悪に合わせちゃだめだよ。
悪人に合わせたら、あなたが悪人になるよ。
親との関係
質問 親の事を許せない時どうすれば?
大人になって、親のありがたみや、親への感謝を、しみじみ感じられるようになりました。
それでも、小さな頃からのことで、どうしても、親のことを、許せないという感情を持って
ってしまうことがあります。
そんな自分が嫌なのですが、どうすればいいでしょうか
斎藤一人さん
「自分が幸せになる考え方、幸せになる努力をする」
それは、この質問自体が、少しめちゃくちゃなんです。
何故かっていうと、親に、感謝をしみじみ感じてると言うんだけど、感じてないから、そういうことを言ってるんです。
しみじみ感じてたら、子供の時のこととか思い出してぶつぶつ言わないです。
しみじみ感じてるような気がしてるだけです。
それで、ズバリ言いますけど、親に文句をいう人の特徴は、今、自分が不幸せなんです。
人間って、自分が幸せだなぁとか、花があって幸せだなぁとか、息ができて幸せだなぁ、空気があって幸せだなぁとかって、本当に幸せだと思うと、必ず親に感謝するんです。
親に文句を言ってる人は、自分が不幸なんです。
「私幸せじゃないもん」って言うけど、人間って、大病なんかしたりすると、生き返っただけで幸せ。
普通に生きてくだけで幸せ。
普通のことにすら、感謝できるんです、
人間っていうのは。
それが大人っていうものなんですけど、歳だけとってて大人になりきれない人がいるんです。
そういう人って、何かにつけて、不幸だとか不安だとか、不幸なことばかり考える癖がある。
で、不幸だ、不幸だといってるうちに、また親の事を思い出したりするんです。
だから、あなたは自分が幸せになる考え方、幸せになる努力をもっとしなきゃいけないんです。
そして、自分が本当に幸せになった時に、親ってありがたいなぁと思う。
それがバロメーターだと思ってください。
どこの親も完璧じゃないんです。
あなたもきっと親になればわかります。
あなたも完璧じゃないんです。
夫婦の関係
質問 時々爆発してしまう夫婦はどうすれば?
夫婦関係は、魂の修行なのだと、斎藤一人さんはおっしゃっています。
おかげさまで、そのことを知ってから、だいぶ楽になりました。
それでも、夫の言動が気に食わず、家事をろくに手伝いもしないくせに!
と、時に爆発してしまいます。
夫は夫で、俺だって頑張って稼いでいるんだ!
と言います。
こんな夫婦に、アドバイスを頂ければ幸いです。
斎藤一人さん
「神様がつけてくれた不満があると知っておく」
素晴らしいアドバイスがあります。
人間は不満な動物なんです。
不満が常にあるんです。
神様がつけてくれた不満というものがあって、そこが動物と違うところなんです。
ゴリラとか猿とかって、別にジャングルの中にいて不平とかなんとか持ってないんです。
例えば、雨が降ってても、大概の動物は濡れているんです。
ところが、人間だけは「屋根が欲しいな!」とかって、そうしたら「濡れずに済むな!」って、屋根を作ったりするんです。
屋根ができてしばらくすると、「壁もあった方がいいな。そうしたら風が避けられて」という風になるんです。
壁ができると、今度は「風通しが悪いから窓があった方がいいなあ」とか。
本当に屋根だけで喜んでるんです。
そのうち、壁ができて壁だけで喜んでいるんです。
今は、夏も涼しいほうがいいなあなんていって、扇風機が作って、しばらくは扇風機で喜んでいたんだけど。
人間って、慣れるのと、飽きるというのがあるんです。
飽きてきちゃうんです。
同じことに。
で、また不平不満を言い出す。
常に不満があるんです。
「家事もろくに手伝ってくれないで」って、ろくに手伝わないというのはいくらか手伝うんですよね。
最初のうちはいくらか手伝ってくれたことに満足しているんです。
ところが、また不満が起きるんです。
人間が歩いていたら・・・・・・、サルなんかは歩いているだけで喜んでるんだよね。
ところが人間って馬を捕まえて、もっと速く、人間が走る以上に走りたいとかって言って、馬を捕まえて馬に乗ってみたり、車作ってみたり、飛行機作ってみたり。
常に飽きるんです。
で、常に不満があるんです。
だから、あなたが旦那さんに不満を持つのは当然なんです。
旦那さんもあなたに不満を持っているんです。
それを適当なところで妥協するんです。
それを適当なところで妥協するんです。
話し合って、じゃあこうしようとかって、例えば妥協したとしますね。
そうすると、しばらく経つと、妥協してもまた不満が出るんです。
そうすると、また話し合ったり、妥協したりするんです。
そうすると、しばらくはいいんです。
で、またしばらくすると不満が出るんです。
人は不満が出る動物なんだ、不満が出る生き物なんだっていうことをまず、念頭に置いた方がいいんです。
そうすると、ああ、こういう生き物なんだって。
私だけが不満なんじゃないんです。
不満があるから今の文明があるし、人間の進歩もあるんです。。
そういうふうに思うと、いろんなことがよく見えてきます。
しっかり、そういう目で見ると楽しいですよ。
子供との関係
質問 子供が悩んでいる時は?
子供が、友達のことや、勉強のことや、人生のことで、悩んでいる時に、どうやって、声をかけ、勇気づけたらいいのでしょうか。
あまり干渉しない方がいいのか、どうか、悩んでしまいます。
アドバイスを頂けたら幸いです。
斎藤一人さん
「自分は愛されてるんだと、子供が分かるような、答えを出してあげる」
子供が悩んでいたら、「どんなことで悩んでいるんだい?」とか、「お母さん、絶対あなたの味方だよ」って。
自分は、お母さんとか、お父さんが絶対、味方してくれるんだって。
悩みのない子供はいないんです。
人生って、生きていけば必ず悩みにぶつかるんです。
その時に、あなたの味方なんだっていうことが、はっきり分かるような・・・・・・。
あなたの味方なんだっていうことが、子供にわかるようにしてあげてほしいんです。
それで、よく勘違いしている人がいるんだけど、子供と一緒になりきっちゃう人がいるんです。
親なんだから親らしくしてほしいんですけど、子供と一緒になっちゃって、子供が、ちょっと成績の良い親の場合ね、いつも100点取ってるのが、90点になるとすごいガッカリした顔をするんです。
「ああ、残念だったね」とかって言うんです。
それが、ものすごく子供を傷つけるんです。
それよりも、「何点だっていいよ、お母さんあんたのこと大好きだから」とか言ってあげてください。
子供が「お母さん、俺さ、今回の点数悪かったんだよ」と言った時に、「大丈夫よ。私あんたのこと大好きだから。点数はね、何点だって、あんたのこと大好きよ」って。
「野球でレギュラー落っこちちゃったんだ」とかって言うと、お父さんが「なんだよ、お前、もうちょっとだったなぁ」とか、それが愛だと思ってるけど、それ、子供と同じだよ。
子供は、自分でがっかりしてるのに、親にまでがっかりされたら、ものすごく辛いんだよ。
親なんだから親らしくしてほしい。
「レギュラーなんかなろうが、なんだろうが、俺にとってお前は最高のスターなんだよ。そんなこと気にすることないよ。お父さんはお前の味方だよ」って。
そう言って欲しいんです。
もっとひどいになってくると、子供に勉強させたくてしょうがなくって、子供がいじめられてるのに、勉強塾に行かせて、「勉強で見返してあげましょうね」とかって。
勉強なんかで見返したら、余計殴られるよ。
毎日殴られてるのに学校に行くのって、大変なんだよ。
「お母さんくっつい手であげるよ」とか、「じゃあお前、空手でも習いに行って、少林寺拳法でもやんな」とか、本当にこの子のためを思ってるんだって、子供が分かるようにしてください。
それから、そういう親だったら、「いや俺もさ、子供の頃、お前ぐらいの時にさ、時代が違うから悩みが違うけどさ、いろんなことで悩んだよ。
だけどさ、今になったらそんなこと、忘れちゃってるぐらいだから、人生の登竜門だな。
ただ、お父さん、お母さん、本当にお前のためだったら何でもするし、いつも味方だから、遠慮なく言ってくれよな」って。
子供が見てて、自分が愛されてるんだっていうね、答えを出してください。
愛されてるんだ、って答えが出れば、それだけで十分です。
職場での人間関係
質問 自分を敵視する人が職場に出現した時は?
もしも、職場に自分のことを敵視したり、足を引っ張ったりしてくるような人が出現した時、できれば、そんな人とも、力を合わせてやっていきたいのですが、どうすればいいでしょうか。
教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
「世間は、見てないようで見ています」
あなたのことを敵視してるんだよね、足を引っ張ったり、いろんなことをしてるんだよね。
そういう人とうまくやる方法とかって、ないよ。
もし、あるとしたらね、相手がやってきても、自分はやらないことだよね。
あなたは足を引っ張ったりしないことだよね。
相手にやられたから、俺もやり返すっていうと、二人だけの世の中、世界にいるように思うけど、実はどっちが正しいか決めるのは、周りにいる人だよ。
だから、明らかに嫌がらせをしたり、足を引っ張ったり、そういうことをする人というのは、周りから見てても、嫌な奴だと分かる。
あなたにだけやってるんじゃないよ。
誰にでもやるんだよ。
その中で、あなたはそういうことをしないとか、あなたは汚い真似をしなかったら、世間が決めるんだよ。
その時仕事やなんかで嫌なことをされて負けたとしても、人間って長い目で見たら、そういうことをしない人がいい。
それから、あなたが周りのいろんな人を助けたり、じゃない仕事の手伝いをしてたりしてたとするじゃない。
そうしたら、みんなあなたの味方をするよ。
世間って、見てないようで見てるよ。
だから、あなたがしないこと。
相手が、したきゃすればいいの。
汚い真似をしたきゃすればいいの。
でも、汚い真似を好きな人って少ないよ。
ほとんどの人は汚い真似は嫌だよ。
だから、その人は、バカなことしてるんだよね。
腹立てたり、自分もやり返してやろうとかって思ったら、同じ汚い人間だよ。
そういう人の機嫌取る必要ないよ。
悪に合わせちゃだめだよ。
悪人に合わせたら、あなたが悪人になるよ。
ただ淡々と、正しきことを行ってください。
追伸 実は「行動しない人」も学んでいるんです
自分が行動して、うまくいったことを他の人に教えるのは、とても良いことです。
でも中には、やる前から「そんなの、うまくいかないに決まってる」とか言って、せっかく言うことを聞いてもやらない人もいます。
すると、そういう人はどうなるかと言うと、「良い事を聞いて、それをやらないとどうなるか」を体験するんです。
私たちは、とにかく学ぶことしかできません。
何もしない人は「何もしない」という行動をとっているんです。
その結果どうなるか学んでいるは経営難ですね。
だから「あの人はせっかく教えても何もやらない」じゃなくて、「やらない」という決断をして、やらないとどうなるかを学んでいると理解しましょう。
どのような選択でも、この世は必ず全てが学べるようになっているんです。
これを中国のことわざでは「天網恢恢疎にして漏らさず」と表現しています。
天が悪人をとらえるために葉栗巡らせた網の目は荒いが、悪いことをした人は、一人も漏らさずとり逃さない、という意味です。
このような天のシステムを知るということが「悟る」ということなのです。
だから悟った学びがないかというと、そうではありません。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
www.youtube.com https://youtu.be/Wxo-28NMe-k
お世話になっております。
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