お金の儲け方には2種類ある
人間は大別すると「特殊な才能を持っている人」と「そうでない人」の2種類に分かれます。
特殊な才能っていうのは、例えば「世界で一番か二番くらいに足が速い」とか、「一曲歌うだけで何百万円もらえるほど歌が上手い」などのとのことです。
特殊な才能を持っている人は、その才能を上手に活かせばお金持ちになれます。
一般的な人たちは、そのような人のことを「いいなぁ」とか「得してるなぁ」って思うかもしれないけれど、決して羨ましがっちゃだめなんだよね。
特殊な才能を持っている人は、過去、つまり前世で何世代にもわたって、その才能を磨いてきた人なの。
例えば、イチロー選手でも、努力をしたからあれだけの選手になれたのではありません。
もちろん今世でも努力していますが、これは前世でもなん世代もかけて努力を積み重ねてきた結果なんです。
だから、他の人が、今世だけイチロー選手と同じ努力をしたから必ずそうなるかというと、残念ながらならないわけです。
作曲家のショパンも3歳で難しい曲が弾けたといわれていますが、それもやっぱり何歳代にもわたって音楽の才能を磨いてきたからなんだよね。
だから、「うちの子にも小さい頃からピアノをやらせれば・・・・・・」って思う人もいるけど、今世からはじめた子なら同じようにはいかないんだよ。
だからといって悲観する必要はありませんからね。
今世で努力してきたことは必ずどこかで役に立ちます。
今世で結果が出なかったとしても、来世でも必ず報われる時が来るようになっています。
だから勉強でもスポーツでも、「どうせ頑張ったって、才能のある人には敵わない」って諦めるんじゃなくって、「今世で結果が出なくても、来世に花が咲くから」くらいの気持ちで楽しくやるのがいいよね。
何でもそうだけど、苦しみながら続けるよりも、楽しく続けた方がうまくいきます。
あなたは誰かの奴隷になっていませんか?
続いて、「特殊な才能を持っていない人」がどうすればお金持ちになれるかについて説明します。
サラリーマンでも何でも働くことで得られる収入というのがあります。
収入がない人は、まず働いて収入を得るところから始めてください。
専業主婦なら家庭の仕事をすることで夫や家族を起こさせているので、夫婦で収入を得ていると考えられます。
それで、お金持ちになるには、その収入のうちの1/10だけ自分にあげればいいんだよね。
こう言うと、「いや、私はもらった給料は全部、自分にあげています」っていう人がいるんだけど、そのお金それだけの価値が手元に残っているはずです。
ところが、もしお金が全く手元に残っていないんだとしたら、あなたはそのお金を誰かにあげていることになります。
家賃として大家さんにあげたり、食費としてスーパーにあげたり、バック代としてカバン屋にあげたりしているの。
これって言い換えれば、大家さんやスーパーのために働いているのと同じことですし、体を養うためには食費もかかります。
でも、稼いだお金が手元に全く残っていないのだとしたら「全部、誰かのためにあげてるのと同じだよね」って言いたいの。
まずは収入のうちの1割を残すようにする。
月に20万円の給料をもらってる人なら2万円、30万円もらってる人なら3万円を毎月、ためるんです。
そうすれば、30万円もらってる人なら1年経てば確実に36万円がたまり、10年後には360万円のお金持ちになれます。
だから、まずは大家さんや服屋や飲み屋のためだけに働く奴隷から脱却して、「1/10だけでも自分にあげる」。
つまり、1/10を手元に残すようにしてください。
たった1割でいいんです。
残りは使っていいの。
「9割貯めろ」って言ってるんじゃないんだよ。
自分が稼いだお金が一銭も残らないのは、自分に一銭もあげていないから何です。
大人だって子供だってお金をあげれば喜ぶでしょう。
それを服屋だけにあげちゃったり、飲み屋だけにあげちゃったりしてるうちは残らないよね。
自分のために残さないのは、自分の事を全然可愛がってないのと一緒だよ。
とにかくこれが「お金に困らない」ための、そして「お金持ちになる」ための第一歩になるのです。
「知恵と忍耐」を学べば魂は向上する
ここで少し不思議な話をしましょう。
法則の話です。
人間は何度も生まれ変わります。
何のために何度も生まれ変わるのか、わかりますか?
それは魂を向上させるためです。
では、どうすれば魂を向上させることができると思いますが?
それは「知恵と忍耐」を学ぶことです。
人が生まれると、そこには誰にでも「試練と困難」が用意されています。
そして、その人の人生にとって、ちょうどいい時期に、「試練と困難」が現れるような仕組みになっているのです。
「試練と困難」が出てくると、それを解決するために、人間は「知恵と忍耐」が必要になります。
つまり、そこでどうやって解決すればいいかという「知恵と忍耐」を学びながら、魂を向上させるわけです。
だから、どんな人にも「試練と困難」は現れます。
これは決まりなんですね。
命って「”人”は”一”度は”叩”かれる」と書きます。
人は生きていれば必ず試練や困難といった、たたかれるような出来事が起こることになっていて、その時にどんな心構えでいられるかがとても大切なんだよね。
例えば、困難に怖気づいちゃう人。
さらには「困難は来なきゃいい」と思っている人がいたとします。
こういう人は、だいたい困難に負けちゃうんだよね。
どれだけ嫌でも、どれだけ逃げようとしても「試練と困難」は現れるような仕組みになっているの。
私はよく「困ったことは起きないよ」って言うんだけど、それはつまり「困った事が起きるのは魂の成長のためだよ」っていうことなの。
それは困難じゃなくて階段みたいなものだから。
起ったことに対して「困難だ」と思うか「成長するための階段だ」とか思うかでことに対して、人生そのものに対する捉え方も味わい方も全然違うよね。
神様は私たちに「知恵と忍耐」を教えたいのです。
だとするななら、お金を貯めるのにも、それを利用すればいいんだよ。
財布にお金を残すと忍耐力が養える
ここでもう一度、「収入の1割を貯める」話に戻ります。
次に20万円のお給料をもらっている人なら月に2万円、財布の中に残すようにします。
そうすると、来月には4万円になり、5ヶ月後には10万円になるよね。
そういうふうに財布の中身は膨らんでいくでしょう。
「銀行口座に残すのはだめですか?」って聞いてくる人もいますが、もちろん駄目ではないけれど、まずは財布に残すようにしてください。
なぜかというと、財布の中に「肥えさせる」ところに意味があるからです。
これも一つの法則なのですが、お金には「あるところに集まる」という習性があります。
実は、空の財布を持っているのが、一番波動的に良くありません(世の中には全てにおいて「波動」っていう波があって、それぞれの波が共鳴しあって物事が起きています)。
逆に、財布の中に十分なお金が入って入れば、そこからは豊かな波動が出てきます。
その豊かな波動画、同じ豊かな波動を持つものを引き寄せるのです。
さらには「十分なお金を持っている」という精神的な豊かさも生まれ、心のゆとりや金銭的な安心感も持てるようになるでしょう。
ただ、ここで多くの場合、問題が発生します。
それは「持っていると使っちゃう」とか「財布に入れていると使いたくなる」という気持ちが生まれることです。
「持っていると使っちゃう」という人は忍耐が足りない証拠です。
だからそこで「持っていても使わない」という忍耐を養うのです。
人の欲には際限がありません。
「給料が上がったら貯金しよう」と思っていても、給料が上がったぶんだけ欲も上がります。
例えば、毎月20万円の収入から2万円を貯めることができれば、給料が30万円になれば増えたぶんの10万円+2万円で、12万円を毎月貯めることができるはずです。
でも実際は、なかなかそうはなりません。
なぜかというと、収入が増えたぶんだけ欲も増えて使ってしまうからです。
だから、まずは収入の1割を財布に残して、豊かな波動を身につけるとともに、「持っていても使わない」ことで忍耐力を養ってみましょう。
また「財布に大金を入れておくと、落としたり、取られたりしないか心配」という人もいます。
ここでお金を保つための器量が試されます。
人は器量以上のお金を持つことができません。
宝くじの当選金や臨時収入が身につかないのも、そうした理由があるからです。
だから、まずは忍耐力を養いながら、大金を持てるだけの器量も育てていく必要があるのです。
追伸 忍耐があれば欲も生きる
お金のことを悪く思ってはだめなのと一緒で、「欲」も人間にとって、とても大切なものなんです。
人は欲があるからこそ「お金持ちになりたい」って思うんだよね。
その欲のおかげで人は働くし、それが経済の発展にも繋がります。
大切なのは、「その欲とどう付き合っていくか」なんだと思います。
例えば貯金ができない人って「欲とうまく付き合えていない」証拠です。
そういう人に限って「収入が増えたら貯金も増える」って言うけど、貯金はためようと思わない限りたまらないんだよね。
なぜかというと、収入が増えると欲望も一緒に増えるからです。
月に30万円の収入の人が毎月3万円の赤字を出すとしたら、その人の収入が60万円になれば27万円の黒字になるかというと、赤字も倍にになって6万円のマイナスになるものです。
そういう体質なんですね。
だから、神が言いたいのは「欲望を抑える忍耐を持ちなさい」っていうことなの。
欲望と忍耐は、車のアクセルとブレーキに似ています。
アクセルがないと車は走らないけれど、ブレーキがないと止まることができません。
それと同じで、人間には欲があるから努力もするんだよね。
ただ、人間の欲には際限がないから、適切なところで欲を制御する忍耐力がないと事故につながるでしょう。
欲も忍耐も、ともに神が人間に求めているものです。
だから否定するんじゃなくって、認めて活かすことを考えた方がいいよね。
とにかく、神は皆を豊かにしたいからね。
だからこそ欲は神様がつけてくれたの。
猿と人間が違うのは、猿は雨が降るから屋根を作ろうとか、風を避けるために壁を作ろうとか、光を入れるために窓を作ろうとかなんて思いません。
人間だけが際限なく欲求を叶えるために努力をするんだよね。
人間って、全員が豊かになりたいと思っているんです。
ということは、全員が豊かになれるし、ならなきゃいけないの。
神が望んでるのは、みんなが豊かに、幸せに生きることなんだよ。
そのために欲はあるのです。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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