パラレルワールドは、まだ現実化されていない粒子の状態で存在していて、その粒子が集まって形作られた時、初めて私たちは「現象」として認識します。
「別次元の私」にも意識がある?
パーシャル・ツアーには、ある物理学者の男性も参加されていました。
物理学と言うと、あらゆる現象を計算によって立証する学問。
科学では説明のつかないパーシャルの世界とは無縁の人たちというイメージがありますよね?
私もそう思っていた一人なのですが、どうやらそうじゃないらしいのです。
ちなみに、物理学者さんのことは親愛と尊敬を込めて「博士」と呼んでいましたので、ここでもそう呼ばせて頂きますね。
その博士には、宇宙人さんについてどう考えているのか聞くと、もう返ってきました。
「物理学者のほとんど全員が、宇宙人はいると考えていますよ。なぜなら、宇宙人がいるという計算が成り立っているから」
もう、びっくり!!
宇宙にはあなたの星があり、そのどこかに宇宙人が存在する可能性がどれくらいあるか計算すると、高い確率で「存在する」と証明されるらしいのです。
彼は、「宇宙人のパーシャルに聞けば、今の物理学がぶつかっている壁を突破するためのヒントがわかるかもしれない」と考え、バーチャル・ツアーに参加されたそうです。
壁は自分の意識が作るものだから、パーシャルの話を聞けば、その壁を打ち破るヒントが得られるのではないかって。
すごく面白い方でしょう?
博士の物理学でも「超ひも理論(この世の全て振動する『紐』で作られるという理論)の専門家なのですが、この理論は次元と深い関わりがあります。
そして実は彼自身も「何度も次元を飛び越えたことがある」と言います。
そこで私は直感的に、パラレルワールドについても詳しいに違いないと思い、ずっと疑問に思っていたことを彼に質問してみたのです。
(ただし、頂いた回答は物理学で証明されていることではありませんので、あくまでも彼個人の意見という前提で読み進めてみてくださいね。それから、この辺の話が苦手な方は飛ばして聞いて頂いても構いませんよ)
「パラレルワールドってありますよね?」
私のその問いに、博士は「はい、ありますね」と答えました。
私は、続けてこう聞きました。
「パラレルワールドって、自分の世界が無限にあるという意味ですよね?
例えば、
講演会をしている私がいる世界。
ロサンゼルスでバーチャル・ツアーに参加している私がいる世界。
病院で臨床検査技師をしている私がいる世界。
十夢想家(喫茶店)を経営している私がいる世界。
結婚して家事に励んでいる私がいる世界。
子育てをしている私がいる世界。
別の事業を立ち上げている私がいる世界・・・・・・。
という感じで、別の世界が無限に存在するということが、頭では理解できます。
でも私は今ここにいる私でしかないし、別の世界にも自分がいると言われても感覚的にはピンとこないのです。
感覚的にはピンとこないのです。
無限の世界にそれぞれ違う私がいるとして、それなら私は意識もなく、魂のない抜け殻のような状態で生きているのでしょうか?
あるいは、別の世界に住むそれぞれの私もちゃんと個別に意識を持っているけれど、今の私にはそれを認識できないだけのことでしょうか?」
パラレルワードの正体は「粒子」
博士の答えをまとめるとこうなります。
物理学の観点で平行世界を説明すると、「粒子(もしくは波)」の話になるそうです。
パラレルワールドは、まだ現実化されていない粒子の状態で存在していて、その粒子が集まって形作られた時、初めて私たちは「現象」として認識します。
ですから、無数に別の世界があるからといっても、それはまだ現実化されていない粒子に過ぎず、当然ながら別の自分も意識は持っていない。
これがパラレルワールドの真実です。
パラレルワールドについて、博士は別の視点からこんな話もしてくれました。
「この世界で肉体を纏っている自分は、『ハイヤーマインド(※)』の一部であり、無限にパラレルワールドはあるけれど、あなたのハイヤーマインドが体験しているのは今この世界にいる自分だけです。
そして、この世界でこれからどんなことを経験するかは、今の自分が全権を握っています。
今ここにいる自分の自由意志によって好きな選択をし、そして体験している。
あなたのハイヤーマインドは、その様子をじっと見ているようなイメージです」
ハイヤーマインドからすると、パラレルワールドは、無限にある「チャンネル」のようなもの。
そしてどのチャンネルの番組を見るかという選択権は、この世界で肉体をまとっている、今の自分にある。
このように考えると分かりやすいでしょう。
(※)全てを知っている大いなる自分。魂。
あなたの本体は、次元の違う世界(宇宙)に存在していて、その意識の一部が肉体をまとってこの世界(地球)にやってきている。
あなたの意識がチャンネルを決めている
では、今ここにいる私がどうやってチャンネルを選択しているのかと言うと、
「今、この瞬間」に感じている自分の思いです。
つまり、自分が「今、この瞬間」何を意識するかでチャンネルが変わるわけです。
いつも明るく楽しい気持ちでいると、その波動で幸せな世界のチャンネルが選択されます。
その反対に、人生は苦しいとか、思うようにならないといったネガティブな気持ちでいると、その波動が暗い不幸な世界のチャンネルにあってしまう。
自分の意識によって、無数にある平行世界の中からその波動に合う世界のチャンネルが自動的に選ばれるわけです。
あなたの意識によってチャンネルが選択され、その連続で人生が作られている。
それを、あなたのハイヤーマインドが見ているのです。
粒子の観点で説明すると、こうなります。
まず、粒子が現実化するためのきっかけとなるのが、自分の「今、この瞬間」の意識です。
あなたが明るい気持ちになると、その瞬間に粒子がワッと集まって現実化し、明るくハッピーな世界が作り出される。
一方、あなたが不安や恐れに捕らわれてしまうと、粒子が現実化する時にますます不安や恐れが大きくなるような世界が作り出される。
これが毎瞬毎瞬、繰り広げられているんですね。
人の気持ちは刻一刻と変わるものですから、そのたびに次々と新しい世界が生み出されるわけです。
もちろん、どんな認識が変わっても、突如としてきている洋服が変わったり、部屋のインテリアが変わったりするようなことはありません。
なぜなら人間には高度な脳があって、脳は「この世界は連続して起きている」という強い認識を持っているからです。
もし「意識一つで現実は何もかも変わる」という認識が100%持てたら、ふくやインテリアが突然変わるようなことは起こり得るかもしれませんが、通常はそこまで脳の認識を変えるのは不可能な話です。
ただし、脳が柔軟な人の場合は、不思議な体験をする可能性がある。
自分や物がワープするのは、まさにそういうことではないかと私は考えています。
魂を約束している相手だから変わる
もう一つ、私はパラレルワールドに疑問を持っていました。
自分の意識が変われば、周りの人も変わります。
その時、相手の意識は、自分に起きた変化をどう受け止めているんだろうという点です。
例えば、私の講演会にいらっしゃった女性のお父さんはものすごく頑固で、嫌になるくらいワカラズヤだったそうです。
ところが、この女性が私の講演会に参加されたのを境に、お父さんが別人のように変わったんですね。
優しくて物分かりのいい、明るい性格になった。
じゃあ、この時のお父さんの意識はどうなっているのでしょうか。
頑固おやじは、一体どこへ行っちゃったの?
博士によると、それはこういうことだそうです。
「自分の意識が変わることで相手も変わるのは、その人と自分が、魂レベルで『変わること』を同意しているからです
もともと、そういう約束を交わしている。
そして相手は、変わる前の自分を覚えていないこともあります」
あなたの意識や波動が明るくなることで、あなたの大切な人も幸せになるのは、その人とあなたの魂レベルで深い縁があるからです。
「ずっと一緒だよ」
「今世、一緒に学ぼうね」
そんな約束をしている相手だから、あなたと一緒に次元を超えられるんですね。
そういう相手を、「ソウルメイト」と言います。
家族の中で一人でも人生を楽しめば、だんだんみんな幸せになっていきます。
ソウルメイトで魂の同意をしていれば、一緒に幸せな世界に行くことができる。
だからどれだけ頑固なお父さんでも、あなたが変われば魔法がかかったみたいに物分りが良くなって、明るく楽しいお父さんになることもあるのです。
というよりソウルメイトの場合、魔法がかかっているのは、嫌な世界にいる時のお父さんなのでしょう。
本当の姿は優しいお父さんの方だからこそ、お父さんは、嫌な性格だった時の自分を覚えていないわけです。
じゃあ、そうならない相手の場合はどうかと言うと、大抵の場合、あなたの意識が変わったところでお別れをする約束をしていることが多いのです。
嫌な同僚が転勤になったとか、そりの合わなくなったパートナーと離婚するのは、その相手がソウルメイトではなかったというより、今回はお別れする約束をしていたということなのです。
よく一人さんが言うんですね。
「相手が急に変わっても、『前はこうだったね』なんて言っちゃだめだよ」
その意味を、これまで私は「誰だって、過ぎたことを蒸し返されるのは嫌なもの」だからだと受け取っていました。
もちろんそれもあるのですが、パラレルワールドの真実を理解するうちに、「相手が変わったのは、別の世界にワープしたことが理由かもしれない」とも思うようになりました。
だとしたら、過去の事を言っても意味がありませんよね。
相手は、過去の自分の性格を覚えていないのかもしれないのですから。
同じ加工を共有したはずの相手なのに、なぜか記憶が違っていて話が噛み合わない。
自分の過去の発言を、すっかり忘れてしまっている。
こういう経験、あなたにもありませんか?
それはもしかしたら、自分や相手が別の世界に移ったことで、過去の思いの記憶が変わったのかもしれませんね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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