言い方は悪いかもしれないけど、「世間の理想」って、つまんない人間だよね。
Q 歳をとっても若々しく居続けるにはどうすればいいですか?
斎藤一人さん
つまんない「世間の理想」と女房に負けないことだよ
いい意味の不良になることだよな。
もっと「モテたい」とかって。
娘の同級生が来たら、俺に惚れて彼女になっちゃうっていうのが、俺の理想なの。
そんな風に、考えてることが不純だとさ、若くなるよね。
大抵は世間に負けちゃうんだよ。
年を取ったらこうしなきゃとか、会社の社長になったらこうしなきゃとかって、そう生きなきゃいけないような感じになってる。
そうすると、だんだんだんだんつまんない自分が出来上がるんだよね。
言い方は悪いかもしれないけど、「世間の理想」って、つまんない人間だよね。
結局ね、男にとっての最大の敵は「女房」だね。
女房の理想に従っちゃうからダメなの。
「社長になったんだから、もっとこういう風にしなさい」とかって、女房の理想に負けちゃうんだな。
だいたい女の人の方が生き生きしてるだろ?
中には女の人でも魅力がなくなっちゃう人もいるけどそれはさ、言いすぎるからなんだろうな。
人に言い過ぎるから、自分もそうしなきゃってなっちゃうんじゃないかな?
人を締め付けちゃうから、自分もできなくて苦しい。
だから、お互いが首を絞め合ってるんだよね。
魅力のない女の人は旦那の首も絞めて、自分の首も絞めている。
お小遣いが50万円あったとして、そのお金でハンドバッグを買おうが、旦那がキャバクラに行こうが使ったことに変わりない。
それなのに、「あなたは出世したんだからこうじゃなきゃいけない」とか、使い方にいちいち文句を言う。
首絞められて苦しくなっちゃうんだよ。
そうすると、男の逃げ道は何をするかって言うと、名誉に行くとか、地位に行くとか、威張る方に行くとかしかないんだよ。
本当にしたいことができないんだよね。
老けなきゃやってられないよ。
だってさ、女房の言うこと聞いていると、がんばらなきゃいけない、出世しなきゃいけない、かっこよくなきゃいけない。
それでいて、モテちゃいけない・・・・・・。
それは老けなきゃやってられないよ。
世間や女房に負けてるようでは、幸せは来ない。
がんばって戦わなきゃダメなんだ。
女房に勝てれば、絶対に世間に勝てる。
あなたは最大の強敵を女房にしてるんだから。
いっちょがんばっていこう。
Q 本当のお金持ちになるなら地味で質素な生活を送った方がいいんでしょうか?
斎藤一人さん
お金持ちも千差万別。
あなたの好きなようにすればいい。
A お金持ちにも「個性」があるんだよ。
つまり、お金持ちが1000人いれば1000人とも違う。
だから、地味で質素な生活をしているお金持ちもいるよね。
どちらかって言うと、俺は地味なタイプかもしれないな。
でも、それが好きなんだから仕方ないよ。
俺は下町に生まれて、下町の生活が好きなの。
定食屋でご飯を食べるのが大好きなの。
俺は一流ホテルのフランス料理も毎日食べられる。
だけど、選びに選んで一流ホテルを蹴ってまで、下町の定食屋に行っているんだよな。
そうすると、「そんなにたくさん稼いだお金、使いきれないじゃないですか」っていう人がいるんだけど、それってね、最高の贅沢なの。
だって、死んだら、お金って持っていけないんだよ。
だから、生きているうちは、一生懸命働いて、税金を日本で一番たくさん払って、死ぬ時には、一番たくさん置いていくんだよ。
わかるかい?
すごいお金持ちのまま死んでいくんだよ。
かっこいいだろう?
俺みたいな考え方の人って少ないから、変わり者なの。
大抵は出世すると下町を捨てて出て行っちゃうんだよ。
だけど、俺はいつまでも気分は下町の兄ちゃんなんだよ。
根っから下町が好きで、俺に言わせると「ビバリーヒルズより下町が最高」なんだよ。
「どれが正しいんですか」って、それは、あなたのお金だからあなたの好きなようにすればいいの。
一銭も使わないで、1日中お金を数えていたから数えていればいい。
使いたければ、使えばいい。
俺は自分のお弟子さんたちに「お金を使え」って言う方だけど、俺自身は使わないんだよ。
なぜかって言うと、欲しいものがないんだよ。
全然ないの。
だから、たまに欲しいものが見つかると、本当に嬉しくなっちゃうんだよ。
面白いでしょ?
普通の人はね、欲しいものがあるからがんばるの。
俺って欲しいものがないのに仕事しているんだよね。
変わり者なんだよ。
お金を持つと大概の人ってイバり出す。
イバる気もないのに仕事してるの。
だから相当の変わり者なんだよね。
じゃあ、「なんで仕事しているんですか?」って聞かれたら、仕事は難しいから。
世の中で一番難しいものは、お金儲けだと俺は思っている人なの。
お金だけは、子供から大人までもらうと喜ぶ。
東大は目指している人と目指していない人がいる。
だけど、お金は全員が欲しいんだよ。
ということは、約1億2000万人がお金を得ることを総出で競争しているって事なんだ。
人に喜ばれながら儲けるって、すごい難しいんだよ。
難しいから、面白いと思っている。
俺はそういう風に生まれついちゃっているんだよ。
だから、別に何か欲しいものがあるわけじゃないんだよね。
税金をごまかす気もないのは、払うのが当然だと思っているから。
お金を儲けることが楽しみなんだよ。
この難しい問題をどうやってサラっとやるか。
額に汗かかず、苦労顔もしない。
人が驚いて、「こんな難しいことを、どうやってやったんですか?」というぐらい、サラっと片付けちゃうんだよ。
そうすると気分がいいんだよ。
俺の作った『まるかん』という会社は、日本中の優秀な大学を出たすごい人間を集めたんじゃないんだよ。
喫茶店で知り合ったまゆみちゃんたちと「ここにいるたった10人の中まで天下を取れることって何だろう?」と始まった。
それで、こうしてここまで来たんだよ。
まだまだ天下取って行くんだよ。
俺にとってはわくわく楽しくてしょうがない。
それが面白くてやってるんだよ。
俺のいる本社は、パソコンひとつないんだよね。
「インターネットがなくちゃ仕事にならない」って言われると、「じゃあ、ナシでやってみよう」って思っちゃう。
わざと難しくする癖がある。
難しいことを汗もかかずにサラっと片付ける。
それが俺にとっては「最高のレジャー」なんだよね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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