神様の課題を乗り越えるための考え方を知ったら、次はその考え方へと自分の考えを変える、実行の段階へ入ります。
一人さんのやり方で、自分を変えるための理論となるのが、「波動」という考え方です。
人生が全部うまくいく「波動」の話
一人さんはよく「波動」という言葉を使います。
でも、波動についての理屈をコンコンと話したりはしません。
でも、この波動について知っておくと、自分の考え方を変える際に、一人さんの考え方が分かりやすくなると思います。
そこで、今まで私たちが一人さんから聞いた波動についての話の断片をまとめて、なんとかご説明してみたいと思います。
一人さんの言う波動というのは、感覚的に言うと、耳に聞こえない音楽のようなものです。
そして、同一の波動は互いに引き合うという性質を持っています。
例えば、バイオリンを弾いたとします。
バイオリンを弾いていると、その音色の好きな人が集まってきて、クラシックのコンサートになります。
つまり、自分の出した音色によって人が集まり、コンサートへと繋がるわけです。
バイオリンの音色を聴いて、演歌ファンや民謡ファンなどが集まることはありません。
バイオリンの音は、それを好む人をだけを集めるわけです。
これと同じように、言葉や考え方も音楽のように外へ伝わって行って、その波動を好む人や事柄を吸い寄せるのです。
波動のもう一つの特徴は、出来事がその波動の原因なのではなく、その逆に、ある波動が原因となって、それにふさわしい出来事が呼び寄せられるということです。
辛いことがあったから辛い波動になったとか、嫌なことがあったから嫌な波動になるというのではなく、むしろその逆で、嫌な波動を出したため嫌なことが近寄ってくるということです。
ちょうど、三味線を弾いたから民謡ファンが集まってきたというのと同じような事なのです。
もし、心がウキウキしていればウキウキした音が出ており、そのような事柄が勝手に寄ってきます。
でも、いつもギスギスしたすさんだ心をしていて黒板をひっかくようなキーキーした耳障りな音を出していれば、それを好むような事柄ばかり寄ってきます。
自分にとって付き合いやすい、一緒にいて居心地のよい人などを、よく、「あの人とは波長が合う」という言い方をします。
これからもわかるように、人間には人の出している波動を感知する能力があるようです。
それがどんな人であるのか、現在どんな状態なのか、言葉の内容や言い方だけでなく、その人の表情や声の質など、5巻から6巻まで含めたあらゆる感覚を総動員して、その人の情報を感知します。
そしてその情報を総合的に判断しているのです。
例えば、「これは危ない人だ」とか、「この人は温かい人だ」とか、「何か心配事があるようだ」といった具合に、それがどんな人なのか結論を出すわけです。
その結論が自分と同調しているという状態が、「波長が合う」ということです。
順番を整えて、このことをもう一度考えてみます。
まず心がある状態にあります。
その心にふさわしい言葉を話し、表情をして、声を出します。
さらには、その心にふさわしい手振りや身振り、歩き方や行動をすることになります。
それを、他の人が目、耳などを通して、五感、さらには六感まで使って感知するのです。
その上で、その上が自分の状態と同調するかどうかを判断し、同じだと思えば近づいてくるわけです。
例えば、心がウキウキしていれば、ウキウキした言葉を話し、明るい表情をし、明るい声を出します。
身振りや歩き方も明るく元気になっています。
それを他の人はあらゆる感覚から感知して、「明るい人だ」とか「楽しそうな人だ」と判断します。
そして、明るく楽しいことの好きな人はこれに同調して集まってくるわけです。
また、明るい人が集まれば、暗いことは起こりません。
何かトラブルや失敗が起こったとしても、それがこじれるようなことがなく、最後には大洗で終わってしまうからです。
このようにして、心がある音色を出していれば、その音色に同調するような事柄が集まってくるということなのです。
波長は音楽のようなもの。
同じ波動同士は引き合う。
これが、一人さんの言う「波動」の基本的な性質だと私達は理解しています。
波動を高めるために暇な波動を出さないようにする
波動について注意したい点をいくつかご紹介します。
まず、気をつけたいのは「暇な波動」です。
お店などでは、「忙しい」ことが大事で、忙しくしているところへは、どんどんお客さんが集まってきてくれます。
これは「忙しい波動」にお客さんが引かれてくるからです。
この対極にあるのが「暇な波動」です。
これは逆に、お客さんを遠ざけます。
一人さんは、会社の事務所などの場合も、忙しいと良く、暇だと悪いと言います。
その理由がこの波動なのです。
暇な波動を出すのはお店だけではありません。
在庫や空きスペースなど、暇な状態にある者からはどこからでも、「暇な波動」が出てしまいます。
暇な人は他にも、暇な従業員、暇な時間など様々なものから出ます。
お客さんは、こうした暇な波動に敏感なもので、そうした波動を出している場所で近づこうとはしません。
たとえ暇であることを隠していても、お客さんは暇な波動に気づいてしまうのです。
この波動の影響は、自営業だけではなく、一般の会社でも同様に出てきます。
その場合、自社製品が売れない、仕事の発注が減るなどの影響があるのです。
逆に言えば、「暇な波動」をなるべく出さないようにすれば、業績に良い影響が期待できるということです。
例えば、最近、メーカーなどで在庫を全く持たない経営のやり方が注目されています。
お客さんの注文を受けてから素早く製造したり、需要を細かく予測して、作りすぎをなくしたりするなどの工夫を行うことで、在庫ゼロを実現しているようです。
多品種少量生産の時代にマッチして、こうしたやり方を行っている会社の業績は好調だそうです。
これは、「暇な波動」の出る在庫をなくすことで、業績が良くなった一例と言えます。
常にわずかの在庫しか持たず、「品切れ」という状態でお客さんに待ってもらうことは、一見いけないことのように思われますが、そんなことはありません。
「品切れ」という状態が、「売れている波動」を出すことにつながり、結果として人気を持続させ、商品寿命を延ばすことにもなるのです。
逆に人気に行かれて、大量生産して十分な在庫を持った途端、売れなくなったヒット商品は数多くあります。
忙しい波動にお客さんは引かれる。
暇な波動はお客さんを遠ざける。
つまり、二つの波動には、このような性質があるのです。
ですから、お店や事務所は無理に大きくしない、在庫は増やしすぎないと、暇な波動を出すようなものを作らないようにするのが大事です。
波動を高めるために勢いをつける
次は、「勢いが波動を高める」という話です。
波動にも、ただの波動と勢いのついた波動があり、勢いがついた場合の方が波動は高くなるのです。
これは、普段の川の流れと堤防を決壊させる鉄砲水との違いのようなものです。
勢いがあるとエネルギーが大きいのです。
勢いをつけるということは具体的には、仕事を一気呵成にある、返事をテキパキする、勢いのある人だけを雇うということなどです。
また、良いことがあったら、威勢よく喜ぶと勢いが付きます。
ただ「おめでとうございます」というよりも、大きな声で「おめでとうございます!」と言って、みんなで拍手したりするわけです。
このことは、まるかんでいつも実践していることです。
例えば、一般の取扱店さんから私たちへの報告のつもりで、「今日はお客さんがいっぱいです」という電話がかかってきたとします。
すると、私たちは「えっ、今日はお客さんがいっぱいですって。おめでとう!」と大声で喜んで、一斉に拍手します。
すると、電話をかけてくれた相手にも勢いが伝わるのです。
お客さんに商品を勧める場合も、こちらの勢いが伝わるようにしています。
まるかんでは健康食品を扱っていますが、だらっとした声で商品をお客さんに勧めたのでは勢いが伝わりません。
勢いをつけて、「これで元気になりますよ!」と言うと、こちらの勢いがお客さんに伝わり、お客さんが元気になりやすくなるのです。
勢いをつけると波動が高まる。
このことを覚えておくと便利です。
追伸 どんなときも焦っちゃダメだよ
私たち一人さんの弟子はお互い切磋琢磨しながら、商売を通じて良き戦いをするというゲームを行っています。
これがつまり「渡り鳥経営」です。
渡り鳥は長い距離を飛ぶために雁行飛行と言ってV字型になって飛びます。
これは、先頭を飛ぶ鳥が羽ばたく時にできる気流に乗ることで、すぐ後ろを飛ぶ鳥が宙に浮く負担が少なくなります。
そして先頭を飛ぶ鳥が疲れたら後ろに回り、一番元気がある鳥を先頭に立ってまたみんなを引っ張る。
これにちなんだのが、まるかん式渡り鳥経営なのです。
私たちはとにかく上手くいったことは惜しげもなく、仲間のみんなに伝えます。
それこそ、それぞれが独立した社長でもみんな一人さんの弟子であり、仲間なのです。
でもあるとき、私は成功している仲間の話を素直に聞くことができない時期がありました。
「なぜあの人にできて、私にできないんだろう」とか、「このままでは、みんなに置いていかれちゃう」という気持ちが湧いてきたのです。
そんな時にひとりさんは私の気持ちを見透かすように、「焦りは絶対、禁物だよ」と声をかけてくれました。
そうやって落ち込んでいるときに「焦っちゃだめだよ」と言ってくれたことが私の心をどれだけ軽くしてくれたかわかりません。
焦る時に出る波動はマイナスな波動です。
だから焦ると余計に悪いことを引き寄せます。
でも一人さんは決して人を焦らせず、「じゃあ、これをやってみな」と言って、具体的な解決策を与えてくれます。
そして上昇気流に乗って上がっている時は「いいぞ」と褒めてくれて、「そのままでいきな」と応援してくれるのです。
ちなみに今、まるかんの「渡り鳥経営」はまるかん内部だけにとどまらず、特約店さんや愛弟子さん達にも広がって、そこから億万長者を輩出するに至っています。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きも御座いません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。