コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斉藤一人さん 親孝行。したい時に親はなし

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これは、単に「親孝行したいときには親はもう死んで、いない」という意味ではありません。

本当の意味は、どれだけ親の恩に報いようと思っても、報いることができないっていう意味なんです。

 

 

 

「許します」でどんどんパワーが湧いてくる


「許します」を続けていると「許せない人」のことを思い出すことがあります。

親のことが出てくるかもしれません。

昔、喧嘩した人のことを思い出すかもしれません。

でも、まずはそれをおいておいて、自分を許してみてください。

何度も「許します」を言っていると、相手のことを許せるようになったり、それか、その相手の事が全く気にならなくなったりします。

自分が許すべき人は、まずは自分です。

「あの人の事が許せない」っていうのも、突き詰めていけば、結局は「人のことを許すことができない自分が許せない」になります。

「なんでこんな人と関わっているんだろう」とか「なんでこういう人に騙されたんだろう」とか、そういう自分が許せないんです。

とにかく「許します」って言っていると、自分の人生が必ず変わってきます。

中には「今日、学校に行けなくても「許します」と言って、その次の日も学校に行けなくて「許します」って言っていたら、ずっと学校に行けなくなってしまうかも」という人がいますが、そんなことはありません。

なぜ学校に行けないのかと言うと、自分のことを許せなくてパワーが出ないからということだって多いのです。

でも、「学校に行けない自分を許します」とか「勉強ができない自分を許します」って言っていると、どんどんパワーが湧いてくるでしょう。

そうすると「学校に行ってみようかな」とか「やってみようかな」っていうパワーが湧いてくる日が必ず来ますから自分を信じてください。


もちろん、パワーが出てきているのに「それでも行かない」っていうのはだめです。

行けたら自分を褒めてあげる。

行って、それでまだすぐ帰ってきてしまっても、それでも自分を「許します」って言ってあげましょう。

大切なのは、毎日少しずつでもいいから「許します」でパワーを貯めていくことです。

 

 

「親孝行。したい時に親はなし」の本当の意味


親しい人に、日頃の感謝の気持ちを伝えることってすごく大事です。

でも、親や旦那さん、奥さんに、「ありがとう」とか「感謝の言葉を伝えなければいけない」と思っていても、なかなか言えない時ってあると思います。

そんな時も「言えない自分はダメだ」じゃなくて、「自分を許します」と言う。

そうやって言っていると、神様が必ず言えるタイミングを与えてくれます。

「許します」という言葉でいつも自分をゆるませていると、必ずいいタイミングとか、いいひらめきが絶対に出てきます。

「がんばり時」って必ずあるんです。

「親孝行。したい時に親はなし」といいます。

これは、単に「親孝行したいときには親はもう死んで、いない」という意味ではありません。

本当の意味は、どれだけ親の恩に報いようと思っても、報いることができないっていう意味なんです。

その親に対して「許せない」ってやっていると、その許せない自分が許せなくなって、自分をどんどん傷つけてしまうでしょう。

逆に「親に何もしてあげられなかった」とか「親孝行なことが何もできていない」と嘆く人がいますが、一番の親孝行って、あなたが幸せでいて、あなたが笑顔でいて、あなたが輝くことなんです。

それさえできていれば絶対に大丈夫。

これは、親御さんがすでにお空に召された方でもできることです。

そういう方は、たまにお空を見上げて「ありがとう。今、幸せだよ」と、笑顔で言ってあげてください。

それと、「親が認知症になって可哀想」って思うかもしれませんが、そうではありません。

そういう人って、死ぬのが怖いんです。

だから、神様の愛がその人をボケさせたと私は思います。

何回も、何回も同じ話をする老人がいますが、それは周りの人に自分の声を覚えていてほしいからでしょう。

亡くなってしまうと、親の声って聞きたくても聞けなくなるものですから。

認知症になると子供にかえる人がいます。

これは子供にかえってやりたかったこと、言いたかったことを言ってるだけなんです。

だから幸せなんです。

そういう目で見てあげると、自分がイライラしなくて済みます。

イライラしてる自分を許せるようになります。

「許します、許します・・・・・・」って言って、自分をもっと楽にしてあげましょう。


「幸せ」とは時間の過ごし方


自分の大切な時間をワクワクすること、楽しいこと、嬉しいことに充ててください。

それが幸せなんです。

不幸せな人って、その時間に嫌な事を考えたり、嫌いな人のことを考えたりしています。

それってもったいないですよね。

先日、六十歳ぐらいの女性がカウンセリングを受けに来てくれました。

まだ鳴ってもいないのに「病気のことが心配」、今は特にお金に困っているわけではないのに「老後の生活が不安」と、まだ来ない将来の様々な不幸に心が奪われているようです。

年齢よりも老けて見え、表情も暗くて活力がありません。

そこで私はまず、「好きなものは何ですか?」と聞きました。

するとその方は少し考えて「甘いものかなぁ」と答えます。

次に私は「旅行で行きたい所はどこですか?」と聞きました。

するとその方は「北海道かな」と答えます。

「北海道、いいですよね!」と盛り上がったところで次に、「じゃあ、人生の最後に食べたい物って何ですか?」と聞きました。

すると、今度はしばらく考えて「・・・・・・自分の作った特製の唐揚げです」と答えます。

話を聞いてみると、その方には3人の息子さんがいて、3人とも、その唐揚げが大好きなんだそうです。

その話を嬉しそうに話す姿は、来たときとは別人のように若々しく、エネルギーに溢れています。

そして最後は「なんか、元気になってきました!」と言って、相談内容には一言も触れていないのに、笑顔になって帰って行かれました。

人は自分にダメ出しばかりしているとエネルギーが湧いてこなくって、「こうしたい」「ああしたい」というものが出て来なくなるのです。

あなたは自分で色んな事を選ぶことができます。

考え方も選べるし、行動も選べます。

どうせ選ぶなら、自分がワクワクするとか、楽しいとか、幸せになる方を選びましょう。

自分が「そんなこと考えていいのかな」とか「こんなことをやっていいのかな」と思いそうになったら、また「許します」と言う。

自分が幸せになることを許し、豊かになることも許すのです。

自分にダメ出ししている人は「自分には価値がない」と思い込んでいて、「価値がないから幸せになれない」とか「豊かになれない」と思っています。

人に優しくしたり、愛したりしてあげられるのも、自分を許せているからです。

着飾ったり、おしゃれしたり、自分にお金をかけられるのも、自分を許せているからです。

許しってそれだけ重要で、自分の人生に一番関わる大事なことなんです。


あなたは「許し」を学ぶために生まれてきた


「なぜ、こんな親の元に生まれてきたんだろう」とか「なんで、自分はこんな体で生まれてきたんだろう」とか「どうして、こんな会社に入っちゃったんだろう」とか「なぜ、こんな人と結婚しちゃったんだろう」など、自分が置かれている立場や環境、境遇に疑問を持つこともあるかもしれません。

でも、これも全て「許し」を学ぶためなんです。

それぐらい、この「許し」というのは大きなテーマなんです。

私たちは「許し」を学ぶために親を選び、パートナーを選び、環境や出会う人を選ぶのですが、それは、その選んだ人を許すためではありません。

嫌な人が出てきたら「あいつ、許せない!」ってやっているけど、その人が出てきてくれたおかげでいろんな学びがあります。

そのために、あなたがそういう人を選んで生まれてきているんです。

自分の不幸を誰かのせいにすると、一時的に気は楽かもしれません。

でも、本当の意味での問題解決になりませんし、状況も変わりません。

それよりも、「全ては自分が「許し」を学ぶために作ったシナリオなんだ」と思うと捉え方も変わり、問題解決も早くなります。

そして何よりも、あなたの中の観音様に気づき、早く出会うことができるのです。

どんなに他人を恨んでも、最後には必ず自分の中の観音様に気づくことはできます。

でもどうせ気づくなら、人を恨み苦しみながら歩む人生よりも、観音様に気づいて共に歩む人生の方が楽しいですよね。

ただ、この観音様に出会えるのも、それぞれに時期があります。

だから「私はまだ観音さんに出会えてないからダメなんだ」とは決して思わないでください。

あなたを落ち込ませる意味で、私はこの話をしているわけではないのです。

自分へのダメ出しを止めて、許してあげて、リラックスして物事に当たれば、本来の自分の実力を出すことができますし、そうやって歩んだ先には必ず観音様との出会いが待っているのです。

 

 

 


自分の中の観音様を味方につける方法


「自分の中には観音様がいる」ということは、みんなが実感できないかもしれません。

でも、あなたも必ず感じたことがあると思います。

例えば、テレビを見ていて、人の話を聞いていて、何かを見て、原因はわからないけど、なぜかワクワクした事ってないですか?

そのワクワクがあなたの中の観音様が喜んでいる証拠なんです。

「許します、許します・・・・・・」と言っていれば、必ずあなたの中の観音様に会うことができます。

そして直接会えなくても、今でもあなたの中で観音様は、あなたのことを見守ってくれているのです。

自分は許さないのはすごくエネルギーを使うことです。

そして、「許す」ということはあなたの中の観音様を味方につけることです。

「品が良くなりなりたい」と思う人は心が優しい方なんです。

そんな優しい人の人生がもし、うまくいってないのだとしたら、それは自分の中の観音様を味方につけてないからかもしれません。

とにかく、まずは自分を許すこと。

繰り返しますが、1日100回「許します」と言うと決めて実行してみてください。

「許します、許します・・・・・・」と言っていると、自分に対するダメ出しがなくなってきて、さらに言っていると涙が溢れてくる時があります。

悲しくて泣くとかではなく、自然と涙が溢れてくるのです。

それは、あなたの心が観音様に気づけた証です。

 

追伸 得は徳にならない

 

一人さんに対して、何かして自分は徳を返したいんだと思った時に、いいい方の因果の「ダルマ」というのが起きるんだよ。

得は徳にならないんだよ。

徳は返そうとした時に、返したぶんだけ得になって戻ってくるんだよね。

親に産んでもらったとするじゃん。

得したように思うけど、それが徳じゃないんだよ。

徳というのは親孝行したいなとか、親に何かしたいなと思った時に良い事が起きるんだよ。

あのな、親の財産をもらいたいって、争ってでも親の財産をうんと取った人がいるだろ。

後からずっと見てると、必ず苦しい生活を送ってるんだよ。

それより5割ずつのところをな、私3でいいからって言って相手に7やって3もらったようなやつの方が、もっと言うと、もらわないで親の面倒を見ていたやつの方が、絶対幸せな人生送ってる。

あのな、何か人に受けた恩に対して返したいと思う心の恩の方が大切なんです。

「同じものは返さなくていいんですか?」って、いいの。

だって同じことは起きないんだから。

同じものは返せないよな。

ただ、気持ちってあるじゃん。

返したいという気持ちな。

不思議なんだけどね、親の財産もらったいってやつより、親の面倒を見たいっていうやつの方が、なぜか幸せになるの。

奢ってもらっているやつより、奢っているやつの方がなぜか幸せなんだよ。

そういうものなんだよ。

受けた恩は返すんだっていう気持ちな。

君は俺と1回しか会ってないんだよ。

だけど、俺から凄い100のもの、1000ものをもらったとするんだよ。

そしたらな、ちょぼちょぼでもいいから一生かけてもいいから返すんだよ。

それで、返そうと思っている人間には良い事が必ず続くんだよ。

何でもいいの。

一人さんの天国言葉の紙を人に配ろうがな。

名刺の裏に入れといて「これ、言うといいですよ」とか、些細なことでもいいから、これがひとりさんに対するお礼なんだという気持ちでやってると、運勢が違うんだよ。

だから、恩を返す気がなかったら、俺からいいものもらったとしても、生かす機会が来ないんだよ。

だから天国言葉一つ言いようが何しようが、なんでもいいんだよ。

なんでもいいんだけど何かをやろう。

いっぺんに1000は返せない。

だけど1000枚の紙は配れるかもしれないね。

一生かけてな。

 

運は覚悟によって光るものです。

まず始めることです。

ここは、行動の星だから。

 

 

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斉藤一人さんのお話を纏めました。

 

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