本を読まないで乗り越えられる時代じゃないですよ
本を読まないから時間がない
秋といえば読書ですが、「読書の秋だけ」ではもったいない。
「年がら年中、読書」がいいですね。
私は本を読んで、人生が変わったと言っても過言ではありません。
人生には色々な出会いがありますが、その中で本との出会いは、私にとっては特別です。
その時々に応じた本との出会いがあり、本で学んだことをすぐに行動に移してみると現場が変わる。
本で学んだことをすぐに行動に移してで見ると現状が変わる。
この繰り返しこそが、私の上昇気流の秘訣だと思っています。
誰の言葉か分かりませんが、とても好きな名言があります。
「本を読む時間がないのではない。本を読まないから時間がないのだ」
素晴らしい先人の知恵と経験を、読書では簡単に、しかも短時間で自分の人生に取り入れることができます。
こんなにお得で、素晴らしいことはありません。
それに、読書は心の栄養です。
一食でも抜けば「お腹が空いて我慢できない」というのに、1ヶ月に一冊の本も読まないで平気でいられるのは、心が成長していない証拠です。
実は昔、一人さんに会った時に「おがちゃん、最近、本を読んでないだろ?」と突然言われたことがあります。
「はい、最近確かに読んでません・・・・・・」
あまりにもドンピシャの質問だったので、瞬間に額から汗が吹き出しました。
その時は本当に忙しい時期で、その忙しさを言い訳にして、本を全く読んでいませんでした。
「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があります。
これは「志を持って学んでいる人は、3日も会わなければ注意深く見てみなさい。必ず成長の跡が見て取れます」と言った意味の言葉です。
おそらく、その時の私からは、成長の跡が全く見えなかったのでしょう。
本を読むと知識がアップデートされ、自分自身がバージョンアップして顔つきも変わり、言動も変わります。
だから忙しい時でも、ちゃんと本を選んでアップデートしてバージョンアップしないと、知らず知らずの間に時代の変化に対応できず「茹でガエル状態」になり、仕事も人間関係も、もっと言えば、人生がうまく回らなくなってしまいます。
『種の起源』で有名なダーウィンも「強いもの、頭の良いものが生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ」と言っています。
リーダーたる者、読書で常に心を成長させ、常に時代の変化に対応できるように心掛けたいものですよね。
ちなみに、私がひとりさんにオススメしてもらった本をいくつか紹介します。
興味がある本があったら、ぜひ読んでみてください。
『道は開ける』『人を動かす』ともにデール・カーネギー著 創元社刊
『人生を創る言葉』渡部昇一著 致知出版社刊
『新史 太閤記』上下巻 司馬遼太郎著 新潮社刊
『松下幸之助 パワーワード』小宮一慶著 主婦の友社刊
『バビロンで一番の大金持ち』ジョージ・S・クレイソン著 サンマーク出版
あなたはプロですか? アマチュアですか?
お金をもらって、そのことを職業にしている人のことを「プロ」と言います。
野球を職業にしている人はプロ野球選手。
それ以外で、趣味や遊びで野球をしている人はアマチュアの野球選手。
歌を歌うことで報酬をもらうのがプロの歌手。
カラオケや歌の大会やコンサートでも、お金を払って歌う人、またはタダで歌う人はアマチュアの歌手。
本来、お金をもらって職業にしている人は、みんなプロです。
経営者なら「プロの経営者」。
サラリーマンなら「プロのサラリーマン」。
でも、中にはプロになりきれず、アマチュアのままの人がいます。
その違いは、「常に向上しようと、勉強をし続けることができるか」どうかだと思うんです。
例えば、飲食店を開業するまでは、いつも勉強をして向上していたのに、開業したとたん、ほとんど勉強しなくなる人がいますが、これは典型的な「アマチュア」です。
会社員でも、入社して3年くらいは勉強して向上していたのに、5年、10年経つと勉強しなくなり、向上することをやめてしまう人がいます。
それでいて「俺は勤続〇年だから 、給料上げてほしい、ボーナスはあげてほしい」という人がいますが、アマチュアの人のお給料やボーナスをアップさせるほど、世の中は甘くありません。
昔、一人さんと待ち合わせをした時の事です。
待ち合わせ場所に私が行ったら、先に一人さんが一人で本を読みながら座っていました。
私に気づいた一人さんは本をテーブルの上に置き、挨拶をして「ここに座りな」と言ってくれます。
席に着いた私は、一人さんが読んでいた本が気になって「ひとりさん、どんな本を読んでいたんですか?」と 、その本を見せてもらったんです。
それを受け取って、私はびっくりしました。
表紙がボロボロなんです。
私が「すごいボロボロになるまで読むんですね」と言うと「この本は何回読んだか忘れるくらい何度も読んでるんだよ」と答えてくれました。
今更言うまでもありませんが、一人さんは歴代日本一の税金を収め続けている大実業家です。
驚いてる私に、さらに一人さんの驚きの一言。
「まだまだ俺は未熟だからな・・・・・・」
これこそ「プロ」です。
いや、「プロ中のプロ」の姿勢です。
どんなに上に昇っても、勉強して向上をし続ける。
これが斎藤一人さんなんです。
私も「プロ中のプロ」を目指して向上していきたいと思います。
徹底的にこだわり抜く「プロ中のプロ」になれ!!
もう一つ、「プロ」に関して、私の大好きな一人さんの教えを紹介します。
プロってこだわりなんだよ。
どれだけこだわってるかってこと。
だから仕事は、こだわりぬくんだよ。
こだわって、こだわって、徹底的にこだわるの。
これがプロの上の「プロ中のプロ」なの。
これからの時代は、どんな人も「プロ中のプロ」じゃないと、仕事がうまくいかないよ。
執着して、執着して、執着するんだよ。
熱入れて、熱入れて、熱入れるんだよ。
考えて、考えて、考え抜くんだよ。
そうしたら、お客さんが一人でも入ってくるんで。
結局、仕事は情熱が物を言います。
情熱がなければ徹底的にこだわれないから、うまくいきません。
情熱がないと相手にも伝わらないから、やっぱりうまくいきません。
実際、私はこの「プロ中のプロ」を意識しだしてから、大きく変わりました。
これまでも事業で利益を上げてきたので、そういう意味では、プロとしての自負はあります。
でもこれからは、さらにその上の「プロ中のプロ」にならなければなりません。
「プロ中のプロ」ですから、ただ利益を出しているだけじゃなく、同じ業界の人が教えを請いに来るぐらいでないと、「プロ中のプロ」とは言えません。
そう考えると、今までは「これでいいか」と終わっていたことが、「さらに上はないか」と考えるようになり、そのこだわりや情熱がさらなる成果に結びつけるようになっていたのです。
私はこれからも情熱を持って、プロ中のプロとして、仕事にこだわっていきたいと思います。
必要なのは「モチベーション」でなく「プロ意識」
多くの企業は社員の「やる気」や「モチベーション」を上げることに懸命です。
高い研修費や講演料を払って、専門家や著名な先生に来てもらったりするところもあります。
多くのリーダーもやはり、「どうすれば部下のやる気やモチベーションを上げることができるか」について、日々、苦心されているのではないでしょうか。
「さくらグループ」の社員さん達は私が言うのもなんですが、一人ひとりの「やる気」や「モチベーション」がすごく高いんです。
社員の「やる気」や「モチベーション」を上げるために朝礼とかで、全員で社訓を唱和したり、「やるぞ」とか「気合い」だとか大声を上げて、自分を鼓舞するシーンをよく見聞きします。
私たちも朝礼で大きな声を出すことはやりますが、「やる気」や「モチベーション」を上げるためにやっているわけではなく、いわば「準備体操」みたいなものです。
それではなぜ、うちの社員みんなのモチベーションが高いかと言うと、やはり社員一人ひとりの「プロ意識の高さ」だと思うんです。
「やる気」や「モチベーション」はとっても不安定です。
維持することも難しいですし、ちょっとしたことですぐに下がってしまいます。
それにそもそも、やる気やモチベーションは「外から与えられるもの」ではなく、「自分から生み出すもの」です。
外からはきっかけや刺激を与えることはできても、自らが生み出していかない限りは維持できないし、高めることもできません。
でも「プロ意識」がある人は、周りから言われなくても自ら行動し、生み出していくことができます。
プロ意識が高い社員はとても勉強熱心です。
言われなくても料理の研究をしたり、営業の勉強したりと、自分のプロとしての技量を常に向上させようとします。
では、どうすれば社員に「プロ意識」を持たせることができるか。
先に紹介した「仕事の意義」を伝えることや、「仕事の楽しさ」を知ってもらうことが大事です。
そして、それらも含めて教育していくことも必要です。
でも、一番重要なのはやはり、リーダーが「プロ中のプロ」になることだと私は思います。
「プロ中のプロ」とは憧れの存在です。
プロ野球奈良「大谷翔平選手のようになりたい」とか、サッカーなら「久保建英選手のようになりたい」というように、下からも、そしてプロからも注目される人になるのです。
私の場合は、何と言っても斎藤一人さんです。
「一人さんのような日本一の商人になりたい」という気持ちがあったからこそ、ここまでやってこれましたし、さらに上を目指したいと思うのです。
その目標はまだまだ遥か彼方先にありますが、その道のりで出会った仲間達がプロになっていく姿を見ていると、私も少しは「プロ中のプロ」に近づけたのではと嬉しくなります。
追伸 21世紀は「プロ中のプロ」
「えっ、これからはプロ意識が通用しないということですか?」
私がそう言うと、一人さんは頷いて、
「世の中、見てみな。
潰れてるラーメン屋の社長もプロなんだよ。
21世紀がプロだけじゃ、食えないんだよ。
20世紀はプロ意識があれば良かったんだよ。
でも、時代は変わる、時の流れは変わるんだよ」
「じゃあ、21世紀は何が必要なんでしょう」
「プロ中のプロにならないと成功できない。
プロ中のプロとは、プロが目にくるような店をやってるやつ。
ラーメン屋だったら、ラーメン屋のプロが見学に来るような店を作ろうとしてるやつ」
「プロになるのだって大変なことなのに、プロ中のプロって、難しそうですね」
ところが、ひとりさんは「いや、難しくはないよ。
プロ中のプロになりたかったら、毎日、『プロ中のプロ』って、言えばいい」
私は、一瞬、自分の耳を疑いました。
けれど、ひとりさんは、「嘘みたいだけど、『プロ中のプロ』と言ってると、なぜかプロ中のプロになってくるもんなんだよ」
「マジっすか? 本気で、それ言ってるんですかそれ?」
「本気に決まってるじゃないか。
本当にそうなの。
富士山に登るのだって、いつも「富士山のてっぺんに登るんだ」って言ってると、なぜか、登る機会が来るんだよ。
散歩してたら、偶然、富士山の上にたどり着いちゃった、は絶対にないから」
「確かにその通りですね」
「だから、『富士山のてっぺんに登るんだ』っていってたら、富士山に登るのには靴は何がいいだろう、何日かかるだろう、お金はいくらかかるだろうってことがだんだん、だんだん、分かってくるし。
自分より先に富士山に登ったやつも出てくるんだよ。
行ってみると、なぜか、必ずそういうやつが出てきて、いろんなことを教えてくれるの」
「商人のプロ中のプロになるのも同じなんですか?」
ひとりさんは頷いて、次のように語りました。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
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