世間的に見れば、斎藤一人さんのお父さんは立派な人ではなかったかもしれない。でも、幸せな人だった。
質問1 幸せのドミノ
入社した頃、上司からいろんなことを教わりました。
私が今その立場で、時代背景も違いますが、教わったいろんなこと、順送りに、新人さん達に教えています。
これで良いのでしょうか?
斎藤一人先生のご意見を聞かせていただければ幸いです。
斎藤一人さん
あなたが上司にいろんなことを教えてもらったんですよね。
例えば、「これをすると仕事にものすごく役立つよう」とか、「すごくいい本があるんだよ」とか。
そういう「良いこと」を教えてもらったら、自分がそのことをするのと同時に、もう一つ、やらなければいけないことがあります。
それは「今度は自分がそれを、できるだけ多くの人に教えること」。
斎藤一人さんはこれを「幸せのドミノ」と呼んでいます。
教える方法は、何でもいいのです。
一緒にお茶を飲んだ時に、ちょっと話してあげるのもいいんです。
電話をして、用件が終わった後に、「そういえばね.....」と教えてあげるのもいいです。
とにかく、できるだけたくさんの人に、教えてあげるんです。
そうやって「幸せのドミノ」を続けていくんです。
これって、ものすごく大切なことなのです。
なぜなら、「いいこと」を知っているのに、自分のところで止めてしまったら、「幸せのドミノ」が自分のところで止まってしまうからです。
神様は「無償の愛の行動」を、やったか、やらなかったかを、よく見ています。
「いいことは、周りの人にも、伝えていく」
これは、最も簡単で、「無償の愛の行動」です。
人に教えた数が増えれば、その人の幸せも正比例して増えていきます。
あなたがバトンをつなぐ幸せのドミノをたくさんの人に渡していきましょう。
いいことを教えてもらったら、出来るだけ多くの人に教えてあげなよ。
いいことはみんなに教えましょう。
「幸せのドミノ」が運を上げるコツなのです。
質問2 幸せという名のエネルギー泥棒
私は人から、よく相談を受けます。
感謝してくれて、帰って行くので、満足感につつまれるときもありますが、ぐったりと疲れる時もあります。
疲れない方法があれば教えていただきたく存じます。
お教えいただければ幸甚です。
斎藤一人さん
「いい人」は、人からよく相談を受けます。
相談には2種類あります。
一つは、純粋に「悩みを解決したいので、そのためのヒントが欲しい」というものです。
こういう人には、相手の役に立つようなことを知っていたら、それを惜しみなく教えてあげたくなります。
そうすると、「ありがとうございます!助かりました」と喜んでくれて、笑顔で帰ります。
もうひとつの「相談」が、厄介なのです。
相談と言いながら、実は「自分の愚痴や泣き言を誰かに聞いてもらいたい」。
こういう思いが目的で、あなたに近づいてくる人がいるのです。
こういう場合は、「相談」ではありません。
あなたに愚痴や泣き言を聞いてもらって、自分はすっきりする。
そして、話を受けたあなたの方は、疲れてぐったりするんです。
あなたのエネルギーが、相手に奪われているのです。
相手は、あなたからエネルギーを奪って、自分の心を満たしたので、話をする前よりも、生き生きしています。
これを斎藤一人さんは「相談という名のエネルギー泥棒」と呼んでいます。
「相談」を持ちかけた本人は、自分が「泥棒」になっているとは知らずに、これをやっています。
あなたは、自分の大切なエネルギーを相手に与える必要はありません。
「相談があるの」と言われて、ちょっと聞いてみると、どうやら愚痴や泣き言を言いたいだけだった.......。
そのことに気づいたら、あなたはきっぱりと、こう言いましょう。
「『相談という名のエネルギー泥棒』っていう話を知っている?」
そして、この話をしてあげてください。
そうしたら、相手は、ハッとして、自分のしていることに気づくかもしれません。
人は、心が疲れたり、ストレスがたまってくると、自分の中の「生命エネルギー」が少なくなってきます。
「生命エネルギー」は、他人から横取りすることで、自分に補充することもできます。
それがいわゆる「エネルギー泥棒」です。
例えば、公園など自然の多いところに行って、しばらく木を触らせてもらうのです。
また朝早めに起きて、朝日を浴びながら、ゆっくり散歩をする。
これだけでも、減っているエネルギーを補充することができます。
また、「自分を褒めること」で、減っているエネルギーを、自分です補充することもできます。
「人からエネルギーを奪う」という方法は、一番悪質な補充の方法です。
「いい人」ほど、自分のエネルギーを奪われやすいので、是非気をつけてくださいね。
愚痴や泣き言をいつも入ってくる人には、この「エネルギー泥棒」の話を教えてあげるといいんです。
きっぱりとした態度で示すんです。
「相談という名のエネルギー泥棒」に要注意です。
質問3 怒らない修業
Y・Sさん12歳女性
私は幼稚園の頃からずっといじめられてばかりいます。
デマを言いふらされたり、昨日まで仲良しだったのに、突然無視されたり、ここに書ききれないぐらいいっぱいあります。
あまりにもひどいことをされると、相手に負けないぐらい強く反論しますが、そうすると関係のない人まで出てきて意地悪されます。
女子中学に入学した私に人間関係をトラブラずに人間関係をうまくいく方法を教えてください。
斉藤一人さん
お釈迦様が自分の手をノコギリで切られて、切り落とされても、怒ってはいけないというんです。
足をノコギリで切られても、怒ってはいけないというんです。
怒りというのはそれぐらい良くないんです。
いじめられようが何しようが怒ってはいけないです。
意地悪している人間は、している因果が全部自分のとこに返ってきます。
やられたことに怒ると自分にも災いが起きます。
だから怒らない修行すればいいんです。
怒らない修行は意外と簡単で、意地悪されてる間も、悪口言われてる間も、怒ったら負け、怒ったら負け、そういうふうに心の中で言ってるんです。
足を切られても怒ってはいけないと、そういうことを基準にしておくとそういうことする人はいません。
せいぜい悪口言われてるとか、やってもいないこと言われるとか、そんなことの類なんです。
だから怒ってはいけないんです。
怒らなくなってきて、波動が変わってくれば、そういうことはなくなります。
今世は怒らない修行です。
だから怒らせるようなことがたくさん起きてくるんです。
だからそれを怒る材料にするか、怒らない材料にするか、魂の修行からいえば怒らない修行ですね。
怒らない修行の方法は、怒ったら負け、怒ったら負け、普段から言ってください。
悪口言われてる間はずっと心の中で怒ったら負け、怒ったら負け、そういう風に言ってください。
それで波動が変わりますから、波動が変われば起きる内容が変わります。
何かあればするのではなくて普段から言ってください。
物事が起きる前から練習してください。
質問4 お父さん
斎藤一人さんのお父さんはどんな人ですか?
お教えいただければ幸いです。
斎藤一人さん
斎藤一人さん自分の父親があまり好きではありませんでした。
父親は旅行ばかりしている遊び人でした。
うちは商売をしていたので、母親はいつも忙しく働いていました。
斎藤一人さんは小さい頃ずっと母親が大変だと思っていました。
それは父親が母親に仕事を任せて、働かないからだと思い込んでいたんです。
だから子供の頃は、
「父親みたいな大人には絶対ならない」
と心に誓っていたものです。
ところが自分が大人になってみたら、
「あれ? もしかして親父の生き方は幸せなんじゃないか。あんな生き方ができるなら羨ましい。それに母は、仕事が面白くて大好きだったんだ。今の自分と同じように......」
と思っている自分がいたんです.
変ですよね.。
あんなに父親が嫌いだったのに。
でもよく考えてみたら、私の父はいつも好きなところに旅行して、それって最高じゃないですか。
世間的に見れば、斎藤一人さんのお父さんは立派な人ではなかったかもしれない。
でも、幸せな人だった。
質問5 夢が持てない
子供の頃から夢がありません。
今の会社に入ったのも夢があったからではないです。
成り行きで入りました。
しかしながら、一生懸命に仕事には取り組んでいます。
夢は持った方が良いのでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。
斎藤一人さん
人の生き方には、夢をもって魂を成長させる人と、今、自分の目の前に起きている問題を片付けながら、魂を成長させていく人がいます。
つまり「人事を尽くして天命を待つ」か、「天命に任せて人事を尽くす」か。
斎藤一人さんの場合は、大抵は後者になることが多いんです。
起きたことに対して全力で人事を尽くす。
そうすると、自然と魂が成長して、夢みたいなものもかなっているんです。
この間も、私のお弟子さんの仕事を手伝うつもりで、あるところに顔を出しました。
そうしたら、成り行きで斎藤一人さんがその仕事をやることになったんです。
斎藤一人さんはその仕事をやろうと思っていたわけではなかったけれど、やることになったからには全力を尽くすんです。
そうすると、面白いことにその仕事をやり遂げることが斎藤一人さんの夢になるんですね。
最初はそんな仕事をやろうと思ったこともなかったんです。
でも目の前のことに一生懸命取り組んでいるうちに、その過程でやりたいことが湧き上がってきたり、夢が見えてきたりするんです。
まさに「天命に任せて人事を尽くす」ということです。
ということは、夢があっても、なくても、どちらでもいいってことです。
魂を成長させるために一生懸命やっていれば、それが夢を持つことにつながっていくんです。
夢が湧き上がるように出てくるものです。
自分の中にそれがなかったとしても、別に悪いことではないと思います。
夢があっても、なくてもどちらでもいいんです。
人生の目的は魂を成長させることなんだから、今世で魂が少しでも成長する生き方をすれば、それでいいと思います。
質問6 新製品
Y・Sさん47歳女性
私は非常に髪の毛が少なく、分け目の部分はハゲに見えます。
まるかんで商品として髪の毛が生えてくるものはないのでしょうか?
斎藤一人さん
今実験しているのが、良い結果が出ているみたいだから、楽しみに少し待っていてください。
質問7 魂の修行
K・Hさん36歳女性
私は看護師ですが、仕事をしていて働きづらさを感じたり、プレッシャーを感じたりします。
人の命や体を預かる責任感で押しつぶされそうになるときがあります。
仕事が向いていないからやめたいと思う一方で、魂の成長のためなのだから逃げてはいけないという自分がいます。
自分にとってどちらが正しい考えなのでしょうか?
斎藤一人さん
これは自分しか決められないですね。
逃げていけないということではなくて、そこで魂の修行があるので、どこでも修行ができるんです。
これは向いてないなと思えば、やめればいいですし、結構言っている人の中で意外とそのまま勤める人が多いんですね。
ということはそこに居場所があるということですから、仕事はどこに行っても大変です。
どこに行っても大変ですよ。
病気の人とか、死にそうな人は見ていると大変なような気がしますが、誰でも病気はするんです。そして誰でも死ぬんです。
誰でも死ぬから、あなたも死ぬから、特別なことではないです。
こういうことは誰かに決めてもらうことは出来ないんです。
あんまり重く感じるようだとやめて次に行けばいいんです。
どこでも修行はあります。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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