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どうすれば運が良くなり、幸運を手に入れるためにはどんな事をすれば良いのでしょうかか?
秋は寂しいじゃなくて美味しい
ひとりさんと出会う前の私はどこか心が寂しく、いつも何か不安を感じていました。
そんなある秋の日に私は一人さんに「秋って寂しいね」と言いました。
すると一人さんは、「何を言っているんだい、恵美ちゃん。
秋は美味しいんだよ。
もし恵美ちゃんが秋を寂しいと感じるんだとしたら、それはえみちゃんの心の中が寂しいんだ」と言ったのです。
私はそれを聞いてどきりとしました。
ご存知の通り北海道の秋が短く、さらに秋の訪れは、これから続く長く激しい冬への始まりを知らせるものでもあります。
そういった自然環境から、私は「秋は寂しい」と思い出したのかもしれません。
それともう一つの理由に、私の育ってきた環境もあるのではないかと思うのです。
私の家は商売をしていました。
良く言えば百貨店、今風に言えばコンビニですが、その実態は町で一軒しかない、雑貨屋でした。
そこにはとにかくたくさんの人が訪れて、まるで集会所のような感じでした。
街には喫茶店も食堂もなかったので、唯一の憩いの場のような感じだったのです。
お店には日用品から食品やタバコなど、何でも置いていました。
そして、お店の奥には茶の間があって、誰もが自由にそこに上がってお茶を入れて飲むことができるのです。
お酒も売っていたので、夜になればまるで居酒屋に変身したかのようです。
そういうお店を私は小さい頃から手伝っていたので、嫌でも大人達の話を聞くことになります。
中には楽しい話もあったのですが、多くは愚痴や人の悪口、社会の大変な事や不安になるようなことをたくさん聞かされました。
それこそ、地獄言葉のオンパレードです。
そこで私は大人の世界に、そして自分の将来に、根拠のない不安を抱くようになりました。
そうした不安を消すために、私はいろんな宗教の本を読んだり、信仰をしている人に話を聞いたりして勉強するようになりました。
しかし、私の不安を解消してくれるような答えを見出すことは出来ませんでした。
そこに書いてあることや、その人たちの言うことは一見正しいように思うのですが、どの人も楽しそうではないのです。
それと中でも一番納得できなかったのが、物事がうまくいくのは神様や仏様のおかげで、うまくいかないのはその人の信心が足りないからだということです。
私はそれを聞いて、では自分がいくらがんばって努力をしたとしても、何も評価されないのかと悲しくなってしまいました。
一人さんがくれた大安心
そんな私の根拠のない不安な心を、根拠のある揺るぎない安心な気持ち、大安心に変えてくれたのが一人さんです。
「秋は寂しい」という私に対して一人さんは、天国や地獄といった死後の世界や、人はなぜ生まれてきたのかといったことを、すごくわかりやすく話してくれました。
一人さん曰く、私達は輪廻転生といって、何度も何度も生まれ変わっていて、生まれ変わりの中で何をしているの?と言うと、魂の成長をしているということでした。
こんな風に一人さんは、不思議な話はこの世の中の仕組みを分かりやすく説明してくれたのです。
それを聞いた私は、今までいろいろと疑問に思っていたことが全て解消され、心の中から不安や恐れといったことが次々と消えていきました。
そして大いなる愛と光が私たちを導いてくれていることや、私たちもその一部であることがわかり、それこそが天の仕組みなのだということもわかりました。
私達の大いなる親である、天のことを知ったその時から、自分はどうあるべきなのか、どう生きていけばいいのかが見えてきて、私の心の中は安らかで喜びに満ちた大安心に変わっていったのです。
それかららの私にとっては、秋は寂しいから、秋は美味しいに変わっていきました。
観念を変えて行動グセをつける
出会ってしばらくしてから一人さんは、私にこう言ってくれました。
「恵美ちゃんはすごく働き者だね。
だから、事業家向きだよ。
あのね、世の中にはお金が流れる川があるんだよ。
その川にちょっと手を入れると、川の流れが自分のところにすーっと入ってくるの。
どうだい。
その川に手を入れて、流れを変えてみないかい?」
今にして思えば、この言葉が私の運命を変えました。
川の流れとはまさに運です。
そしてその川に手を入れるとは、行動するということです。
さらにその川の流れ、つまり運に気付くためには、自分の観念を変えなければなりません。
例えば、ひとりさんに出会う前の私は秋は寂しいという観念を持っていました。
すると、秋という季節を楽しむチャンスを見逃してしまいます。
でも、秋は美味しいという観念を持っていれば、秋を楽しみ、秋の良いところをいっぱい見つけ出すことができます。
運とはまさに流れです。
その流れに気づくことができなければ、運を良くすることはできません。
つまり、運を良くするためにはその流れに気づけるように観念を変え、行動癖を付けなければなりません。
一人さんと出会ってから今日に至るまで、私達弟子に教え続けてくれていることはまさに、、この観念を変えることと、行動癖をつけることです。
さらに言えば、それをゲームでもするように、楽しく学ばせてくれるのが一人さん流なのです。
さらにそこに付け加えれば、一人さんが教えてくれたことはすべて、絶大な効果がありました。
実践すれば、起こる現象が変わるのです。
それは、学歴も特技も財産もない私が、さらには同じような弟子全員が億万長者になったのですから、その効果の絶大さは分かっていただけると思います。
まずは自分を愛すること
私が北海道の帯広で治療院を始めて数ヶ月したら頃に、一人さんが遊びに来てくれました。
そして、事業家として歩み出した私にまず、ひとりさんが最初に教えてくれたのが、白光の誓いです。
白光の誓い
自分を愛して、
他人を愛します。
やさしさと笑顔を絶やさず、
人の悪口は決して言いません。
長所を褒めるように努めます。
私は最初にこの言葉を聞いた時、なぜ一番初めに「自分を愛して」が来るのかが分かりませんでした。
普通はまず、他人を愛することの方が先ではないのかと思っていたのです。
でもひとりさんは笑顔で、「まずは自分は愛することが大事なんだよ」と言います。
そこで私は一人さんの言うことを信じて「白光の誓い」を実践していきました。
すると、どんどん私の周りの人達が変わっていったのです。
治療院に来られたお客さんのリピート率が増え、紹介や口コミの数が劇的に増えていきました。
「恵美ちゃんに会いたかったよ!」
「恵美ちゃんに会うと元気になるんだよ!」
とたくさんのお客さんに言ってもらえるようになり、それが嬉しくて、嬉しくて
「次に会ったら何て褒めてあげよう」
「なんて褒めたら喜んでもらえるかな」
と考え始めたのです。
すると一番驚いたのは内面の変化です。
それまではどこか、自分のことを愛していない自分がいました。
それが「自分ってなかなかいい人かもしれない」と思えたら、目の前にいるこの人もこの人も大切な人だと思えて、自分の中に愛がみなぎってきたのです。
ここで初めて、なぜ一人さんが「まず初めに自分を愛しが大事なんだよ」と言ったのか、その意味がようやくわかりました。
自分自身が変わることで、見えてくる景色が変わっていったのです。
それからは「白光の誓い」を唱えるたびに私の心は愛で満たされるようになり、それに合わせるかのように仕事の模様もどんどん、大きくなっていったのです。
愛を出すことを知った「ありがとうゲーム」
お金がなかったら人にお金を出せないように、愛がなかったら愛を出せませんよね。
「白光の誓い」で自分に愛がみなぎってきた私は、次なる一人さんのう行に挑戦しました。
それは「ありがとうゲーム」というものでした。
毎日、人に感謝したり、ありがとうを伝えることはとても大事です。
運を良くする修行として、ありがとうや感謝してますという言葉を人に10回言おう、100回言おう、さらには、1000回言おうというのがあります。
そしてさらに、その上の修行があるんです。
それは、人にありがとうを言ってもらうという行です。
私たちはこれを「ありがとうゲーム」と呼び、1日4回、1ヶ月で100回以上、人からありがとうと言ってもらうゲームとして、始めました。
ありがとうを言ってもらうためには相手が必要なので、自分がいうより難しいかもしれません。
でも、1日に1人でもいいから、ありがとうを言ってもらうことを心がけていると、運がすごく良くなります。
それと、あまり難しく考える必要もありません。
身近な人を褒めたり、相手が喜ぶことをやってあげたり、相手の話を頷きながらよく聞いてあげたりすることから始めればいいのです。
合わせ技で、身近な夫婦や家族同士では、ありがとうって改まって言いにくいかもしれません。
でも身近な人だからこそ、ありがとうと言ってもらったり、褒めてもらったりすることはすごく嬉しいものです。
家族でこのありがとうゲームにチャレンジすると、家族みんなが明るくなって、家族全体の運気が上がります。
ぜひ、家族や会社内でもやってみてください。
運気が上がるだけじゃなく、新たな発見も必ずあるはずです。
私はありがとうゲームをやることで、初めて相手に耳を傾けることの重要性に気づきました。
つまり、相手のいうことに耳を傾けないと、相手がほしていることもわかりませんし、そうでないと心から相手にありがとうを言ってもらうことができないのです。
それで、ありがとうを言ってもらうとわかるのですが、言われた方も本当に嬉しいのです。
そして、もっとありがとうを言ってもらいたいと思うようになります。
これこそ運が良くなる最高の方法なのです。
私がこのゲームを朝活で行いました。
私はサウナに行ったのですが、そのとき、たまたまご一緒したおばあちゃんと仲良くなり、いろんなお話をお伺いすることができました。
見るからに優しそうで、温和な雰囲気の方なのですが、話を聞くと、波乱万丈の人生を歩んできたことがわかります。
戦争での体験も、こんなふうに語ってくれました。
「私は戦争体験して、この胸の傷はその時やられた傷なの。
でもね、私はとっても運が良かったのよ。
だって、そこで生き残ったのは私だけなのよ」
私は話を聞くうちに愛おしさがこみ上げてきて「おばあちゃん、苦労してきたのに、明るい笑顔でがんばっていてすごいね」と言いました。
そして、足がむくんで腫れていたので、一生懸命もみほぐしてあげました。
すると、おばあちゃんは目に涙を浮かべて「こんなふうにしてもらったのは初めてだよ。
話もいっぱい聞いてくれてありがとう」と言ってくれたのです。
すると話を聞いていた他の人まで、私はね、私はね、と自分の人生を語りたくてしょうがない現象が起きたのです。
本当に見た目ではわからないものですね。
笑顔が素敵なあの人も、元気ハツラツなこの人も、どの人の人生も波乱万丈だったのです。
そんなお話を聞いたとき、私は思いました。
あぁ、この人もこの人も大好きだ、人というのは何て愛おしい存在だろう。
そして、目の前の人に何かしてあげたいという気持ちが溢れ出してきたのです。
愛を出すってこういうことかもしれないな、と気づいた瞬間でした。
追伸 一人さんは才能伸ばしの天才
一人さんの執着心っていうのは、すごいものがあります。
何がすごいかって、
「人生、楽で幸せ」
をテーマに掲げたら、徹頭徹尾楽で幸せなんです。
例えば、会社のことは人に任せて自分は旅をしているって事もそうかもしれない。
「世間的な目で見たら、俺は正しくない経営者だと思う。
だけど、正しい人であれば人はついてくるんですかって。
俺はそうじゃないと思う。
もちろん社会のルールは守らなきゃいけないよ、法治国家だもん。
でも、人は完璧に正しいはやっていられないの。
で、俺にもできないことがあるの。
俺は会社にじっとしていられないの。
だけど、いいところを見つけに旅してきますって。
帰ってきたら、あぁ、楽しかった、今度みんなも一緒に行こうなって、正直に話すから、旅に出る時にはみんなが、
『私たちのために、どっか、いいところを見つけてくるんでしょうから』
って、なるんだと思うんだ。
俺は多少先のことを読んだり、商売もできるよ。
でも、会社にずーっといろって言われても、いられないんだよ。
だけど、それができる人がいるの。
だから、その人に任せちゃう。
で、俺にはできないことが山ほどあるから、人のできないも許しちゃうほうなんだ」
でも、それは責任を放棄するということではありません。
むしろ、その逆です。
10人の弟子たちが悩んでいる時はパッと駆けつけて、パパッと解決してくれます。
弟子たちには、自分を信頼して任せてくれたひとりさんの心意気に応えたいという思いが強くあるんですが、その一方で、万が一の時には尻拭いしてくれるという安心感みたいなものがどっかにあるかも。
だから、弟子たちは、ある意味、のんびりできるところがあるんだと思います。
「人の上に立つ人間は、自分についてきてくれる人たちが失敗した時には、尻拭いしてあげられるようじゃないと。
そうじゃないと、下の人はやってみようなんて思わないよ。
指導者っていうのは、自分の強烈な個性で進んでいくんだよ。
だけど、自分にもできないことがあるから、
『じゃあ、これ任せたよ』
って言うの。
でも、そうやって人に任せた時は、指導者は遊んでていいってことじゃない。
もっと大変な仕事をしないとならないの。
任せた人が失敗した時には、尻拭いしてあげるとか。
困った時には、ずっと話し合っていたら、何も決まらないんだよ。
そんなことが許されるのは農業社会だけなの。
農業者会だったら、何も決まらなくたって、秋になったら米ができるでしょ。
でも、これからの時代は農業社会じゃないんだよ。
だから、指導者の強烈な個性で、
『こっちへ、こっちへ』
ってやるの。
で、部活ができることは部下に任せちゃうの」
それから、社員教育についての考え方だって凄いんですよ。
一人さんは、人を育てようとはしないんです。
「だって、人間というのは、勝手に進歩するものなんだよ。
じゃなかったら、猿に戻っちゃうんだよ。
人間っていうのは、生きている間に段々と進歩する。
生きていれば必ず進歩するの。
放っておいていいんですかって、それで構わない。
人はそれぞれ進歩しているんだ。
そういうことが心の中で、安心、大安心って言うんだね。
天を信じていればいいの。
放っておいても、木は育つじゃないか。
それだけだよ。
それを無理に大きくしようとして、枝を引っ張ったりするから木をダメにする。
で、自分も苦労するの。
育てないといけないと言うのは、最初だけなの。
稲でも、苗だったらちょっと囲ってやらないといけない。
だけど、ある程度の大きさになったら、そのままにしておくの。
それで勝手に育っていくんだよ」
だけど、一人さんは私たちもまるかん人が勝手に育つように、あることをしています。
それは何かって、人をやたら褒めるんですよ。
「えみちゃんの『はい』って、気持ちがいいよ。
今度の社長会議の時は、そのハイで合いの手を入れてよ。
そうすると、俺もそのリズムに乗って話しやすくなるから」
とかって。
で、褒めて、褒めて、テンションをグワァーってあげていく。
そうなると、こっちも嬉しいから、頭に乗って「はい」をやるっていうような具合です。
世間では頭に乗るって言葉良くない意味に捉えられているようですが、一人さんはそう思っていない。
「普通は、人をしぼましたり、押さえつけることに凄く命をかけている人が多いけれど、俺はそういうものからどうしたら解放してあげられるかなってことを考えている。
頭に乗ったらどうするんですかって言ったら、もう少し増長してやればいいんだよ。
そうしたら、人は絶対にやらないといけない。
やれば自分の実力なんて嫌でも分かるんだよ。
そうしたら、勝手にしぼむの。
そうしたら、こっちがまた増長してやる。
『何言ってんだよ、俺の失敗なんかもっとひどかったぞ
それぐらいの失敗なら、君、才能あるじゃないか』
とかって」
一人さんの増長作戦というのはそれだけじゃないですよ。
一人さんが、誰かに仕事を頼む時には、必ず予防注射を打つんです。
それって何ですかって言うと、
「この仕事は、普通の人だと20回ぐらい失敗するけれど、君の能力だったら10回ぐらいで行けるから、だいたい10回ぐらいやり直せば行けるよ」
っていうんです。
だけど、一人さんがそういう時って、本当は、その人は失敗5回ぐらいの能力なんです。
「失敗5回の能力でも、10回でいければ大したもんだって言ってやる。
これが予防注射なんだよ。
それを一発でいけるみたいなことを言っちゃうから、挫折しちゃうんだよ。
で、その社長にも会いたくないってなるんだよ。
だから、予め、ワクチンみたいなものを打っておけば、心の抗体みたいなもんができる。
仕事ってね、肉体的には疲れないんだよ。
精神的なものなの。
だから、精神的な予防注射があればいいんだね。
予防注射って、要するに、失敗を恐れさせないって事と、できたら褒めてあげるっていうことを加味して撃つんだよ。
そうすると、5回ぐらいで行けた時に、
『ほんとかよ! お前、すごいな』
って、いってあげられるんだよ。
そして、みんなの前で褒める時は、
『こいつすごいやつだよ。
普通の人だと、3回挑戦すると諦めちゃうんだけど、5回も挑戦して、5回目にクリアしました』
とかって言うと、その人も、聞いている人たちも、
『この社長は、失敗して改良を重ねていったことを褒めてくれる人なんだ』って思うの。
会社の空気も明るくなってくるんだよね。
そうすると、全てこの要領なんだって。
失敗しても改良していけばいいんだって。
仕事はこういう要領なんだって分かるし、挑戦癖もついているから、こっちとしても、
『安心してるからね』
で済んじゃう。
これの方が、人を使ってる側も、使われている側も賢くなって、苦しくないだろ?」
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
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