「十人十色」っていう言葉があるけど、人が10人いれば、本当に10通りの感じ方や考え方があるんだよね。
似たような感覚の人がいても、同じことは絶対にない。
違うのが当たり前。違いしかないのがこの世界
今、世界の人口は80億人近いそうです。
これだけの人間がいるのに、この地球上に同じ人は一人として存在しません。
顔も違えば、声も指紋もDNAも全部違うんだよね。
そして動物や植物といった他の生物、山や海などの自然界にも、やはり同じものは存在しないんです。
動物や昆虫なんかだとコピーしたようにそっくりな個体もいるけど、それでも遺伝子みたいな細かいところまで調べたらみんな違うの。
自然現象にしたって、全く同じ事は絶対に起きません。
海の波一つとっても、完全に同じものはない。
葉っぱ一枚ですら、同じものはないよね。
この世界は「違う」ことが当たり前で、「違い」しかありません。
なぜ一つ一つ違うのか答えられる人はいないと思うし、それは一人さんにも分かりません。
ただ、神様がそういうふうに決めてくれているんだろうね。
神様のすることには間違いはないから、何かそうしなきゃいけない理由があるんだと思います。
みんな違っていいし、全ての違いはそれが必要だから存在している。
違いが求められ、違いを認めて活かすことで世界は生成発展していく。
そんなふうに、どんな違いにも重要な意味があるんじゃないかって。
だから一人さんは、昔からずっと違いを大切にしてきました。
壮大な遊び場である地球で、どれだけ自分というオリジナルの存在を味わい、楽しむことができるか。
自分だけに与えられたこの肉体や心、そして知恵を使い、今世で与えられた時間を最後の最後まで、一秒も無駄にせず遊び尽くせるかどうか。
それが生きることの醍醐味であり、楽しさなんじゃないかなって思っています。
個性があるから人間は面白い
一人さんの教えを学んだことのある人はもう知っているかもしれないけど、こういう違いは全部「個性」です。
山にだってそれぞれ違った個性があるし、風や海にも個性がある。
動物や昆虫にも、みんないろんな個性があります。
もちろん、人間にも個性があるんだよね。
個性があるどころか、個性の塊なの。
全員に共通しているのは「人間」という分類だけで、それ以外に共通しているところはないんだよね、同じところはひとつもない。
個性って、言葉にすると大したことがないように感じるかもしれないけど、よく考えてみたら素晴らしいものだよ。
だってさ、「十人十色」っていう言葉があるけど、人が10人いれば、本当に10通りの感じ方や考え方があるんだよね。
似たような感覚の人はいても、同じってことは絶対にない。
同じものを見ても好き嫌いが分かれるし、その理由も人それぞれ違う。
得意なことも、苦手なこともみんな違います。
ひとつのテーマについて何人かで議論すれば、自分以外の人から驚くような意見が出たりして、「どうしてそんなことを考えつくんだろう?」「なるほど、そういう見方もあるのか?」って感心した経験は誰にでもあると思うんだよね。
人は皆、誰もがオリジナルの個性を持っている。
そんな個性の塊だからこそ、人間はお互いに支え合えるんだよね。
「これは私が得意だから引き受けるよ」
「俺はこういうの好きだから任せて」
そうやって足りないところを補い合うことで、この地球はより豊かに、効率的に発展してきた。
個性があるからいろんな仕事にもニーズがあるし、その仕事で助けられる人がいる。
どんな人にも向いている仕事があって、誰もが人の力になれる喜びを感じられるんです。
違いがあるからこの世は楽しいし、個性があるから人間って面白いんだ。
今はまだ磨きが足りない「原石」なだけ
こういう話をすると、必ず出てくるのが「私には褒められるような個性はありません。欠点やコンプレックスばかりです」という意見です。
確かに、そう言いたくなる気持ちは分かります。
なにを隠そう、一人さんにだって欠点は山ほどあるからね。
ただし私自身は、それを欠点だと思っていないんだよ。
どれも自分の宝物だと思っているし、世間では欠点と呼ばれるその宝物のおかげで、納税日本一にもなれたの。
このことは、みんなだって同じだよ。
どう見たって欠点にしか思えないような要素でも、それは間違いなくあなただけの宝物だし、全部あなたの素敵な個性です。
どんな外見だろうが性格だろうが、あなたにしか持てない、この宇宙にたった一つの宝石なんだ。
今はまだそこに磨きが足りていない「原石」なだけで、磨けばびっくりするほど輝きを放つようになる。
その輝きに、癒されたり救われたりする人がたくさんいるの。
自分自身が放つ輝きで、あなた自身も、自分を好きにならずにはいられなくなるんだよね。
それくらい、すごい潜在能力を持っているのが欠点です。
怒りっぽい、すぐ落ち込む、飽きっぽい、気が利かない、せっかち、どんくさい、勉強が苦手、行動が遅い、心配性・・・・・・みたいなところがあると、みんながすぐ「ダメな性格(気質)だ」と切り捨てるけど、なんともったいないことか!
嫌な個性ほど、磨き上げることで「どこにもない自分らしさ」に変わるの。
その個性を磨き上げた人は、間違いなくオリジナルの道で成功するんだよね。
そもそも、どんな個性もあなたにくっついて離れないものだから、いくら嫌がろうと目を背けようと、その個性から逃げられるわけじゃない。
個性とは一生の付き合いだから、むしろ逃げようとすればするほど、ますますその個性に苦しめられることになると思います。
だとしたら、「磨き上げて最高の個性に変えた方がいいよね」っていうのが一人さん論なんだ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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