ありもしない不幸を想像しない
神様は取り越し苦労と持ち越し苦労が大嫌い
一人さんは時々私たちに面白いクイズを出してくれます。
突然、ひとりさんがニコニコしながらこう言いました。
「はい、まゆみちゃん問題です。
コップ1杯の水と1粒のダイヤモンド、どっちが大切だと思う?
はい、どうぞ答えてください」
「うーん、はい、1粒のダイヤモンドです」
「あはははー。さすが、俺、のお弟子さんだね。
まゆみちゃんは、幸せになる勉強を実践してるだけあるね」
「一人さん、それってどういうこと?」
「たいていの人はコップ1杯の水って答えるんだよ。
どういうことなのか、答えを教えるよ。
コップ1杯の水って答えた人は、たぶん、もし砂漠に行ったら、
ダイヤモンドがあっても、水がなければ、のどが渇いて死んじゃうかもしれない」とか、想像したんだよ。
確かに、砂漠に行ったら、お水がなかったら耐えられないと思うよ。
でもさ、まゆみちゃん、ここは日本だよ」
「そうだよね、本当にその通りだね」</p
「わかるかい、そういう実際ありもしないことを考えるのが、不幸になっちゃう原因なんだよ。
だって、日本には砂漠わないよね。
あるのはせいぜい、鳥取の砂丘くらいだよ。
でも鳥取の砂丘には、お土産さんがいっぱいあるから、水に困るようなことは絶対にないよね。
それにもし海外旅行のツアーで、サハラ砂漠に行くことになっても、砂漠の真ん中に俺たちが取り残されることなんて、絶対にないよね。
せいぜいサハラ砂漠の端っこで、記念写真でも撮って帰ってくるのがオチだよ。
日本という国は水は山ほどあるんだよ。
もし外を散歩してて、自分の飲み水がなくてどうしても困ったとしても、誰かの家に行って、『すみません、水を1杯いただけますか?』と言ったら間違いなくもらえるよね。
だいたい日本でダイヤモンドが1粒あったら、プール何十杯分もの水お水が飲めるよ。
それなのに、砂漠がない日本にいて、なぜ砂漠のことを考えるの?
サウジアラビアとか、砂漠のある国に生まれたわけじゃないのに、なぜ砂漠のことを考えるの?
ありもしたいことを想像するのっておかしいよね。
ありもしないことを不安に感じるのっておかしいよね。
不幸を考えながら、幸せになんて、絶対になれないんだよ。
最悪のこと最悪のことを考えながら、幸せになんて絶対になれないんだよ」
「なるほどね、すごくよくわかったよ、一人さん
常に最悪の状況を考えちゃうっていう、そのくせが不幸の元なんだね」
「そうだよ。それってさ、神様が大嫌いなことなんだ。
取り越し苦労と持ち越し苦労なんだよ」
「取り越し苦労と持ち越し苦労?」
「うん、そうだよ。
起きてもいないことや、先のことを考えていちいち持ち出して、心配したり不安になること取り越し苦労っていうんだ。
それと、過去に起きてしまった出来事をいちいち持ち出して、いちいち心配したり不安になることを持ち越し苦労って言うんだ。
なぜ神様は、取り越し苦労と持ち越しゴロを嫌うかわかるかい?」
「なんでだろう?」
「過去に起きたことは、すべてまゆみちゃんが幸せになるための経験なんだよ。だから思い出すたびに嫌な思いがするための苦労ではないんだよ、経験なんだ。
その経験を積んで進んでいける未来は今日よりもいいん決まってるんだ。
だから先のことを考えて苦労することではないんだ。
神様は、真由美ちゃんが不幸になることなんて1つも望んでないんだよ。
幸せになって欲しいんだ」
「神様の愛ってすごいね。
それなのに取り越し苦労と持ち越し苦労して不幸なことを考えているって、おかしいね」
「そうだね。
幸せになるって、神様が喜ぶ生き方をするってことだよね。
だから、まゆみちゃんができる最高のことは、自分の頭を1秒たりとも自分が不幸になるために使わないってことだよ。
いま、自分が幸せになることにだけ、自分の頭を使うんだ。
そうすると神様が喜んでくれるから、人生に奇跡が起きるよ」
「一人さん、素敵な話をありがとうございます。
私、自分の頭を不幸のために1秒もつかないようにします。
ますます幸せなことを考えて、ますます幸せになります」
あなたも最悪な想像しそうになったら、一人さんがいつも言ってる、この言葉を思い出してください。
「自分が不幸になることには、1秒たりとも自分の頭を使ってはいけない」
自分の大切な時間を、まだ起きていないことや、ありもしないことや、不幸なことを想像する時間に使うなんてもったいない。
それよりも幸せなこといっぱい考えて、どんどん幸せになりましょう。
あなたは不幸のビクビクオドオドビームを出していませんか?
お金持ちの人は、お金を引き寄せる波動で、ますますお金を引き寄せます。
モテる人は、異性に好かれる波動で、ますますモテモテになります。
「何が違うんだろう?」と思いませんか?
一人さんが面白い話をしてくれました。
「まゆみちゃん、モテない人、お金を持てない人、人生がうまくいかない人って、その人から光線が出てるんだよ。
ビクビクオドオドビームが出てるんだよ」
これを聞いた瞬間、もう私は大爆笑です。
「めちゃくちゃおかしい
ビクビクオドオドビーム?何それって」
「おかしくったって、本当なんだよ。
何かやる前からもびくびくおどおどしちゃってる人。
例えばこの人に嫌われたらどうしようとか、失敗したらどうしようとか」。
で、その考えがビクビクした波動になって、知らず知らずのうちに出てるの。
でもって、このビクビクオドオドビームが、ますます貧乏だったり、モテない状況だったり、不幸を引き寄せちゃうの」
「いや。これは笑ってる場合じゃないよね。
そのビクビクオドオドビームをやめないと幸せになれないじゃない。
どうしたら、ビクビクオドオドビームをもうやめられるの」
「簡単だよ。
自分のこと自信満々に見せるんだよ」
「ちょっと待って、一人さん、自信を持つとかじゃなくて、自信満々に見せるだけでいいの?」
「そうだよ。自信があるふりをすればいいんだ。
誰でも、最初から、自信がある人なんていないんだよ。
自信が出るの待ってたら、人生が終わっちゃうよ。
大切なのは、自信満々に見せればいいんだよ」
「そうか。そうなんだね」
「そうだよ。例えばさ、真由美ちゃんが風邪をひいて、病院に行ったとするよね。
その時に、すごい自信なさそうなお医者さんが出てきて、大丈夫かなってビクビクしながら、注射をうとうとしたらどうだい?」
「ごめん、絶対に、その先生に注射とかしてほしくない」
「そうだろう。だから、自信満々に見えるって、すごく大切なことなんだよ。
それだけで、相手はすごく安心できるし、信頼できる」
「本当だね」
「商売でも、仕事でも、なんでもそうなんだよ。
例えば、うちだったらサプリメント売ってるよなぁ。
同じ商品なのにつき1000万円を売る人と、つき1枚しか売れない人がいる。
これって、1000倍の差があるんだよ。
だけど、本当は、人の能力に1000倍もの差なんてないんだよ。
それって何ですかっていうと、この自信満々に見えるかどうかなんだよ。
売れてる人は、1000倍、自信満々に見えるんだよ。
それが、ビクビクオドオドして、自信なさそうに話したら、どんなに良いサプリメント売ってても、ちっともよさそうに聞こえないだろう。</p
その上、この人で大丈夫かしらって、人を不安にさせるよね。
だから、ビクビクオドオドして見えるって、それだけで魅力がないんだよ。愛が足りないんだな。
自信満々に見せるって、思いやりだよ。
愛情だよ。
だから、自信満々なふりをするんだ。
これが仕事だろうが、商売だろうが、人生だろうが上手くいくコツだよ」
「そうか、そうだよね
女の人でも、男の人でも、そういう人がモテるに決まってるよね。
会社だって、そういう自信満々の人を雇うよね。
だって、フリだろうがなんだろうが、魅力ある人に見えるもん。 なるほど、すごいね」
モテない、お金がない、仕事がない、儲からない。
もしかして、不幸のビクビクオドオドビームが、出ていませんか?
ビクビクオドオドビームは、今すぐやめましょう。
自分が、女優さんや俳優さんになったつもりで、自信満々な自分を演じるつもりで、やってみましょう。
人生はあなたが主役の最高のドラマです。
今すぐ、幸せな。主人公になりましょう。
人は誰でも不完璧
「このことを完璧にやろう」
「絶対にうまくやろう」
そう思っていると、逆にうまくいかないことって、ありませんか?
私にもありました。
大勢の人の前で話すことがそうでした。
銀座まるかんでは、年に何回かパーティーがあって、たくさんの人の前で、一人さんの弟子である私たちも、1人ずつ壇上に上がって、話をするのです。
最初の頃、私は、必要以上に緊張していました。
「上手に話したい」とか、人からかっこよく見られたいと思う気持ちが、どこかにあったのだと思います。
そんな時、一人さんにこう言われました。
「まゆみちゃん、かっこつけて上手にしゃべろうとしなくて、いいんだよ」
いつもどおりでいいんだよ。
普段のまいみちゃんの元気いっぱいで楽しい喋り方をしな。
多少、失敗したっていいんだよ。
それがまいみちゃんの味なんだからさ。
それが1番いいんだよ」
一人さんに、そう言われたら、気持ちが一気に楽になりました。
それからは、いつものまんまの喋り方で、自分が本当に目の前に人に伝えたいことを、楽しく話せるようになりました。
「一人さん、ありがとうございます。
私、うまく話さなきゃって思っていたときより、楽な気持ちでたくさんの人の前でも話せるようになったよ。
あまりにも、ちゃんとやろうとか、完璧にやろうって思い過ぎたら、余計ダメなんだよね」
といった私に、一人さんはこう教えてくれました。
「真由美ちゃん、完璧にやろうとすると疲れるよ。
不完璧でいいんだよ。
完璧にやろうとするよりも、失敗を恐れないで、どんなことにも、のびのびと挑戦できた方が楽しいよね。
いつも完璧を目指してピリピリして、周りの人にまで完璧を押し付けるくらいなら、府完璧のほうがいいよね。
多少の失敗があっても、うまくいったところを見て、それを素直に喜ぶ方がいいよね。
人間ってね、どんなに最高でうまくいっても78%の出来なんだよ。
100%できるというのは神様の領域なんだよ。
だから、そんなに完璧、かんぺきって、目指すのって、自分が神になろうとしているのと同じだと俺は思ってるよ。
それって、無理だし、そんなこと神様は望んでいないよ。
人間は不完璧だから、向上できるんだよ。
失敗して、恥をかいて、そこからたくさんのことを学んで、自分を改良して改良して魂を向上させるんだよ。
それが神様の御意志だからね」
「すごいね、一人さん。
私、自分を向上させることができるチャンスを下さった神様に感謝して、どんなことにも、のびのびと挑戦していきます」
「そうだね、ともに、楽しんでやっていこうな」
こんなお師匠さん、世界中の田どこを探してもいないと思います。
府完璧なままの私を、こんなにも信じて愛情で包み込んでくれる。
私にとっては、神様と同じくらい、いえ、それ以上、大切な存在です。
あなたの完璧にやろうとしなくていいんです。
だって、元々が不完璧なですから。
うまくいかなかったら、その都度改良していけばいいんです。
いくらでも、向上していけばいいんです。
結果を恐れることよりも、1歩1歩挑戦して、人生を楽しんでいきましょう。
追伸 そもそも「心」って何だと思う?
行動の大切さや重要性はわかっていても、なかなか行動に移せない人がたくさんいます。
今回は、「行動を邪魔するもの」の正体を突き止め、あなたの夢や目標、そして思いを実現させるための、具体的な行動への移し方を考えてみましょう。
まずまず、何か行動に移そうとする時「どうせ、やっても無理に決まってる」とか「自分にはできない」「失敗したらどうしよう」という思いが湧いてきて、行動に移せないということがあるよね。
このような思いはどこから来るかというと、「心」です。
でもそもそも、「心」とは一体何でしょうか?
心という言葉は、知識や感情、意思や気持ちなどの総体として使いますが、いわば人間の精神活動のもとになるものなの。
では、精神活動のもとになるものがどこから来るかというと、視覚や聴覚といった人間の持つ感覚から入ってきた情報もあれば、過去の記憶や潜在意識の中にある過去世(かこぜ)で経験した時の記憶、さらには神様が与えてくれたものなどが入り混じっているんです。
だから私たちの心はコロコロと変わりやすく、自分でなかなか制御しにくいんです。
人間の意識には「顕在意識」と「潜在意識」の二つがあります。
普段私たちが物を見たり、考えたりしている領域が顕在意識です。
しかしこれは意識全体からすれば氷山の一角みたいなもので、水面下には私たちが直接意識できない潜在意識という、ものすごく大きな領域があるんです。
その潜在意識の中には、過去の膨大な出来事がデータベースのようになって入っています。
例えば、過去に起こった「天保の大飢饉」のような、食べ物がなくて飢えに苦しんだこととか、戦争や争いで斬り合いをしたとか、そこには何世代にもわたって昔の記憶が入っているの。
そして、そうした記憶の端々が、時々顕在意識上に浮かび上がってくるようになっているんです。
よく「否定的なことばかり考えちゃうんです」っていう人がいるけれど、それは何も考えていないと、潜在意識の中にある過去の否定的な出来事が頭に浮かぶようになっているからなんだよね。
だから私たちは、そういった否定的な思い出が出てきた時に、そのことが実際、自分に起きることかどうかを判断する必要があります。
中には自分に怒りそうにもないことで心配したり、恐れたりしている人がいますが、現実的に起こりそうもないことまで心配するのは「取り越し苦労」です。
例えば、沖縄で女性がストーカーにあって殺されたというニュースを観て「怖いわね。
私もストーカーにあったらどうしよう」っていう人がいますが、それはその人達の問題であって、あなたの問題は「彼氏がいない」っていうことだったりするんだよね。
「世界中が日本に食料を売ってくれなくなったら、日本は飢えてみんなで死んでしまう」って心配する人がいる一方で、あなたの問題はあなたが太っていて、その原因は食べ過ぎということだったりするんです。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お世話になっております。
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我が儘勝手で申し開きも御座いません。
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