情報は、情に報いると書きます。
つまり、人から受けた恩や情けに報いたいという気持ちが、情報という価値を運んでくるのです。
- 人の恩に報いたいという気持ち
- あなたは何チャンネルが好きですか?
- まずは与えられた土壌を耕す
- あなたに運を運んでくれるのは誰ですか?
- 楽しようとすると楽しくなくなる
- 追伸 思考に悪影響を与える場所や相手を避ける
人の恩に報いたいという気持ち
「お世話になった人に報いたい」と思う気持ちはとても大切です。
お世話になった人に感謝して、そうした人に何かしてあげたいと思う気持ちを持っていると、また感謝したくなるようなことをが何故か起こります。
情報は、情に報いると書きます。
つまり、人から受けた恩や情けに報いたいという気持ちが、情報という価値を運んでくるのです。
逆に、成功してもお世話になった人に対して感謝が足りなかったり、自分一人の力で成功したんだと思っているような人は、せっかくの運気をどんどん落としてしまいます。
私自身も、今の自分があるは一人さんのおかげです。
だから一人さんに恩返ししようと常に思っています。
そういう、思う気持ちに対して神様がチャンスやいろんないいことを運んで来てくれるのです。
運をつかむための努力は、自分の器や魅力を大きくするためのツールです。
そのツールを自分のためだけではなく、他人のために使い出した時、その成果が大きく変わります。
それは、お世話になった人に報いたいという思いが、何倍もの力を生むからです。
そうやって他人を大切にしていくことで、自分自身の大切さも見出され、さらにその人の魅力も増していきます。
他人を大切にすると、周りから自分も大切にされます。
周りを愛すると、自分も愛される人になります。
自分は大切な存在なんだと気づくと、周りの人の大切さにも気づきます。
そうして、この人も、この人もと、どんどんあなたの愛が大きくなっていきます。
そうやって連鎖して行った結果、自然と起きる現象が変わり、運ばれてくるものが変わってきます。
運がいいって、結局はそういうことだと思うのです。
運は「棚からぼたもち」のようにたまに訪れるものではなく、自分から起こしていくものなのです。
あなたは何チャンネルが好きですか?
この宇宙には、目に見えないけどいろんな電波が飛び交っています。
テレビやラジオ、携帯電話や無線機などなど。
例えばテレビの8チャンネルで怖い映画をやっているとします。
あなたは怖いのが苦手だから、4ちゃんねるのお笑い番組を見たいと思っていても、8ちゃんねるのボタンを押せば、映るのは怖い映画です。
この時、テレビのリモコンからは8チャンネルに合わせる電波が流れます。
それを受けて、テレビから8チャンネルに合わせるための電波を流して受信するのです。
それと同じで、あなたが幸せになりたいと思い、願っても、口に出す言葉が「ついてない」とか地獄言葉だとすると、ネガティブな、マイナスな電波を流して、「ついてない」とまた言いたくなるようなことを引き寄せます。
つまり、あなたは幸せチャンネル、天国チャンネルを見たいと思っているのに、不幸チャンネル、地獄チャンネルのスイッチを言葉で押してしまっているのです。
あなたはテレビを見るとき、番組表なんかを見て自分の見たい番組を選びますよね。
それと同じで、あなたの人生も選べるんです。
起きた出来事が変えられなくても、それをどう捉えるかを選ぶことはできます。
そして考え方や使う言葉も選ぶことができます。
その選んだことによって結果は変わります。
つまり、あなたは考え方や使う言葉を選ぶことによって、あなたの人生を選ぶことができるのです。
そのためにはまず、今の自分を何も変えないで、今のままで幸せになってください。
恋人ができたらとか、借金がなくなったらとか、1000万円あったらとか、一切の条件なしで、今のままの自分を心から「幸せだなぁ」と思えばいいのです。
もし思えないんだとしたら、自分の周りの幸せを探してみてください。
ご飯が食べられて幸せとか、平和な国に生まれて幸せとか。
世界に飢えや内戦に苦しんでいる人はたくさんいるんです。
それでもまだ思えないんだとしたら、少し息を止めてみてください。
すると苦しくなりますよね。
そしたら息ができて幸せ、生きていることが幸せって思えるはずです。
自分に起こる出来事は、自分に原因があるか、神様がその人に必要だから起こしているかのどちらかです。
そうやって運ばれてきたものに、いちいち文句を言ってはダメなんです。
だって、すべてはあなたが原因なのですから。
だから、すべてのことを受け入れられた時、初めてその人は本当の意味での運がいい人になれるのです。
まずは与えられた土壌を耕す
運がいい人というのは、運がいいことを与えられた人ではありません。
与えられた運がいいことに気づいて感謝し、活かせる人です。
例えばあなたが、豊かな実りを欲するのだとすれば、最初から「豊かな土壌をください」と願うのではなく、まずは自分に与えられた土壌を耕すことから始めます。
しっかりと土壌を耕していれば、そこに天から運ばれてきた光や雨といった恵みを受け取ることができます。
だからこそ、そこにいろんなものが実るのです。
だから、運とは天から与えられるものを、自分の途上でどうすれば実らせることができるかということなんです。
多くの人は運の受け取り方を知らないのです。
運を受け取るにも、その受け皿がないとダメなんです。
自分という種を、世間という土壌に蒔いて、天から与えられる恵みを受けて成長させます。
その天からの恵みはチャンスという形で現れることもあれば、試練という形で現れることもあります。
それが運なのです。
きゅうりの種をまけばきゅうりがなります。
きゅうりの種を蒔いたのに、メロンがなるということは決してありません。
何も努力をせずに運だけを望むのは、種も巻かずにメロンがなることを待っているのと同じです。
あなたの土壌が豊かでないと、運も実りません。
逆にあなたの土壌が豊かになると、運がばんばんと実り出すのです。
ないものばかりをねだりだすと土壌は貧しくなります。
それよりも、あるものを大切にし出すと、土壌が豊かになるのです。
「ないものからはさらに奪われ、あるものにはさらに与えられる」と言われているのは、こういうことなのです。
あなたに運を運んでくれるのは誰ですか?
「私はもっと、運が良くなりたいんです」と言いながら、運を大切にしていない人が世間には多くいます。
そういう人の特徴は、誰が自分に運を運んで来てくれているかを分かっていないんです。
まずは皆さんも一緒に考えてみましょう。
あなたに運を運んで来てくれるのは誰ですか?
これだと分かりづらいかもしれませんね。
なぜかと言うと、運といっても漠然としていますし、運の中身はその人によって違いますから。
では見方を少し変えてみましょう。
運とはとても大切なものです。
であるならば、お金に置き換えて考えてみればどうでしょうか。
あなたにお金をくれるのは誰ですか?
「自分で稼いでいるから自分です」と答える人もいるでしょう。
「お客さんが商品を買ってくれて、その利益が給料になるのでお客さんです」と答える人もいます。
もちろん、これらは間違いではありません。
しかし、私はこう思います。
あなたがサラリーマンなら、給料をくれるのは会社の社長さんです。
お客さんも大切ですが、もし会社が赤字で社長には給料を払う義務があります。
家庭の主婦なら、ご主人です。
最近ではお給料も振込になってありがたみが薄れましたが、ご主人が毎日真面目に働いてくれるからこそ、生活をしていくことができるのです。
会社の社長であれば、それはお客さんであり、従業員だと言えるでしょう。
そこで改めて考えてみてください。
あなたに大切なお金は運んで来てくれる人に対して、あなたはその人を本当に大切にしているでしょうか?
その人が喜ぶことをしているでしょうか?
「働いたぶんを給料としてもらうのは当然の権利」とか
「主婦は家事をしてるんだから、旦那は外で働いて給料を稼いでくるのは当たり前」というのが、一番、運気を悪くします。
だから、運気を良くするためには、運を運んで来てくれる人のことを大切にし、喜ぶようなことを徹底的にやるのです。
サラリーマンの方なら「うちの会社の社長喜ばせるためには、何をやればいいんだろう」と一生懸命考えて行動する。
主婦などご主人がどうすれば喜んでくれるかをひたすら考えるのです。
サラリーマンが徹底して社長の喜ぶことをすれば、その人は出世します。
そして、そういう人はどんなに不況でもリストラされることはありませんし、もし会社が潰れるようなことがあっても、すぐに「ウチに来て働いてくれませんか?」と声がかかる人です。
さらに言えば、独立してもたくさんの人に支えられてやっていけるのです。
社長の機嫌ぐらい取れないとダメなんです。
客商売をしてたらお客さんの機嫌を取るのと同じなのです。
楽しようとすると楽しくなくなる
仕事って、楽をしようとすると、楽しくなくなります。
では、仕事を楽しくするにはどうすればいいかと言うと、まずは社長を好きになることです。
誰でも好きな人のためであればがんばれますし、意欲も違います。
すると、社長の言ったことを速やかにやれて仕事のアイデアがどんどん出てくるようになります。
そして、これもできるけどあれもできますと言ったように、自分をどんどん多機能にしていく。
さらにその仕事を奉公の気持ちで働くのです。
そうやって働いているというゆとりが必ず飲まれます。
その時にサボってしまうとそこまでですが、さらにそのゆとりの中で働いてると、必ず仕事が楽しくなって、さらに豊かになれるのです。
多くの人は楽をすると、楽しいと思っているかもしれませんが、仕事においてはそうではないのです。
楽をしようとすると、衰えてしまうのです。
例えば100の力がある人が、50しか力を出さないと、だんだん50の力しか出せない人になり、さらには25の力しか出せなくなったりと、どんどん衰えます。
それよりも出し切るのです。
100の力の人が力を出し切ると、やがては120の力が出せるようになり、さらには200、300と増えていきます。
そうやって力を出し切っていると、あれもできる、これもできると、自分で選べる力が付いて、さらに仕事が楽しくなります。
逆に出し切ってない人はいつまでたっても力がつかないので、自分の好きな仕事も選ぶことができないから、いつまでたっても楽しくならないのです。
追伸 思考に悪影響を与える場所や相手を避ける
それでは、さらに詳しく、「自分では直接コントロールできない」側面について考えてみましょう。
まず、自分で直接コントロールできないものに「環境」があります。
環境とは場所であり、そこにいる人たちのことです。
思考に悪影響を与える場所とは、そこにいるとなぜか落ち着かない、イライラする、不安になるといった場所です。
人で言えば、自分に直接的に害を与えるような人はもちろん、いつも「地獄言葉」を吐いているような人、一緒にいるとなぜか疲れる人です。
こうした場所や人からまず積極的に逃げるか、避けるようにしてください。
「君子危うきに近寄らず」というように、自分の思考に悪影響を及ぼす、またその可能性がある場所には、できるだけ近づかないに越したことはありません。
また、思考に悪影響を及ぼすようなテレビ番組も見ない方がいいでしょう。
ニュースでも、虐待やいじめ、殺人事件のニュースを見たり聞いたりすると、どうしても暗い気持ちになってしまいます。
特に最近は情報過多の時代です。
何を見て、何を見ないかを自分でしっかり判断していかないと、知らず知らずのうちに、思考は悪影響を受けてしまうのです。
だから、日頃から、こうしたことを避ける習慣を身につけましょう。
電車も正面からまともにぶつかれば大怪我をしてしまいますが、1CMでも避けることができれば、涼しい風が当たるだけですからね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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