は、満たすことができないんだよ」
「ひとりさん、じゃあ自己重要感って、どうやってみたしたらいいの?」
「それが、さっきまゆみちゃんに言った、まず自分に優しくするってことなんだ。
もっと簡単に言うとさ、自分で自分を褒めればいいんだよ。
なんでもいいんだ。
『最近、私、よくやってるな』とか『こんなにがんばってて、偉いな』とか、自分を褒めてあげるの。
何か特別な事をしなくても、その日、当たり前のようにやったことで自分を褒めてあげるんだよ。
例えば、『今日も、満員電車に揺られて会社に行って、偉かったねとか』、『みんなに笑顔で接して、えらかったね』とか。
そうやって自分で自分を褒めるのって、すごい効果があるよ。
そのうちに、自己重要感が、どんどん満たされてくるんだよ」
「そうか。自分で自分を褒めればいいんだね。
他の人に褒めてもらう事を待ってるんじゃなくて、自分で褒める」
「そうだよ。自分のことを大切な人として扱って、認めてあげるの。
それにさ、まゆみちゃんが褒めて欲しい絶妙のタイミングで、いつも褒めてくれる人なんていないよね。
それに、人が褒めてくれるのを待ってたら、いつ褒めてくれるか、わからないよね」
「ひとりさん、分かりました!
私、これから毎日、自分で自分のことを褒めてあげます」
私はそれから積極的に、自分のことを褒めています。
「新しい髪型もなかなか似合ってて可愛いね」
「この服のセンス、さすがだね」
「起きたての寝ぼけた顔も可愛いね」
「毎日、早起きして元気で素晴らしいね」
とか、ちょっとしたことです。
そのおかげで私は、自分のことがますます好きになりました。
ちょっとした問題や、嫌だなと思うことがあっても、「うん、大丈夫、大丈夫」とすぐに切り替えられるようになりました。
最近こんな素敵な話な聞きました。
自分は常に褒めていると、脳に「幸せ回路」と呼ばれるものができるのだそうです。
「幸せ回路」ができると、幸せな気持ちに切り替えるクセがつくそうです。
しかもその回路は、褒めれば褒めるほど、無限に太くなっていくそうです。
私の脳には多分、自分をずっと褒め続けてきたおかげで、かなり丈夫で太い「幸せ回路」がしっかりと作られていると思います。
少々なことが起きても、「うん、大丈夫」「でも、やっぱり幸せ」と、幸せな気持ちに切り替えられるおかげで、ものすごく人生が楽しいです。
これも、自分に優しくして、自分を褒めることを教えてくれた、ひとりさんのおかげです。
そんなひとりさんは、本当に世界一、自分にも人にも優しい最高に素敵なお師匠さんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
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