成功を手に入れた時こそ、次の成功もすぐに行ってくる。
こうやって、いいことが連続して、どんどん起こるのです。
- 成功には「知恵」がつきものお客さんへの伝え方に愛とユーモアをこめる
- 楽しいことを誰よりも早くやる「うさぎは必ず寝る」という法則
- 一発屋はすぐに消える黄金のワンパターンを作ること
- 「加速の法則」という連続性を知る「ちょっと休もうかな」と思った時が危ない
- 自分の当たり前を褒めるとやる気がぐんぐん湧いてくる
- 追伸 直感は降りてくるものではない!?
成功には「知恵」がつきもの
お客さんへの伝え方に愛とユーモアをこめる
仕事を成功させようと思ったら、「お金」ではなくて、「知恵」を出さなくてはいけません。
この「知恵」にも、ちょっぴり「ひねり」が必要です。
愛とユーモアを込めた「知恵」を使うことです。
「いい人」は、真面目な人が多いものです。
真面目で一生懸命やっていれば、仕事が成功するかといえば、実はそうではありません。
なぜなら仕事で成功するには「人から、応援される」「人から、絶対的に愛される」という要素がなければ難しいのです。
例えば、いい人の真面目さは、貼り紙一枚にも現れます。
昔、私がお好み焼き屋さんに入ったら、鉄板のガス管のところに、このような張り紙が貼ってありました。
「ガス管には、触らないでください」
実に、真面目な貼り紙です。
ところが、この貼り紙を、このような文言の貼り紙に変えたら、どうでしょうか?
「ガス管をひねりたい時は、ぜひ一声おかけください。
あなたの安全のために、飛んでまいります!」
どうでしょう、わかりますか?
お客さんに対する愛情と、お店を好きになってもらいたいという意気込みを感じますよね。
また、ある店の前を通ったら、玄関の電気が消えていて、こんな貼り紙を見かけました。
「只今改装中にて電気が消えておりますが、営業はしております」
実に真面目な貼り紙です。
これがもし、私の店だったら、こんな貼り紙をすることでしょう。
「改装中にて電気が消えておりますが、店の中では元気でやっております。
店の電気が暗くとも、私たちの笑顔は100Wで待っております」
どうでしょう?
お客さんに対しての愛情と、ユーモアを感じますよね。
このように、貼り紙一枚にも、愛情とユーモアを込めることです。
これからの時代、「面白さ」がないと成功はできません。
例えば講演会で、いい話をする人がいても、それが面白い話でなければ、人はすぐに飽きてしまうのです。
学校の先生や教官など、人に何かを教えたり、指導する立場の人でも、「いいことを教える」だけではだめなのです。
「いいことを、いいことを面白く教える」
これができることが、これからの時代で成功するコツなのです。
一人さんの魔法のルール
面白くやることを研究してごらん。
そしたら、きっと、うまくいくよ
楽しいことを誰よりも早くやる
「うさぎは必ず寝る」という法則
「いい人」というのは、競争意識があまりありません。
人にやさしく、親切なので、競争するというよりも、道を譲って、人を先に行かせてあげることが多いのです。
そのため、大勢で競争する機会があっても、順位はビリだったり、下の方をうろうろしていることが多いものです。
実力のある人や、パッと目立つようなことをできる人が、上位を占めていることが多々あります。
それは、それでいいのです。
ところが、この「下の順位の人」が、一発逆転するチャンスがあるのです。
それは、仕事に「新しいやり方」が導入された時です。
今まで上位を独占してきたような人は、実は「新しいやり方」に対して、なかなか取り組もうとしません。
なぜなら、今まで成功してきたので、「今までのやり方が一番だ!」という自信があるからです。
こういう時、今まで上位だった人ほど、ゆっくりしてしまいます。
この現象を、私は「うさぎは必ず寝る」と言っています。
この時こそ、「下の順位の人」のチャンスです。
「新しいこと」を、誰よりも早くやってみましょう。
「新しいこと」には、まだ誰も慣れていないので、1日でも1時間でも早く取り組んだ人の勝ちなのです。
「上位の人」がぐっすり寝ている間に、「下の順位の人」は、新しいことをジャンジャンバリバリ進めていく。
そして、「上位の人」が気づいた時には、順位は逆転しています。
今までライバル視することもなかったような「下の順位の人」が、自分の手の届かないような先まで行ってしまっているのです。
この時、「上位の人」は、改めて、下にいた人の本当の実力を知ることになるのです。
「いい人」であるあなたは、「うさぎは必ず寝る」という法則があることを、絶対に覚えていてください。
一人さんの魔法のルール
「新しいこと」が導入されたら、誰よりも早く取り組んでごらん
あなたが一番になるチャンスだよ
一発屋はすぐに消える
黄金のワンパターンを作ること
あなたが仕事で、手っ取り早く成功するコツを教えます。
それは、あなたの仕事の中で、「なぜか、これをすると多くの人に喜ばれる!」というものを、一つだけ見つけてください。
そして、それを徹底的にやりましょう。
何度もやっていくうちに、それをパターン化していくことです。
成功する仕事には、「黄金のワンパターン」というものがあります。
その「黄金のワンパターン」を見つけることが、一番手っ取り早く成功する秘訣なのです。
例えば、『水戸黄門』というテレビドラマがありましたよね。
あれって、毎回、同じパターンです。
身分を隠している、水戸の光圀公が、物語の終盤で「印籠」を見せる。
すると、今までえばっていた悪人たちが一斉に「ハハ~ッ」とひれ伏します。
この瞬間、ドラマを見ている人達は、胸がスッキリします。
このシーンを見たくて、ついつい最後まで、見てしまうのです。
これが、「黄金のワンパターン」なのです。
『水戸黄門』と同じように、まず一回仕事が当たったら、そのやり方を5~6年は変えてはいけません。
仕事が当たった・・・・・・ということは、その仕事の中に、「成功する要素」が詰まっているということです。
みんなが求める「黄金のワンパターン」を掴んだ・・・・・・ということなのです。
だから、同じパターンで、毎回、ちょっとだけ設定を変えるのです。
『水戸黄門』の場合は、実にうまいことに、全国各地を旅して回るので、その土地にちなんだ設定に変えることができます。
土地の風習や名物を紹介しながら、その土地で出会った、様々な人を助けていく。
でも、助さん、格さんが、最後に印籠を見せて、悪人どもが「ハハ~ッ」とひれ伏すところは毎回同じです。
これが「黄金のワンパターン」なのです。
あなたも仕事の「黄金のワンパターン」をつかみましょう。
そして、当たっているうちは、変えずにしばらく続けましょう。
当たらなくなったら、また別の方法を考える。
これが一番早く、仕事を成功させるコツなのです。
ところがみんな、このルールに気づきません。
一回仕事が当たると、次は、全然違うことをやろうとします。
「もっと他の事も試してみたい」という気持ちもありますが、「自分をもっと別のこともできるということを、世間にわかってほしい」という気持ちもあって、違うことをやってしまうのです。
でも、これが「間違い」なのです。
だから一発屋で、いなくなってしまうのです。
作家でも、映画監督でも、商人でも、一度あたったことは、「黄金のワンパターン」にして、やり続けることが大切です。
それが、あなたを最短距離で成功者にするのです。
一人さんの魔法のルール
黄金のワンパターンを掴んだら、別のことを考えないで、
やり続けてごらん
「加速の法則」という連続性を知る
「ちょっと休もうかな」と思った時が危ない
人は、小さな成功を手にすると、とても嬉しくなります。
嬉しくなって、こう思うです。
「温泉にでも行って、ちょっと休もうかな・・・・・・」
ところが、この考えが、成功の勢いを止めてしまうのです。
成功を手に入れたことは、素晴らしいことです。
ただし、「次の仕事を考えること」をやめてはいけません。
成功への階段を歩み始めたばかりの人は、小さな成功を手に入れると、ほっとして、少し休めたくなります。
しかし、こういう時が、実は一番、乗っている時何です。
仕事には、「加速の法則」というものがあります。
成功を手に入れた時こそ、次の成功もすぐに行ってくる。
こうやって、いいことが連続して、どんどん起こるのです。
この勢いを止めてしまっては、もったいない。
だから、温泉に行っても、旅行に行っても、心の片隅で、「次の手」を考えていましょう。
そして、できるだけ早く、「次の仕事」に取り掛かることです。
そうすれば、あなたは勢いを落とすことなく、さらなる成功へと突き進んでいきます。
ところがここで、ゆっくり休んでしまうと、次の仕事に取りかかるのが億劫になります。
「もうちょっと、この勝利の美酒に酔っていたい」
そんな気持ちになるのです。
ところが、ようやくやる気になって仕事に取り組んだ時、あなたより下にいた人たちが、あなたを追い抜いていたり、至近距離まであなたに迫ってきていることがあります。
先ほど、「うさぎは必ず寝る」という話をしましたが、あなたがその「ウサギ」になってしまったのです。
いいですか?
成功した直後の「ちょっと休もうかな・・・・・・」と思う心が、危ないのです。
温泉に行っても、旅行に行っても構わないので、頭の片隅では、次の仕事のことを忘れてはいけません。
それが、あなたが勢いを落とさずに、成功して行ける方法なのです。
一人さんの魔法のルール
寝坊したうさぎになれないように、気をつけなよ
自分の当たり前を褒めると
やる気がぐんぐん湧いてくる
「なんだか仕事をする気が起きない」という時があります。
理由はわからないけれど、心も体も疲れていて、やる気が出ない時が、誰にでもあるものです。
この停滞した気持ちを、明るく軽やかにして、やる気がぐんぐん湧いてくる、とっておきの方法があります。
それは「今日、自分がした当たり前のことを褒めること」。
例えば、
「今日も満員電車で通勤して、えらかったね」とか。
「子供に笑顔で接して、いいママよね、私って」とか。
そういうふうに、自分のした当たり前のことを褒めていると、気持ちが満たされて、「明日も顔晴ろう」という気になるものです。
なぜ、「自分を褒めること」をしていると、やる気が出てくるのでしょうか?
それは脳に「褒め回路」というものができるからです。
日本人の多くは、「謙虚なことはいいことだ」という国民性もあって、日常の中で自分を否定することが多いもの。
「どうせ私なんか」とか、「私には、きっと無理だわ」とか、「私には、そんな人間じゃない」とか。
こういった自分へのマイナスの言葉は、脳にストレスを与えます。
そして、これをずっと続けていると、脳に「不幸の回路」というものができてしまうのです。
この「不幸の回路」ができてしまうと、とても厄介です。
仕事で、どんな素晴らしいチャンスが回ってきても、「どうせ私なんかにできっこない・・・・・・」と後ろ向きに考える癖がついてしまうのです。
この「不幸の回路」を打ち破るには、脳に「褒め回路」を作ることです。
自分を褒めることを習慣にしていると、「ほめ回路」の方がだんだん太くなり、「不幸の回路」の方は細くなっていくのです。
ところが、自分を褒めようと思っても、そんなに目立った出来事が起こる日は、めったにありません。
「褒める材料がないと、自分を褒められない」と思っている人は多いでしょう。
ところが、違うのです。
普段やっている「当たり前のこと」こそ、それをしている自分を認めて、褒めてあげることが大切なのです。
だって、その「当たり前のこと」を続けてこなければ、今のあなたはありませんからね。
自分が自然とやっていることは、実は、賞賛を受けるべきことなのです。
自分のやっている「当たり前のこと」を、褒めて、褒めて、ほめまくりましょう。
それを数日間やっただけでも、あなたの脳に「褒め回路」ができて、あなたのモチベーションはグンと上がります。
たとえ10年間、「不幸の回路」があったとしても、「褒め回路」を作るのに、そんなに多くの日数がかかりません。
早ければ、数日、遅くても1ヶ月くらいで、「自分に自信をつけ、ジャンジャンバリバリ行動する気を起こす」という「ほめ回路」ができるのです。
毎日、寝る時に「自分が今日やった当たり前のこと」を、たくさん褒めてあげましょう。
あなたの中から、「やる気」が途切れることなく、湧き出てくるようになります。
一人さんの魔法のルール
頭の中に「褒め回路」を作ってごらん
ぐっとやる気が出てくるよ
追伸 直感は降りてくるものではない!?
Q 先日、二人の若い社員の間でちょっとしたトラブルがあって。
二人とも、表には出さずとも、お互いがそれぞれの文句を言い合っていて、僕は代表として彼らの愚痴を聞いているんですけど、こういう場合は二人を呼んで腹を割ってとことん話し合いをさせるのか、それとも、様子を見ておいた方がいいのかと悩んでいたんです。
斎藤一人さん
そういう時こそ、アイホットだよ。アイホット。
Q そうか、放っておけばいいんですかね。
斎藤一人さん
一番いいのは、直感に従うことだろうね。
アイホットでうまく解決する時もあるだろうし、その二人に本音でとことん話し合ってもらった方が良い場合もある。
でも、本来ならば、直感って、何もないところからピン!!とくるものではなくて、今までの人生の蓄積や経験の中からその時にふさわしいアイデアが浮かび上がってくるのが直感というものなんだよ。
つまり、今までに培ってきた全てのデータの中から、一番良い答えがポンと出てきちゃうんだよ。
わかるかな。
Q 一人さんがおっしゃる直感っていうのはそういうことだったんですね。
突然、神の声が降りてくるわけではないってことですね?
斎藤一人さん
そうだよ。だから、まだまだ経験が少ない人だと、その人の直感は間違っていることが多いんだよ。
逆に言えば、その時の直感が正しかったとか、間違っていた、とかなんかがまたいい経験になるんだ。
そして、そのうちに、悩まなくてもポンといい答えが出てくることになる。
それが直感なんだよ。
だから、その二人の場合も、あなたの直感で「お前たち、話し合ってみな」っていうことを思いつくなら、それがきっと一番の解決策なんだ。
そして、それで駄目だった場合は、この二人は話し合いをしても問題が解決しない、ということがあなたの頭に入るんだ。
そうすると、次に似たような問題が起きた時には、もう少しさえた直感が降りてくるはずだよ。
Q なるほど。一人さんの直感とは、経験に基づいたものであり、現実的なんですね。
神がかっているものではないという。
斎藤一人さん
その人の経験から培われた最高の知恵が直感になるんだよ。
でも、経験を積めば積むほどにその直感は神に近くなってくるんだよ。。
だから、ある意味、神がかっているとも言える。
Q そうなんですね。でも、それが経験がもたらすものですね。
斎藤一人さん
ちなみに、その二人の件だけれど、もし、俺があなたの立場だったら彼らにはこう言うだろうね。
「お前ら2人を見ていると、俺も仕事がやりづらくてしょうがないんだよ。
俺から見るとお前もいいやつだし、お前だっていい奴だしな。
どっちが辞められても困るんだよ。
だから、何か誤解があるから話し合ってくれないかな。
俺がいた方がいいなら、3人で話し合おうよ。
二人だけがいいなら二人だけで話し合ってくれ」って言うだろうね。
Q そんな言い方するだけで全然違いますね。
さすが、一人さんならではの経験に基づいたアドバイスだと思います。
今度、早速使わせていただきます。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きも御座いません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。