どうすればいい人に囲まれるかって言うとね。
笑顔
明るい言葉
「我」を笑顔と明るい言葉に変えたら心が開く
一人さんってね、小さい頃からいつも人に囲まれていたんです。
それも周りにいるのは愛のある優しい人ばかりだったから、孤独を味わったことがないの。
私が一人きりになるのは、おおよそトイレに行った時ぐらいなもので。
耐え難い孤独感とか、不名誉のない寂しさがどんなものか、そういう感覚が全くわからない。
想像もつかないんです。
だから、孤独とうまく付き合う方法みたいなのはお伝えできないけど、その代わり、孤独にならない生き方なら、想像もつかないんです。
私自身が寂しさとは無縁の世界に生きてきたから、それをみんなにも真似してもらえば、絶対に孤独から抜け出せると思います。
もちろん、一人さん流だからね。
どれも簡単で、誰にもできることばかりなので、先入観なしに楽な気持ちで読み進めてもらえたら嬉しいです。
では早速だけど、まずは、孤独の正体について私の見解を言いますね。
みんなが孤独をどういうものだと思っているかわからないけど、一人さん的には、孤独とは「人に好かれてない」ことを意味するんです。
周りに人がいようがいまいが、心が孤立していて、何をしても満たされない。
いつも枯渇していて寂しいのが、孤独なの。
で、何がそういう状況を生むのかって言うと、もう絶対、人に煙たがられているのが原因なんです。
中には、「私は友達がたくさんいるし、みんな私を好いてくれます。なのに孤独です」っていう人がいるかもしれないね。
その理由はズバリ、周りにいるのがへんてこりんな人ばかりなんです。
自分勝手で思いやりのない、意地悪なやつとかさ。
そんなのばっかりに囲まれたって、心が満たされるはずがない。
孤独を抜け出そうと思ったら、「いい人」に好かれなきゃいけないの。
わかるかい？
じゃあ、どうすればいい人に囲まれるかって言うとね。
笑顔
明るい言葉
これしかない。つまり、愛を出すことです。
孤独な人に足りないのは、笑顔と明るい言葉なの。
それをやり始めたら、自ずと孤独から脱却できるんだよ。
「我」ってあるでしょ？
簡単に言うと、わがままとか、独りよがりで相手の気持ちを考えられないことを言うんだけど。
それを笑顔と明るい言葉に変えたら、人の心は絶対に開くようになっているんです。
我を捨てて、代わりに愛を出せば、目の前の相手はどうやったってあなたのことを好きになります。
だからあったかい関係性ができるし、お互いに心が通いあう。
そんな相手が一人でもいれば、心は満たされ、孤独感に襲われることもないよ。
人は一人ぼっちになれないんだ
そもそも人は、1人になることができません。
人が嫌いな人間はいないの。
私たちは人と関わる中で愛を感じるし、その愛が幸福感となる。
これが人間の本質だからです。
たまに「誰とも関わりたくない」「人に好かれなくていい」みたいなことを言う人がいるけど、それは本心じゃないと思います。
きっと周りに嫌な人しかいなくて、そんな相手と無理して付き合うぐらいなら、1人でいる方がよっぽどマシだと諦めたんだろうね。
あるいは、自分自身に愛がなさすぎて、愛のある人と自分の違いに戸惑い、強がりで「1人の方がいい」と言っているのかもしれないけど。
いずれにしても、愛のあるあったかい人がそばに来てくれたら、「こういう人なら一緒にいたい」「この人と喜びを分かち合いたい」と思うのが人間なの。
なぜ、人は人が好きなのか。
それは、私たちの命が、宇宙は想像した神様からもらったものだからです。
神様は、愛と光そのものです。
その神様から授かった命を持つ私たちは、誰もがみんな愛のかたまりなの。
魂はいつも愛を求めています。
だから、みんな愛のある人が好きなの。
愛のある人が周りに来てくれたら、かかることが楽しくてしょうがないし、毎日幸せでいっぱいになります。
世間でよく「孤独を受け入れなさい」みたいなことが言われるけど、孤独なんて受け入れるも何もないんだよ。
孤独でいること自体、おかしいの。
でね、こういう話をすると、未婚の人や離婚の件数が増えたのは、人間の間で愛が薄れてきたからじゃないかって心配する人も出てくるんだけど、それは全く違います。
こういう現象は、個人が自由に生きられるようになったことの象徴なの。
かつては、「結婚してこそ一人前」「嫁いだら二度と実家の敷居をまたがせない」「離婚は一族の恥」みたいなとんでも常識がありました。
だけど、今はそんなことない。
昔に比べたら、独身でいることや、離婚に対するハードルも、ずいぶん低くなっているでしょ？
世界はどんどん自由になっている。
独身でいたい人も、結婚してパートナーを得たい人も、離婚して1人に戻りたい人も、それぞれの自由です。
誰でも、好きな道を選択していい。
愛とは、自由なんだよ。
それが分かれば、未婚の人や離婚の件数が増えたのは悪い現象どころか、むしろ愛が大きくなったのだと理解できるよね。
最高に喜ばしいことなんだ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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