この苦労に耐えて、今を乗り越えれば、その先には幸せが待っている。
苦労人はよく、そんなことを言います。
でも、乗り越えようとしちゃ駄目なんです。
間違いを続けてはいけません。
なぜなら、その先には「もっと苦労」が待っているから。
苦労は一秒でも早く止めなくてはいけない理由
苦労は間違い、という話をわかりやすくするために、ひとつ例題を出します。
例えば、Aさんという人がいて、Aさんはお店をやっています。
お客さん、来てほしいです。
来てもらいたいから、「ウチって、こういう楽しいことやってるんですよ」というチラシを作りました。
道端で配りました。
そしたら、10人に配ったら、一人、お店に来てくれました。
いいチラシです。
10人に配ったら、一人来てくれるチラシ。
ライバルのBさんという人も、チラシを作りました。
配ってみました。
そしたら、100人に配ったら一人来てくれるチラシでした。
ここまでOKですね。
じゃあ、お客さんに来てもらうためには、Aさん、Bささん、それぞれ何枚のチラシを撒かなきゃいけないかというと。
例えば、10人のお客さんに来てもらいたい、とします。
Aさんの場合、10人に1人くるチラシを100枚配れば、Aさんのお店にお客さん、10人、来てくれますよね。
一方、Bさんの場合は、100枚配って一人来てくれるチラシだから、10人に来てもらうには、1000枚、配らなきゃダメなんですよね。
それは、私に言わせると苦労なんです。
どこが苦労かって、BさんはAさんの10倍の労力を使ったのにも関わらず、お客さんの数は同じなんです。
もし、Aさんと同じチラシを配っていたら、同じ労力で100人、お客さんが来ますよね。
なのに、90人も少ないんです。
ところが、1000枚だと、Bさんはまだ自分がこなせるから、まだ苦労を辞めないんですよね。
下手したら、1000枚ぐらい、がんばって配ってしまうかもしれません。
本当は、Bさんは自分の作ったチラシが間違っていることに気づけばいいんです。
10人に配ると一人来てくれる、Aさんのチラシを研究して、いいところを真似して自分の店のチラシを作り直せばうまくいくんです。
この苦労を乗り越えたら、幸せが待っている、わけがない!
この苦労に耐えて、今を乗り越えれば、その先には幸せが待っている。
苦労人はよく、そんなことを言います。
でも、乗り越えようとしちゃ駄目なんです。
間違いを続けてはいけません。
なぜなら、その先には「もっと苦労」が待っているから。
どういうことですかって?
じゃあ、もう一度、先ほどのチラシの例で説明しましょうね。
Bさんは、自分の作ったチラシが外れなのにも関わらず、
「自分の努力が足りなかった、もっとたくさんチラシを配ろう」とか。
「この苦労に耐えていれば、後で良い事が起きる」と思ってます。
そして、はずれのチラシを追加で印刷して、また道端で配ります。
Aさんと同じ100人のお客さんに来てもらうためには、Bさんはもう9000枚チラシを追加で印刷して、(合計1万枚)配らないといけません。
それでやっと、Aさんと同じ、100人に達成です。
チラシを配る労力も、チラシの印刷代も、Aさんより、うんとかかってます。
もしAさんが1万枚配れば、お客さんは1000人来てくれるんですよね。
Bさんは「この苦労に耐えていれば、後でいいことが起きる」と期待したけれど、実際にBさんを待ち受けていたのは、「もっと苦労だった」と言う。
人生もこれと同じなんです。
家の中で、もし、辛いことが起きているなら、あなたの話し方なのか、おしゃれの仕方なのか、今の行動の何かが間違ってるんです。
辛い時、いくら、頑張っても結果が出ないのは、
「無駄だからやめなさい」
という、神様のお知らせなんです。
だけど、ひとりさんは言うんですね。
神様は、俺たち人間に、我慢を強いてはいないって。
Bさんにはね、身を粉にして働くのはダメとは言わないけれども、本当は神様は、「チラシの中身を変えれば、10倍のお客さんが来るよ」って教えたいだけなんです。
だから、Bさんは大変な思いをしてる。
この「大変な思いをしている」ということが天の声で、愛なんです。
続けられない才能
私って、飽きっぽくて、同じことが続けられないんです。
結果が出ないことは続けないんです。
例えば、私が、ある商品を世の中に広めていくことになったとします。
この商品の良さが、相手に一番伝わりやすい言葉はなんだろうと考えて、作った言葉を目の前に来た人に言った時、相手が「ふーん」って興味なさそうだったとします。
2、3人ぐらいに話しして、「それ、使ってみたい」とか言ってもらえなかったら、100人に同じ言葉で声をかけたり、私はしないです。
下手したら、二人目から言葉を変えます。
なぜかと言うと、苦労は間違い、という、一人さんの成功法則が、脳に、全身に染み込んでるんです。
だから、自分の労力を最小限にして、うん、そう、わかる?
自分の労力を最小限にして、最大限の結果を求めるんです。
結果とは、お金の事だけじゃなくて、似たような商品を売っているお店がある中で「あなたからこの商品を買いたいのよ」という人が増えるように魅力を上げる努力をするんです。
どういうことかと言うと、自分の努力を最小限にして、最大限の幸せを掴み取るんです。
私はそれに対して貪欲、幸せに貪欲だから苦労が少ないんです。
だから、皆さん、もっともっと、幸せに貪欲になっていいんです。
もし、人と同じ努力をしてるのに結果が全然違ってたり、何かうまくいかないとしたら、あなたの、何かが間違ってるんです。
さっき話した、メガミさんの顔の表情が間違ってた、言うことが間違ってた、着るものが違ってた、全力で不幸だった。
それを直したらね、ドーンと突き抜けちゃったの。
家の福の神になっちゃったの。
本当の女神ですね。
だから、もし、自分の家庭の中でも、職場でも、なんでも、うまくいかないとしたら、自分の何かを変える余地がある。
それを見つけて直したら、突き抜けて幸せになっちゃう。
今がそのチャンスかもしれないですよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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