日本人は、遊びや楽しむことを仕事にしてはいけないと思い込んでいるんだよ。
もっと真面目にやらなくちゃいけないとかね。
あなたは仕事をゲームにできる?
Qビジネスにおいてもゲーム感覚が役に立つということですが、これに関して、もう少し詳しく教えていただいてもいいですか?
斎藤一人さん
やっぱり、何と言ってもお金を稼ぐのに一番大事なのは、集中することだからね。
Q それは、まるでゲームをするように、集中して行うということですか?
斎藤一人さん
ちょっと違うかな。
例えば、サッカーが大好きなサッカー少年って、寝る時にまでサッカーのボールを抱えて寝たり、四六時中サッカーの事ばっかり考えているよね。
つまり、商売をするにしても、それくらい、そのことに夢中になれるくらい好きじゃないと駄目だということ。
寝ても覚めても騒音のことを考えてしまうくらい好きでいられるか、ということだね。
例えば、食品を扱う仕事をしているとしたら、その仕事のことが頭にある場合、たとえテレビを見ていても、「今、あんなに食べ物が売れているんだ」という風に、いつでもアンテナを張るようになるよね。
Q 好きなことを仕事にできるか、ということですね。
斎藤一人さん
そうだね。でも、サッカー少年がサッカーボールを抱えて寝ちゃうくらいの好きじゃないとダメなんだよ。
Qそこまでの好きがあることで、お金を稼げるようになるということなのでしょうか?
斎藤一人さん
というよりね。一銭にもならないことに楽しくて夢中になれる事があるのに、お金になることが楽しくないはずがないんだよね。
だから、そういう意味において、自分の仕事をゲームにできるか、ということなんだ。
Qそれは、職種に限らずでしょうか?
斎藤一人さん
もちろんだよ。例えば、日本人はゲームを創り出すことなんか苦手だよね。
野球を考えたのも日本人じゃないしね。
それに、スケボーだって、ストリートダンスみたいなものだって、元々は、遊びから始まったものだよね。
でも、今ではプロとして仕事にしてお金を稼いでいる人たちもいる。
うっこれも、全て海外が発祥のものだし、日本人だったらできなかったことだよね。
Q日本人は、遊びを仕事にすることが下手だということですね。
斎藤一人さん
そういうこと。
日本人は、遊びや楽しむことを仕事にしてはいけないと思い込んでいるんだよ。
もっと真面目にやらなくちゃいけないとかね。
でも、俺は仕事だって遊びやゲームのようにしちゃうんだよ。
いついつまでにこれを仕上げるとかからは始まって、何か困難が出てきたら、今度は、それをどうやって潜り抜けていこうか、なんてことを考える。
税務署もお金を取りに来るけど、お金を納めながらも、こちらが勝つ方法はないかと考えるんだよ。
Qはー、なるほど。
斎藤一人さん
そうするとは、どんな仕事も面白いゲームになるんだよ。
普通の人にとっては、納税することはどちらかというと嫌なことじゃない?
だから俺は、「納税一番ゲーム」っていうのを作って、納税することでは日本で一番になろうとしたんだ。
何しろ、そんなことを考える人は他にはいないからね。
このゲームでは、きちんと納税で一番になれたんだよ。
こんな風に、納税することだって、ゲームのように、毎年お祭り騒ぎでワイワイ楽しくやっているんだよ。
Qお金を取られることさえも、ゲームにしてしまうんですね。
斎藤一人さん
「お金を取られる」と思うからダメなんだよ。
納税することも一つのゲームだと思うんだ。
だから、税務署だってこのゲームの出演者の一人なんだよ。
Qそうか。やることの全てのゲームのステップに当てはめれば、どんな仕事だって楽しくなっちゃいますよね。
斎藤一人さん
そういうこと。
もうゲームにしちゃったら、楽しくてしょうがないんだよ。
修行と思えば、修行が続くし、楽しいと思えば、楽しさが続く。
仕事はやらなくてはいけないものだと考える人達が多い中で、俺みたいに仕事を楽しみながらやるような人間が出てきたから、みなを一気にごぼう抜きしてしまったんだ。
Qさすがですね。
斎藤一人さん
特にね、経営者の立場の人間がこんな感覚になれたら、下の人間は楽になるんだよ。
Q確かにそうですね。
斎藤一人さん
そして、もし、不況がやってくるなら、今度は、不況を乗り越えてお金を儲けるにはどうしたらいいんだろうっていうゲームにするんだ。
だから、俺はどんなことだってゲームにして楽しむんだよ。
普通の人は、辛い思いをしながらお金を儲けるから、できるだけそのお金を失いたくないと思うよね。
でも、俺にとっては仕事自体がレジャーみたいなものだから、税務署が持っていくお金は自分がたっぷり楽しんだ後に残ったお金でしかない。
その納めた税金がまた福祉なんかに使われるのならなおさらいいよね。
そして、楽しむだけじゃなくて、もっと魂が向上する方法はないだろうかって色々と考えたことが次々にテープになったりするんだ。
Q一人さんの人生が、ひとつの壮大なゲームになっているんですね。
斎藤一人さん
俺が新小岩で始めた事務所なんて、最初はとても小さいものだったんだよ。
でも、ゲームをやりながら、どんどん大きくしていったんだ。
実際には、会社のオフィス何かも、本当なら必要ないのかもしれないね。
ただ、ゲームをしながらいろんなことを乗り越える頭だけがあればいいんだよ。
どんな困難も楽しみながらできないか、もっと笑いながらできないかってね。
そんな風に楽しく仕事をする方が神様は喜ぶんだよ。
教育至上主義は終わりを告げる!?
Qこれから、ゲーム感覚で生きる時代が到来すると言うなら、若者たちにとって本当に学ぶべき事ってどんなことなのでしょうか?
例えば、もう学校に行く必要などなくなる時代がやって来ますかね?
斎藤一人さん
これからの時代は、学校に行くべき、いや、行かない方がいいというような問題というよりは、自らが学校に行きたいか行きたくないかをはっきりさせる時代になるんだよ。
実際に最近、こんな相談があってね。
また中学生くらいの子を生んだけれど、将来、その子は大工になりたいって言うんだ。
そんな子にとっては、もう高校に行くことなんかは意味がないと思うんだよ。
だって、やりたいことが、もうはっきりと決まっているのだからね。
これからの魂の時代は、「あなたは、どのように生きるのですか?」と自問自答する時代なんだよ。
この世界に斎藤一人が一人だけしかいないように、誰もが、この世界で自分ひとりだけの生き方を見つけるべきなんだ。
皆が学校に行くから僕も行くんだ、というような時代はもう古いんだよ。
Qいずれにしても、それぞれが選択した生き方で人間性を磨いていくんですね。
斎藤一人さん
そうだね。 例えば、子供がいない人は、人生において子育ては学ばないかもしれない。
だけど、その代わり、仕事を通して人間関係を学んだり、部下など他人を育てていることを学んだりなんかして、子供を持つ人が学べないようなことを学ぶんだよ。
反対に、子供がいて主婦として家にこもっちゃう人は、子供を通して親同士の人間関係などから学べることを学ぶんだ。
とにかく、どちらにしても、どんな人も人間関係とお金の問題は避けて通れないようになっているんだよ。
Q人間関係とお金の事は、避けて通れない。
斎藤一人さん
この二つだけは誰も避けて通れない。
人間としての最大の学びだからね。
Qどんな道に進もうが、この二つの問題には直面するんですね。
斎藤一人さん
そういうこと。
そして、学ぶためには失敗するしかない。
怒られたり、バカみたいなことで騙されたりするのもまなびなの。
これはもう、人生における宿題みたいなものだね。
教育も自由に選択する時代が到来
でも、人間関係とお金の問題は避けて通れない
十代の若者の中には、たいして自分は行きたくもないのに、なんとなく大学に進学する子も多かった。
それは、親がすすめるから、また、周囲の皆も行くから、という理由で大学に行くような子達であり、そんな子達は、ただ時間だけを浪費しているように見えたものだ。
それでも、中には、四年間という時間の中でやりたいことを見つけたり、自分が好きなものに気づいたりして、自分だけの生き方を発見するような子がいたことも確かだ。
今、少しずつ時代は変わりつつある。
今までは、「とりあえず大学行った」という経歴が役に立つこともあったが、その効力もだんだんと発揮できなくなっているのだ。
ただ、大学を出ればいい、という時代はもう終わったのだ。
それよりも、その人は「何ができるのか」という事の方が求められるようになった。
つまり、それぞれが本当にやれること、やりたいことを追求して、それを自分のものにしなければならなくなったのだ。
対話中に出た大工になりたいこの場合などは、まだ小さい頃からやりたいことが決まっているというのは、とてもラッキーなケースだと思う。
ただし、やりたいことをやれたとしても、また、そうでなくても、常に僕たちは「人間関係とお金」については学び続けなければならないということなんですね。
追伸 仕事をゲームと考える
毎日毎日同じことの繰り返しと思うこともあるかもしれません。
そんなときにオススメなのが、仕事をゲームにすること。
昨日よりどれだけ早くコピーが取れたか、どれだけ多く「ありがとう」と言われたかなど、ゲーム感覚で行うと、同じく仕事が楽しくなってきます。
何回「ありがとう」と言われるかゲーム
コピーを取ったり、お茶を入れたり、エレベーターでボタンを押して、乗ってくる人を待ってあげたり、みんなお先に降ろしてあげたり、たくさん荷物を持っている人を、見かけたら、手伝ってあげたり、職場では「ありがとう」と言われる機会がたくさん。
色々手伝って、1日何回「ありがとう」と言われるか数えてみましょう。
滅多に「ありがとう」と言わない上司が言ってくれた時などは嬉しくて、「ヤッター」という気持ちになります。
誰よりも早く電話を取るゲーム
電話を早く取るのはビジネスマナーの基本です。
電話が鳴ったら、誰よりも早く取ると、心に決めておきましょう。
一番に取れた時は、嬉しくなって、声も明るくなって一石二鳥です。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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