同じ遺伝子を持ってるんです。同じことをしかねないんです。親が天狗になると、自分も天狗になったりするんです。
許しというのは、ものすごく難しいテーマで、簡単に考えてもらいたくないんですね。
この話を聞いたら、許せる方法がわかるんだというそういうものではありません。
許しとは永遠のテーマで、永遠にできないことだから、ちょっとやそっとでできないんだということを、頭の中において、読んでくださいね。
質問1 「許します」
天国言葉に「許します」があります。
そこにはどんな意味が込められていますか?
斎藤一人さん
許すというのは、自分の心を縛っているものを緩めるということなんです。
許せないと、自分が苦しいよということだから、許して行こうねということです。
ちょっと簡単にできるようなことではないんです。
許せないのが100だとしたら、1だけでもできれば、すごいと思っていないと無理なんですね。
まだ許せないんですけどという人がいますが、なくなるようなものではないんです。
そのことを念頭にして、これから一つずつ答えていきます。
質問2 欲
もし世界に許すが広がれば、素晴らしいことが起こります。
それを阻んでいるものがあるとすれば、何ですか?
斎藤一人さん
欲とかです。
欲とかがあると許せないんです。
それと許すということが、なんで難しいかと言うと、許せない方が楽なんです。
いつまでも恨んでる方が楽なんですが、脳的にはです。
そうなるとまたその時と同じ気持ちになるんです。
再現フィルムみたいに、ずっ~と嫌なことが続いてしまうんです。
一度嫌なことがあって、相手はもう忘れてるかもわからない。
そのたびに嫌なことを思い出すんです。
嫌なことが続くんです。
そうするといつまでも恨んでいる方が、人間って楽なところがあるんです。
心を切り替えなくて良いですし、考え直さなくていいし、許したくない人というのは、許さなくて良い方法を考え出すんです。
あなたは親が殺されても許せますか。
子供が殺されても許せますか。
あなたは子供が殺されたんですか。
あなたが恨んでいるのは、会社の課長に怒鳴られたというものすごい小さな話なんです。
ものすごい話を持ち出してでも、許すことをやめようとしないんです。
自分で自分を苦しめているということがわからないと、些細なことをね、本当に子供が殺されたんだったらば、それは分かります。
殺されてない人までも、殺されたように話を持ち出して許そうとしないんです。
それで嫌な人生をずっ~と送るということがあります。
世の中には嫌なこともあるし、嫌な奴も出てくるんです。
そのことをずっ~と考えてたら、嫌いなことを考えていたら、幸せにはなれません。
100%を許すということのはできないけれども、1%でも許せる人は自分が楽になるんです。
質問3 法律違反
許せない、許してはいけないことはありますか?
斎藤一人さん
例えば法律違反とかです。
これは法律に則って裁きを行わないと、何か悪いことをすると、死刑にすることです。
人殺しがあったら、そのたびに人殺しをしていれば、人殺しが続くだけなんです。
だからそういうのは法に委ねて、何でも許すというのと法律を犯せば、国がさばいてくれることなんです。
あなたが私的にさばくことではないです。
質問4 心の成長
許せないと心が強く思ったことも許せるようになりますか?
斎藤一人さん
心が広まってきたり、その度に自分が苦しい思いをするとか、人を恨みながらずっ~と生きているのが、ある日、嫌だと思ったりすることもあるよね。
それは心の成長で、許せる時もあります。
許せる心が段階に来ていないのに、許しなさいと言っても、許せないんです。
だけど相手にも相手の理由があったのではないかと、何か考えると100のものを99にすることができます。
1パーセントでも下がると、自分が楽なんです。
そういうことです。
質問5 未熟
罪悪感があって自分を許すことができません。
どうすれば良いですか?
斎藤一人さん
そういう相談が来れば言うんだけど、人間は完璧でなくて、未熟なんですよ。
1年前はもっと未熟、2年前はもっと未熟なんです。
未熟に気がついたら、次からやらないように、100間違いを犯しているのであれば、95にしようとか、少しずつ、少しずつ良くなっていけばいいんです。
そんなに自分を責めたって、人も自分も完璧ではないから、間違いは犯します。
そのことが分かれば、ちょっとだけ許せるようになるんです。
ちょっと許せればいいんです。
質問6 病気
病気になってしまったのですが、自分の体を許すのはどうすれば良いですか?
斎藤一人さん
病気になった自分を許すんです。
人間は生きていれば、病気になることもあるんです。
頑張ってたんです。
いろんなことに神経を使ったり、間違ったりして病気してしまうんです。
許せないと言ったからといって、直るわけではないんです。
許してあげて、これからはそういうことをやめようというしかないんです。
許せない、許せないと言っていたからといって、自分の体が治るわけではありません。
いつまでも言っていると周りが迷惑します。
自分の体だって、完璧ではないんです。
病気できるのももう生きてるからです。
死んでしまえば病気もできません。
そう思うと、生きているからなったんだ。
生きているから改良も出来るんだ。
今よりちょっと良い方向に、持っていこうと頭が健全な方向に向いた時、知らないうちに少し許しています。
病気を許しますということも大切です。
質問7 天狗
親を許すことができません。
どうすればいいですか?
斎藤一人さん
子供って親が好きなもんなんです。
その子供が親を許せないと言うんだから、その親はよほどのことはしたんです。
嫌われるようなことをしたんです。
だからそういう問題があるんだから、斎藤一人さん達が許しなさいと言っても、そうですか、許しますと言える簡単な問題ではないんです。
ただその親は能力がないから、それしかできなかったんです。
なんで自分をこういう風に育てたんだと言いますが、自分がやらなければいけないのは、自分が親になった時は、同じことをしないことです。
自分の中に同じ血が流れているんです。
同じ遺伝子を持ってるんです。
だから同じことをしかねないんです。
親が天狗になると、自分も天狗になったりするんです。
だから親も完璧ではないんです。
人生というのは、魂が成長しながら、少しずつ、少しずつ良くなっていくものなんです。
だらしない親だな。
仕方がない親だな。
そういう風に思うけど、あの親がいなければ、生まれて来れなかったんです。
あんなだらしない親が、自分のことを育てたなとか、ありがたいなという風にまともにものが見れるようになると、少し許せるようになります。
本当に少しなんです。
まだ許せないんですとか言う人がいますが、完璧なんか望んではダメですよ。
完璧なんか望むと苦しくなるだけなんです。
質問8 似たり寄ったり
困難に出会った時、何で自分ばかりこんなことが起こるのかと、出来事を責めてしまいます。
困難に出会った自分を許すとはどういうことですか?
斎藤一人さん
健全にまともにものを見てみると、いろんな人がいろんな苦労しています。
自分だけ苦労しているように思うし、今起きている苦労が最高の苦労に見えるんです。
こんなぜ苦労が自分のところに来るんだといいますが、みんなにも来てるんですよ。
似たり寄ったりできているんです。
仕方がないんです。
魂の修行のために起きることなんです。
その中で自分はどうやって成長しようか、この困難から何を掴みとろうかと健全に思った時、誰かを恨んだりしてる場合ではなくて、自分に起きた問題は、冷静にどうやって魂を成長させるか。
困難が来ているのではなくて、ここに起きた問題は、自分を成長させる問題なんです。
よく見るともっとすごい問題を抱えてる人がいてるんです。
寝たきりの人もいてるんです。
自分ばっかし、自分ばっかしと言いますが、世界中ではご飯を食べられなくて、餓死する人もいてるんです。
いろんな問題があるんです。
その時に自分ばっかりとか思わない方が良いですよ。
みんな苦労しているんです。
誰にでもそういう苦労はあるんです。
もっとひどい人はいっぱいいてるんです。
だからそう思った方が良いですよ。
質問9 アッパーリミット
幸せになっていいのかと自分を責めてしまいます。
幸せになることを許すとはどういうことですか?
斎藤一人さん
斎藤一人さん流的に言うと、人は幸せになるために生まれてきたんです。
人は幸せになるために生まれてきたし、魂を成長させるために来たんだと思っています。
幸せになるのがいいに決まってるんですが、幸せになってはいけないんだということは、あなたはずっと不幸なんですね。
ということは、あなたの周りにいる人に、自分は不幸なんだという波動を出していて、不幸そうにしているんですよね。
あなたが一人いるだけで、明るくなくなるんです。
人に迷惑をかけて自分も苦労をして、人に迷惑をかけたんだということは、ちょっと分かると、こんなこと言ってる場合ではないです。
幸せにならなければと思うように、そこから始めるしかないです。
だからといって急には変わりません。
思いが変わったからといって、ガラッと変わるということはないです。
少しずつしか変わらないんです。
分かりますか。
階段だって一段ずつしか上がれないんです。
無理をしないこと、ゆっくりすること、それは大切です。
質問10 全てを諦めて明らかにする
世の中のいろんなニュースなどを見て、社会を許せないと思ってしまいます。
許すにはどうすれば良いですか?
斎藤一人さん
明らかに眺めて見るんだよね。
昔よりは戦争が減ってきているんです。
飢餓も少なくなってきています。
年金が安いといっても、年金は昔なんかなかったんです。
斎藤一人さんの親の時代はなかったんです。
少しずつ、少しずつ、少しずつ、少しずつ世の中は良くなっているんです。
その中で与えられた中で自分はどうやって幸せになろうか。
どうやって人に親切にしようか。
お金持ちの息子は親から財産をもらってと言いますが、すごい府氷のように見えますが、斎藤一人さんは、この事を良いとか悪いとか言ってるのではなくて、昔ある人からこの話を聞かされたことがあるんです。
一生懸命に働いてお金持ちになる人がいると言うんです。
そういう人は社会に貢献しているんだと言うんです。
その人は自分の子供が幸せになってほしいし、自分が死んだ後も子供たちに豊かになってほしいから、すごく頑張るというのもあるのです。
そういうのを全部否定していいのですかと問われれば、難しくて斎藤一人さんには分かりません。
世の中はいつも完璧に平等という風には行かないんです。
性格が良く生まれる人もいれば、顔が良く生まれる人もいます。
足の長い人もいてます。
みんなを平均に合わせて、足を切るわけにはいきません。
なんであいつばかり大良いスタイルに生まれたんだという人もいてますし、しかし斎藤一人さんたちは、前世に良いことをしてきた人は、良い事が起きると思ってるんです。
斎藤一人さんは変わり者だから、そういう風に思っているとおっしゃっています。
現在良いのは、前の努力だと思っています。
斎藤一人さんは、不公平はないと思っているんです。
そんなことがわかると、腹を立てていたことも、少しだけ腹が立つのが減りますね。
100のうち1パーセント減るかもしれないです。
そういうことです。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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