思考を自分でコントロール出来れば良いのですが、どうしても環境や周囲の人に影響されてしまいがちです。
趣向が悪い方向へ進んで行かないための方法を考えてみましょう。
自分だけでなく、周りの人を楽しませてこそ喜びは大きい
人生の本当の「楽しさ」とは何でしょうか?
本当の「自由」ってどういうことなのでしょうか?
人生を自由に豊かに生きるコツを伝授します。
スポーツに楽しさを見いだす人がいれば、お金を儲けることに楽しさを見出す人もいますし、教えることに楽しさを見出す人もいます。
何を楽しいと感じるかは人それぞれで違うように、何を幸せと感じるかも人それぞれです。
だから、幸せのかたちも人によって変わります。
大学に進学して一流企業に勤めるという幸せもあれば、中学を卒業して師匠の元で修行し、立派な職人になるという幸せもあるのです。
それを「こうじゃなきゃダメ」という、一面的な価値観で決め付けられるのは良くありません。
お金は誰にとっても必要なものですが、大きな仕事をするためにたくさん必要な人もいれば、家族を養うことができれば十分だと思う人もいるのです。
そして、それを決めるのはあなた自身です。
親でも先生でもありません。
他人と比べて自分が劣っているとか、少ないと感じるのは、苦しいだけです。
それよりも、今日の自分が昨日の自分よりも、少しでも成長できたことに喜びを感じる、そこに人生の本当の楽しさがあるのです。
人生とは、自分の「楽しさ」を見つける旅路
私たちには「自由意志」というものがあります。
その「自由」とは、「何をやってもいい」ということではありません。
自由には必ず「責任」が伴うのです。
だから、本当の「自由」とは、自分で決めたこと、選択したことを行動に移し、その結果に責任を持つことなのです。
「楽しい」というのも、「楽」をすることではありません。
自分が楽しいのも大事ですが、相手が楽しくて、周りが楽しくて、その楽しさが広がれば広がるほど、その楽しさの喜びも大きくなります。
人生とは、自分の「楽しさ」を見つける旅路です。
その旅路の途中で、同じことに「楽しさ」を見出せてた付き合える仲間やパートナーが見つかれば、その旅をさらに楽しいものにすることができるのです。
思考が現実化していくと、地球は小さくなる!?
私たちは「魂の成長」のためにこの世に生まれてきました。
そして、その成長に必要な「時間」と「空間」を神様は与えてくれたのです。
「時間」とは命です。
「空間」とは、私たちが生活する地球上の場所だけでなく、様々なものを創造できる想像力・イメージも含まれます。。
私たちはこの与えられた「時間」と「空間」を使って、自由に羽ばたくことができます。
その時、思考を「天」とつなげることで、その空間をさらに広げることができるのです。
私は最近、地球を小さく感じることがあります。
これは少し大げさな表現に思われるかもしれませんが、実際に思考が現実化していく速さと広がりを見ていると、そう感じずにはいられません。
私たちの思考を広げていくと、この地球上はもとより、宇宙にだってそのイメージを広げていくことができます。
そうやって考えていると、私たちはこの地球という星に、「魂の成長のため」に遊びに来たのだなと感じます。
私たちが「楽しさ」を求めるのも、そのためなのかもしれませんね。
- 誰かと自分を比べない。幸せは自分自身で決めるもの
- 「相手が楽しい」「周りが楽しい」状況を作ろう。そうすると喜びがどんどん大きくなる
- 楽しさを共有し、助け合えるパートナーを見つけて、人生はさらに豊かなものにしよう
そもそも「思考」って何?
より深く理解しておくと、効果的に自分を変えるためのヒントが見つかりますよ。
ここまで、思考を変えるためにまず言葉を変えること、そして良いイメージを広げていくことの重要性を述べてきました。
ここでもう一度、考えてみたいことがあります。
そもそも、思考とは何なのでしょうか?
辞書で思考という言葉を調べてみると、こうあります。
「思考(しこう)」
① 考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。「思考を巡らせる」「思考力が鈍る」
② 哲学で、広義には、人間の知的精神作用の総称。
狭義には、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する規制の働きをいう。
③ 心理学で、感覚や表彰の内容を概念化し、判断し、推理する心の働きや機能をいう。
『大辞泉』(小学館)より
哲学や心理学での捉え方は別として、「思考」は、「思う」と「考える」の二つの漢字で成り立っています。
つまり、思考は簡単に言えば、「思い、考えること」ということになります。
思考がもつ二つの側面とは?
ではさらに「思うこと」と「考えること」について検討してみましょう。
「思うこと」も「考えること」もある程度、自分でコントロールすることができます。
「言葉を変える」ことによって、「良いイメージを広げる」ことによって、趣向に良い影響を与え、コントロールする方法について述べました。
しかし、ある程度できることで、完全にできることではありません。
私達は意識的に言葉を変えることや、楽しいことを考えて、嬉しい、幸せといった良いイメージを広げていくことができます。
その反面、自分がどれだけ、「思うこと、考えること」を楽しく、前向きにしようと思っても、外部の反応や環境によって、制御できなくなる時があります。
例えば、誰かに怒られたり、いじめられたり、裏切られたりした時です。
さらに言えば、無意識のうちに不安や心配になることもあります。
つまり、思考には「自分で意識的にコントロールできる」面と、「自分では直接コントロールできない」面の、二つの側面があります。
- 思考とは、「思い、考えること」
- 思考には「自分で意識的にコントロールできる面」と、「自分では直接コントロールできない面」の二つがある
思考に悪影響を与える場所や相手を避ける
それでは、さらに詳しく、「自分では直接コントロールできない」側面について考えてみましょう。
まず、自分で直接コントロールできないものに「環境」があります。
環境とは場所であり、そこにいる人たちのことです。
思考に悪影響を与える場所とは、そこにいるとなぜか落ち着かない、イライラする、不安になるといった場所です。
人で言えば、自分に直接的に害を与えるような人はもちろん、いつも「地獄言葉」を吐いているような人、一緒にいるとなぜか疲れる人です。
こうした場所や人からまず積極的に逃げるか、避けるようにしてください。
「君子危うきに近寄らず」というように、自分の思考に悪影響を及ぼす、またその可能性がある場所には、できるだけ近づかないに越したことはありません。
また、思考に悪影響を及ぼすようなテレビ番組も見ない方がいいでしょう。
ニュースでも、虐待やいじめ、殺人事件のニュースを見たり聞いたりすると、どうしても暗い気持ちになってしまいます。
特に最近は情報過多の時代です。
何を見て、何を見ないかを自分でしっかり判断していかないと、知らず知らずのうちに、思考は悪影響を受けてしまうのです。
だから、日頃から、こうしたことを避ける習慣を身につけましょう。
電車も正面からまともにぶつかれば大怪我をしてしまいますが、1CMでも避けることができれば、涼しい風が当たるだけですからね。
家族といえども、無理して会わないのも「愛」
仲が悪い親や兄弟でも、会わないで済むのなら会わないに越したことはありません。
例えば、ご主人のお義母さんと仲が悪いのなら、無理して合わなくていいのです。
お盆やお正月にご主人の実家に行く時でも、
「私は用事があるから、あなたと子供達だけで行ってきて」と言って、さらに「私の交通費が浮いた分を、お母さんにお小遣いとしてあげて」と伝える。
それは何年か続けて久しぶりに会うと、不思議とお互いのわだかまりが消えていたりするのです。
いらぬ争いを生まぬためにも、時には、会わないのも「愛」なのです。
- 「落ち着かない」「疲れる」「不安になる」「イライラする」など、マイナスの気持ちになる場所や人は避ける
- 親・兄弟でも仲が悪いなら、合わないことも「愛」
追伸 Q 今、一人さんはどのように過ごしているのでしょうか?
先の見えない状況が続き、不安に襲われる人も多いと思います。
一人さんは、どのように気持ちを律し、過ごされているのでしょうか。
一人さんご自身が心がけていらっしゃる気持ちの持ち方を教えて頂けましたら幸いです。
斎藤一人さん
A 笑顔で過ごすと明るい未来が来るんです
もちろん、私だけでなく、他のお弟子さん達もみんな、今は不要な外出を自粛し、用事はできるだけ電話で済ませているよ。
高齢の大きな集まりを始め、はなゑちゃんの講演会も、やむを得ず中止にするなど、外での活動を控えてね。
残念なことなんだけど、こういう時期だからこそ、深められる学びもあると思うよ。
それに、家にいても楽しいことをしたり考えたりすることはできるから、みんな明るく笑顔で過ごしている。
あなたも今の環境でできることをしながら、無理にでもいいから、できるだけ笑って過ごすようにしてごらん。
そうすると、笑顔の人からは、明るい波動(周波数)が出る。
その明るい波動が、あなたに明るい未来をもたらしてくれるんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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