コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斉藤一人さん ツキは天からの贈り物です

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エネルギーは与え合うものです

 

 

ツキは天からの贈り物です


一人さんと出会ってからの私には、「奇跡」がたくさん起こりました。

ひとりさんの予言通り、事業家になったのも奇跡なら、事業を発展させることが出来たのも奇跡、その結果、生まれ故郷の北海道・上士幌町に観音様を建てることができたのも奇跡です。

どうしてそんなことができたのかといえば、私の実力ではなく、ツキを呼び込む方法を知っていた一つさんと知り合えたから。

そして、一人さんに教わった通り実践したから。

これに尽きます。

「ついてる、ツイてないのは、ただの偶然。自分の力で呼び込むことなんてできない」

そう思っている人も多いことでしょう。

でも、呼び込めるんです。

それには何より「魅力」が大事と、一人さんは言いました。

一人さんによると、魅力というのは、地球の引力のようなものです。

昔々、宇宙にはチリとか、いろいろな物質が漂っていました。

その中に引力の強いものがあって、そこに色々なものがくっついていきました。
そうすると、前より少し引力が強くなって、さらにいろいろなものがくっついて行きました。

そうやって地球ができたというのです。

地球に引力があるのと同じように、人には「魅力」というものがあって、魅力的なことをやっていると、いいことがどんどん起こる。

それこそ、ツキだって、ガバガバくるようになるというのです。

そして、一人さんは私達に魅力を高める方法を教えてくれたのです。

私をはじめとする、まるかん10人の社長たちがそうだったように、普通に暮らしていた私たちが、成功を手に入れることができたのは、魅力を身につけるように心がけ、いつも上機嫌で、ツキを呼ぶことができたからだと思います。

ツキというのは、人知を超えたもの。

神ワザ以外の何者でもありません。

私は一人さんから、ツキは神様のお役に立った時、頂けるものだと教わりました。

では、神様のお役に立つとは、どんなことかと言うと、人に喜ばれることをする、人から感謝されることをすることだと思います。

ここでちょっと不思議な話をしますね。

信じたくない人は信じなくても結構です。

信じたい人だけ、信じてください。

一人さんによると、私たちは生まれてくるとき、神様に「人を喜ばせてきますよ」と、約束をして生まれてきているそうです。

神様はみんなの前に姿を見せることはできません。

だから、自分の代わりに人の役に立ってきておくれ、喜ぶようなことをしてきて送れと、生まれる前の私たちに言い、「人を喜ばせます。感謝される人間になります」と約束して、この世界に生まれてきたのだそうです。

そして、人に喜ばれたり、感謝されたりすると、神様は「よくやったね」っと、ツキをくださるんです。

ツキをもらうと、「こうしたらいいじゃないか」「ああしたらいいじゃないか」と言う、ひらめきがどんどん浮かびます。

「あっ!!」というひらめきがたまるところだから、「頭」なのですが、その頭にいろいろなアイデアがひらめくわけです。

それから神様からもらったひらめきだから、相手が喜ぶようなことばかり、だから、商売も成功していきます。

私達で一人さんから教わったのは、一人に喜ばれたり、感謝されるようなことができる、豊かで魅力的な人間になるための修行方法。

豊かになれば、「この人にこうしてあげたいな」「ああしてあげたいな」と、思えます。

じゃあ、豊かな状態って、どんな時ですか? と言うと、自分の気持ちが満ち足りている時。

「上の気」で満ちている上気元の時じゃないかと思います。

人にご馳走する時だって、そうでしょ。

いくらご馳走したいと思っても、お金を持っていなければ、ご馳走できません。

それと同じように、心が豊かで、いつも上機嫌でないと、人が喜ぶことをしてあげたいという気持ちには、なかなかなれません。

心が豊かで、いつも上機嫌、人が喜ぶことをしてあげたいと思っている人って、すごく魅力的だと思いませんか?

では、そうなるためには、どんな事をすればいいのか・・・。

それを教えてくれたのが一人さんでした。


一人さんに教えてもらった「白光の誓い」


私は18歳の時、北海道から上京して、指圧師になる専門学校に入学しました。

本当は歌手になりたかったのですが、いきなりデビューできるわけではありませんから、それまでのツナギに、何て、ちょっと不純な動機で入学したのです。

そこで一人さんと出会いました。

今でも十分かっこいいのですが、その頃の一人さんは本当に素敵でした。

その学校には高校を卒業して、すぐ入学してくる人が多かったのですが、一人さんは中学校を卒業して、色々な仕事をした後で入学してきたので、多くのクラスメイトより少し年長でした。

それだけに落ち着いた感じがしたし、体重も50キロぐらいしかなくて、スラリとしている。

髪はツヤツヤ、田村正和みたいな髪型で、色は白く、吸い込まれるような大きな目をしていて、まるで貴公子のようでした。

その一人さんにある時突然、「あなたとは長いお付き合いになりそうです」ねと、言われたのです。

「素敵だわと思っている人に、そんなことを言われたのですから、とても嬉しかったのですが、ちょっと気取って、「卒業するまで2年間、よろしくお願いします」と答えました。

すると、一人さんは真面目な顔で、「いえ、2年間じゃありません。一生のお付き合いになります」というのです。

これには本当に驚きました。

「これはナンパ?」と思いながら、「どうしてそんなことがわかるんですか?」と聞いたら、「前世からのお約束なんですよ」と素敵な笑顔で・・・・・・。

普通は、そんなことを言われたら、「変な人」と思いますよね。

でも、その時の私は何故か、普通に納得できて、「よろしくお願いします」と答えていました。

一人さんは私に「恵美ちゃんは事業家向きだね」とも言いました。

事業家・・・・・・北海道から出てきたばかりの女の子には、夢のような人種に思えます。

でも、なぜかその時一人さんについて行ったら、できるような気がしました。

だから、聞いたんです。

「一人さん、私は何をしたらいいの?」

そうしたら、一人さん、

「これから心を豊かにする会を結成するよ」と言うのです。

と言っても、会員は一人さんと私の二人だけ。

そこで最初に教えてもらったのが、「白光の誓い」でした。

それは、

「自分を愛して、

他人を愛します。

優しさと笑顔を絶やさず、

人の悪口は決して言いません。

長所を褒めるように努めます」

というもの。

最初はどうすればいいのか、わかりませんでした。

「自分は愛する」ということは、どういうこと・・・?

自分を大事にすることなのかしら?
夜更かしをしないとか、栄養のバランスに気をつけて健康に注意すればいいのかしら・・・・・・(そういうことももちろん含まれますが、実は気持ちの問題だということが、だんだんわかってきました)。

「やさしさと笑顔を絶やさず」は、やろうと思えばできるような気がしました。

母が商売をしていて、私も小さい頃から手伝っていたので、これには少し自信があったのです。

難しかったのは、「人の悪口を言いません」でした。

その頃は言いたくなることがたくさんありましたから。

一人さんから、「それを言うと地獄に落ちるよ」と言われていたので、気をつけていましたが、すぐ言いたくなってしまうのです。

そこで18歳のえみちゃんは考えました。

悪口を言わないようにするためには、どうすればいいのか・・・・・。

そうだ!先に良いところを言えばいいんだわ!!

悪口を言いたくなるのは、その人の悪いところばかり見るから。

だったら、いいところを見つけて褒めれば、悪口を言わなくてすみます。
それを実践していったら、なんだかわからないけれど、どんどん楽しく、幸せになっていったのです。

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「いいとこみっけ」で心を豊かにしよう


一人さんはよく「旅先で見た犬のフン」は忘れなさいと言います。

どういうことかといえば、人には良い面も悪い面もある。

その良い面だけを見て、悪いところは見ないようにしなさいということだと、私は理解しています。

二人で旅行に行ったとします。

そこで素敵な公園に行きました。

広くて、大きな木がそこに植えられて、涼しげな影を作っています。

花も咲き乱れて、まさに私たちを歓迎しているようです。

ベンチに座ろうとしたら、ベンチの横に犬のフンが・・・。

旅行から帰ってきて、「楽しかった?」と聞かれた時、一人めの人はこう答えました。

「お天気に恵まれて、公園に行ったら花がたくさん咲いているし、本当に素敵な所だったよ。

温泉も良かったし、お料理も美味しかった」

もう一人は、こう答えました。

「ベンチに座ろうとしたら、犬のフンが落ちていたの。

マナーが全然できていないわ。

あれでは、どんなにいい温泉があっても台無しね」

同じように旅行しても、犬のフン一つに怒りつづける人、そんなことはすぐ忘れて、景色や温泉、お料理が素晴らしかったと感動を持ち続ける人、どちらが幸せか、言わなくてもわかりますよね。

人生もそれと同じ。

嫌なこと、気に入らないことばかり数えあげていると、その人の人生は腹立たしいことばかりで、心も暗くなり、不幸な人生になってしまいます。

そんな人は全然魅力的じゃないでしょ?

心も暗くなり、不幸な人生になってしまいます。

反対に楽しかったこと、嬉しかったことを大切にしていると、心がとても明るく、豊かな気持ちになり、魅力的な人になって、幸せな人生になります。

同じように「探す」努力をするなら、嫌なところ、悪いところ(不の気を)を探す努力をするより、いいところ(上の気)を探す努力をしたいものです。

だって考えても見てください。

人の悪口ばっかり言っていたら、「あなたの周り、悪い人ばかりで気の毒ね。いい人は、一人もいないのね」ということになるでしょう。

けれど、周りの人のいいところを探したら、「あなたの周り、いい人ばかりで幸せそうね」ということになります。

いいところを探すか、悪いところを探すかで、あなたが幸せになるか、不幸になるか、魅力的になるか、そうでなくなるかが分かれるのです。

誰だって幸せになりたいですよね。

だから、今日から「いいとこみっけ」を始めて、いつも上機嫌が魅力的な人間になりましょう。

※不の気・・・暗くて重くて苦しいエネルギー

※上の気・・・軽くて軽くて楽しいエネルギー

 

「秋が美味しい」と言おう

秋。私が好きな季節です。

きのこも美味しい。栗も美味しい。

お芋も美味しい。美味しいものがたくさんあるから。

でも、18歳の頃まで、「秋は寂しい」と思っていました。

だから、ある時一人さんに言いました。

「一人さん、秋は寂しいね」

そうしたら、一人さん、

「何言ってるの、えみちゃん。秋はおいしいんだよ」

と、言うんです。

この人は何を言っているのかと思いました。

だから、負けずに言い返しました。

「一人さんこそ、何を言っているの。

秋になると、枯葉が落ちたり、寂しいじゃない?」

こういう私に一人さんは言いました。

「それは秋だから寂しいんじゃないよ。

えみちゃん、いつも心の中が寂しいんでしょ」
こう言われて、ドッキリしました。

確かにそう。

小さい頃から、私の心のどこかにいつもぽっかり穴が開いたような虚しさ、「寂しい」とか「わびしい」という思いがあったのです。

なぜこんなに寂しいのか、子供心に考えてみたこともありました。

私は、父を幼い時に亡くしています。

その後、母が雑貨店を営みながら私を育ててくれたのですが、

「父がいないから寂しいのかな」と考えたりもしました。

住んでいるところのせいかと考えたこともあります。

私は北海道の上士幌町で生まれ育ったのですが、秋は短く、あっという間に、激しく寒い冬が訪れます。

それはそれは寒い冬・・・・・・。

「また、あの寒さがやってくるのかと思うから、秋が来ると寂しいのかな」

そんなふうに考えたこともあります。

でも、違いました。

人のいい所を探す訓練をしていた時、私は人と同時に身の回りにあるもののいい所を探す訓練もしました。

それをやるとすべてが同士のように思えてくるのです。

時計さん、お皿さん、バナナさん、ピーマンさん・・・・・・

自分が生きていくために集まってくれた仲間がこんなにいるということに気づいたのです。

そんな仲間を呼び捨てなんてできません。

自然に、どんなものにも「さん」付けになってしまうのです。

身の回りの物や周りにいてくれる人たちに感謝の気持ちでいっぱいになった時、私の心から寂しさはなくなりました。

「秋は寂しい」から、「秋は美味しい」になったのです。

 

追伸 ツキを運ぶ他力のはたらかせ方

 「それが、自力の後に他力あり」

 そう言うと、一人さんは、

 「そうだよ。

逆の立場で考えてごらん。

例えば、郵便配達の人があっ寺田さんにいつも笑顔で天国言葉を話し、美化してくれていたら、あの郵便屋さん、いい人だなと思うよね。

その郵便配達人の人が郵便局を辞めて、人が来ないような場所で喫茶店をやることになったら、寺田さんはどうする?」

 私はすぐさま答えました。

 「もちろん、その人に会いに、お店行きますよ。

周りの人にも、あそこに喫茶店ができたから、行っておいでっていっちゃうな。

いい人だから、何かしてあげたい」

 「私も同感だな。

そこの店の人がいい人なら、出来る限り宣伝するし、知り合いも連れて行っちゃうよね。

そうすると、そこの店の人は感謝感激して、自分は何て運がいいんだろう。

そこまでしてもらってとか、言ったりする。

でも、それは、今まで自分が周りの人に与えてきたものが、巡り巡って返ってきただけなんだよね」

 「それが自力の後に他力あり。

自力なくして他力は働かない、ということなんですね。

そして、その自力というのは、自分でデコレーションすること。

自分で自分の幸せをデコレーションし、なおかつ人のもデコレーションするということなんですね。

でも、一人さん、郵便配達の人の霊は納得いくんだけど、ウチの場合、見ず知らずの人達まで応援してくれたんですよ。

これはどういうこと?」

 私はそういうと、一人さんは、ニコニコしながら、

「寺田さん、他力って、人間だけじゃないよ。

他にも、見えない他力っていうのがある。」

「えっ?」

「寺田さんは、ひたすら人のことをデコレーションしてきたんだよ。

私と会う前から、生命が喜ぶ酒、百薬の長たる酒をもくもくと作り、人にも親切にしてきたんだよ。

それを神埼神社や香取神宮の神様は、ずっと見ていたんだよ」

 「ということは、マスコミ各社がて楽だ本気を応援してくれたのは」

 一人さんは、頷きながら、

 「神様がそう向けたんだよ。

神様の救いの手は、それだけじゃない。

昔ながらの酒造りに戻して、経営が軌道に乗るまでの間、いろんな困難があったけれど、その都度、奇跡が起きたよね。

あれも神様の御技なんだよ。

私が、寺田さんにいろいろ教えるようになったのも、そうだよ。

私は神様に、寺田さんが成功するための手伝いをしなさいと言われて、あなたのところへやってきたんだよ。

だから、自力の後には他力あり。

自分でデコレーションしている人、自分のだけでなく人のデコレーションまでしている人は、誰でも絶対に他力が起こるんだよ。

自分の実力だけではできそうにもない、ハッピーなことが山のように起きるんだ」

 

一人さんが語り終えたとき、さわやかな風が二人の間をさっと駆け抜けて行きました。

 

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斎藤一人さんの話を纏めました。

 

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