戦争でもなんでも、緩衝地帯といって、お互いが触れてはいけない場所があるんです。
そのゾーンを作ることです。
- 質問1 最高の成功法則
- 質問2 楽しく働く
- 質問3 人の魅力って、その人が限界を超えた時に出てくる
- 質問4 世間の理想と女房
- 質問5 緩衝地帯
- 質問6 将来の不安
- 質問7 なめられています
- 追伸 「相手の空間をおかす人」とは長く一緒にいられない
質問1 最高の成功法則
豊臣秀吉はどうして天下統一できたのですが?
斎藤一人先生のアドバイスをいただきたいです。
斎藤一人さん
豊臣秀吉は、織田信長っていう殿様に仕えていたんだよね。
信長は、ものすごく強い殿様だった。
信長は、 天下を取ろうとして頑張ってたけど、できなかった。
だけど、秀吉は、信長が死んでから、あれよあれという間に日本中を平定しちゃうんだよ。
どうして秀吉に、そんなことができたのかというとね、秀吉は敵と戦うんじゃなく、味方にしちゃったからなんだよ。
秀吉の軍隊は、 敵の城を落とすために城の周りを取り囲む。
そうすると敵方は、城の周りに足軽がやりなんか持って、頑張ってたんだよ。
だけど、足軽の中には、夜中に逃げてくる奴もいたの。
秀吉って、足軽の出だから、 足軽の気持ちがわかるんだ。
だから、逃げてきた人に対して、
「お前ら、よく戦ったな」
って、食べ物をあげて、お金をあげて、
「これで、国へ帰れ」
って、返しちゃったりするんだよ。
他の人達は、逃げる打ち首にされちゃうと思ってるから、必死に頑張ってるんだよね。
でも、秀吉軍のとこへ逃げたら、飯を食わせてくれて、お金までくれる。
敵の大将にも、命も領土もでもそのままにしといてあげたりする。
そのことが他の軍に知れ渡ると、戦いにはならないの。
血を流して挙げ句、命を取られ、領土は取られたりしちゃ、割に合わないでしょ。
そうなると、秀吉の味方になっちゃうんだよ。
だからね、会う人を、会う人を敵とみなして、戦う必要なんてないんだよ。
自分の味方にしちゃえばいいんだよ。
会う人を全部味方にする。
俺は、これが最高の成功法則だと思ってる。
会う人を自分の味方にするってね、そんな難しいことではないの。
たいして、そんな知恵を出す必要もない。
みっちゃんみたいに、いつもニコニコしてて、明るくて、思いやりがあればいいんだよ。
それを、誰かに見境なく、
「知恵出せ、知恵出せ」
っていうから、おかしくなっちゃうんだ。
虎には虎の繁栄の仕方がある。
だけど、うさぎにはうさぎの反映の仕方があるんだよ。
みっちゃんは、うさぎの繁栄の仕方で成功するようになっているんだ。
虎になれないからって、自分を責めたり、人生を諦める必要はないんだよ。
質問2 楽しく働く
病気にならないためにどんな健康管理をしたらいいですか?
人間ドックなどに行った方がいいですか?
教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
人間ドックは調べるだけだから、健康管理じゃないんだよね。
ほとんどの病気って、治せないんだ。
だって、治せていたら病人の数って減ってるはずだから。
年々病院の数が増えているということは、病気が見つかるけれど、治るわけじゃないってことなんだよな。
お医者さんは必要なんだよ。
ありがたい存在なんだ。
だけど、日頃の健康管理とか、食べ物の管理は、自分たちがすべきもので、お医者さんに任せるべきものではないんだよな。
俺たちの体は食べたものでできていて、精神は考え方で出来てるんだよ。
だから、体や精神が何かうまくいってないってことは、何かが間違ってるんだよ。
死ぬときは「寿命」だよ。
病気で人は死ぬんじゃないんだよ。
病気になってもずっと入院している人だっているけど、健康なままぽっくり死んじゃう人もいる。
だから、病気と寿命は、関係ないんだよ。
あんまり、そういうことばっかり気にしている人って、真実が見えない人。
だって、健康のために牛乳飲んでいる人より、配達している人の方が元気だろ?
健康っていうのは、気にすればするほど、病気になってる人が多いんだよ。
無農薬とか、自然食品に凝ってる人より、そういうことを気にしないでホルモン食べて焼酎飲んでる人の方が健康だったりする。
松下幸之助さんなんか子供の時から体が弱くて、睡眠薬飲まなきゃ眠れなかったけど、随分長生きしたんだよ。
友達で健康な人もいっぱいだけど、みんな先に死んじゃったって書いてあったよ。
本当のお金持ちになる人っていうのはさ、そんなこと気にしないで働いてるよ。
病気と長生きは全く別物なんだよ。
一番大切なのは、「楽しく働く」ことだな。
質問3 人の魅力って、その人が限界を超えた時に出てくる
人の魅力って、どういう時に出てきますか?
教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
今、のぶちゃんは、社長として成功して、本を出版して、2000人の前で講演をするまでになりました。
のぶちゃんが舞台に立って、耳だけの本を始めて7回読んだ時の事を話すと、みんな、笑ったり泣いたりしながらじっと聞いてる。
感動する人が、たくさんいるんだよね。
人の魅力って、その人が限界を超えた時に出てくるんです。
喋るのが苦手な人が一生懸命喋ってると、人に大きな感動を与えるものなんです。
だから、「私は話が下手だからダメ」じゃない。
一番ダメなのは、「話が下手だからやらない」何です。
苦手なことに挑戦してる姿は、素敵なんです。
みんなに素敵に映るものなんです。
のぶちゃんは性格も素敵なんです。
だけど、一生懸命やる姿が、もっと素敵なんだよね。
本が大の苦手だったのぶちゃんが・・・・・・。
本好きが7回読むんじゃない。
ほとんど漫画しか読んだことがなかった人が、7回読んだことがすごいんだよね。
そのことで、限界という、自分で作った殻を破った。
オリンピックが感動的なのも、限界を破って出てくるから素敵なんだよね。
で、人って、そういう人の姿を見ると感動するように、神が作ってるんです。
私たち、猿じゃありませんよね。
猿が、何かをやっても、猿同士は感激しないんです。
だけど、人は、できなかった人ができたのを見たとき、感激するようにできている。
みっちゃんも、難しい本なんて読んだことがなかったんです。
それが、私に会って、 私を信じて7回も読んだ。
分厚い本を次々読んだ。
それってすごいことなんです。
みっちゃんも、声や体が震えちゃうほど、人前で話すのが苦手だった。
そんなみっちゃんも今では、講演会で2000人を前に舞台に立ってる。
その姿だけで、すごい魅力があるんです。
限界を打ち破った時に、魅力が出るんです。
人は、できないから魅力がないんじゃない。
出来ない事が一つでもできるようになった時、すごい魅力が出るんです。
人は、できないから魅力がないんじゃない。
出来ない事が一つでもできるようになった時、すごい魅力が出るんです。
それを忘れないで欲しいんです、あなたに。
だから、あなたにね。
「私はできないからやらない」じゃない。
やめる言い訳にしちゃ駄目なんです。
前も言ったけど、「深い井戸ほど出た水はきれい」なんです。
成功に向かって歩き出している人を、成功者って言うんです。
止まっちゃいけない。
歩き続けるんです。
千里先からでもいい。
成功に向かって歩き出した人は、全部、魅力的なんです。
だから、「私、話が苦手なんだ」って人には、「苦手でもいいから、やってごらん」って。
「心臓が口から出ちゃう」って人には 、「それ見たいからやってごらん」って。
「1回口から心臓が出るところを見てみたい。そんな素敵なショーはないよ」って。
やるって言ったらやろうよ、って。
震えてもいい、声が出なくてもいい、その場で気絶してもいい、だけど立とうよって。
質問4 世間の理想と女房
歳をとっても若々しくい続けるにはどうすればいいですか?
斎藤一人さん
いい意味の不良になることだよね。
「もっとモテたい」とかって。
娘の同級生が来たら、俺に惚れて彼女になっちゃうっていうのが、俺の理想なの。
そんなふうに、考えてることが不純だとさ、若くなるよね。
たいていは世間に負けちゃうんだよ。
年取ったらこうしなきゃとか、会社の社長になったらこうしなきゃとかって、だんだんだんだんつまんない自分が出来上がるんだよね。
言い方は悪いかもしれないけど、「世間の理想」って、つまんない人間だよね。
結局ね、男にとっての最大の敵は女房だね。
女房の理想に従っちゃうからダメなの。
「社長になったんだから、もっとこういう風にしなさい」とかって、女房の理想に負けちゃうんだな。
大体女の人の方が生き生きしているだろ?
中には女の人でも魅力がなくなっちゃう人もいるけどそれはさ、言い過ぎるからなんだろうな。
人に言い過ぎるから、自分もそうしなきゃってなっちゃうんじゃないかな?
人を締め付けちゃうから、自分もできなくて苦しい。
だから、お互いが首を絞め合ってるんだよね。
魅力のない女の人は旦那の首も絞めて、自分の首も絞めている。
お小遣いが50万円あったとして、そのお金でハンドバッグを買おうが、旦那がキャバクラに行こうが使ったことに変わりはない。
それなのに、「あなたは出世したんだからこうじゃなきゃいけない」とか、使い方にいちいち文句を言う。
本当にしたいことができないんだよね。
老けなきゃやってられないよ。
だってさ、女房の言うこと聞いていると、頑張らなきゃいけない、出世しなきゃいけない、かっこよくなきゃいけない。
それでいて、モテちゃいけない・・・・・・。
それは老けなきゃやってられないよな。
世間や女房に負けてるようでは、幸せは来ない。
頑張って戦わなきゃダメなんだ。
女房に勝てれば、絶対に世間に勝てる。
あなたは最大の強敵を女房にしてるんだから。
いっちょ頑張っていこう。
質問5 緩衝地帯
私は実家ではなく、一人暮らしをしています。
家族のことが重く感じ、 年に1回会うのですが、それすら憂鬱です。
母親からは、将来あなたのそばでよろしく頼むというプレッシャーを感じ、 電話も鬱陶しくて、私はほとんど無言です。
家族の中でいると、不機嫌で仕方ありません。
でもやっぱり感謝していることもあるし、こんな自分を責めてしまいます。
どうすれば良いのでしょうか?
斎藤一人さん
仲の悪い親兄弟というのは、1000年ぐらい悪いんです。
一番良いのは、年に1回会うのが憂鬱なのなら、 年に1回会うのをやめれば良いんです。
因果を消す一番良い方法は、相性の悪い人とは、会わないことです。
会わなければ良いんです。
それを無理に会ってるから、いつまでも嫌な感じがするんです。
親だから仲良くしなければいけない。
兄弟だから仲良くしなければいけない。
それは個人、個人の別問題なんです。
会ってて楽しい人と会えば良いんです。
楽しくない人は、会わない方が、なぜか良いんです。
なぜか会わないで何年かすると、 仲良くなれる時が来るんです。
嫌なのを我慢して会っていると、ず~っとそれが続くんです。
試しに3年なら3年、連絡を取らないでください。
四年目には会いたくなるかわからないです。
それが正しいんです。
世間一般の言ってることが正しいのであれば、 苦労している人はほとんどいません。
会わない時期を作ることです。
戦争でもなんでも、緩衝地帯といって、お互いが触れてはいけない場所があるんです。
そのゾーンを作ることです。
質問6 将来の不安
感謝しています。
子供も兄弟もいないのですが、時々年を取って、ひとりぼっちになってしまったら、考えると怖くなってしまうんです。
将来孤独にならずに、生きていくためにはどうしたらよいでしょうか?
また出会った人、これから出会う人とのご縁を、大切にするには、どうすれば良いのでしょうか?
斎藤一人さん
大げさに考えないでください。
誰だって年を取るんです。
あなただけが年をとるわけではありません。
将来を明るく考えてください。
将来は明るいんです。
暗く考えれば、暗いんです。
人間というのは、悩んでいることを、考えているように思うんです。
人は何もしないと、悩むようにできているんです。
悩まないためには悩まないことを、楽しいこととか、旅行に行こうとか、人間関係を良くしたいのであれば、人間関係で起きた問題に、努力をして解決すれば、明るくて本当は楽しいんです。
ところが何もしないと、冬になればどうしようとか、人間というのは餌を取ったり、体に毛が生えているわけでないので、服を着たり、いろんな心配をしないと、生きられないんです。
ところが今は、食べ物がなくなることも、服がなくなることもないんです。
人間には心配癖が残ってるんです。
心配をしている人は、心配を考えていると思っているんです。
そうではなくて、あなたは何もしていないんです。
何もしていないから、そういうことが起きるんです。
そういうことが分かってくると、悩み事が出てくれば、要するにハンドルをほっとけば、少しずつ左に曲がるような感じです。
そのハンドルを右に切らないと、いけないと言ってるんです。
楽しい方向にハンドルを切らないといけないんです。
左の方向が悩みだとすれば、ほっといても悩みの方には行くんです。
悩むことばかり考えてるんです。
考えていないから、悩みの方に行くんです。
問題が出てくれば、解決する方向に行けばいいんです。
不幸は誰でもなれるんです。
努力が要りません。
幸せは幸せの方向に持っていく、何を考えよう。
幸せになる努力と頭がいるんです。
それは楽しんです。
そのために私たちは、頭だとか知恵だとか、つけてもらっているんです。
神様につけてもらったものを、使わないから、苦しいんです。
使えば使うほど、ご褒美がもらえるようになってるんです。
楽しいし、仕事も成功するし、人間関係もうまくいくし、悩み事に対して、解決するような頭を使い出すと、神様は喜んでくれるんです。
猿やなんかには、そういうのがついていません。
人間だけしかついてません。それを使えば良いんです。
その悩み事も、根も葉もないことを悩むか、悩み事が出てきたんです。あなたの努力で作った悩み事はないんです。
勝手にやってきたんです。
それをまた悩んでるだけなんです。
その時に、冷静になるために大げさに考えないでください。
大げさに考えると、脳にとっては、大げさというのは、嘘の情報なんです。
1を100ぐらいに考えているんです。
そのデータで、ものを解決しようと思っても無理です。
データが間違っています。
まずは大げさに考えないで行くと、冷静になりますから、簡単に言うと、地図は、自分がどこにいるかわからないと、地図は見れないんです。
大げさに考える自体が、違う場所にいる状態になるんです。
自分がどこにいるか、自分が本当にいる位置はどこなのか、分かってから考え出します。
それをやると、こいつは魂がだいぶ成長したから、良い事を起こしてあげようと、神様が良い事を起こしてくれるんです。
式が間違っていれば、答えが間違っているのは、当たり前なんです。
その間違いの多くが、大げさに考えているんです。
質問7 なめられています
嫌いで攻撃的な人に感謝できないのですが、私のことを嫌いで、些細なことでも突っかかってくる人間に感謝は出来ません。
そういう人との会話も給料の一部だとして、仕事だと割り切りますが、その人の存在そのものを感謝することが出来ません。
どうすれば良いでしょうか?
斎藤一人さん
簡単に言うとになめられてるんです。
なめられてる人の特徴はいつもオドオドビクビクしてるんです。
これを止めてください。
いばっちゃいけない、なめられちゃいけないと1日何回も繰り返して言ってください。
自然に対処ができるようになります。
まずはやってみてください。
追伸 「相手の空間をおかす人」とは長く一緒にいられない
この前、ある女の子から、こんな質問が来たの。
「付き合っている彼氏と、別れることになってしまいました。
『この人は運命の人だ』と思っているほど大好きだったのに、縁が切れてしまうのは、どうしてでしょうか?」
縁が切れる原因って、いろいろあるよね。
人によって違うんだけど、ほとんどの場合は、「相手の心の空間をおかした」ことなんだよなな。
縁が切れる原因って、いろいろあるよね。
この世には、「心の空間の法則」っていうものがあるんだよ。
人には、自分に必要な心の空間っていうものがあるんだよね。
心の空間っていうのは、「自由に、のびのび動ける場所」って言うのかな。
心の空間がたくさん必要な人と、少しでも大丈夫な人と差はあるかもしれないけれど、必ず「必要な心の空間」っていうのがあるの。
その、心の空間を、人からおかされたら嫌だよね。
たとえ、付き合っている相手だったり、結婚相手だったとしても、自分の心の空間を犯されると、ものすごく嫌なんだな。
例えば、奥さんが「大河ドラマ」が好きで、長谷川博已を追っかけているとするよね。
それで、その奥さんの旦那も「大河ドラマ」が好きだったら、夫婦で一緒に楽しめて、「楽しい心の空間」が大きくなります。
でも、旦那は「大河ドラマ」に興味がなくても、それはそれでいいんだよ。
奥さんに「お前は、大河ドラマ好きだもんな。十分楽しみなよ」とか言っていればいいんだよな。
それは、相手の心の空間を認めてあげることになるんだよ。
だけど、「大河ドラマなんてくだらないもの、見るのやめろ」っていうのは、奥さんの心の空間に踏み込んで、相手の心の空間を減らそうとしていることになる。
こういうことをされると、奥さんは、旦那のことがつくづく嫌になるんだよね。
結婚してからも、付き合っている時でも、相手が好きでたまらない時は、お互い相手の心の空間に入り込んでも、文句を言わない時期があるんだよ。
だけどお互いがもともと他人だから、相手とは違う心の空間があって当たり前なんだよな。
「この人は、このくらいの空間だから」って、認めてくれる人とは、長く一緒にいられるんだよ。
だって、「心の空間を認めてくれる人」は、自分の心の空間の中にいてもいいもんな。
相手の心の空間を認めなかったり、減らそうとする人がそばにいることが耐えられないんだよ。
もしかすると、この質問をくれた女の子は、相手の心の空間の中に入り込もうとする癖があるのかもしれないね。
愛があるから、相手の心の空間にズカズカ入っていいんじゃないんだよ。
愛があるから、相手の心の空間を大事にして、守ってやらなきゃいけないんだよな。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お世話になっております。
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我が儘勝手で申し開きも御座いません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。