しかし豊かな心でいられたおかげで、「いいですよ」ということができました。
豊かな心でいると、運がどこまでもついてくるのです。
豊かな心が運を呼び込む
心が豊かだと、起きる現象が変わってきます。
これは先日、家族で東京ディズニーランドへ行ったときのエピソードです。
夏休みを利用して家族で実家のある苗場に行き、その後にディズニーランドへ行くという計画を立てました。
早朝の4時に苗場を出発し、高速道路では渋滞に巻き込まれることなく順調に進みました。
このぶんだと開演の8時に十分間に合うだろうと思い、途中のパーキングで休憩することにしました。
そして子供達に、「もうすぐディズニーランドに着くから、今のうちにトイレに行っときなよ」と声をかけました。
しかし子供たちは「大丈夫」と言ったので、少し休憩をしてから出発しました。
ところが息子が、「うんこしたい」と言い出したのです。
今までの私なら、「だからさっき、トイレは大丈夫か聞いただろう」と怒るところですが、心が豊かになった私は、「分かったよ。じゃあ、どっかに寄って行こう」と笑顔で言い、 手前のインターで高速を降りました。
するとコンビニがあったので、そこに立ち寄ることにしました。
そこでも「早く行って来い」ではなく、「時間はあるからゆっくり行ってきなよ」と言いました。
その間、ゆっくり店内を見て、ジュースなどを買ってレジに行くと、なんとそこにディズニーランドのチケットが売られているではありませんか。
「ついてる」。
私は家族分のチケットをそこで購入し、ディズニーランドへ向かいました。
予定より遅れたものの開園前に着くことができ、入口の所に行ってみると、そこには長蛇の列ができています。
「うわ～、この列に並ばないといけないのか～」と思いながら念のために聞いてみると、その列はチケットを買い求める人の列だとのこと。
私たちは事前にコンビニでチケットを買っていたため、その長蛇の列に並ばずに入ることができました。
うんこでついてるとは変な話ですが、息子が「うんこしたい」と言い出したおかげで、私たちは長蛇の列に並ばずに済んだのです。
「また来ればいいよ」という豊かさ
一人さんには、よく旅行に連れて行ってもらいます。
一人さんたちの旅は、大まかにどこかへ行くかの計画は立てるのですが、途中で買い物の時間がかかりすぎたり、寄り道をしたりして、ほとんど計画通りにいかなくなるのです。
そんな時、一人さんは「時間がないから早くしな」とか、そのようなことは絶対に言いません。
まわれないところがあれば、「 また来ればいいよ」と言うのです。
多くの人は、「せっかく来たんだから」と計画通りに行動しようとします。
物質的に豊かだからこそ旅行に来られたはずなのに、精神的な豊かさを忘れ、一人がなくなってしまいます。
中には楽しむために、日頃の疲れを癒すために旅行に来たはずが、予定通りにいかないことでイライラして、喧嘩まで始めるなんてこともあります。
一時期、「成田離婚」という言葉が流行りましたが、これも一生に一度の新婚旅行なんだから、あれもして、これもしてとやっているうちに、心にゆとりがなくなり、喧嘩から離婚に発展してしまった、なんてこともあるのではないでしょうか。
先のディズニーランドの例は、偶然かもしれません。
しかし、「また来ればいいよ」という心のゆとり、豊かな気持ちがついてることを呼び寄せてくるんだと、私は思うのです
豊かな買い物の仕方
一人さんに行きつけのステーキ屋さんに連れて行ってもらった時の話です。
「今日の予算は一人10万円だから、好きなだけ食べな。肉は売るほどあるから、遠慮するんじゃないよ」と一人さんは言います。
何を食べようか迷っていると、「どっちも食べればいいんだよ。福井からくるほうが大変なんだから」って笑顔で言うのです。
だからといって何枚もステーキは食べられませんよね!
さらに面白いのは、200 G のステーキセットが1800円程のお店で、10万円も食べられるわけがありません。
でも私たち一人さんはその一言ですごく豊かな気持ちになって、美味しく、楽しくお肉を食べることができるのです。
私は家族で出かける時に、必要以上のお金を財布の中に入れます。
そして、それをわざと子供達に見せて、「今日はこれだけあるから豪遊だ」と宣言します。
先に述べたディズニーランドの時は、20万円入れていきました。
もう、それだけでも子供達は大喜び。
それを見ている私たちも豊かな気持ちになれます。
それで子供達が無駄遣いをするかと言うと、そんなことはありません。
園内で「小さな扇風機に霧吹きがついたおもちゃ」が売られていました。
多くの子供たちがそれを手に、涼んでいます。
それを見た娘が、欲しいと言いました。
私は「よしよし買ってあげよう」と言いました。
売店に行くと同じ扇風機のおもちゃでもいろんなキャラクターがあり、娘はどれにしようか迷っています。
私が「全部買えば？」と言うと娘は大喜びです。
だからといって、娘が2個も3個も欲しがるかと言うと、もちろん、そんなことはありません。
でも「一個しか買えない」と思うと、「たくさん買える中から好きなものを一個選んだ」と思うのとでは、全く違います。
後者は豊かな気持ちになって選べるのです。
そして言った私も豊かな気持ちになれるのです。
子どもたちは楽しくて心が満たされていれば、無駄なものを欲しがったりはしません。
結局その日はチケット代を除いて、3万円ぐらいしか使いませんでした。
それでも私たちにとっては、20万円が財布にあって、豊かな気持ちで豪遊した結果としての3万円だったのです。
豊かな気持ちでいると、どこまでもついてくる
以前、春休みを利用して、妻と子供達が友達と一緒に東京ディズニーランドに行くことになり、近くのショッピングセンターにある旅行会社にツアーの申し込みをしました。
そのショッピングセンターでは改装記念として、買い物客の中から抽選で一組に、ハワイ旅行が当たるというキャンペーンをやっていました。
なんと、わが佐藤さんちが、そのハワイ旅行に当選したのです!!
応募総数7000人です。
めちゃめちゃ、ついてるでしょ。
当たったのに二名分の旅行券だったのですが 、家族四人でハワイに行くことにしました。
出発を数日後に控えたある日、申し込みをしていた旅行会社の方から連絡が入りました。
その方は、「 佐藤様の予約された A 社の便にダブル・ブッキング（予約が重なること）が発生して、全員の座席が確保できなくなっております。どなたか違う便に変更してもらえるかを探しているのですが、佐藤様はいかがでしょうか？」というのです。
それで、便を変更すると到着時間がどれくらい違うのか聞いてみると、2時間遅れの B 社の便になるとのこと。
そこで私は「当たった旅行券ですから、いいですよ」と答えました。
それを聞いた旅行会社の人はものすごく喜んで、私に感謝してくれました。
そして航空会社からお詫びとして一人6000円、軽24000円の現金まで頂いてしまいました。
たった2時間のことで24000円ですよ。
ついてるでしょ!!
そして出発当日、私たちが空港にチェックインしに行くと、係の人が、なんと「本日はビジネス・クラス」をご用意しておりますと言うではありませんか。
A社の人がお詫びにビジネス・クラスを用意してくれたんです。
私たちのツアーでビジネス・クラスにグレードアップしようとすると、往復で一人10万円〜20万円くらい高くなるんですよ。
おまけにビジネス・クラスだと、出発前に空港のラウンジを利用することができます。
もちろん、そこでの飲食はタダです。
私たちは出発前のひと時をラウンジで軽食を食べながら、 ビールやジュースを飲んで、豊かな気持ちで過ごすことができました。
ついてる!!ついてる!!
さらに優先搭乗があり、シートも広々、機内食も豪華。
各自に一致したいずつテレビがついていてビデオをやゲームで盛り上がり、ハワイまでの空の旅を満喫することができたのです。
本当についてるな。
ついてる話はさらに続きます。
私たちが乗った飛行機が着いた時は空港が空いていたため、入国手続きがとてもスムーズでした。
ツアーと違う飛行機だったためホテルに向かう車も私たちだけのチャーター便なので、運転手さんとの会話も弾み、とても快適でした。
結局ホテルに着いた時間は、私たちが本来乗る予定だった便の人たちとほとんど変わりませんでした。
その便は空港が非常に混雑していたため、入国審査にもかなり時間がかかってしまったようです。
私がもし、以前のような貧しい心でいたならば、旅行会社の方から連絡があった時点で、ダブル・ブッキングに対してクレームをつけていたでしょう。
しかし豊かな心でいられたおかげで、「いいですよ」ということができました。
そのことで旅行会社の人に喜ばれ、航空会社から感謝され、他の人が予定を変更せずに済んだのです。
しかも私たちは、ホテルに本来の便と変わらない時間に到着できただけでなく、 豪華な旅を楽しむことができました。
豊かな心でいると、運がどこまでもついてくるのです。
当然、この旅でも「また来ればいいよ」を連発しました。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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