具体的な目標を言葉にして声に出すようにしましょう。
具体的な目標を声に出すことは、目標に結んだ紐を引っ張ることになるのです。
売上を増やす簡単な方法
商売をしている人なら誰でも売上を増やしたいと思っているはずです。
毎年、「今年はこれだけ売り上げを伸ばすぞ」と計画を立てるもの。
売り上げを予測して計画することは、銀行からお金を借りる時の大きな説得材料にもなります。
さらに、社員を何人雇えばいいのかという採用計画にも影響します。
だから、商売をしている人は、売り上げはとても慎重に計画するものです。
でも、私のやり方は全く違います。
売上をどれくらいまで伸ばそうかと考える時には、「2倍」「3倍」「4倍」と声に出していきます。
もちろん「売上を2倍にするぞ」「売上を3倍にするぞ」という意味です。
すると、「4倍」のところで頭にビビッと反応があります。
「4倍」という想念に自分が縛られるのが分かるのです。
この時点で、売上を4倍にする計画が決まります─────。
目標を声に出すと
次に、売上を4倍にするための方法を考えます。
4倍という具体的な目標に向かって、では自分は何をすればいいのか、と考え始めるのです。
普通の人がうまくいかないのは、具体的な目標を決めないからだと思います。
「いや、そんなことはない。毎年きちんと計画している」と言い返されるかもしれませんが、どうも具体的ではないようです。
例えば、漠然と「旅行に行きたい」と言ってるだけのような気がしてなりません。
だから、ではどこに行きたいの、と聞いてもわからない。
箱根に行きたいのか、それともニューヨークに行きたいのか、はっきり決めていないのです。
行き先を決めたら、それを言葉にして、声に出さなければ実現しないものです─────。
ニューヨークに行こうと思ったら、「ニューヨークに行くぞ」と声に出す。
すると、面白いように、そして自然に、周りが動き始めます。
ニューヨークに行こうと決めて声に出していると、お金はいくらかかるのか、時間はどれくらいかかるのか、飛行機のチケットは取れるのか、また、ロサンゼルス経由にするのか、それともハワイで遊んでから行くのかと、考えるべき事が次々と出てきます。
それらを順番に片付けていくと、いつのまにかあなたはニューヨークについてしまうのです。
そう、自分とニューヨークを紐でつないで、その紐をたどっていくようなものです。
途中で都合のいいことばかりが起きて
商売も同じことです。
売上を4倍にすると決めたら、4倍という目標に紐をつないで軽く引っ張ります。
初めの頃は、その紐がずれたり緩んだりするかもしれませんが、毎日引っ張ってピンと伸ばしていると、その紐は売上4倍への最短距離になって行きます。
こうなればもう、あなたはその紐を辿っていけばいいのです。
それだけで売上は4倍になります。
「旅行に行きたい」「お金持ちになりたい」「楽をしたい」・・・・・・曖昧なことをいくら口に出しても実現しません。
具体的な目標を言葉にして声に出すようにしましょう。
具体的な目標を声に出すことは、目標に結んだ紐を引っ張ることになるのです。
面白いことに、この紐に沿って進んで行くと、途中で都合のいいことばかり起きてスピードが速くなります。
─────これが「加速の法則」です。
お金を貯める途中に働く法則
例えば、一戸建ての家が欲しいと思えば、家を買うために貯金を始めるはずです。
毎月3万円を貯めると、1年で36万円になります。
普通に考えれば、10年で360万円、20年で720万円・・・・・・ようやく頭金が貯まったと思った時は定年です。
この考え方は正解なのでしょうか。
「定年になってしまったら、頭金が溜まっても遅いじゃないか」と思う人が多いのではないでしょうか。
でも、この考え方でいいのです。
ただし、先に述べた通り、一戸建ての家をしっかりイメージし、「よし、一戸建てを買うぞ!」と声に出さなければなりません。
この一戸建ての家が欲しいと思った人は、「幸せだなあ」「豊かだなあ」「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」という言葉を1000回声に出していくはずです。
すると、その効果がいつのまにか生まれて、お金を貯めている途中から加速の法則が働き始めるのです。
こうして、初めの頃は、住宅ローンの頭金が貯まるのに20年かかると計算していたかもしれませんが、途中から貯金のスピードが加速して、予定より早くお金が貯まります。
例えば、会社の給料が上がったり、アルバイトをして臨時収入があったり、あなたの姿に感動した親が「頭金くらい出してやる」と言ってくれたりします。
また、友人が自分の家を安く譲ってくれるかもしれませんし、あなたの知らない会社の融資制度を教えてくれる同僚が現れるかもしれません。
「世の中はそんなにはうまくいくはずがない」と世間の人は言うかもしれません。
でも、これは本当の話なのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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