あなたがこの世に生まれた以上、
あなたは絶対に幸せにならないといけないのです。
不幸は間違い、苦労は間違いなのです。
信念────だからブレない
皆さんは、もちろん、幸せになりたいですよね。
今幸せな人は、もっと、もっと、幸せになりたい。
それでいいんです。
そう思った方が健全で、人間らしいと、私は思っています。
人というのは、絶対、幸せになるために生まれたんです。
ひとりさんに一番最初に教わったこのことを、私は信じています。
幸せになる権利がある、という話ではありません。
あなたがこの世に生まれた以上、あなたは絶対に幸せにならないといけないのです。
不幸は間違い、苦労は間違いなのです。
自分が大好きです
人が幸せになる時に絶対に無くてはならないものがあるんですね。
これが抜けちゃうと、人は幸せになれないのではないかと思います。
それは、自分のことが好き、ということです。
もし、自分のことが好きでない人がいるとしたら、少しずつ、自分のことをね、好きになっていけたらいいんですけれど。
皆さんは考えたこと、ありますか?
自分のことが好きですか?
ちょっと面白いんですけど、自分のことをいつも好きでいる人は、そんなことを考えたことすら、実はないんですね。
自分のことが好き、というのが当たり前だから。
自分のこと、好きじゃない人っているの!? というぐらい。
だけど、自分が好きでない人は、自分のことを好きな人がいるの!? って。
真逆なんです。すごく人生観が違うんですよ。
ここで一つ、自分のこと余裕で好きな人も、そうじゃない人も、とりあえず、言葉だけで結構です、言葉だけでもいいから言ってみてください。
「自分が大好きです」って。
脳は辻褄が合わないことを嫌がります。
「自分が大好きです」と言っていると、一生懸命、自分のいいところを探します。
自分にはこんないいところもあるじゃない、と自分のいいところを数え出します。
そうするとしめたもので、心から「自分が好き」と言えるようになるんです。
言葉だけでも、許します
一人さんと知り合ったのは、もう20年ぐらい前になります。
その頃から、言葉が大事だ、ということを、ひとりさんは言っていました。
そして、自分も周りの人も楽しくて、気分が良くなるような言葉を使って過ごしてると、幸せになれるよ、って教えてくれたんですね。
そういう言葉の中に、「許します」という言葉があるんです。
誰を許すのかと言うと、まずは自分です。
「自分を許します」
と言ってみてください。
それが何か? と思うかもしれないですけれど。
これも不思議なんですが、自分のこと、ちょっと、好きじゃないなと思ってる人は、自分を許せないのです。
だから、思ってなくてもいいの、言葉だけでいいから、
「自分を許します」
って言ってみようよ、って声をかけても、最初はなかなか言えない。
でもね、言葉の力って、本当にすごいんです。
「自分を許します」と言えたら、愛おしいほど、自分が大好き!
以前、自分のことが嫌いで、本当に「自分を許せない」と言ってる男性がいました。
その男性に、私、言ったんですね。
お願いだから、お芝居の台詞のつもりで「自分を許します」と言おうよ、って。
でも、やっぱり最初その男性は、「んー、でも」と言うばかり。
全然埒が明かなかったんです。
自分のことが好きじゃない人、自分を許せない人は、それぐらい「自分を許します」という言葉が言えないんです。
思ってなくてもいいから言って────って言っても、言えないんです。
どうしてなのかな? と思ったら、すごい心が、純粋な人なのね。
自分のことが嫌いだし、許せないのに、嘘はつけない、って。
でも、あの時は、私と一緒に仲間が大勢いましてね。
みんなして、彼に「一緒に言おようよ」「みんなで、許します、って言おうよ」って、男性を応援したんです。
それでも、男性は「言えません」と言う。
でも、みんなは、諦めなかったんです。
何度も何度も、「一緒に言おうよ」って。
そしたら男性は、ようやっと、振り絞るように「自分を許します」って、言えたんですよ。
私もそうだけど、みんな、すごい喜んじゃって。
「みんなを喜ばせた分、あなた、必ず幸せになるよ」って。
そしたら、男性は何度も大きな声で「自分を許します」「自分を許します」って。
興奮が少ししずまってから、私、その男性に「ひとつ聞いていいかな?」って、尋ねたんです。
「あなた今、自分のこと、好きかな?」って。
すると、男性は自分で自分を抱きしめながら言ってくれました。
「愛おしいほど、自分が大好きです」
言う言葉を変えると、考え方が変わる
人って、いろんな育ち方したり、いじめられたり、色んな出来事があって、自分のことが嫌いになったり、「自分なんて」と思ってしまうんですけれど。
その時に、どうしてもね、自分を許せないだけじゃなくて、
「あの人も許せない」
他人の事も許せない場合もあるんですね。
そこから抜け出すために、よく「考え方を変えましょう」って言うじゃないですか。
でも、考え方を変えるって、実はすごく難しいんです。
「あの人を許せるようになってから、あの人を許す、って言います」って、大概の人は言うんです。
実際はなかなか、許せない。
そうすると、なかなかできない自分のことがもっと嫌になる。
「やっぱり自分なんて」とか、自分で自分をいじめるんです。
だから、まず言葉を変える。
思ってなくてもいいから、言葉を変える。
なぜなら、心より言葉の方が変えやすいんです。
自分の事も許せないし、誰か許せない人がいる。
その時に、言葉だけでもいいから、
「自分を許します」
「あの人を許します」
と言うんです。
最初はちょっと苦しいかもしれない。
でも、言ってるうちに、すっと言えるようになります。
そして、やがて心から許せるようになってくるのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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