死ぬまで自分を磨き抜いたら、三つに一つぐらいは当たるようになるんだよ。
- 人生の1割打者、3割打者、ホームラン王
- 執着して、執着して、執着するんだよ
- 「運の強いやつは、博打やっても強い」は大嘘なんです
- プロの商人は「知っていることを知らないふり」ができる
- 「商売」は「相撲」と違います子供が横綱に勝っちゃうんです!!
- 追伸 「暇な波動」がお客さんを遠ざけてしまう
人生の1割打者、3割打者、ホームラン王
一発目からホームランが出ないと、落ち込んじゃう人って、いるんだよね。
ま、よほどすごい人か、相当の馬鹿か、どっちかですね。
それ以外いいようがない。
でね、世の中、そんな甘かったら面白くないんだよ。
すぐ終わっちゃったら、どうしようもないの。
すごろくだって、一回でふっと上がっても、面白くないでしょ。
それと同じ。
だから、仕事では、「これは絶対当たる」「これが売れないわけない」なんて、あんまり強く考えないようにするの。
そういう観念がありすぎると、逆に失敗するんだよ。
試しに、1万円持ってね、競艇でも競馬でも行ってみな。
いかに自分の予想が当たらないかがわかりますから。
そうすると「自分はこんなもんなんだ」って」分かってくるの。
大体、「10に1つあたればいいんだ」って。
そのつもりでやれば、いいんです。
そのうち、「10にひとつぐらいしか当たらないんだから、あまりお金かけちゃいけないんだ」とか、分かってくる。
ちょこっと行ってみて、成功するか失敗するか見てみて、「これは10にひとつだな」とわかったら、そのことを一生懸命やればいいんだよね。
それが、10年も行ってくると、10にひとつ当たってたのが、5に一つぐらい当たるようになるんだよ。
で、死ぬまで自分を磨き抜いたら、三つに一つぐらいは当たるようになるんだよ。
3割って、すごいですよ。
野球だって3割打てれば、大変ですからね。
だからそれを、一発目からホームランが出ないと落ち込んじゃうってこと自体が、おかしいんだよ。
まぁ最初のうち、商売でもなんでも、「10に一つぐらいの実力だな」と思ってれば間違いないと思いますよ。
ただ、本当に1万円持って競馬に行くようなことしないでくださいよ。
これは笑い話ですからね。
執着して、執着して、執着するんだよ
「会社に来たら、絶対ニコニコしていろ」って、私はいつも言っています。
うちはブスッとしてるだけでクビなんです。
「私は何もしていないのにクビになった」と言っても、しているんですよ。ぶすっと。
ブスッとしているだけで、周り近所は気分が悪くなるんです。
ここで飯食ってもいいけど、ここでうんこをしちゃいけないんだよ。
うんこするんだったら、便所に行け。
それと同じことなんだよ。
「うんこみたいなぶすっとした顔するなら、便所から出てくるなよ」って、常日頃から言っていなきゃだめなの。
これってね、大切なの。
うちの会話はこういう会社だって、常日頃から言っていれば、みんなもそうだと思うのです。
これってね、大切なの。
そのおかげで、うちの会社はブスッとしてクビになった奴は一人もいないんだよ。
ぶすっとする前に言う、これが大切なんだ。
便所だって、死んでからじゃ入れないんだよ。
そして、商人は、こだわってこだわって、こだわるんだよ。
ここがお店だとしたら、どういう風にしたらお客さんが来るだろう、どうしたらいいんだろう。
ずっと考えてるの。
なおかつ、お客さんは店の中から湧いて出てこないのです。
だから、暇な時は表に出て、ずっと自分の店をじっと見て、どうしたら入りやすいか、ずっと考えるんだよ。
執着して、執着して、執着するんだよ。
熱入れて、熱入れて、熱入れるんだよ。
考えて、考えて、考え抜くのよ。
そうしたら、一人でも入ってくるんだよ。
貼紙の字は、どうやって書いたらいいんだろう?
何の言葉を書いたらいいんだろう?
蕎麦屋だったら、味はどうしたらいいんだろう?
笑顔はどうしたらいいんだろう?
返事はどういう「ハーイ!」がいいのか研究するんだよ。
研究して研究して研究するの。
どうせ、「いらっしゃいませ!」とか、「何にいたしますか?」ぐらいのことしか喋らないんだから、この言葉ぐらい見事に喋らなければ、ダメなんだよ。
セリフがそれしかないんだから。
それと、商人は笑顔しかないんだよ。
怒った顔もなければ、泣いた顔もない。
役者なんて、色んな役やらなければならないんだよ。
商人はワンパターンでいいのに、なぜできないんだよって。
役者だと思ってみろよって。
役者なら、どんな役だってやるんだよって。
商人は、笑顔しかないんだよ。
葬儀屋じゃないんだから、毎日ニコニコしていればいいんだよ。
こんな楽な仕事はないのです。
「なぜ、できないんだよ。
それで、笑顔のつもりかよ」って。
「もっと笑って見えなければだめなんだよ。
鏡見て研究しなよ」って。
「お前のハーイ! はハーイ!になってないんだよ」って。
お客さんが来た時、嬉しそうな返事じゃなきゃダメなんだよ。
追求して追求して追求するから楽しいんだよ。
何でもそうなんだよ。
「運の強いやつは、博打やっても強い」は大嘘なんです
一発目からホームランが出ると、運が悪いどころか、逆にまずいこともあるんだよ。
自分の実力を勘違いしちゃうんだよね。
それは博打も同じ。
博打は、当たらない人の方が運が良いんです。
なまじ最初から当たっちゃったり、博打に強かったりすると、仕事に身が入らないから、結局、身が破滅するの。
で、最初から一つも当たらない人っていうのは、「博打なんか絶対当たり来ないから損だ」って言ってて、真面目に働くようになる。
だから、結局は大成するんだよ。
「運の強いやつは、博打やっても強い」とかって言うけれど、私は絶対そんなことはあり得ないと思っている。
博打運の強い人は、麻雀が強い、パチンコが強い、何が強いって、でも、よく見てみると、別に大成してないの。
だから、うんと出世する人ってのは、博打なんかやらないんだよね。
プロの商人は「知っていることを知らないふり」ができる
ウチの特約店の人で、船井幸雄さんが非常に好きだっていう人がいるんですよ。
ま、そういう系統だから、波動とかが好きなんですよ。
良い波動の上にお水を乗せると、お水の味が変わって、とかって言うんだよ。
そんな時は「それ、人前で言うなよ」って言うんですよ。
それ言っているだけで、変人だと思われるから。
それ、あっているんですよ。
あっているけれど、小人は大多数の意見をいうもんだよ。
少人数派の意見を言っちゃいけないの。
知っていればいいだけなんだよ。
知っていることを全部言えばいいんじゃないんだよ。
知っていることは、知らないふりをするの。
で、どうしても言いたい時は、「昨日、テレビで見たんだけどさ」とか。
「波動の良い所にコップ入れてお水を置くとき、結晶変わっちゃうんですってね。
驚きですよね」とか。
「否定的なことを言うと、水の味変わっちゃうんですよね」って。
テレビでやる10年前から知っていても、「僕は知っていたんですよ」って言っちゃいけないの。
特に、商人は、そういうしゃしゃり出たことはしてはいけないんです。
知っていることも知らないふりをするの。
そうすれば、穏便なの。
商人はお客様に物を買っていただくの。
誠実な人だなと思ってもらえばいいんだよ。
商人から、いちいち物を教わりたい、と思ってる人は少ないんだよ。
お客さんっていうのは、常にそうなんだけど、自分が一番偉くなりたいんだよ。
それを物を買った他に、「あんたより、私の方が偉いんだよ」ってツラされて、面白いわけがないんだよ。
会社の上役だってそうなんだよ。
自分が一番物知りのような顔をしていたいんだよ。
それなのに「ついてるって言うといいんですよ」とか言われると、ムカッとするんだよ。
で、どうしても言う時には、「昨日、テレビでやったんですけど」とか、「私も驚いたんです」とかっていう言い方をしなきゃいけないんだよ。
むやみやたらに敵を作らない。
敵を作ったって、いいことないんだから。
相手だって長く生きてて自信持ってるんだから、そっとしておけばそれでいいの。
最終的には、人のプライドを傷つけない愛情ですよ。
「商売」は「相撲」と違います
子供が横綱に勝っちゃうんです!!
大手と競争して、商店、中小企業が負けるはずがないのです。
最近、ある商店の人から「大手が値段を大幅に下げて参入してきていますが、これにはどうやって対応していけば良いのでしょうか」といったことを聞かれましたが、心配する必要はありません。
なぜかと言うと、大手の方が、会社やビルもいい場所に持っているし、社員にも余分に給料を払っているので、全ての面において経費が余計にかかっているからです。
商いは、経費がかからない方が勝ちなのです。
だから、大手などに、商店、中小企業が負けるはずはないのです。
ただ、大手が出てくると、相手が大きいので負けたような気がするのです。
ところが、それは気持ちの問題だけなのです。
相撲取りと子供が喧嘩しているような気になってしまう。
でも、商いは相撲とは同じではないのです。
追伸 「暇な波動」がお客さんを遠ざけてしまう
人間には、人のだしている波動を感知する能力があって、同一の波動は互いに引き合うという性質を持っている。
だから、言葉や考え方の波動が同じような人は、その波動を好む人を吸い寄せる。
一緒にいて心地の良い人をよく「あの人とは波長が合う」といいますね。
また、波動の特徴として、ある波動が原因となって、その波動にふさわしい出来事が呼び寄せられたりする。
つまり、嫌な波動を出したために、嫌なことが近寄ってくるということなんです。
波動は音楽のようなもので、心がある音色を出していれば、その音色に同調するような事柄が集まってくる。
同じ波長同士は引き合うということね。
だから、「忙しい波動」と「暇な波動」があって、注意すべきは「暇な波動」です。
この波動はお客さんを遠ざけてしまうから。
在庫や空きスペースなど、暇な状態にあるものからは、どんどん「暇な波動」が出てしまう。
これは暇な従業員からも出る。
お客さんは敏感だから、そうした波動が出ている場所に近づかない。
「暇な波動」をできるだけ出さないようにすれば、良い業績が期待できるんです。
一つの問題で10年も悩んでいるとか、半年も悩んでいるとか言われると、
「暇があっていいな・・・・・・。
よく、そんなことで悩んでいられるだけの環境を与えられているな・・・・・・」
と思っちゃうんだよ。
こっちは、パッパ、パッパ片付けていかないとね。
「はい、こっち。はい、あっちやって」
とかって。
それしかやっていられない。
悩む暇さえないんですよ。
景気のいい時に、景気のいい話をするのは当たり前。
そうじゃなくて、景気の悪い時に、景気のいい話をするのが大事なの。
忙しい波動にお客さんは引かれるから、できるだけ勢いをつける。
勢いが波動を高めるから。
これは、普段の川の流れと堤防を決壊させる鉄砲水との違いのようなもので、勢いがあるとエネルギーが大きい。
勢いをつけるには、仕事を一気呵成にやること。
返事をテキパキすること。
勢いのある人だけを雇うこと。
勢いをつけて「これで元気になります!」と大声を出せば、勢いがお客さんに伝わって、お客さんが元気になりやすくなる。
みんながやる気がない時に、やる気を出すから光り輝く。
勢いをつけて波動を高めることを覚えておけば便利なんだよ。
執着して、執着して、執着するんだよ。
熱入れて、熱入れて、熱入れるんだよ。
考えて、考えて、考え抜く。
そうしたら、お客さんが一人でも入ってくるんだよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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