どんなに車の運転に慣れても、ちゃんと車間距離をとって、心にゆとりを持って、周りの車も、道を歩いている人も、一緒に乗っている人も安心できるような『金持ち運転』をするんだよ
金持ち運転してますか?
そういえば、一人さんに教えてもらった『金持ち運転』というのを皆さんにもお教えします。
車の運転に大分慣れてきた頃、私の車で一人さんとドライブを楽しんでいました。
すると一台のベンツが後ろから、「早くどけ!!」と言わんばかりに車体を左右に揺らしながら、ぴったりとくっついていきます。
私は早く道を譲ろうと安全なところで車線変更をしました。
すると、待ってましたとばかりにものすごいスピードで走り去って行ったのです。
事故を起こさなければいいなと、私は祈るような気持ちでその車を見送りました。
一人さんは、私が運転する横でこうつぶやきました。
「せっかく高級車に乗っているのに、もったいないなぁ。
ああいうのを『貧乏運転』と言うんだよ。
あれじゃ運転が貧乏波動だから、たとえ今はお金持ちでも、一緒にしてお金がなくなって車を手放さなければいけなくなったり、事故を起こしちゃったり、不幸なことが山ほど起こるよ。
でもさあ、俺が気にしたところで相手は変わらないし、こう思うことにしたんだよ。
あんなに慌てて、周りの人に迷惑をかけるような運転をしてまで急いでいるって事は、きちんと親御さんの死に目にでも間に合わせなきゃいけないんだってね。
みっちゃん、いいかい?
どんなに車の運転に慣れても、ちゃんと車間距離をとって、心にゆとりを持って、周りの車も、道を歩いている人も、一緒に乗っている人も安心できるような『金持ち運転』をするんだよ」
一人さんのユーモアを交えた話に、固まっていた私の心も体もほわっと和むことができました。
「人は自分の出している波動と同じ運命を辿る」と一人さんは言います。
貧乏運転をする人は、貧乏な波動を出しているので、貧乏や不幸を引き寄せてしまう・・・・・・。
心が豊かでゆとりのある人は、やがて豊かなお金持ちになれるのです。
私は車に乗るときはいつも一人さんが教えてくれたこの『金持ち運転』の話を思い出すのです。
オープン当日のサプライズ!!
みっちゃん先生商店のオープンの日のことです。
店舗も予算内で希望していた以上に広いところに決まり、「ここで一人で顔晴ってやっていくんだ」と心に強く誓いました。
すると思いもよらない嬉しいサプライズがありました。
なんと、ニッポン放送グループで派遣社員として一緒に働いていた友達が、お店の前に立っているではありませんか。
一人でお店をオープンさせるのは大変だろうと思って、何も言わずに東京から手伝いに来てくれていたのです。
「みっちゃん先生、オープンおめでとう!!」
「こんなに遠くまで手伝いに来てくれて、本当にありがとう!!」
そう伝えるのがやっとで、もう嬉しくて嬉しくて、心強くって、涙が溢れて止まりませんでした。
それだけではありません。
新聞社に勤めていた時の上司は、「みっちゃん先生のお店がオープンしました」と新聞に告知までしてくれたのです。
「人って本当に優しいな」
「人って本当に温かいな」
お父さん、お母さんに「お前に商売なんて絶対に無理だ」「そんなことしてたら婚期が遅れるわよ」と商人になることを考え直すように言われていた時もありました。
でも、一人さんに教わった愛のある嘘をついて、今まで通り会社に通うふりをして、こっそりオープンのための準備をしていたのです。
両親に心配をかけまいとする愛情からついた嘘ではあるけれど、後ろめたさもちょっぴりありました。
そんな心の中に宿っていた拭い切れない翳りのようなものが、応援してくれる人たちの光で明るく照らされるようでした。
こんなにも私を支えてくれる人がいる、準備も万端に整っている。
神様はちゃんと私のことを見守ってくれている。
だから、私は絶対に成功する。
「ついてる・感謝してます」の言葉を胸に自信満々で仕事をしていこうと決意を新たにしたのでした。
売上を良くするために、1円も出しちゃだめだよ
「売上を上げるためにお金を1円も出しちゃだめだよ」
これは商売するにあたって、一人さんから最初に教わったことです。
お金をかけようと思えばいくらでもかけられますが、まずは一円も使わずに売上を上げる方法を楽しく考えてみました。
笑顔でいる。
掃除をする。
トイレをきれいにする。
看板をわかりやすくする。
明るく「はい」と返事をする。
お客さんの名前を覚えて名前で呼ぶ。
こんな風にお金をかけなくてもできることはいくらでもあります。
例えば、まるかんでは、「おはようございます」「こんにちは」という代わりに、「感謝してます!」と挨拶します。
電話でも、「感謝してます!! みっちゃん先生商店です」と電話に出るのです。
それには一人さんのこんな考えがあります。
「『感謝してます』っていう言葉はね、ものすごい波動の高い言葉なんです。
言葉には、それぞれ『波動』というものがあるの。
言っているだけで自分も相手も波動が良くなって、運勢が良くなる言葉。
トラブルや困ったことから自分も相手も守ってくれるお守りのような言葉がある。
それが、感謝してますなんだよ。
だから『感謝してます』をたくさん言ってる人や会社は必ず運勢が良くなるんです」
私は一人さんから教わったこと、思いついたアイデアを楽しく実践していきました。
電話の線を長く長く
お客さんにわかりやすい看板の書き方を工夫したり、チラシを配ったり、一人さんに教えてもらったことを、一つ一つやっていくと、ありがたいことに電話がジャンジャン鳴りやまないぐらいにお店は繁盛していきました。
「感謝してます! みっちゃん先生商店です」
明るく元気に電話に出続けるのですが、電話が次々かかってくる。
もうトイレに行く暇さえ無いのです。
トイレはビルの共同で、ドアを隔てたところにあります。
当時は電話の子機も携帯電話もありません。
お店は私一人でやっていましたので、代わりに出てくれるスタッフはいません。
トイレを我慢するにも限界があります。
さて、どうしよう・・・・・・。
でも、困った困ったと暗く考えるよりも、今できることを明るく楽しく考えるのが一番です。
相変わらず鳴り止まない電話の対応に追われながら、ふとある解決策をひらめきました。
この問題を一体どうやって解決したと思いますか?
私は電話の線を長く長く伸ばして、電話を持ってトイレに行けるようにしたのです。
こうしてトイレ問題は、我ながらユニークな方法で切り抜けたのでした。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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