心をスッキリさせたい時は、家の中を片付けよう
いらない荷物を捨てて心に隙間を作ろう
もう一つ、心をすっきりさせるいい方法があります。
家の中の片付けです。
不思議なことに、いらないものをまとめて捨てるだけで、本当に心がすっきり、軽くなるのです。
「片付けられない症候群というのが一時話題になりましたが、片付けられない、捨てられない人って、自分の一部がかけるような気がしてくるんですね。
「また使うかもしれない」とか、「これには思い出があるから」とか、口では色々言うけれど、本当は自分の周りに隙間なくものを置いておきたいだけ。
つまり、心をもので埋めているような状態になっているのです。
でも、捨ててみると分かりますが、部屋をすっきりさせると、不安やストレスもなくなっていたりするのです。
それはなぜか、物がなくても生きていける自分に、自信が戻ってくるということなんだと思います。
それにね、抱えた不安のほとんどは、不安になる必要のないものだったっていうことに気づくんですよ。
物に埋もれている時は、確かに、安心感がある。
ところが、先ほどの、食べ過ぎて電波状態の悪くなった体と脳の関係のように、必要なものといらないものの区別がつかないということは、ある意味、心の声が聞こえなくなってしまった状態だと思うんですね。
ですから、体と同じように、1度リセットしてあげる、心に隙間を作ってあげるといいのです。
自分で捨てられない時は、捨てるのが上手な人に来てもらうのも一つの方法です。
確かに、「本当に必要なの?」って、言ってもらうと、意外にスーッと手放せたりするものです。
不器用な生き方しかできないこともある
私は、その反対で、物を買いすぎる傾向があったんです。
例えば、旅行に行くと、山のようにお土産を買ってしまいます。
私、最近まで、ほとんど旅行に行ったことがなかったんです。
それが、ようやく自由な時間を持てるようになって、あっちこっち行きだしたのです。
そして、行った先々のお土産屋さんで、ものすごい勢いでお土産を買うんです。
選ぶというより、もう端からザザーっと。
しかも、家に帰ると、あげるのを忘れちゃうんですよ。
「あれ、誰にあげるんだっけ?」って。
だから、大量に買うんですけど、大量に余ってしまうのです。
一緒に旅行に出かけると、一人さんにも、いつも笑われています。
「ほら、みんな見てろ。また、おまっちゃんがお土産買うぞ」。
私としては、誰かに何かをしてあげたいというだけなんですけどね。
そうした気持ちが人一倍強いから、私は一滴も飲めないのに、家にバーもあるんです。
それで、旅行に行っては、単純に、「瓶が綺麗」とか、「ラベルが気に入った」とかいう理由で買ってくるのです。
毎年、梅酒もつけているんですよ。
みんなが飲んで、喜んでくれればいいなと思って。
でも、はたと思ったのです。
「私、何でこんなに人を喜ばせたいんだろう?」
それで、一人さんに教わったやり方で、自分なりに原因を探ってみたら、やはり、子供の頃に受けた心の傷が、ある種のトラウマになっていたということに気づいたのです。
つまり、心のどこかにある、「本当に、私が存在していていいんだろうか?」という不安の裏返しが、お土産になったり、お酒になったりしていたんですね。
人が自分のことをどう思っているのかが、すごく気になって、ややもすれば、「私さえいなければ、うまくいく」みたいな被害者意識に陥っていたような気がします。
常に何かしておかないと、自分の周りに誰もいなくなってしまうような気がして、もので人を引き付けようとしていたなんて、今振り返ると、我ながら子供っぽいなと呆れてしまいます。
その癖、喜んでくれないと怒るんですよ。
あんなにしてあげたのにって。
でも、それは当然ですよね。
人のためじゃなく、半分以上、自分のエゴでやっていたんですから。
もちろん、今でもお土産を買うのは大好きですし、バーも健在です。
でもね、以前とは気持ちがまるで違うんです。
「もので人を惹きつけよう」なんてことは、どうでもよくなったら、かえって人が集まるようになったのです。
自分にとっては、大切な人が誰かということもわかってきました。
もしかしたら、皆さんの中にも、私のように、うまく自分を表現できなくて悩んでいる人がいるかもしれません。
でも、大丈夫。
心の傷はきっと治せます。
だって、こんな不器用な私が、ちゃんと立ち直ることができたんですから。
見返りを求めない愛情が、集まる人を増やす
斎藤一人さんの話を纏めました。
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