ベンツに乗ることが豊かさだと考えていたのが、ベンツをいつでも現金で買えるということのほうが豊かだと感じたりするんだよ
心が豊かだとものが欲しくならない
私は子供たちに、事あるごとに「お金の大切さと使い方」の話をしているので、 子供達は決して無駄遣いをしようとはしません。
子供達は、自分たちが大切だからお金を大切にしていることが分かっているので、 心が豊かでいられるのです。
かといって、子供らしさはちゃんとあります。
お土産を買って帰ると、 子供達は大喜びします。
喜べるのも心が豊かな証拠です。
私は子供の頃に、本当に数回ですが、親にお土産を買ってもらったことがあります。
でも、それをあまり素直に喜べませんでした。
「こんなの買って、ウチのお金は大丈夫なのかな?」と心配の方が先に立つのです。
私は子供たちを、自分がそうだったように貧しい心の持ち主には絶対にしたくないと思っています。
だから、買い物に行った時に子供が何か欲しがったりしても、「お金がないから買えない」とは絶対に言いません。
それより、「それよりお金はあるけど、今日は買わない」と言います。
「ベンツに憧れて、ベンツに乗るために一生懸命働いてお金を貯めるとするよね。
そしてベンツが現金で買えるぐらいのお金が貯まると、意外とベンツに魅力を感じなくなったりするんだよ。
ベンツに乗ることが豊かさだと考えていたのが、ベンツをいつでも現金で買えるということのほうが豊かだと感じたりするんだよ」と、一人さんが話してくれました。
大切にしたものが残る
一人さんは、「大切にしたものは残るよ」と言います。
家族を大切にする人には、家族との良い関係が残ります。
お金を大切にした人には、お金が残ります。
「いや、私はお金を大切にしてきたけど、手元には全然残っていなぞ」と言う人がいれば、本当にお金を大切にしてきたか、見直す必要があります。
そう言う人は、もらった給料を何に優先して使っているかを見てみましょう 。
生活費に充てるという方は、お金より自分や家族の生活を第一に考えているのです。
だから生活ができる、つまり生活が残るのです。
次に、飲み代など、お金より友達を大切にしています。
だから友達が残るでしょう。
自分の趣味にお金を使っているという人は、お金よりその趣味が大切なのです。
自分が使っているものはすべて、あなたがお金より大切にしているものですよね。
そうでなければ、お金が残るはずです。
よく、「何かあった時のためにお金を貯める」という人がいますがいますが、こういう人には必ずその「何か」が起こるんです。
そして、こう言います。
「ほら思った通りだ」って。
「何かあったときのため」は何かが起きる波動だからやめたほうがいいですね。
人は思った通りになるようになっているのです。
ウチの子供達は、ウチがお金持ちだと思っています。
それは、私が子供達に「お金の貯め方」を教えているからなんです。
「いいかい。
お金の貯め方にはコツがあるんだよ。
例えば、りょう君が100円もらって、それを全部使っちゃったらなくなるよね。
でも、50円だけ使ったら、50円残るよね。
さらに30円だけ使ったら、70円残るよね。
パパは、お給料もらっても全部を使わずに残しておいたから、お金持ちになれたんだよ。
お金持ちになると大切なことにお金を使えるんだよ。
この前もダッシュ(愛犬)が病気になったよね。
あの時の検査や治療で7万円ぐらいかかったんだけど、お金を大切にしていたから大切なダッシュのために使えたんだよ。
お金っていうのは大切な物だから大切に貯めるの。
だからこそ、大切な家族のために使えるんだよ。
一人さんの詩に、
「 お金がないと愛する人を助けることができない。だから仕事をしよう」
というのがあります。
お金の大切さとは、お金そのものの大切さよりも、お金があることで大切な人を守れること。
嫌な人に頭を下げるなど、自分の意に沿わないことをしなくてすむことがあるのです。
ちなみにうちの子どもたちはお金持ちです(笑)。
一人さん流お金の貯め方
昔、一人さんと散歩をしている時に、お金の貯め方を教わったことがあります。
「毎日100円ずつ貯めて行くんだよ。
1日100円ずつ貯めていくと、一年で36500円貯まるだろ。
毎日100円ずつでも貯めていると、貯める事が習慣化され、ゆとりが生まれるんだよ。
そうすると、1日500円貯められる日が出てきたり、1日1000円貯められるようになってくるんだよ。
お金がたまってくると心が豊かになり、さらにはそのお金からも豊かな波動が出てくるんだよ」
我が家はお小遣い制になっているので、家の貯金は妻が管理しています。
私はこの話を聞いて以来、それとは別に自分のお小遣いから毎日100円を貯金箱に入れるようにしています。
先日、貯金箱がいくらかになっているか確認したところ、50万円以上貯まっていました。
ヘソクリでしたがバレましたね。
このように、少しずつでもいいから自分の出来る範囲で豊かさを積み重ねていけば、最初は小さな波動でも、それはやがて大きくなって、豊かさに勢いがつくようになります。
大事なのは毎日、ちょっとでも良いから豊かな波動を出すクセをつけることなんです。
一人さんが言う、「手の届くところ、足が届くところからやること」ですね。
「足るを知る」という豊かさ
真の豊かさを得るために最も必要なこと、それは「足るを知る」ということだと思うのです。
今は昔と比べて、物質的にはとても豊かになりました。
日本国内では飢えで死ぬ人や、戦争で死ぬ人はほとんどいません。
反面、精神的な貧しさからいじめや虐待、自殺がとても増えています。
結局、「足るを知る」ということが分からなければ、どこまで行っても貧しいままなのです。
この「足るを知る」ということについては、一人さんの話がCDになって出ています。
一人さんのCDはどれも大好きなのですが、これは特に私のお気に入りなんです。
そこで、本日はその一部をご紹介させていただきます。
人が幸せになるために大切なことがあります。
それは「足りるを知る」ということです。
これはとても大切なことで、これさえ知れば人は必ず幸せになれます。
ではその「足りるを知る」って何ですかって言うと、ご飯を食べてお腹いっぱいになって、「ああ、幸せだなぁ」って思えば、それは足りることを知っているのです。
それが、「なんだこのつまんないおかずは」とか、洋服を着ていても、あっちの方がいいとか、車も乗っているのにあっちの方がいいとか。
それで、その車を手に入れると、今度はまたそれより良いのが欲しくなるとか。
「足りるを知る」ということを知らないと、人は際限なく追っかけまわしちゃうの。
それで自分をどんどん追い詰めちゃうの。
今は幸せじゃないけど「あれを手に入れれば幸せになれる」とかこっちを手に入れれば」とか。
そうすると、人は自分を追い詰めちゃうの。
子供にもそうです。
子供が生まれた時に、ただ生まれてきてくれたことに感謝していませんでしたか?
健康で生まれてきてくれたこと、五体満足で生まれてきてくれたことに感謝していませんでしたか?
それは早く言葉を覚えてとか、算数もできるようになってとか、「お母さんがんばって働くから、お金かけるからあなたもがんばりな」って。
それが辛い子もいるんです。
「やればできるから」って、やってもできない子もいるんです。
勉強でもかけっこでも、がんばってもできない子もいるんです。
金さえ出せばピアノが上手になるとか、そうじゃないんだよ。
才能なんだよ。
子供は親が大好きだから、期待に応えようとがんばっちゃうの。
でも、それでもできない子は板挟みにあって苦しんじゃうんだよ。
それが高じて子供は学校に行けなくなってしまうの。
親はそれをちょっとした事って言うけど、子供にしてみれば大変なことなの。
私は子供のためにがんばってるって言いながら、追い詰めてるんだよ。
そうすると、子供は親の期待に応えられない自分のことを嫌い始めます。
自分はダメな人間なんだって思い始めます。
親は愛情という武器を振り回して、子供を傷つけていることに気づいていないんです。
子供に期待をかけるなということではないんです。
期待に応えられるほどの才能を持って生まれてくる子もいるんです。
お互いに足るを知らないと、たった一回の人生の中で自分を苦しめ、我が子を苦しめ、そして、他人を苦しめてしまいますよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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