反抗期は、子供の成長過程で必要なことだよ。
いわば、麻疹みたいなもの。
麻疹って、小さい時にかかると軽症で済むことが多いんだけど、大人になってかかると重症化しやすいと言われてるの。
- 質問1 年賀状
- 質問2 染みついた観念
- 質問3 麻疹
- 質問4 愛とゆとり
- 質問5 気がつけば借金
- 質問6 雀の涙
- 質問7 器の問題ではありません
- 質問8 ストレス対処法
- 追伸 子供の人生は親の人生じゃない───親になると忘れちゃうんです
質問1 年賀状
斎藤一人さんは、どんな年賀はがきを出されますか?
教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
俺はね、生まれてこの方年賀はがきって一回も書いたことがないの。
年賀はがきを出さないのは、一人さんの趣味なんだよね。
よく、年賀状出して返事が来ないと怒り出す人がいるんだけど、それなら最初から出さなきゃいいんだよね。
年賀状出すのも、出さないのも、どっちもその人の趣味。
それぞれ、そういう生き方の人なの。
でね、年賀状出さなかったら友達がいなくなるかって言うと、全然そんなことない。
斎藤一人さんなんか、いっぱい仲間がいて、毎日ものすごく幸せなの。
あなたはあなたのままでいいの。
斎藤一人さんも、斎藤一人さんのままでいい。
みんな、そのままでいいんだよ。
困ることはないからね。
質問2 染みついた観念
私の母は、私に対して口うるさくて困っています。
また私はしてはいけないと思いつつも、子供に口うるさくしています。
どう対処すれば良いのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
口うるさい人ってね、親御さんに口うるさく言われて育ったからなの。
で、口うるさく言われることが嫌だったはずなのに、なぜか大人になったら自分も親と同じように口うるさくなっちゃってるんだよね。
どうしてそうなるのかって言うと、観念が染み付いてしまっているから。
無意識のうちに、その染み付いた観念を忠実に守ろうとしてしまうの。
でもね、それでは言う方も言われる方も不幸だよ。
だから、そういう観念を手放せるように、神計らいでイライラするような人が出てくるんだ。
もし、人が助かるとしたら、その人にとっても、この記事であなたが学び得ることは神はからいなんだよ。
この世で起きてる全ての出来事は、神はからいだからね。
それとね、観念といえば、何が食べたい? とかっていう人に聞いた時、相手が「何でもいいよ」って返すと怒る人がいるんだよね。
そういう人も、やっぱり自分の中に「はっきり答えないといけない」っていう観念があるからなの。
何でもいいっていう言葉はよくないって思われるけど、相手がどっちでもいいよって言うんだったら、どっちか出せばいい。
それでなきゃ、両方出せばいいだけのことなんだよね。
それを、あなたはいつもどっちでもいいって言うけど、どっちか決めなさいよなんて怒る必要はないんだよ。
質問3 麻疹
ろくに口をきかない、目も合わさない、何を考えているのかわからない。
そんな子どもの反抗期、親はどうしたらいいのでしょうか?
斎藤一人さん
反抗期になって良かったねって思うことだよ。
反抗期って必要なの。
親には逆らえないような子だったら、社会に出て騙されてしょうがないんだよ。
だから、身近な親に逆らうことを覚えたということは、大人になるための準備がちゃんと始まっているんだなって、親御さんは喜んであげるぐらいじゃなきゃ。
そのうち、時期が来れば親に感謝するようにもなる。
だから心配しなくても大丈夫なの。
反抗期は、子供の成長過程で必要なことだよ。
いわば、麻疹みたいなもの。
麻疹って、小さい時にかかると軽症で済むことが多いんだけど、大人になってかかると重症化しやすいと言われてるの。
だから、子供が麻疹になると、親は心配しながらも、これで大人になってかかる心配はないって安心するんだよね。
反抗期も、それと同じなの。
だから反抗期が始まったら、健全な証拠だと思って、子供の成長をうんと喜んであげたらいいよ。
質問4 愛とゆとり
子供が反抗期を迎えています。
斎藤一人さんのご著書の中で、子供の反抗期は喜んであげるといいと。
しかしながら、子供の暴言や悪態に腹が立って仕方ありません。
どうすれば良いのでしょうか?
お教えいただければ幸いです。
斎藤一人さん
あのね、子供に反抗期があるんだったら、親にもあるんだって言ってやればいいの。
こっちだって、言いたいことは山ほどあるんだって。
向こうも言いたいことがあるんだろうけど、言われっぱなしだとコミュニケーションが取れなくなるよね。
だから、親だって言い返したらいいんだよ。
ここまで育てるのに、ここどれだけ苦労したと思ってるんだ、とか。
でね、あなたが子供の時、親から誰に育ってもらったと思ってるんだとか言われてすごい嫌な思いをしたとする。
そうすると、我が子にはそういうこと絶対言っちゃいけないと思ってしまうんだよね。
だけど、あなたが親に言われて嫌だったのは、親がさんの言い方に愛がなかったから。
そこに愛があれば、同じことを言われても嫌な思いをしなかったはずだよ。
親は、いつでも心にゆとりを持ってなきゃいけない。
でね、ゆとりって、人と会話をしている時にはどんな形で現れるかっていうとジョークなんだよ。
ゆとりがある人は、ジョークが上手なの。
だからね、子供は真剣に文句を言ってもいいんだけど、お家まで真剣になるもんじゃないよ。
言い返して子供と喧嘩になってもいいけど、親はそこに愛という鳥がなきゃいけないね。
斎藤一人さんだったら、反抗期の息子がいたらこう言うよ。
お父さんはお前を育てようか、愛人を作ろうか悩んだけど、お前を取ったんだ。
愛人を蹴ってお前を選んだんだから、少しは感謝しろよって。
こんな親だったら、子供はこの親には勝てないわって思うかもしれないね。
これが斎藤一人さん流の喋り方なんだよ。
質問5 気がつけば借金
夫が内緒で借金していたことがショックです.。
夫は結婚前から賭け事が大好きな質です。
ギャンブルは小遣いの範囲で行うと約束をして結婚をしたんです。
そんな夫が私に内緒で消費者金融から100万円近くの借金をして、ギャンブルに当てていたことがわかり大喧嘩をしました。
このままだと夫の性格からして、同じことを繰り返すでしょう。
私としてはギャンブルを一切してはいけないと責めているのではなく、借金をしてまでするというのはダメというのをわかってほしいのです。
夫に借金をやめさせる言葉があればご教示いただければ幸いです。
斎藤一人さん
結婚前から博打が好きだったんだよね。
気が付いたら100万円の借金があったんだよね。
結婚前から浮気者だったとするよね。
そしてその人が動きをすればもっと早く発見できましたよね。
浮気するのではないかという目で見ていれば、発見できたということを言いたいんです。
博打好きが博打をやるのは当たり前なんです。
気がついたら借金が100万円あったというのは、あまりにも博打したことない人が、気がつけば100万円借金があったというのならば、奥さんのことも分かりますが、分かんなかったことがわかるということです。
だけど前から好きだった人間は、博打をするに決まってるんです。
どうしたら治りますか?
治る言霊はありますか?
そういうことよりも一番いいのは離婚届を押してくださいということです。
頼むからこれにハンコを押して、あなたは治らなくていいから、治るのは来世か再来世でいいから、付き合ってられないから、ともかく離婚届にハンコを押して、言霊よりもハンコをもらってください。
質問6 雀の涙
株を買うことについてどのように思われますか?
サラリーマンの夫が今株を買おうとしています。
アベノミクスで今株が上がっているからチャンスだとか、株だけではなく、オリンピックがあるから土地を買うのも良いんじゃないかとか、万一のために金も買っておこうとか、いろいろ本を読んで考えているようですが、それってどうなのかなと私は思うのですが、お金にも働いてもらって、お金持ちになろうよと夫が言います。
こんな夫と私に実業家である斎藤一人先生にご意見をいただけませんでしょうか?
雀の涙ほどの資金なのですが、今現金で持っておいた方が良いのか、預金が良いのか、投資をした方のが良いのか、もしアドバイスがあればお教えください。
斎藤一人さん
簡単に言うと貯金しとくと金利はつきません。
株買ったり金をかったりすると言うと、上がることもあれば下がることもあるんです。
あなたが株に向いてるとか、投資に向いているかは分かりません。
だいたい儲かるのは30人に1人ぐらいです。
そんなにいないかな、100人に1人ぐらいですね。
あなたの旦那さんが、100人に1人の才能があるかどうか、投資をしてみないと分からないんです。
歌も歌わせてみないと分かりませんし、駆け足も走らせてみないと分かりません。
斎藤一人さんはあなたの旦那さんのことを知りません。
雀の涙しかし金がないというのはありがたいです。
なくなったって雀の涙だからです。
たくさんあるとなくなりますが、雀の涙で一生懸命に考えてみて、雀の涙が鳩の涙ぐらいに増やせるのか、タカやワシの涙のように増やせられるのか、それはやってみないと分かりません。
お金がないというのはツイています。
ただ100人に1人の才能があるかどうかはやってみないと分かりません。
だからお金のないうちに勉強することです。
質問7 器の問題ではありません
お金を受け取る器はどうすれば大きくなりますか、世の中の相続とか事件はお金のトラブルで起こっているものがたくさんあるような気がします。
私自身もお金に恵まれてるほうではないので、お金というものがなければいいのにと思うこともあります。
こんな考え方をしてしまうから、お金に愛されないのかもしれないと思います。
お金に愛される日本一の達人である斎藤一人さんにたくさんお金を受け取る人間としての器の作り方、器を大きくするための口癖があれば、お教えいただけましたら幸いです。
斎藤一人さん
お金って入ってくる人には入ってくるんです、入ってこない人が器だけいくら大きくしても、入ってこないものは来ないんです。
それで財産争いで揉めている人を見ると、あれはあれで魂の修行でいろんなことが分かるようになってますから、彼らにとって必要だから、周りから見て醜いだとか色々言っていますが、ああいう魂の修行、あの段階なんですね。
だから十分にやらしとけば良いんです。
質問8 ストレス対処法
最近よくストレスが原因でという言葉を聞きます。
斎藤一人さんが考えるストレスとは何ですか?
また対処法があれば、教えていただきたいです。
斎藤一人さん
ストレスは、いやだと思ったことがストレスです。
神経を使うから、ストレスがたまるといいますが、 麻雀やってる時も、パチンコやってる時も、ストレスはたまりません。
いやいややってるから、ストレスなんです。
麻雀なんかものすごく頭を使うんです。
それなのに徹夜でやってても平気なんです。
また次の週にしようとします。
ストレスの原因は、いやいやしてることが原因なんです。
仕事も楽しくやれば、ストレスではないんです。
なんでもイヤイヤやると、ストレスになるんです。
だからあなたが、どういう風に思ってするかです。
嫌の事があれば、楽しくしてからすればいいんです。
人間って、ストレスがないとダメなんです。
適当なストレスは必要なんです。
東京は道路を渡るのだって命がけなんです。
こんなに危険なところがありません。
ライオンに食べられる人より、交通事故で死ぬ人の方が多いんです。
そういう緊張感のある所に行くと、東京の年寄りって、結構長生きなんですよ。
ストレスが必要だと思えば良いんです。
これもいけない、あれもいけない と言ってると、余計にストレスが溜まるんです。
多少のストレスがあった方が、良いと思ってるほうがストレスはないんです。
追伸 子供の人生は親の人生じゃない───親になると忘れちゃうんです
子供はみんな反抗期というのを通ってきます。
ちょっと不良っぽくなるとか、生意気になるとかね。
子供がだんだん大きくなってくると、色々出てきますよ。
うちの場合も本当にいろんなことがありました。
でも、あまりいい子じゃなくて良かったと思っているんです。
おかげで二人とも、いろんなことを考えられる大人になったみたいですから。
私の二人の息子も荒れていたことがあるんですけれど、そんな時、私はこう言ったんです。
「ふざけんじゃない!
誰のおかげで生きていられると思ってんの!
私はあんたを育てるために一生懸命働いているし、恩に着せるつもりはないけど、がんばってご飯を食べさせているんだよ。
あんたにご飯を食べさせてくれるような所が他にあるんなら、うちを出て行って、そこで食べさせてもらいなさい」
そう言って、パンツひとつで外へ放り出しました。
それで家の鍵を閉めてしまったんです。
頭を冷やさせたんですよ。
小学校の高学年ぐらいの頃、治郎が人様のものに手をつけた時なんか、こう言いました。
「泥棒をするために神様はその手をくれたんじゃない。
他に使い道があるんだよ。
法律に触れるようなことをするために、その手はあるんじゃないんだから、切ってあげる」
そして、私が包丁を持ち出したら、息子はもうやらないと言っていました。
ちょっと評判の良くない子と付き合うようになって一緒に悪さをした時には、自分の息子にこう言ったんです。
「お前が一番悪い。
この子は真面目なんだ。
この子を悪くしたのはお前だよ。
向こうの親御さんが泣いているんだよ」
これで、うちの子もその子も、色々考えるようになったみたいですよ。
これはみんな、ひとりさんに教わったやり方なんです。
そのおかげで、私は二人の息子の反抗期を何とか乗り越えてこられたんですよ。
子供が荒れている時には、親は威厳を持って意見を言えばいいんです。
そして、とことん話し合うんです。
これが反抗期の子供に対して、親が取るべき基本的な態度なんですよ。
でも、最近の子だと、「出て行け」といえば、本当にそのままあちこちに泊まり歩いて、帰ってこないかもしれませんね。
威厳をもって間違いだと教え、とことん話し合って、それでもだめなら、親は諦めるしかないかもしれません。
私も、自分の子供について諦めようかなと思ったことが何度もあるんです。
諦めると言っても、俺は子供を見放すということじゃありませんよ。
親だったら、自分の子供はこうなってほしい、こう育てたいという計画みたいなものがありますよね。
それを諦めるということです。
子供の人生は親の人生じゃありません。
もし、子供が親の気持ちにそぐわないような道を選んだとしても、それがその子の本当にやりたいことならば、応援するしかありませんものね。
叱らなきゃいけない時はきつく叱りますけれど、戻ってくる時にはいつでも戻っておいでと言ってあげるんです。
「それでダメだったら、うちへ帰ってくれば、ご飯ぐらいは食べさせてあげるよ」ということなんです。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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