怒らないのと、怒れないのは違うよ、って。
- 「私は、変な人ですよ」と言ってるのに、こんなに聞きに来るのは変です
- 「斉藤さん、それ違うんじゃないかな」「いやぁ、俺も、そう思ってたんだよ」
- このやり方を忘れてるから、人生、うまくいかない逃げる、積極的に逃げるの。
- 「斉藤さんは、親兄弟が殺されても許せるんですか?」許せるわけないだろ、って
「私は、変な人ですよ」と言ってるのに、こんなに聞きに来るのは変です
私ね、「変な人ですよ」って。自分で言ってるの。
で、変な人だから、『変な人の書いた成功法則』(総合法令出版)とかね。
「変な人」をつけないと嫌だ、って言うの。
それで、「変な人ですよ」って、言ってんのに、こんなに聞きに来るのは、変です。
今日、神奈川県の変な人は、皆、ここに集まってる。
県外からも、随分、来てると思います。
本当に、すぐいっぱいになっちゃってね。
キャンセルのキャンセル待ちとか、いるんです。
どこでも、すぐ、本当にいっぱいになっちゃうんです。
沖縄県の人もいた? ありがとうございます。
変な人ですね。
一人さんはね、なんで「変な人」って、いうかって言うとね。
自分で自信あることは、「私、少し変ですよ」って、言わないとダメなんです。
って、私は思ってるの。
だって、「私が正しい」って言ったら、「みんなが間違ってる」って事になっちゃうんだよね。
で、それ言うと、喧嘩になっちゃうの。
で、やっつけると、恨まれるの。
こういうとこに来る人って、みんな、よく勉強するの。
講演会を聞きに行ったりさ、本を読んだりするとね、自然と頭が良くなっちゃうの。
で、「頭が良い」って何ですかって、そういうことだよね。
中国、行くとね、「知識人」って言わないの。
中国では、知識人のことを「読書人」っていうの。
だって、よく本を読んでる人は、何でも知ってるもんね。
でね、なんでも知ってると、つい「知ってるよ」って、言いたくなっちゃうの。
それを言っちゃいけないの。
「斉藤さん、それ違うんじゃないかな」
「いやぁ、俺も、そう思ってたんだよ」
だから、ここら辺の人、気をつけなきゃいけないのは、日常会話で、周りの人が間違ったこと言ってても、指摘しちゃだめだよ。
だって、日常会話って、どうでもいいの。本当なんだよ。
それをね、「釈迦が2千年前に生まれてて」って、なんでもいいんだよ、何年前だって。
それを、
「いやぁ、それ、2500年じゃないですか」
とかって。
話が途中で腰を折られると、嫌がるんだよ。
で、いいの、何年前でも。
「そうだ、そうだ」って聞いていれば・・・・・・。
いや、本でも書くとかって言うなら別だよ。
本やなんか、書くって言ったら、へりくだってね。
「ちょっと申し訳ないんだけどさぁ、あれ、2500年じゃなかったかな?
いや、俺も自信ないんだよ。
一回、俺も調べるから、そっちも調べてみて」
ぐらいの言い方じゃないと、ダメなんだよ。
ねぇ、じゃないと。
喧嘩するために勉強してるんじゃないからね。わかる?
あのね、意見が食い違ったら、相手が正しい。
覚えておきなよ。
意見が食い違ったら相手が正しい。
「いや、斉藤さん、そうじゃねえんじゃないかな」
「いや、俺もそう思ってたんだよ」って。
それをね、未熟なやつは、間髪入れずに、パッと、言えないんだよね。
「違うんじゃないんですか」
って言うと、しばらく考えてね、悔しそうな顔して、
「そうですか」
とかって、いうんだよな。
いやぁ、相手が間違っていたって、いいんだよ。
相手が間違ってて自分が正しい、って知っててもいいの。
「違うよ」
って言われたら、
「そうですね、いや、俺も怪しいと思ってたんですよ」って。
で、またよそへ行ったら、自分の主張、ずっと、言ってればいいの。
わかるかい?
あのね、精神論とは、喧嘩しない論んなんだよ。
このことを、忘れちゃだめだよ。
このやり方を忘れてるから、人生、うまくいかない
逃げる、積極的に逃げるの。
今日、ここにいる人に、必要な話です。
波動ですからね、あなた達から出ている波動です。
この答えを、すごい、求めてます。
人間ってね、死ぬと、あっちの世界で、次の人生、決めてくるの。
向こうで、自分の人生、決めてくるから、本当は、乗り越えられないことはないの。
解決できない問題って、ないんだよ。
って、俺が教えてあげると、みんなは、
「どうやって乗り越えようか」
って、考えるんだよね。
で、俺が言ってるのは、そうじゃないの。
あなたに、絶対、解決できるんだ。
そのことの中で、みんなが忘れてることがあるの。
このやり方を忘れてるから、うまくいかないの。
逃げるの。
あのね、「逃げちゃいけない」と思ってる人、いるけど、そうじゃないんだよ。
積極的に逃げるんだよ。
本当に。
それを、「逃げちゃいけない」と思ってるから、苦しくなっちゃうの。
親も「逃げちゃいけないよ」とか、先生も「逃げちゃいけないよ」とかって言うけど、自分達は、都合の悪い時に逃げまくっているんだよ。
仮病は使うは、親戚が死んだLiSA。
何でもさ、ありなんだよ。
で、いい子達はね、「逃げちゃいけない、いけない」って言われるから、逃げられないの。
でも、逃げられないって言ったって、人生ってね、嫌な奴っているんだよ。
苦手な奴って、絶対、いるんだよ。
それでも、「それに立ち向かわなきゃいけない」と思って、勇気を持って立ち向かう。
だけど、うさぎが勇気を出して、虎に立ち向かったってさ。
ただ、向こうから見たら、「餌が来た」と思うだけだよ。本当に。
ねぇ、だから、うさぎに「虎に立ち向かえ」じゃないんだよ。
もう、積極的にね。
虎がうさぎを見つける前に、うさぎが虎を見つけて逃げるんだよ。
だから、耳、でかいだろ、ね。
それでね、みんな、怖がっちゃってね、前から(相手の方を向きながら)こう(後ずさりして)逃げるんだよ。
で、一歩、一歩、「逃げちゃいけない」と思いながら、足を一歩引くたんびに、心に傷がつくんだよ。
で、傷つきながらこうやって下がってって、家まで帰ってきて、部屋に入って、蓋を閉めて出られなくなっちゃう。
あのね、引きこもりも、うつ病もね、「逃げちゃいけない」って、いってるからだよ。
で、前向きながら、ズルズル、こう逃げちゃいけない。
逃げる時は、思いっきり後ろ向いて全速力で、こうだよ。
あのね、商売でも、何でもそうなの。
日本人って、逃げることが下手なの。
天才的じゃないんだよ。
商売でも何でも、始める時は、元気なの。
儲からなかったら、すぐ止めりゃあいいの。
それをね、「止めるとみっともねぇ」だとか、色々言うの。
織田信長って、天才なの。
あいつあいつねね、突撃ん時も早いんだよ。
だって、部下が支度している間に、突撃しちゃうんだから。
みんな、慌ててついて行くんだよ。
その代わり、逃げる時も早いんだよ。
だって、部下が気が付いたら、いなかったんだよ、あいつ。
先に帰って、お城にいたんだから。
殿様って、将棋と同じで、首を取られたら負けなんだよ。
ともかく、早く帰っちゃって、再起はからなきゃなんないんだよ。
わかるかい?
逃げる、って事を頭の中にね、入れとかないとだめだよ。
そいで、嫌なことあったら、逃げるの。
これね、逃げる話ね、覚えといて。
「斉藤さんは、親兄弟が殺されても許せるんですか?」
許せるわけないだろ、って
あとさ、極論を言う奴、いるんだよ。
極論。
そう、極端なことを言うやつ、言るんだよ。
俺がさ、何と言うか、「許す」って。
「人を許せると楽だよ」って言うじゃない?
だって、「あの人、許せない、許せない」って、ずっとやっててもさ。
相手のやつ、あなたのことなんか、忘れてるよって。
それを、「許せない、許せない」って、ずっと、言ってたらさ、自分の人生が台無しになっちゃうじゃない? ね、だから、
「許してやんなよ」
って、言ってるのに、
「斉藤さんは、お家とか、兄弟とか、殺されても許せるんですか?」
とかって。
極論を言うなよ、って。
そんなもん、許せるわけねぇだろ、って。
それで、
「お前、親、殺されたのか?」
って、殺されてねえんだよね。
あのね、極論言うっていうのは、因縁ふっかけてるのと同じだよ。
なんだってね、ものって、限度があるよ。本当に。
だから、俺、「人と、揉め事起こすな、起こすな」って言うの。
この前、北海道に、俺のお弟子さんでおがちゃんっていうのがいるんだよ。
それがね、なんか、知り合いが来て、俺の悪口を言ってたから、
「頭にきたから、喧嘩しちゃったんです」
って、言うの。で、
「こういうのは、まずいですかね」
って、言うから、
「マズくないぞ。どんどん、やれ」
って。
だって、当たり前だよ。
いくら、敵のいない『無敵の人生』ったって。
人間ね、全員から好かれりゃ、いいよ。
だけど、悪人から好かれたら、悪人だよ。
嫌な奴から好かれたら、嫌な奴なんだよ。
ね。それは、敵はいない方がいいに決まってるよ。
だけど、世の中って、限度があるんだよ。
あの、怒らないのと、怒れないのは違うよ、って。
自分の親だよ、親。
俺、あの子の親分だよ。
親分を貶されたり、自分を産んでくれた親はけなされても、ね。
平気で、「笑ってました」って。
バカだよ、それ。
人間ができる「できる」ったって、そこまで「できろ」とは言ってないよ。
わかるかい?
あの、キリスト、いるじゃない?
「右の頬を打たれりゃ、左の頬も出しなさい」って。
あのキリストってね、ユダヤの一番偉い奴のことが大嫌いで、許せなかったんだよ。
ずっと、そいつに逆らっていたから、磔になったんだよ。本当だよ。
だって、誰も敵がいなかったら、磔なんかになるわけないじゃないか。
ね、許せなかったんだよ。
だから、あいつ、男気出して、がんばったんだよ。
「おめぇのこと、大嫌いだ」
って言い続けたんだよ。
だから、くだらないことで怒る怒るとね、「人間が小さいな」と思われるけど。
許せないことって、あるんだよって。
わかるかい?
怒らなければいけないこともあるんだよ。
わかる? ね。
逃げなきゃいけないこともある、ね。
いくら「許しなさい」って、言ったって、許せないこともあるんだよ、って。
そのことだけ、覚えといてほしいの。
じゃないとね、あの、
「旦那が暴力を振るっても許すんですか?」
って。
許すわけがないだろ、そんなもん。
離婚だよ、そんなものは。
俺たちが言ってるのは、ある程度の、範囲内のことを言ってるんだよ。
そんなもの、絶対にダメだよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
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