頭と体を空っぽにしてあげると、お互いが交信を始める
疲れると、体の声が聞こえなくなる
今の私たちの日常生活は、どういう職業についているにせよ、また、主婦や学生であっても、「効率よく」「合理的に」が求められているような気がします。
それを優先するために、頭も体も内臓も、フル稼働でがんばっています。
しかし、これはもう、ほとんど強制労働のようなものです。
こういう時に何が起きるかというと、体と脳の間に一種の電波障害のようなものが起こるのです。
休むことなく働きすぎて、エネルギーがうまく吸収できずに、脳が疲れてパワー不足になってしまうんですね。
本来であれば、体は、その人にとって足りないものが本能的に分かっていますから、例えば、目が疲れていれば「うなぎが食べたい」とか、元気でなかったら「にんにくが食べたい」とか、脳に連絡するのですが、パワーが落ちてくると、声が途切れ途切れにしか届かずに、「・・・・・・食べたい」しか聞こえなくなってくるのです。
そうすると、いくら体が、「タンパク質が足りないので、お豆腐を食べてください」「骨を修復したいから、カルシウムを摂取してください」と指定しても、「・・・・・・食べてください」しか聞こえないので、何を食べていいかわからない。
わからないけど、とにかく食べなきゃいけないと思って、目の前にある甘いものとかを食べてしまうわけです。
的外れのものを食べてしまうと、頼んだものが届かないので、体は脳にもう一度連絡する。
でも、電波が悪くて聞き取れないから、また適当なものを食べる。
それで、頼んだものが来るまで、「もっとください」「もっとください」となってしまうのです。
こうなると、もう、やみくもに食欲があるような状態ですよね。
もちろん、食べれば食べるほど胃腸も弱まってきますし、胃腸にあるものを何とか消化しようとして、体の全エネルギーが胃腸に集中してしまうので、さらに脳が疲れてくる。
しかし、食欲は止まらない。
そうした悪循環が、ある意味、太ってしまう原理なのかなという気がします。
ですから、ただ暖色したらリセットできるかと言ったら、それだけでは難しくて、やはり心身ともにリセットすること。
つまり、ゆっくり寝るとか、何もしない時間を作って脳を休めるとか、そういうことがセットでできれば、自然に雑音が取れてくるんだと思います。
そして、同じように「鉄分が足りないので、レバーを食べてください」と言われた時に、ちゃんとレバーを食べれば、「食べてください」が止まって、前よりすぐにお腹がいっぱいになった感じがするのです。
私が、リバウンドしない体になれたのも、実はそこに大きなポイントがあったのです。
一度失敗したからって、それが何か?
皆さんには、もっと上手に生きていってほしいと思います。
自分で経験しなければ分からないこともたくさんありますが、私みたいに、心も体もボロボロになって気づくのは、生き方としてはやっぱり下手くそな生き方だと思うから。
そうなる前に、もっと自分を見つめ直す、自分の体の声に耳を澄ます行為をして欲しいと思います。
だからと言って、気を抜いて生きろということではないのです。
誤解して欲しくないのは、若い人は、若い時だけにしかできない経験というのがある。
ですから、もっと「失敗しなさい」と言いたいのです。
失敗を恐れずに、失敗からたくさん学んで、失敗で強くなってほしい。
なぜかといえば、今の若い人達って、失敗の仕方が下手なんですよ。
私も、2人の子供を育ててきたからよくわかるんですが、今の若い人たちは、小さい頃から、親が敷いてくれたレールの上を歩けばいいように育ってきているでしょう。
あるいは、何でも先回りしてやってもらうのが当たり前で、大人になるまで失敗したことのない人がほとんどだと思うのです。
これについては、親の責任も大きいと思います。
しかし、その結果、どういう大人になるかと言うと、自分で自分のことが決められない、自分のことがよくわからない、失敗行動できないという人たちが増えているんですね。
失敗したことのない人は、失敗が許されないと勘違いしているだけなのです。
その癖、情報や知識は山ほど持っているから、頭の中で人生を分かったつもりになっている。
経験不足なんだけれども、完璧主義者でもあるんですよ。
ですから、たった1回の失敗で、もうだめだって、心がポキンと折れてしまう。
本当は、何度でも失敗して、そこから起き上がればいいんです。
人生に無駄なことなんて一つもない。
失敗しないことが完璧だと思ったら、人の成長はそこでおしまいです。
人生は7転び八起きですから、失敗も、そのたった1コマ。
「1回失敗したからって、それが何か?」くらいの開き直りを持って、自分の人生を切り開いて行って欲しいと思います。
そういう私も、失敗だらけで病気だらけの人生です。
でも、失敗して良かったな、失敗できるって幸せだよなって思いながらやってきました。
なぜ、そう思えたかというと、やりたいことがはっきりしていたからです。
「もっと豊かになりたい」「もっとお金持ちになりたい」「10年後はこうしていよう!!」って。
それに、一人さんに教えてもらって、どんなことでも「ツイてる」と言って笑っていたから、失敗しても幸せだと思ってここまで来られたのです。
「ツイてる」というのは、本当に魔法の言葉です。
一人さんも言っていましたが、「ツイてる」という言葉を口に出してみると、毎日が「ツイてる」ことだらけなのです。
それこそ、悪い男に騙されたとしたら、「私はツイてる。こういう男が寄ってくるということは、自分にそういう人を呼び寄せる考え方や態度があったからだ。それに気づけて良かった」と思えばいいし、もし仕事でミスしたとしたら、
「俺はツイてる」。
失敗したのは自分の責任だけど、一緒に酒を飲んで話を聞いてくれる同僚がいて、「自分は何て運がいいんだ」と思えばいいのです。
もっと言ってしまえば、田畑を耕したこともないのに、お米を食べられることだって、海に潜らなくても魚を食べられることだってツイてる。
そう考えたら、「ちょっとやそっとの失敗なんて」、でしょ?
失敗したから、ダメな自分じゃありません。
失敗したっていいんですよ。
失敗しても、きっと次はうまくいく
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。