死ぬ時は『寿命』だよ。
病気と寿命は、関係ないんだよ。
Q 病気にならないためにどんな健康管理をしたらいいですか?
人間ドックなどに行った方がいいですか?
斎藤一人さん
過度に健康を心配せず、「楽しく働く」のが一番だよ
人間ドックは調べるだけだから、健康管理じゃないんだよね。
ほとんどの病気って、治せないんだ。
直せていたら病院の数って減ってるはずだから、年々病人の数が増えているということは、病気は見つかるけれど、治るわけじゃないってことなんだよな。
お医者さんがいけないって言ってるんじゃないんだよ。
お医者さんは必要なんだよ。
ありがたい存在なんだ。
だけど、日頃の健康管理とか、食べ物の管理は、自分たちがすべきもので、お医者さんに任せるべきものではないんだよな。
俺たちの体は食べたものでできていて、精神は考え方でできてるんだよ。
だから、体や精神が何かうまくいってないってことは、何かが間違ってるんだよ。
死ぬ時は『寿命』だよ。
病気で人は死ぬんじゃないんだよ。
病気になってもずっと入院してる人だっているけど、健康なままぽっくり死んじゃう人もいる。
だから、病気と寿命は、関係ないんだよ。
あんまり、そういうことばかり気にしている人って、真実が見えない人。
だって、健康のために牛乳飲んでいる人より、配達してる人の方が元気だろ?
健康っていうのは、気にすればするほど、病気になってる人が多いんだよ。
松下幸之助さんなんか子供の時から体が弱くて、睡眠薬飲まなきゃ眠れなかったけれど、ずいぶん長生きしたんだよ。
友達で健康な人もいっぱいいたけど、みんな先に死んじゃったって書いてあったよ。
本当のお金持ちになる人っていうのはさ、そんなこと気にしないで働いてるよ。
病気と長生きは全く別物なんだよ。
一番大切なのは、『楽しく働く』ことだな。
女の人なら「おしゃれするんだ」「洋服を買うんだ」とか、ご褒美がないとダメなんだよ。
だから、旦那さんは、旦那さんでご褒美をする。
その時に、旦那さんに「ご褒美は私よ」って奥さんは言っちゃだめだよ。
女房はご褒美にならない。
だって、旦那さんに「俺がご褒美だよ」って言われたら嫌だろう?
ご褒美って本当に大切なんだ。
オリンピックだって「金メダルを渡さないことになりました」「表彰もしません」なんて言ったら、誰もがんばらないじゃない。
人間って単純なんだよ。
ご褒美なしで働きましょう、世のため人のためとかって言ってることは立派だけど、がんばれないよな。
日本に成功者が出ないのは、「何か悪いことして儲けたんだ」とかって、成功者を悪者扱いするんだよね。
それじゃあがんばりたくなくなっちゃうよ。
アメリカは成功者を褒め称える。
ユダヤにお金持ちが多いのは、ユダヤ教で収入の何分の1を寄付するって決まっているから、豊かになることを喜ぶんだよ。
みんなが豊かになったら寄付がいっぱい集まるという考えなんだよ。
日本のように「欲を捨てなさい」「がんばって大金持ちになりなさい」という考え方だと成功できないよな。
テレビドラマの時代劇で悪者扱いされる越後屋だってがんばったんだよ。
人の寝てる間にがんばったからお金持ちになれたんだよな。
それなのに、そういうストーリーを子供の頃から見てるから成功者を悪者扱いしちゃうんだよな。
健康のことを心配するより、楽しく働いて、しっかりご褒美を自分にあげるんだよ。
Q もっと幸せで豊かな人生を送りたいです。
どんな本を読むのがおすすめですか?
斎藤一人さん
『新史 太閤記』『ゲームの達人』『荘子』『老師』あたりかな
A おすすめは司馬遼太郎の『新史 太閤記』(新潮文庫)、シドニー・シェルダンの『ゲームの達人』(アカデミー出版)、それから『荘子』と『老子』だな。
まず、『新史 Hikoki』は足軽から天下を取った豊臣秀吉の一生が描かれているから、自分のことを当てはめて考えることができるんだよね。
今自分は、このくらいだなって思うと、その時々の自分に必要な解決の方法が、本の中に書かれているんだよね。
『ゲームの達人』は、仕事をゲームのようにやると楽しいということがよくわかる。
『荘子』『老子』は読むと、「人生ってそれだけじゃないよ」っていうことがわかるの。
『荘子』の話の中にこんなのがある。
釣りをしているとこに「この国の総理大臣になってくれないか?」と王様が尋ねてくるんだ。
「鮎は清流に住み、泥鰌は泥の中に住む。
どちらが幸せですか?」というようなことを王様に伝えるんだよ。
つまり、「私は泥の中にいたいから、総理大臣はやりたくないんです」と言ったんだ。
同じように、もっともっとお金を追いかけたら幸せになれるんじゃなくて、俺は泥鰌と同じで、この下町が大好きなんだよ。
「なぜ、一人さんは海外進出しないんですか?」って聞く人がいるけど、海外から取引してくれって言う声もあるけどやらない。
俺は今が一番楽しいんだよ。
俺にとっては仕事が楽しみであって、仕事を大きくすることが楽しみではないんだよ。
わかるかい?
お金だけ追っかけても、事業だけを追っかけても幸せになることはできない。
やっぱり周りに仲間もいなきゃできない。
『荘子』『老子』を読むとそういうことがわかるよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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