上に行けば行くほど、「この程度でいいや」みたいな感覚に陥る人が増えてくるの。
まだまだ上に上がれるのに、ゴールにたどり着いたんだと、勘違いしちゃってるみたいなんだよ。
成功する人と、途中でやめる人との違い
仕事はね、みんなが思うほど難しくない。
本当だよ、世間をよく見てごらん。
大抵の人は、特別、本を読んで勉強するとか、そんなに努力していないよ。
学生時代、さんざん勉強してた人間だって、社会に出るとなぜかピタッと勉強をやめちゃうんだよ。
そういう人でも、社長をやってたり、管理職だったりする。
いや、全員が勉強しないんじゃないんだよ。
でもね、ほとんどの人がやらないから、社会に出てからも勉強してるとゴボウ抜きなんだよ。
それで、お楽しみはこれからなんだよ。
君がゴボウ抜きしちゃった、と。
すると、今度は勝ち組同士の競争に入っていく。
この勝ち組というのが、成功するとすぐゴルフにはまったり、女性にのめり込んで、仕事をしなくなるんだよ。
上に行けば行くほど、「この程度でいいや」みたいな感覚に陥る人が増えてくるの。
まだまだ上に上がれるのに、ゴールにたどり着いたんだと、勘違いしちゃってるみたいなんだよ。
俺が何を言わんとしてるか、わかるかい?
そうだ、ゴボウ抜きした後も勉強を続けてれば、君らはスーッと、もう一つ上に行けちゃうんだよ。
そうすると、次の、もう一つ上の、成功者同士の競争になる。
ところが、人間というのは、一つの目標をクリアした後新しい目標を見出せないと、だんだん、だんだん、やる気がなくなってくるんだよ。
な、勉強を続けてる奴にとっては、お得な、いい話じゃないか。
成功に向かって一歩踏み出したばかりの君らは、先を行く人たちと比べてまだまだ未熟かもわかんないけど、未熟さゆえの強さというのかな、「まだまだ、もっと上へ、もっと上」と思ってると、意外と、勝てちゃうんだよ。
一人さんもね、昔はライバルがいたことはいたの。
けど、俺の知らない間に、みんな、勝手にいなくなっちゃって。
だから、ライバルなんて、本当はいないんだよな。
ただ問題は「やるぞ!」っていう気持ちいいな。
これをどうやって、持ち続けられるか。
俺が大好きなものは、一番は仕事。
2番目は酒で、3番目が女性。
いやぁ。
これが大切なんだよ。
うちのお弟子さんの、まるかんの社長たちやなんかも、似たようなものなんだけれど、うちのはなゑちゃんの好きなものがね、すごいんだよ。
はなゑちゃんが一番好きなのは、仕事。
2番目がね、酒とおしゃれと、猫だ、って言うのね。
だけど、はなゑちゃんに言わせると、「どれも、譲れない!」って言うのね。
ちなみに、はなゑちゃん、年々、仕事が増えて収入も増えてるよ。
運命の分かれ道、成功率5%!?
昔から、一人さんは、言ってるんだけど。
何を思うかで、人生って、全然変わっちゃうんだよ。
いつも、つまらないことを考えてると、「世の中、つまんないよな」と言っちゃうようなことが起きるしね。
逆に、楽しい人生の人は、いつも楽しいことを考えてる。
不幸な人は、全力を挙げて不幸な考えをしてるんだよ。
成功者は、実に成功者らしい考えをしてる。
じゃあ、成功者らしい考えって、どういう考えですか?
これは人から聞いた話なんだけれど。
例えば、新しい店が1年間で100軒、できるとする。
そのうち、10年後も残っているのはいくつかというと、5軒ぐらいらしいんだ。
「厳しいですね」という人の目から見ると、確かに厳しい世界だよ。
だけど、成功する人は、それを聞いてもワクワクしてるんだよ、血湧き肉躍る、というか。
ちなみに、一人さんの場合はどうかと言うと。
納税額日本一というのは、1億2000万の中の、たった一人。
この確率の低さに比べると、100軒のうち5軒って、すごい成功率が高い。
だから、嬉しくてしょうがないんだよ。
「100のうち、ハズレが95個もあるなんて!」と思っている人はうまくいかない、それ以前に商売はできないんです。
成功者は「外れ馬券が多くなればなるほど、当たった時の儲けはでかいんだぞ」とか思ってワクワクしてる。
わかりますか?
仕事がうまくいく人というのは、「100に5つしか残れない]と言われたぐらいで参ったしないんだよ。
「一発当てて家を買うぞ!」とか、「儲かったら外車を買って、いい女を隣に乗せて」とか、欲を燃やしながら、タッタ、タッタと行動する。
だけど、その間も、自分の知らないうちに、脳はぐるぐる、ぐるぐる勝手に働いてるんです。
そして、やりながら、ある日、「ポン!」とアイデアが出る。
そうすると、思いついたアイデアをやって、思った通りにいかないことも、当然あるんだよ。
だけど、うまくいかないことがあった時は、「このやり方では成功しないことが分かってよかった、ツイてるな、次は、他の方法を試してみよう」と考えるんだよ。
そうすると、必ず成功する答えが見つかる、そういう風になってる。
自分には、どうしたって、答えを出せないような気がするんです・・・・・・あなたが出せなくたっていい。
脳に任せておけば勝手にやってくれるから、いいんです。
知ってる人もいると思うけど、「牽引の法則」というのがあるんだよ。
人間の脳には、コンピューターを凌駕する、ものすごい力がある。
自分が思ってることを引き寄せる力を持っている。
いいことでも、良くないことでも、思ってることは何でも実現しちゃうんだよ。
だから、「自分にはできないけど、脳にはできる!」。
そうやって、自分の脳に言い聞かせるの。
そしたら、本当に脳にはできる。
だからアイデアが出たら、とっとと、それが正しいかどうか試す。
成功というのは、これの繰り返しをしていればいい、それだけなの。
好きなものは我慢しない
生きてると自分でも気づかないうちに、だんだん、だんだん、好きなことを減らしたり、やりたいことも我慢しちゃう人がいるでしょ。
好きなものとか、やりたいことは減らす必要はないよ。
逆に、だんだん、増やしていくの。
だって、「自分の好きなこと、やっちゃいけないんだ」とか、「我慢しなきゃ」と思っただけでもね、人って、元気なくしちゃうんだよ。
この前も、しょんぼりした感じの男の人が、俺のところへ来て、「一人さん、私は悪い人間です」って言うの。
理由を聞いたら、「家内の他に、付き合ってる女性が一人いるんです」って。
俺、その人に、「あと、2、3人彼女を作って、全員、幸せにしてあげればいいよ」って言ったのね。
そしたら、その男の人の顔がふぁっと、一瞬のうちに明るくなって、軽やかな足取りで帰って行ったよ。
男の人って、そんなものなんだ・・・・・・ってそうだよ、そんなものだよ。
だけど、女の人だって、男のこと、とやかく言えないよ。
コートを一着しか持っちゃいけない、と思ってみたところ、「あともう2、3着コート買いなよ」って言われたら、あなた、飛び上がって喜ぶでしょ。
それと同じだよ。
コートが彼女に変わっただけの話。
でも、奥さんにバレても、俺のせいにはしちゃだめだよ。
ともかく、趣味でも何でもいいから、好きなもの、どんどん増やしていくんだよ。
好きなものに囲まれて、やりたいことをやっていたら、人って、幸せなの。
人間なんて、そんなもの。
幸せって、その程度のことだよ。
ただし、好きなこ、やりたいことをやるには、お金がいるよ。
いくら「女性が好きだ」「ゴルフが好きだ」と言ったって、ただでできるものは一個もないからね。
女の人がいくら「綺麗になりたい」と思ったって、ただで綺麗でいられるのは18歳までだよ。
18過ぎたら、相当、お金かけないと、維持できない。
それからあとは、年々歳々、綺麗でいるために、お金がかかるんだよ。
そうすると、しっかり働いて、金、稼がなきゃならない。
当たり前のことだけど、これって大事なことだよな。
全ての仕事はお金儲けである
今日は真面目に仕事のこと、話そうかと思うんだ。
すっごい基本的な、「仕事って何ですか?」という話。
いいかい、仕事とは。
全ての仕事は、例外なくお金儲けなんだよ。
ここが大事だから、もう1回、言うよ。
サラリーマンだろうが、学校の先生だろうが、医者だろうが、全員、仕事とはお金儲け。
ただ、1人ひとり手段が違うんだよ。
君は公務員やってるよ。
てことは、お金儲けの手段が公務員なんだよ。
大工は家を建てたり、直したりする、それがお金儲けの手段。
ダンサーの仕事もお金儲けで、手段が踊ることなの。
だから、仕事というのは業種・職種が違ってても、全員等しくお金儲けが仕事。
サラリーマンは時間を売ってるんです。
1日いくらで働きに行って、一か月で合計いくら。
同じ会社の中に、営業もいれば、経理の人もいれば、事務の人もいて、みんなお金を儲ける手段が人それぞれなんだ。
だけど、全員、お金儲けが仕事。
仕事がお金儲けじゃなかったら、みんな食べていけないんだぞ。
いいかい、食べていけないものは仕事とは言わない。
道楽か趣味か、そうでもなかったら、ボランティアと言うんだよ。
この前、「プロのサーファーです」という男の人がいてさ。
「プロ」って言うから、こっちは「サーフィンで食べていけるんだ」と思うじゃない。
でも、食べていけないんだって。
「何で食べてるの?」って聞いたら、「アルバイトです」って言う。
だったら、最初から「アルバイトだ」って言えばいいのに。
アルバイトで食べてたって、自分の食い扶持をちゃんと稼いでいるんだよね。
それって、恥ずかしいことじゃないよな。
だから、食べていけないものは、仕事じゃないの。
趣味だよ、趣味。
だから、もし、あなたが陶芸をやっていて食べていけないのなら、それは趣味をやってるんだよな。
いや、趣味がいけない、って言ってるんじゃないの。
俺が言いたいのは、趣味より仕事の方が優先なんだから、ちゃんと働きに行きなよ、って。
ともかく、仕事というのは、全員、お金儲けが仕事。
それから、お客さんとは、お金をくれる人。
だから、サラリーマンだったら、一番のお客さんは社長。
その社長が本当に喜ぶことを考えて行動すれば、そこの職場でかけがえのない存在になり、必ず出世する。
もちろん、おべっかやお世辞を言え、と言ってるんじゃないよ。
社長は本当に会社が発展することを望んでるんだよ。
その辺を勘違いしちゃだめだよ。
追伸 若い人はね、お金なんかあんまり貯めちゃだめだよ
若い人で、
「お金持ちになりたい」
って、言う人がいるので、お金を貯める話をします。
例えば、若い人が、1月1万円ずつ貯めるとします。
そうすると、1年間で12万円、10年で120万円貯まるんです。
でも、若い人はね、お金なんかあんまり貯めちゃだめだよ。
それより、1万円ずつ貯めるなら5000円ずつにしてね、あとの5000円分は、会社のためになる本でも読むの。
本を読むって、自分のための本を読むんじゃないんだよ。
会社のためになる本を読むの。
それでね、会社へ行ったら、倍働くの。
倍働くって言うと、なんだか大げさな話になっちゃうけれど、今の自分が仕事をするときのスピードをちょっとだけ早める。
他の人より、ちょっとだけ仕事を早くするの。
今週のためになる本を読み、倍働いてれば、いやでも出世するの。
課長になり、部長になり、専務になり、社長になった時、年収も増えて膨大なお金が手に入る。
出世すれば、毎月の貯金額5万円とか、10万円とか、100万円とかにもできるんだよ。
だから、給料が上がってからお金を貯めた方が、よっぽど早いの。
本当にそうなんだよ。
それから、
「自分に投資しなよ」
とかって言うと、その会社では全く英語を使わないのに、
「僕、英語なら貰ってるんです」
って言う人もいるんだよね。
でも、自分に投資するっていうのは、そういうことじゃない。
いいかい、お金儲けのコツは、一個しかないんだよ。
お客さんを喜ばせればいいんだよ。
サラリーマンのお客さんって、誰ですか?
「私はスーパーマーケットに勤めているから、お客さんが何人も来ます」
っていう人があるかもしれないけど、あんたのお客さんは、買い物してくれる人じゃないんだよ。
スーパーの社長にとっては、スーパーに入ってきた人がお客さんなんだよ。
そこに勤めているサラリーマンのお客さんは、スーパーを経営し、あなたを雇っている社長なの。
いいかい、サラリーマンのお客さんは、社長しかいないんだよ。
お金をくれる人が、社長なんだよ。
考えたことはあるかい?
自分にお金を払ってくれる人が、お客さんなの。
この事を間違えちゃうと、いけないよ。
サラリーマンにとっての客さんは、たった、一人しかいない。
だから、お客さん、要するに社長の好みなんか、理由なく分かるんだよ。
社長をずっと見てれば、何言えば喜ぶかもわかるんだよ。
どう、おだてたら喜ぶかもわかるんだよ。
たった一人のお客さんも、うまくあしらいなくて、
「会社が気に入らないから独立します」
って言ってると、後で、すごい学びが来るよ。
独立すると同時に、ものすごくたくさんのお客さんが来るんだよ。
その時、一瞬にして、人の好みなんかが分からないと商売が成り立たない。
だから、一人のお客さんである社長の機嫌も取れない人間が独立して自分で商売しようとすると、「ひどい目に遭う」っていう学びがあるの。
だから、サラリーマンがつまんないから独立する、って言うのはやめたほうがいい。
それって、病弱だからK1に出る、って言ってるのと同じだからね。
出るのは構わないけど、ボコボコにされますよ。
ゴングが鳴ると同時に、誰も待ってくれないからね。
あの、商いの世界って、本当にそうなんだよ、ね。
だから、俺たちの「まるかん」の仲間みたく、もし会って行ってればいいけど、大概のとこって、そうじゃないからさ。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
www.youtube.com https://youtu.be/Wxo-28NMe-k
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