だからその間違いに気づくために、生まれ出ると同時に間違いを持ってきたんだよ。
大我はみんなが幸せになることを考える
大我と小我で何が違うかって言うと、大きく分けて二つの違いがあります。
一つ目は、自分を優先するか、みんなを優先するかということ。
大我というのは、みんなが幸せになることを考えるんです。
でも小我というのは、自分さえ良ければ良いと考えます。
自分さえよければいいっていう考えだけで商売をすると、必ず失敗します。
短期的に上手く行っても、必ず長続きしません。
「悪いことをしてビルを建てました」っていう人はいませんから。
だから、自分だけのことを考えるのではなく、お客さんや従業員や、さらに世間の人たちのことを考えて初めて、商売の成功の道は開かれるんですよね。
それともう一つは、みんなの中に自分を入れるか、入れないか。
私のお姉さんはとても優しい人なんです。
それで昔から、「私はいいから、あんたが幸せになりな」って俺に言うんです。
これって一見、大我のように見えるけど、実は違います。
これは小我なんです。
幸せになるのって、まんじゅうを分け合うようなことではありません。
誰かの幸せが、他の誰かの犠牲のもとに成り立っているのだとしたら、それは本当の幸せではないのです。
神様は「自己犠牲」を嫌います。
何より、みんな神の子なのです。
神様はみんな幸せになってほしいのです。
だから、「みんなの幸せ」を考える時に、その中に自分も入れないと駄目なんです。
みんなというのは、自分も入れてみんな何だよ。
自分のことしか考えないのは「エゴ」です。
だけど、自分のことを考えないのも「エゴ」なんです。
何故かって言うと、神様から見れば等しく皆我が子なんだから、どの人が不幸になっていいなんていう考え方はないのです。
小我で商売をするからうまくいかない
新しく会社を興して成功する人って、例えば10人が起業したら、その中で成功する人はだいたい、一人ぐらいなんです。
その成功した人たちの中で10年続く人って、さらにその中の10人に1人ぐらいの割合でしょう。
それで、商売でも失敗する時って小我になった時なんです。
我々は大我で商売を始めても、やっているうちに我を見失って、小我に走っちゃう。
ちょっと成功するとうぬぼれて、大我を忘れてしまう経営者が後を絶ちません。
大我がないと、商売って、ただの競争になってしまいます。
安さやスピードを比べられて、それでお互い疲弊していくのです。
私は仕事で、よその会社と競争したことが一度もありません。
「銀座まるかん」は化粧品や健康食品を売っている会社ですが、日本には化粧品や健康食品を売ってる会社はたくさんあります。
その中には大手もあれば老舗もありますよね。
普通は商品を作るのでも、市場調査をしてこういう商品が売れているから、ウチでも作ろうとか、ライバル会社がいくらで出してるから、家はいくらで出そうとかって考えるのがほとんど。
でも、うちの会社では、そのような会議をしたこともありませんし、よその会社と競争した事って一度もないんです。
よそがうちの会社をライバル視していることはあるかもしれないけど、とにかく家は一度もないし、その必要はありません。
さらに言えば、新しい企画を考えて、それが商品化して成功するのって、千に一つぐらいの割合です。
でも私は百発百中で商品を作ります。
そして今まで売り出した商品はどれも、成功か大成功のどちらかしかありません。
私が優れていたとか、才能があったということではないんです。
ご存知の方も多いと思いますが、私は中学しか出ていません。
会社勤めの経験もないのです。
では、どうして私が成功できたかと言うと、大我に基づいて仕事をしてきたからなのです。
具体的に言うと、「自分がもし神様だとしたら、どういう経営をするんだろうか」と考えながら仕事をするわけです。
すると、会社として利益を出すだけじゃなくて、お客さんの幸せを考え、従業員の幸せを考える。
さらに取引先やし世間の幸せも考える。
皆さんの幸せを考え出したら、いつのまにかみんなが喜んでくれて、みんなが応援してくれる会社ができました。
それが「銀座まるかん」なのです。
間違うから成長できる
人間って誰しも好き嫌いがありますから、ついつい好きなものを食べ過ぎて、嫌いなものを食べない。
すると栄養のバランスが崩れて病気になります。
そんな時は食べ物の間違いに気づいて、それを改めればいいんですよね。
人間って誰でも幸せになりたいから、ついつい自分のことを考えすぎて、大我を見失ってしまいます。
すると、いろんなことがうまくいかなくなる。
そんな時は自分が小我になっていることに気づき、大我に変えればいいんだよね。
他人の悪口を言ったり、他人のことを責めてばかりいてはいけません。
それと同じように、「自分はダメな人間だ」とか、自分のことを悪く言うのもよくありません。
他人を悪く言うのも、自分を悪く言うのも、それは神様を悪く言っているのと同じことになります。
人間っていうのは、神が作ったものだからみんなそれぞれが完璧な存在です。
でも失敗はします。
それは魂が成長できるように、わざと未熟な状態で生まれてきたからなのです。
成功者とは、何か失敗を犯した時に「未熟だから」と思えるからこそ成長もすることができて、それが次の成功につながっていきます。
失敗者とは、「私は馬鹿だから」とか「ダメな人間なんだ」と言って、間違いを修正しません。
そこから何も学ぼうとしないから成長できないのです。
だから成功するために大切なことは、間違った時に「未熟だから失敗したんだ」と、それを成長の糧にできることと、素直にすみませんって謝れることなんだよ。
「失敗したから自分はダメなんだ」じゃなくて、「今日、間違いをしてしまったから、次からやらなきゃいい」と切り替えればいいの。
未熟な人間はどこまでも成長できるんだよ。
縄文杉の芽だって、最初はとても小さいの。
だけど杉の芽が育って、育って、やがて大きくなれば、立派な杉に成長します。
人間もそれと同じなんです。
それを、「私は馬鹿だから」とかって言うと、「馬鹿は死ななきゃ治らない」って話にもなりかねない。
そうやって、自分を治らない方に持っていくこと自体が間違っているんだよ。
だから「私は生まれつきこうなんです」とか、「生まれつき病気なんです」っていう人がいるけど、生まれつきということは、人間の魂は何度も生まれ変わっているから、前世も間違ったことをしてたんです。
だからその間違いに気づくために、生まれ出ると同時に間違いを持ってきたんだよ。
大我は大我を引き寄せる
大我で生きていると、大我の人を引き寄せます。
大我で仕事をしていると、大我で生きようとしている人が集まってくるのです。
例えば「銀座まるか」んの商品を扱っている特約店さんですごい売上を上げてる所って、商品を売るだけじゃなくて、無償でお客さんの相談に乗ったりなどしています。
体の問題を解決するだけじゃなくて、心の問題も解決してあげようとするのです。
そうすると、それで助かる人が出てきます。
そして奇跡が起きるんです。
「銀座まるかん」の面白いところは、販売会議に特約店さんがお客さんを連れてくるところです。
普通、販売会議っていうのはどうやったら売上が上がるかという戦略を相談する場ですから、当然、企業秘密です。
ライバルに対してもそうだけど、お客さんにも秘密中の秘密にする会社がほとんどです。
しかしうちの場合は、販売会議にお客さんも参加するし、特約店さん同士もライバルなのに、お互いに上手くいった方法をおしげもなく教え合います。
それも、ただ聞かれて話すだけじゃなく、1円の得にもならないのに、わざわざライバルの特約店さんのお店に行って話をしたりもするんです。
でも結局は、そういう大我で生きている人だからこそ、お客さんも応援してくれるんだよね。
大我で生きていると、大我の人を引き寄せます。
お客さんでも、初めは小我であってもやがて、大我に目覚める人がほとんどです。
それで、大我に目覚めた人は他人に与えてもらうより、人に与えたいと思うようになります。
そして競争しあうよりも、協力しあったほうがいいことも分かるようになるわけです。
そうやって大我を中心にしていると結果が変わってきます。
大我を中心にしていると仕事も営々と発展していく、プライベートも充実するようになる。
小我に走った時に起きる出来事が変わるようになり、結果も変わってしまうんです。
健康食品の業界は今、大手の会社がどんどん新規参入してきています。
そんな中でも「まるかん」はどんどん売り上げは伸びているし、おかげさまで本当に安定している会社なんだよね。
世間では不況だとか言われていても、全くその影響を受けることがありません。
なぜかと言うと、私たちは大我という神に守られているんです。
だから、大手が来ようが、不況が来ようが、関係ありません。
大我で生きないと苦しくなるよ
大我で生きることは、自分が損をしたり、我慢したりすることではありません。
例えば仕事でも、取引先に対して大我が大事だから、「不当に値段が高くても我慢しよう」じゃないんです。
不当に高いのも間違いだけど、不当に値切るのも間違いですからね。
人は生きていかないといけません。
生きてないと、魂の修行にはならないのです。
生きていくには食べるものも必要ですし、住むところも必要です。
そのためにはしっかり働いて、給料をもらう。
専業主婦なら家事をしっかりする。
会社もしっかり利益を出さないと、従業員に給料が払えませんからね。
だからといって、お客さんや取引先に損をさせるようではいけません。
生我で生きると得をしたように思うけれど、とどのつまりは苦しくなります。
だから人はね、大我できないと苦しくなるからね。
これは宇宙の摂理です。
紛れもない真実なのです。
天職の本当の意味とは?
この地球は様々な命を育んでいます。
その命が調和して、この地球は成り立っているのです。
その調和を乱すようなことをすると、天は必ず「浄化」というのを起こします。
例えば森林をやたら伐採したり、環境破壊に繋がるようなことをしたりすると、その間違いを正すために「浄化」を起こします。
一見、自然災害に見えることも、実は地球の調和を守るための「浄化作用」なのです。
私たち人間は、この地球で生きる生命で唯一、自由意志を与えられています。
だから、小我で生きることも出来ますし、大我で生きることもできます。
でも、この地球に小我で生きる人が増えて、自分達だけのために自然を破壊し、他の命のことを考えない人間が増えると、天は「浄化」を起こすのです。
私たちは自由意志があるから、天にこの「浄化」をさせないように生きることもできるわけ。
それこそが、大我で生きるということなのです。
よく「自分の天職はどう見つかりますか?」という質問を受けることが多いんですが、天職って自分に向いてる仕事のことではありません。
本当の天職とは、「今のこの仕事は天の神様ならどうやるかな?」と考え出した時、その仕事があなたの天職になるのです。
言い換えれば、今やっている仕事を大我で行った時、その仕事があなたの転職になるんですよね。
どんな仕事でも、それが必要だから仕事ってあるわけです。
さらに言えば、仕事って大変だって言うけど、大変だからこそ、お給料ももらえる。
どんな仕事でも大変さは変わりませんが、どんな仕事でも必ず誰かの役に立っていることも事実です。
だから、どんな仕事でも喜びに変えることができる理由。
同じ仕事でも、いやいややるのと喜んでやるのでは、疲れ方が全然違います。
どうせやるなら楽しく行った方がいいですし、どうやったら楽しくなるかを考えるのも仕事のうちです。
繰り返しになりますが、私たちは小我で生きることも出来ますし、大我で生きることもできます。
でも、どうせ生きるのなら、大我で生きたほうが自分も嬉しいですし、みんなも嬉しいし、神様も喜ぶんです。
私たち一人一人が出来る事って小さなことかもしれませんが、一人一人が大我で生き出した時、この世が天国になるのだと、私は思っています。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
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お世話になっております。
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