第1のステップは「笑顔になって、笑うこと」です。
第2のステップは「具体的な対策」です。
第3のステップは「最悪の事態を想定してみる」です。
「不機嫌」が「上気元」に変わる魔法の3ステップ
突然の大渋滞で不機嫌になってしまった私
日頃から上気元を意識していても、不測の事態でつい、不機嫌になってしまうことがあります。
私も以前、こんなことがありました。
東京から大阪の講演会に参加するためにタクシーに乗った時の事です。
余裕をもって早めに東京のマンションを出たのですが、その日は事故の影響で空港に向かう高速道路は大渋滞!
車は全く動きません。
講演会に多くの方々が遠方からもわざわざ来てくれます。
だから絶対に遅刻はできません。
そう考えると、一向に進まない道路状況に余計イライラしてきます。
渋滞状況や空港への到着時間を確認するために、タクシーの運転手に話しかけますが、その声もどこかきつくなってしまいます。
そこで「いけない! 今、私は不機嫌になっている」と気づいた私は、上気元に戻るための「三つのステップ」を開始しました。
上気元に戻ったら奇跡が起きた!
第一のステップは「笑顔になって、笑うこと」です。
その時私は、運転手さんに向かって笑顔で「大丈夫ですよ」と優しく言って、微笑みました。
人は緊張したり、イライラしていると身体に余分な力が加わり、それがさらに緊張やイライラを加速させます。
だから、そういう時は「意識的に笑う」のです。
笑うと身体が緩み、余分な力が抜けてリラックスできます。
第2のステップは「具体的な対策」です。
私は運転士さんに空港への到着予測時刻を聞き、それに合わせて飛行機の便を変更する手続きを取りました。
そして、会社のスタッフに連絡を取り、現在の状況と到着予定時刻お知らせ、遅れた場合の対策を相談しました。
そして、第3のステップは「最悪の事態を想定してみる」です。
まず、このままさらに渋滞が続くことを考えてみました。
でも、その時はまた飛行機の予約を変更すれば済みます。
次に講演会に行けないという事態も考えてみました。
その時は参加者の皆さんに事情を説明して、ちゃんと謝ろう。
そして、別の機会にもう一度、講演会をさせてもらおうと思いました。
そうやって考えてみると、「そうか! 私は何一つ、困っていない!」ということに気づいて、元の上気元な私に戻れたのです。
その途端に渋滞は嘘のように解消。
乗った飛行機では素敵な出会いがあり、講演会も大成功と、奇跡の連続でした。
これが不機嫌のままなら、絶対にこうはいかなかったと思います。
お金も人も引き寄せる人の法則
不機嫌になりそうになったら
魔法の3ステップをやってみよう
思っていなくても大丈夫。使う言葉を変えてみよう
『天国言葉』
愛してます
ついてる
嬉しい
楽しい
感謝してます
幸せ
ありがとう
許します
『地獄言葉』
恐れている
ついてない
不平・不満
愚痴・泣き言
悪口・文句
心配事
許せない
いいことを引き寄せる天国言葉と悪いことを引き寄せる地獄言葉
私たちが日頃から何気なく使っている言葉ですが、その中でも「言った人も、聞いた人も楽しくなる言葉」を私たちは「天国言葉」と言っています。
その代表的なものは、右にあげた8つです.
これらの言葉を使っていると上気元になり、人相まで良くなります。
そして、また同じような天国言葉を使いたくなるような、幸せなことをたくさん引き寄せるのです。
逆に、使ってはいけないのが「言った人も、聞いた人も暗くなる言葉」で、私たちはこれを「地獄言葉」と呼んでいます。
このような言葉を使っていると不機嫌になり、さらに眉間にシワがよって口角が下がり、人相が悪くなります。
そして、また同じような地獄言葉を使ってしまうような、嫌なことをたくさん引き寄せるのです。
お金持ちの家では必ず使う言葉の訓練を受ける
地獄言葉よりも天国言葉を使った方がいいことは、多くの人が理解してくれます。
それでも天国言葉を使えない人がいるのです。
こういう人はよく「思ってもいないことは言えません」と言います。
これではいつまでも「不機嫌の悪循環」から抜け出ることができません。
『不機嫌だから地獄言葉を使う→地獄言葉が悪いことを引き寄せる→不機嫌になるようなことが起こる→また地獄言葉を使う』といったように、いつまでたっても悪いループから抜け出せなくなってしまいます。
それよりも最初は、思っていなくてもいいから天国言葉を使ってください。
なぜなら「人の思い」よりも「使う言葉」の方が、影響力が強いからです。
お蕎麦屋さんに行って「天ぷらそばが食べたい」といくら思っても、「カツ丼」と口に出して言えば、出てくるのはカツ丼です。
それと同じなのです。
だからまずは思っていなくても、お前なくてもいいから天国言葉を使う。そうすると、
『天国言葉を使う→天国言葉がいいことを引き寄せる→また天国言葉が使いたくなるようないいことが起こる→上気元になる→また天国言葉を使う』といったような「上気元の善循環」が起こるのです。
代々裕福な家では必ず教育の一環で「言語調整」をします。
つまり、使う言葉次第で人は裕福にもなり、貧しくもなることも知っているのです。
言葉は人を作ります。
日頃からどんな言葉を使っているかで引き寄せるものが変わり、その人の運命を決定付けるのです。
不機嫌をいち早く上気元に変える「最高です!」
言葉で心をコントロールする
「何があっても上気元で生きるんだ!」と思っていても、ちょっと体調が悪かったり、嫌なことがあれば、機嫌が悪くなることがあります。
そんな時に、手っ取り早く上気元になりたかったら「最高です!」と言えばいいのです。
例えば「俺（私）って最高だよね!」とか、「うちの社長（夫・妻・子供など）って最高なんです!」と言えばいいのです。
何が「最高」なのかは問題ではありません。
とにかく「最高!」と言っていると「最高なもの」を引き寄せるのです。
これを「言霊の魔法」と言います。
口に出して言うことで、気持ちは言葉に引っ張られます。
そして言霊の波動は同じ性質のものを引き寄せるのです。
起きる出来事をコントロールすることはできませんし、他人の心を変えることもできません。
でも、私たちは自分の言葉を変えることはできます。
だから私たちは常に「最高ですね!」とか、「幸せだね」とか「楽しいね」と言った気持ちが明るくなる言葉を積極的に使って、心を上気元に向けましょう。
「ただのご飯」を「最高のご飯」に変える魔法の言葉
ご飯を食べる時に黙って食べたら「ただのご飯」ですが、「美味しいね」と言って食べたら「美味しいご飯」になります。
不思議ですが「美味しい!」って口に出して言うと、さらに美味しさが増すのです。
これもやはり「言霊の魔法」です。
一人さんくらいの大金持ちになると、毎日、高級なものを食べていると思われがちですが、決してそんなことはありません。
違いがあるとしたら、何でも本当に楽しんで食べることです。
例えば、一人さんは吉野家の牛丼も大好きです。
中には「吉野家の牛丼なんか・・・・・・」と思う人がいるかもしれませんが、一人さんは吉野家に行くときは「料亭吉野の牛丼を食べに行こう1」って言います。
こう呼ぶだけでグッと高級感が増しますし、なんかクスッと笑えて楽しくなりますよね。
「玄米菜食」には身体にいいかもしれませんが、機嫌で玄米菜食をするよりは、上気元で出されたものを何でも「美味しいね!」と言って食べた方がよっぽど身体にいいと思います。
それに「美味しいね!」と言って食べると作った人が喜び、その食材も喜びます。
野菜でも肉でも食べ物は全て命です。
私たちは食べ物から命を頂いて、自分の命を養っているのです。
そう思えば自然と感謝の気持ちで「おいしく頂こう」と思いますよね。
お金も人も引き寄せる人の法則
気持ちが明るくなる言葉を使えば
心も変わってくる
斎藤一人さんの話を纏めました。
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