笑顔を絶やさないで、いつでも相手の期待に応えられるような、そんな懐の深い笑顔をしていることが大切です。
笑顔が変える発想
私は商人なので、どうしても商人の目で物を考えてしまいますが、サラリーマンの人も同じではないかと思っています。
サラリーマンも、できれば嫌な上司や得意先と付き合いたくはないはずです。
嫌な相手に「冗談じゃない!」啖呵をが切れるようにしておくことが、サラリーマンにとっての幸せの第一歩だと思います。
そのためにはどうすればいいのでしょうか。
商人と同じように、普通の上司や得意先に気に入られるように工夫してみましょう。
それには、やはり「笑顔」です。
笑顔を絶やさないで、いつでも相手の期待に応えられるような、そんな懐の深い笑顔をしていることが大切です。
そうすれば、自ずと自分の周りから嫌な人間がいなくなります。
笑顔が全てをいい方向に導いてくれるわけです。
しかも、笑顔でいると自然に考え方が前向きになってきます。
一度試してみるといいのですが、笑顔のままで後ろ向きの事は考えられないものです。
笑顔で暗い言葉をしゃべったり、嫌なことを思ったりはできません。
成功の秘訣は「楽しくて仕方ない生き方」
笑顔が定着してくると、周りに嫌な人がいなくなって、商売が儲かるし、いつも明るいことばかり考えるようになるので、毎日が楽しくて幸せいっぱいになってきます。
人間は楽しく生きるために働いたり、恋愛したりするものです。
楽しくなることを目標にして生きるのが一番幸せなのです。
それに楽しくなることを目標に生きていくと、世の中が少し違って見えるはずです。
例えば仕事も、楽しくなるにはどうすればいいかと考えるようになります。
自分が社長だったら、社員全員で楽しく仕事をしようとするでしょう。
実際にそうしてみればよく分かりますが、間違いなく全員幸せになれるのです。
私には10人の弟子がいると言いましたが、この10人に教えたのは経営のノウハウではありませんでした。
それは、どうすれば楽しい生き方ができるかということです。
彼らもすぐには私の言うことを理解できませんでしたが、しばらくして「楽しくて仕方ない生き方」を始めるや、 会社の売り上げは急速に伸びていきました。
成功するための秘訣があるとすれば、それは「楽しくて仕方ない生き方」をするにはどうしたらいいかを考えることなのです。
「自己重要感」とは何か
さて、どうすれば「楽しくて仕方ない生き方」が出来るのでしょうか。
そのためには、まず他人が持つ「自己重要感」を高めてあげることです。
自己重要感というのは、自分がこの世の中でいかに大切な存在なのかを実感することです。
周りの人から感謝されて、世の中の役に立っていることを自分自身が自覚した時ほど幸せな瞬間はありません。
例えば、平凡なサラリーマンが、社長から、
「君の頑張りのおかげで音がしたの業績は昨年を上回ったよ」
と笑顔で肩を叩かれたらどうでしょうか。
自分はこの会社にとって重要な人間なんだ。
私はこの会社にとってかけがえのない人間なんだ。
こう思って素直に喜ぶはずです。
自己重要感はこの時満たされます。
いい車に乗ったり、一戸建ての家を買ったりする事も、形を変えて自分の自己重要感を満たそうとする行動なのです。
おそらく、人間はこの自己重要感を追い求めて生きているのだと思います。
高額納税者番付の効用
こんな人間ですが、自分の自己重要感を満たそうとする一方で、他人の自己重要感を奪い取ろうとします。
例えば、他人の欠点を鋭く指摘して悦に入っているタイプの人がそうでしょう。
他人を貶して落胆させることにエネルギーをつぎ込んでいる人がいますが、これほど無駄なことはありません。
他人の欠点を見つけてそれを声高に指摘しても、自分に良いことなどひとつも無いのです。
成功するためには「楽しくて仕方ない生き方」をすればいい。
そのためには他人の自己重要感を高めてあげればいい、と言いました。
要するに、他人に自己重要感を与えてあげて、それを楽しいと感じるようになることです。
他人に自己重要感を与える一番の方法は、その人を褒めることです。
なんでもいいから、とにかく良いところを見つけて褒める。
褒めて、褒めて、褒めまくるというくらいでちょうどいいでしう。
そうすると、相手が心底喜んでくれることがあります。
このような褒め方をした時、あなたはその人に自己重要感を与えることができたことになります。
逆に、喜ばれないほめ方では意味がありません。
相手の人に喜んでもらうためには、まず、あなたはその人に好かれなければなりません。
褒められて嬉しいのは、止めてくれた人が好きな人だったり尊敬に値する人だからです。
嫌いな人から褒められても嬉しい人はいないはずです。
私はこの10年の間、高額納税者番付に名前が出ていますが、それ以前に比べて自己重要感を与えやすくなりました。
例えば、一緒にご飯を食べているだけでみんな喜んでくれます。
こういう時は人を褒め安くなるので、みんなに自己重要感を与えやすくなりました。
自分だけ自己重要感を満たす人は
ただし、気をつけなければならないこともあります。
例えば、あなたが成功して、運転手つきのベンツに乗れるように なった時の事を想像してみてください。
他人に自己重要感を与えることのできる人だったら、ベンツの中でその運転手さんに、「なかなか見所があるよ」というだけでいいでしょう。
あなたはその一言で運転手さんは喜んでくれるはず。
つまり、運転手さんに自己重要感を与えることができたわけです。
ところが、「俺はベンツに乗っているから偉いのだ」と考える人もいます。
この人は自分の自己重要感を満たそうとしているだけです。
こんな人は運転手さんに尊敬されていないので、運転手さんはいくら褒められても嬉しくないでしょう。
結局そんな人は、いずれ何かに躓いて、ベンツを手放す羽目になるのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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