「自分で決めたこと」だから、最後までやり抜くことはないのです。
『最後までやり抜きなさい』って?
「自分でやると決めたことは、最後までやりなさい」
という言葉があるでしょう?
私が自分でやると決めたことだから、私はやるんです。
というのはわかるんです。
自分でやめると決めたことだから、やめる、というのもわかる。
本人がやめると決めたのに、周りが「自分で決めたことだから最後までやり抜きなさい」って、なぜですか?
本当は、そう言ってる周りの人が、やり抜きたいんじゃないですか?
そうだとしたら、あなたが自分の思った通りに生きればいいんです。
それを「自分で決めたことだから守らなきゃ」って、人をコントロールしようとするけど、自分で「やめる」って決めたんだから、その通りにさせればいいの。
そもそも、「使命」とか「天命」とか、「自分の幸せ」というのは、いろんなことをやりながら、自分で見つけていくのが何より楽しいことなんです。
逆を言うと、色々、やってみないと「これ、楽しいな」とか、「これは自分に向いてないな」とか、「これやってると幸せだな」とか、わかんないの。
『最後までやり抜きなさい』って言われても、人というのは、いろんなことを経験するために生まれてきているんですよ。
だから「これは自分に向いてないな」って思ったら、いろんな経験ができなくなっちゃうかもしれないんですよ。
人生100年時代と言ってもね、意外と「あっ」という間に時間を過ぎちゃう。
最後までやっている暇なんて、ないんですよ。
「飽きてしまった」って、責めちゃうダメなの。
人に対しても、自分自身にもね。
「私はバレエを習いたいんだ」ってバレエを始めたら、飽きちゃった。
「自分の、この飽きっぽい性格を何とかしたい」っていう人がいるんですけど、飽きたからって責めちゃいけないの。
なぜかと言うと、変わることだったり飽きることで人生ができてくるから。
展開が変わって、新しい楽しみを見つけたり、そこで出会う人がいるんだよね。
だから、「嫌になる」なら、早くなっちゃう人の方が、運がいいんですよ。
大切なことだから、もう1回、言いますよ。
人は飽きる生き物なんです。
飽きたら、それまで払ったお金や時間、努力が「無駄になった」って言うけど、無駄じゃないんです。
「自分でバレエをやりたい」って言ったじゃんて、最初は、やりたかったの。
やってみたら、自分に向かないことがわかった。
自分に向いているもの、向いていないもの、これがわかっただけで、人生は成功なんです。
男女の仲もそうなんです。
一生、続く人たちもいるの。
付き合っている時は「ずっと一緒」と思っていても、結婚したら「結婚に向かない」ことがわかる人もいる。
どっちが「正しい」じゃない、自分と他人とでは、生きる道が違うんです。
別れない縁もある。
別れる時が来れば別れる縁もあるの。
それが、前世の続きでそうなっている場合もあるんですよ。
人間の社会で生きていくのに、「何が、正しいか」ということも大切でしょう。
ただ、正しさよりも「何が、楽しいか」の方が大切だと私は思っています。
なぜなら、人間って感情の動物なんですよ。
人間の社会は、「正しさ」だけで成り立っているわけではないんです。
そして、我々を生かしているのは、「楽しい」という思いなんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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