結果はあまり気にしちゃ駄目なんんです。
「0パーセント」の話
「0パーセント」の話です。
さっきも天命の話をしましたが、天命に則って仕事をしていると、楽しくて仕方がありません。
例えばここに時計があるとします。
私はこの時計に惚れ込んだ。
そうすると、この時計の話がしたくて仕方がない。
一個も売れなくていい、とにかく自分が惚れ込んだと時計の話を聞いてもらいたいと。
それで、ずっとこの時計の話をしていると、奇跡が起きるんです。
100人に話すと、100人が買ってくれる。
たとえ、その場では買わなかった人がいたとしても、何その人は友達を連れて帰ってくる。
つまり、200%買ってくれるんです。
ところが、相手の顔色を見ながら、
「これ、この人は買うかな。買わないかな」
って思いながらやっていると、奇跡が起きないのです。
なぜかと言うと、テニスをやるとします。
私とあなたがテニスをやります。
そうすると、あなたは結果が気になって仕方がないから、しょっちゅうスコアボードを見ている。
私は球を見る。
だから勝つのは私なんです。
結果はあまり気にしちゃ駄目なんです。
この商品なら、「人に教えてあげたくて仕方がない」ぐらいに惚れ込むば、ものが売れるんです。
そこまで惚れてない商品を人に勧めるのが「悪」なんです。
もっと自信あるものを探せばいいんです。
自信のあるものがないなら商人なんてやらないんです。
この商品が本当にいいものだと思うから、一生懸命にその良さを話すことができるのです。
そうしたら買ってくれなくても構わないんです。
言いたいんだから。
言いたい事って沢山あるでしょう。
それを一生懸命に言えばいいんです。
あともう少しだけ、私の話に付き合ってください。
簡単な話ですから。
私が、日本漢方の社長さんたちに最初に教えたことは、
「『この人にすべてのよきことが雪崩のごとく起きます』、これを言うんだよ」
ということでした。
歩いている人でも、なんでも、出会った人、みんなに言うんです。
人の幸せを願うようになると、心が豊かになるんです。
心が豊かになると、人相も変わってくるんです。
そうすると起きる現象が変わります。
自分の心が貧しいのに、豊かになりたいと言ってもできないんです。
もしそんなことが現実に起こったとしたら、その持った金が悪因を残して、例えば、それを頭金にして土地を買って膨大な借金ができるとか、強盗が入ってきて金を取られた上に命をとられるとか。
いいことはないんです。
だから、まず心を豊かにしなければだめなのです。
人に良いことがあった時に、
「よかったね」
と言える訓練がいるんです。
人に良いことがあったら、
「よかったね」
と言えばいいんです。
「あいつは親に家を建ててもらって。
あいつの実力じゃないんだよ」
って思うことがあるでしょう。
でも、実力じゃないのに家を持てたから「よかったね」なんです。
地獄があるなら自分で建てているんだから。
褒める気がないと褒められないのです。
いつも、「どうやったら人を褒められるかな」
と言いながら探しているのは、結構大変なものです。
悪口なんていうものはいくらでもある。
人の粗は30でも40でも見つけられるんです。
でも、人のあらなんか、いくつも、いくつも見つけたって、人から嫌われるだけです。
友達を失います。
やめてください。
特に商人は、そういうことをしてはいけないのです。
人間は人のあらを探すほど立派な人はいないんです。
週刊誌を見ていると、週刊誌には悪口がたくさん書いてあるじゃないですか。
こんなに悪口を書かれている人でも、私よりはまともなんです。
私の言いたいことわかります?
私の日常生活って、文句を言われている人よりも、相当悪いなと思うことがたくさんあるんです。
皆さんもそう思いませんか?
週刊誌って、どうだっていいこと、些細な事をごちゃごちゃ書くんです。
人の粗探ししてても、心は豊かになれません。
人は良いところを見つける方が大変なんです。
でも、大変なことだから、今世はそれに挑戦してみたい。
あら探しは前世でずっとやってて名人になっちゃったから。
新しい現世で、新しいことに挑戦しようよ。
「いくらあの人が立派なことを言っていてもね、あの人の親戚には泥棒が入るのよ」
って、親戚のアラまで探してくる人がいる。
当人にあらが見つからないと、遥か遠い過去まで行って探す、粗探しの達人みたいな人がいるんです。
それは前世でやってきたからいいじゃないですか。
それは卒業しましょうね。
「渡り鳥経営」の話
講演の前に、日本漢方の社長さんたちから、
最後に渡り鳥経営の話をしてほしい」
と言われたので、「渡り鳥経営」の話をします。
聞いたことのある人も多いとは思いますが、もう一度だけ、ちょっと付き合ってください。
日本漢方は「渡り鳥経営」なんです。
日本漢方の社員じゃない人は、「渡り鳥経営」って聞いたことないでしょう。
「渡り鳥経営」って何ですかって言うと、渡り鳥は、海を越えて、遠い故郷に帰る時にV字型になって飛んでいきます。
先頭を中心にして、こういうV字型になる。
V字型になって飛んでいくんです。
そうすると、前の鳥が羽ばたくと、後ろに上昇気流が起きます。
そうすると後ろで飛んでいる鳥たちは、その上昇気流に乗って飛ぶと飛距離が伸びるんです。
それで、銭湯で飛んでいる鳥に「がんばってね」っていう声をかけるんです。
この前、日本漢方の社員の人たちにこの話をしている時、間違って「カぁーって言うでしょう」って言ったら、「カラスは渡り鳥ではありません」とか指摘されちゃいまして・・・・・・。
じゃあ、鶴の鳴き声をしようかと思ったら、鶴の鳴き声を思い出せない。
鶴ってどうやって鳴くんでしょうか・・・・・・。
それはいいとして、とにかく渡り鳥はV字型になって飛ぶんですよ。
それで先頭が疲れると、先頭がすっと後ろへ行く。
そうすると元気なものがパッと前に出てきて、先導していくんです。
それで上昇気流を起こしながら、みんなで海を渡っていくんです。
日本漢方の社長さんたちは10人いるんですけど、いろんなゲームをやって「キョウソウ」しているんです。
で、トップになると、
「こういうやり方をして一番になったんだよ」
って、すぐみんなに教えるんです。
そうすると、みんなは「ああそうなんだ」と真似をします。
だから、日本漢方では競争は絶対にしないんです。
「キョウソウ」と言っても、
共に創る「共創」なんです。
で、社長さんたちは、ゲームで買った社長さんに対して、
「良い方法を教えてくれてありがとうね」
ってお礼を言います。
人間は魂の修行の中で二つやらなければならないことがあるとしたら、
一つは、知っていることをもったいつけずに教えること。
二つ目は、知らないことを素直に聞けること。
それがぐるぐる繰り返されるんです。
今まで一番だった人も、次は3番になったりします。
そうするとすぐに聞きに行って教えてもらう。
仲間ってそういうものなんです。
だから、今。ここにいる方達も、
「仲間が増えたんだ」
と思ってください。
別に仕事だけじゃなくってもいいんですよ。
何でも自分の知っていることは素直に教えて、分からないことは知っている人から聞く。
それで事は済むんです。
それだけで人生はすごく楽なんです。
一生懸命に渡り鳥定義をするんだよ、と。
渡り鳥は先頭の一派が怪我したり、鉄砲で撃たれたりすると、後ろの鳥が2羽やってきて付き添ってくれるんです。
3羽いないとVにならないですから。
二羽ではV字型は作れません。
二羽になってしまうと、渡り鳥は別の所へ入るんです。
この時は、別のグループから、
「お前は仲間じゃないから入れないよ」
なんてことは言われません。
渡り鳥経営っていいでしょう。
そう言うと、みんな「いい」と言う。
だけど、分かってもらいたいことがあるんです。
渡り鳥に、おんぶされている鳥はいません。
引っ張ってもらっている鳥もいないんです。
私、そんな渡り鳥って見たことないんです。
みんな自分の羽で飛んでいるんですよ。
助け合いというのはもたれ合いではないんです。
みんなが自分でしっかりと自分が羽で飛びながら、それで人を助ける。
それで、みんなが助けられる。
もたれ合いではないんです。
また、人間はもたれあわなければならないほど、弱いものでもないんです。
人間は、教えたり、教えられたりすれば、本当に何でもできるんです。
だから、苦しい時は人に聞いてください。
苦しみから逃げられる方法を知っている人が、この中に必ずいます。
知らないことは恥ずかしくないんです。
バラは自分にトゲがあることを恥ずかしがってはいないんです。
私にも欠点がいくつもあります。
でも、それは個性です。
みんなが知らないことを私が知っていることもあるのです。
そして、私が知らないことを、皆さんが知っていることもあるんです。
それを、これから、私は皆さんから教わります。
今日は一方的に私ばかりで喋ってしまいましたが、今度皆さんに会う時には私が聞く専門に回ります。
今日は、どうもありがとうございます。
追伸 渡り鳥経営
渡り鳥は遠い故郷に帰るとき
海を渡っていくときにV字型になります。
前の鳥が羽ばたくと
後ろに上昇気流が出来ますね、
その上昇気流に乗って飛ぶと
飛距離が70%も伸びますね。
先頭を飛んでる鳥に
「頑張ってね」と声をかけます。
先頭が疲れるとスッと
後ろに行き
元気な鳥が前に行きますね、
上昇気流を起こしながら
海を渡りますね。
先頭の人に良いのを
教えてくれて有り難うね。
人間の魂の修業の中で
二つしなければならないことが
あるとすれば
一つは知っていることを
もったいつけずに教えること、
知らないことを素直に聞けることですね。
それがグルグル繰り返されるんです、
今まで一番だった人が今度は
三番だったりします。
そうするとすぐに聞きにいって
教えて貰うんですね。
貴方の知っていることは
すぐに教えて
知らないことは聞きにいきますね、
それだけで人生は楽なんです。
渡り鳥は1羽がけがをすると
二羽が付き添いますね。
治ると三羽になり
V字になりますね。
二羽になると
よその渡り鳥の群れの中に入りますね。
おまえ仲間じゃないから
入れないとは言わないですね。
渡り鳥でオンブされてる
鳥は見たことないですね。
引っ張って行って貰ってる
鳥も見たことはないです、
みんな自分の羽根で飛んでいるんですね。
だから
助け合いというのは
もたれ合いではないですね。
みんな自分の羽根で飛びながら
それで人を助けますね、
皆が助けられますね。
もたれ合いではないですね、
人間はもたれ合うほど
弱くは出来てませんね。
人間は教えたり、
教えられたりすれば
本当に何でも出来ますね。
苦しいときは聞いて下さい、
知ってる人が必ず世の中にはいますね。
知らないことは
恥ずかしいことでは
ないんですね。
バラは自分のトゲを
恥ずかしがってはいないんです。
貴方が知っていることも
みんなは知らないこともあります、
みんなが知ってることも
貴方が知らないこともあります。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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