すぐに怒鳴る癖のある「いばりんぼう」な人は、そのことに一刻も早く気づいてください。
- 怒鳴るのは、「人からエネルギーを奪うこと」
- 人間関係とは「言葉のやりとり」である
- 店長がやることは、「お店の雰囲気」を守ること
- 人間関係の「負の連鎖」を、あなたの所で断ち切る
- 追伸 人のエネルギーを奪う人とは?
怒鳴るのは、「人からエネルギーを奪うこと」
世の中には、「いばりんぼうな人」がいるものです。
ちょっとしたことで、後輩や部下を、ガミガミガミガミ怒鳴る。
わざと、大勢の前で、見せしめのように怒鳴ったりします。
まるで「怒鳴ること」を、いいことだと思っているみたいです。
怒鳴られた人は、ぎゅっと体を締めて、悲しそうに下を向いています。
怒鳴った人を、恨みたくもなるでしょう。
しかし、怒鳴ることを平気でしている人は、怒鳴られている人の気持ちなど分かりません。
怒鳴る人は、よくこういます。
「相手ができると信じているから、喝を入れた」と。
でも、本当に、怒鳴る必要なんて、あるのでしょうか?
実は、「怒鳴る人」は、怒鳴ることで、相手からエネルギーを奪っているのです。
怒鳴った後に、一瞬だけ、スカッとする。
その「スカッとした気持ち」が欲しくて、怒鳴ることがやめられない。
そんな地獄のようなことを、していいはずがありません。
この地球は、神が天国として作った、最高に綺麗な星です。
自分がエネルギー不足になったら、自然の中に入り、木々に触れたり、太陽の光を浴びたりすることで、エネルギーはちゃんと満たされるようになっているのです。
また、「私って偉いね!」と、「自分で自分を褒めること」でも、自分のエネルギーを満たせます。
怒鳴ることで、人からエネルギーを奪おうとする。
そんなものは、地獄の考え方です。
相手に教えてあげようと思ったら、優しく言ってあげればいい。
何度も何度も、分かりやすく説明してあげればいい。
人を怒鳴って「恨み」を買っていると、その「恨み」はいつか大きくなって、あなたの所に返ってきます。
そして、あなたの人生を、必ずは阻むことになります。
すぐに怒鳴る癖のある「いばりんぼう」な人は、そのことに一刻も早く気づいてください。
人間関係とは「言葉のやりとり」である
「人から愛される人」をじっと観察していると、あることに気がつきます。
それは・・・・・・、「話す言葉が魅力的なこと」。
愛される人は、愛される言葉を使っている。
このことに尽きると、一人さんは思うのです。
では、「魅力的な言葉」とは、どんな言葉を言うのでしょうか?
ちょっと具体的に挙げてみましょう。
愛のある、明るい言葉
聞いていて、自分も相手も嬉しくなっちゃうような言葉
さりげないんだけど、思いやりがこもった言葉
思わず「ふふふふ・・・・・」と吹き出しちゃうような、ユーモアのある言葉
この言葉を聞くと、「よし、やるぞ!」と、やる気が満ちてくるような言葉
押し付けがましかったり、上から目線でなくって、爽やかで心地の良い言葉
こんな風な言葉を喋っている人って、すごく魅力的ですよね。
「魅力的な言葉」が使えると、非常に便利なものです。
何かトラブルやピンチに会った時も、たった一言で、切り抜けることができます。
例えば、こんな話があります。
昔、ある武将が、自分の殿様の悪口を、ちょっと仲間に話したことがありました。
その話が、回り回って、殿様の耳に入ってしまいました。
殿様は怒って、その武将を呼びました。
「お前、最近、俺の悪口言っているらしいけ、どういうわけだ?」
殿様はかなり怒っていました。
武将は、こう言いました。
「私は、殿様の悪口を言ったのではありません。
ちょっと泣き言を言ったのです。
昔は一緒に酒を飲んだり、野山を駆け回ったりしていたのに、最近はひとつも声がかからないではありませんか。
私も人間ですから、寂しくもなります。
時々でいいですから、一声、おかけください。
それだけで、幸せでございますから」。
そう言われた殿様は、こういったそうです。
「そうか・・・・・・、俺が悪かったな。
これから気をつけるよ」。
この話のポイントが、分かりますか?
緊迫した雰囲気の中でも、ちょっと機転の利いたことを言うだけで、その場の雰囲気がフッと眺むことがあります。
魅力的な言葉を話せる人は、それだけでツキを持っている。
まさに「言い方上手」は「生き方上手」だと言えるでしょう。
言葉というのは、その気になれば、誰もがタダで買えることができるものです。
ところが、「言い方下手」の人は、なぜか素直に「魅力的な言い方」を学ぼうとしません。
「言葉なんかで運勢が変わったら、警察いらない」とか、
「口が悪いのが、私の個性なんだから、放っておいて」とか言って、開き直ったりします。
そして、いつも人とトラブルを起こして、苦しん人間関係の修行を、永遠に続けることになります。
「素直に魅力的な言葉を学ぶ人」と、どんどん差がついてしまうのです。
言葉を魅力的にすると、途端に運勢が良くなります。
自分の言葉が「運気」を左右していることに気付いた人は、それだけでラッキーなのです。
店長がやることは、「お店の雰囲気」を守ること
仕事で出世して、何かのチームのトップになると、やらなければいけないことが出てきます。
それは、「チームの楽しい雰囲気を守ること」。
このことも、仕事の一部になってくるのです。
例えば、あなたがお店の店長さんだったとします。
あなたのお店には、色々なお客さんがやってくるでしょう。
いいお客さんもいれば、お店のルールを守らないお客さんもいる。
いつも暗い話とか、愚痴ばかり言いにくるお客さんもいる。
せっかくの楽しいお店の雰囲気を、ぶち壊すようなことをするお客さんもいます。
そういうお客さんに、店長のあなたがやることは、「ルールを守って下さい」ときちんと伝えること。
そして、それでも分からないようだったら、「もう来ないでほしい」と伝えること。
これは、非常に大切なことなのです。
なぜなら、ルールを守らないお客さんがいると、「いいお客さん」が迷惑するのです。
「いいお客さん」は、いい人なので、そのことを、あえて口に出したりしないでしょう。
ただ、「このお店って、雰囲気が悪くなっな・・・・・」ということを密かに感じています。
そのうちに、だんだん足が向かなくなって、「いいお客さん」が、あなたの店に来なくなる。
それでいつのまにか、「いいお客さん」が、あなたのお店から、いなくなってしまうのです。
それを正すのは、店長である、あなたの役割です。
店長であるなら、言うべきことは、きちんと言わなくてはなりません。
それが、「他のお客さんの気持ち」を守ることでもあるのです。
全てのお客さんに好かれる必要はありません。
機嫌の悪い人の機嫌を、とる必要もないのです。
あなたと考え方や波動が合う人とだけ、楽しく、心地よく進んでいくことを一番大切にしてください。
人間関係の「負の連鎖」を、あなたの所で断ち切る
体育会系の激しい部活などで、先輩が後輩に、
「俺達が1年生の頃は、こんなに酷い扱いを受けた。
だから、お前ら1年生も、そうするのが当たり前なんだ」
と言っているシーンを見かけます。
また、お姑さんが、お嫁さんに向かって、
「私がお嫁に来た時は、お姑さんにうんと尽くすように言われた。
だから、あなたも、もうちょっと私たちのことを思いやって欲しいの」
と言っているシーンを見かけます。
自分がやられて嫌だったことを、自分も後々、下の代の人に強いる。
これって、「負(マイナス)の連鎖」ですよね。
自分の中で、「あの時は、つらかった」という思いがあるから、それを次の代の人にも「当たり前だ」として強いてしまう。
でも、これをやっていると・・・・・・、「嫌がられる」
「嫌われる」「うとまれる」といった悲しい現実が確実に待っています。
私は常々、お弟子さんに、「自分がやられて嫌なことは、他の人にも絶対しちゃいけないんだよ」と言っています。
先輩から、上から目線で色々言われたことが嫌だったら。
自分は後輩に、うんと優しく、分かりやすく教えてあげる。
お姑さんから、あれこれうるさく言われたことが嫌だったら・・・・・・。
自分は、お嫁さんがいろんなことに気が回らなくても、口出しすることを控える。
人間関係の「負の連鎖」を、あなたの代で断ち切るのです。
このことを貫いていると、あなたの「器」はうんと大きくなります。
下の人から頼りにされて、みんながあなたの事を求めるようになります。
「自分が嫌だったことは、他の人には、絶対にしない」。
この決意が、あなたの人間的魅力を、飛躍的に高めていくのです。
追伸 人のエネルギーを奪う人とは?
人から相談を受けるときに注意しないといけないことがあります。
例えば、あなたが誰かの相談を受けてその後に疲れたとしたら、その人は相談するふりをして、あなたからエネルギーを奪っていたんです。
本当にその相談が相手のためになるのなら、相手も元気になるし、相談に乗った人も、「なんか、いいことしたなぁ」って嬉しくなって、元気になるんです。
でも中には相談するフリをして相手からエネルギーを奪う人がいます。
そういう人の特徴は、こちらが色々と解決策を提案しても「それはできない!」と、いちいちできない理由をつけて、ネチネチと相談してきます。
それで、こういうエネルギー泥棒が来たら相談に乗らないのが親切なんです。
そもそも、その人がうまくいかないのはエネルギー、つまり、「気」が足りないんです。
人間には強い気の人と弱い気の人がいるんだよね。
「人生は切り開く」と言って、気で切り開くものなんだよ。
だから、人生がうまくいかない人は気が弱く、気に勢いがないんです。
運もそうです。
勢い良く運が流れてくる人もいれば、弱々しい人もいるの。
人間は気が大きくなる、気迫がつくと、今までの相手が小さく見えるんです。
それで、人は他人を変えようとするけれど、自分の気を大きくしちゃえば、相手も変わっちゃうんだよ。
気が弱くて負けているのに、自分がどれだけ正しいかを言ってもしょうがないの。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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